昨日の夜、南ちゃん(日本語学科の4年生♂)、エリス(某ホテル勤務のMAYの部下♀)、日本人の出差客人T様(あのM様の同僚♂)4人で日本料理を食べに行った。元来南ちゃんと2人でいくつもりだったのだが、エリスから連絡があり一緒に行く事に。日本から来られたお客様と日本料理に行くのは気がひけたが(申し訳ないような)、長い間その店に顔を出していないので行く事にした。富士という店は北海道出身のおやっさんが腕をふるう鍋料理の店で、コストがかかるため料金設定が一般の台湾の鍋料理店より若干高い。が、数ある高級日本料理店よりははるかに安い。(まあメニューもちがうけど、こちらは大衆派)でも気軽に日本の雰囲気が楽しめる嬉しい甜心的店
(甜心的-心を尽くした、にくい演出?スイートハート的?心をくすぐる?)である。
私たちはタクシーで店に向かった。私は助手席に座った。私の中国語を聞いた運ちゃん(古い?)は、
 「えー小姐、当地人じゃないよね。日本人?どうして君が助手席に座って道を説明  してんの?他の人は当地人でしょ?」
 「だって私しか知らない店だから。」
このあと車内はこの運ちゃんのワンマンショウと化した。確かに日本通だよね。
いかりや長さんとか志村けんアイ-ンの話に花が咲く。惜しい人を亡くしたねなんて。彼も大捜査線のファンなのね。
そうこうして店についた。私たちはビールを飲んですき焼き鍋と石狩鍋を注文して皆でつついた。すき焼きは甘すぎたかな。
その後ぶらぶらして、珍珠ミルクティーを飲みに近くの有名店へ。(商品発祥の店らしい)
外のテーブルに座っていたら一塊(10人くらい?)の外国人が通りかかった。
大學の華語中心(チャイニーズランゲージセンター)の面々であった。私も当初はここで学習した。そして一年後に大學部へ進んだのだ。もう私の学んでた当時の同学はほぼ帰国してしまったが、中には出戻り組がいる。アメリカ人アダムがそうだ。この日はアダムの誕生日を祝う集まりだったらしい。彼は当初一年間の交換留学生だったのに、卒業後舞い戻ってきた。居心地いいんだよね。皆親切にしてくれるし。
なにしろここでは外国人男子はもてもて引く手あまただからね。
(違ってたらごめん、アダム)
そんな開放的な考えと保守的な生活習慣のアンバランスさが、なんともいえない新しい文化を生み出しているのだろうか。実際、外国人のボーイフレンドがいる女の子は見かけは地味なタイプも少なくない。えー?と思うことしばしば。外国人(特に西洋系)にとっては純真素朴なアジア女性の方が新鮮なのかもしれない。
実は私の彼も外国人である。私も純真素朴なアジア女性?なんだろう。自分でそう思う。黒髪だし。(お願いだからそういわせてとりあえず、看起来だけでも)
最初、彼は私のこと実際年齢の7歳くらい若いと、美しい誤解をしてくれた。
私はこれでも大学生だしね。西洋人から見た東洋人は若く見えるっていうし。
それに私は幼児体型の中年だしね。(ほっといて!)
彼自身はもう40過ぎ。東洋人の血をひく彼も若く見える。
お互い外国人なので、時には受け入れがたい出来事や信じられないような事があると2人で「奇怪!」なんて、批判したり、ぐちったりしている。
(私の室友にはとても言えない)
彼Pは“食”方面で苦労がたえない。多くの外国人は当地人が普段食べている物が
口に合わない、若しくは体質に合わないのである。西洋系の人はアレルギー体質が
多いらしい。この何でも食べる犬腹の私でさえ度々お腹を壊す。
彼Pは血糖値が上がる事を大変恐れているので(100歳まで生きたいらしい)
店で油とか調味料の量を控えてくれと要求するのだが、あまり守られた事がないらしい。忘れられてるのか、面倒くさがられてるのか、はたまた意地悪されているのか真意の程は謎である。なのでPは普段果物中心に食事をとっている。

私も以前こんな事を経験した。
    私 :「ミルクティーが余りにもぬるいので温めてください。」

黒服の店員 :「小姐、おそれいりますが、これは高級な生乳を使用しているので温        めると風味をそこないます。」(そんな事も知らないの?どこから        来たの?)

    私 :「わかります。でもぬるすぎるので温めてください。」
        (この寒いのにこんなの飲めないよ。砂糖もとけないし、器も温め         てなかったくせに!)

   店員 :「本当にいいんですね。かしこまりました。」(真麻煩!)

        --5分後

店員 :「お待たせいたしました。」*無表情

 私 :「謝謝。」(来た来た、?何これ!熱すぎるやん!ほんまに、ぬるい言うた     らとてつもなくぬるいし、あつい言うたらとてつもなくあついし!あんた     ら加減と言うもんがあらへんのんか-!せっかくの高級生乳が、、、、、とほ     ほ。アカンわ、もうええわ、算了!はいはい、もう2度と来たれへんから     な!)

 けっこうお気に入りの店だったので痛かったことを記憶してる。それとも私が
温度まで指定するべきだったのか。