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テーマ:内モンゴル・フフホト生活
2006-02-13

草原の家

草原の家1
  <牛糞を乾燥>・・・牛くんありがとう!冬も安心。

 内モンゴルの草原の牧民は中国政府の政策によって定住させられています。海原のように広がる大草原も今では鉄の格子によって仕切られています。そして、仕切られた草原の使用権を与えられ、その限られた範囲で放牧を行っています。そんな狭い草原では移動に適したモンゴルゲルに住む必要はなく、レンガの家に住むのが一般的です。


  <草原の家>・・・テレビは10年ほど前から見られるようになった。

 まずは写真にあるアンテナ。2つあります。日本でもあるテレビ用のアンテナと、直径1mもありそうな大きなパラボナアンテナ。大きなパラボナアンテナは見た目どおり、衛生放送を見るための物なんですが、もう1つのアンテナはテレビ用ではありません。実は電話のアンテナなんです。電話のアンテナなんて見たことがありませんが、実際に固定電話につながっていました。でも、これも固定電話とはいいましたが、あのアンテナごと持ち歩けば携帯電話に変身!便利?

風力発電
  <風力発電>・・・しっかりテレビも映ります。 

 今回行ったような集落の場合は近くの町から電気も来ているので問題ありませんが、電気が来ていない家は風力発電を使います。思ったより小さいプロペラでしたがしっかり発電してくれているようでした。

 ガスはありませんので、調理、暖房に使う燃料は「牛糞」。牛糞をしっかり乾燥させれば火力のある燃料になります。さすがに炒め物はできないかと思っていましたが、全然火力に問題はありませんでしたし、火力の調整も下の写真のような鉄の輪をつけたり外したりすれば簡単に調整できました。

かまど2
  <暖房兼かまど>・・・鍋の中身は?カレー!草原の皆様にも好評でした。

 零下30℃もある寒い冬でも、牛糞だけで十分部屋が暖まります。朝部屋を暖めれば、牛糞の余熱と太陽の日差しで日中は暖房なしで過ごせるほど家の中は快適でした。
オンドル
  <オンドル>・・・寝床の下を暖気で暖めます。寒い夜も安心。
かまど
  <かまど>・・・ご飯なんかはこちらで。

 草原滞在で一番不安なこと。トイレとシャワー。見事にありませんでした!トイレは自由にということですが、それなりのルールはあるんじゃないかな??男の人が「小」をしているところは見掛けましたが、「大」をしているところには一度もあったことがありません。うむむ、どうして会わないのかな?
 観光地などには草原にもトイレはありますが、これがまたひどく汚く臭いです。それよりも草原で地平線を見ながらしたほうが気持ちいいです!ちょっと病みつき。

 シャワーは基本的に浴びません。夏はどうなのかわかりませんが、冬は乾燥しているし、体の油を落としたらそれこそ体に悪いんじゃないかという気もしました。でも、頭や足は時々洗うみたいでした。まぁ、入郷随俗(郷に入っては郷に随え)と言いますから経験しておきましょう。

 暖房や調理にフル活用した牛糞。草原にいる時はほぼ無臭なんだと思っていましたが、フフホトに帰ってみると体も衣服も牛糞の香り!せっかくですがきれいに洗い流しました。一週間ぶりのシャワーは、体の皮が一枚はがれたような感じがして、なぜか寒いような気もしたのでした。

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テーマ:内モンゴルの話
2006-02-09

草原の仲間達

朝の散歩
  <朝の散歩>・・・念願の放牧体験。ちょっとだけ。。

 草原の生活は小さな動物園で暮らしているようなもの。羊、山羊、馬、牛、犬、豚、鶏。時にはラクダもいます。今回はわずか一週間の滞在でしたが、そんな動物たちとちょっと仲良くなってきました。

 中でも一番かわいかったのが子ヤギ。ちょうど生まれたばかりの子ヤギがいました。見た目はもちろんかわいいのですが、鳴き声もかわいくて、もう触らずにはいられない!かわいくてかわいくて持って帰りたいくらいでした。
子ヤギ子ヤギ11
  <子ヤギ>・・・かわいくて食べちゃいたい!

 子ヤギは生まれて2、3日の頃は動物も人間も判断できないのか、近づいても逃げたりしませんでしたが、5日目くらいになると認識できるようになり、ぴょこぴょこ逃げ始めます。冬は外に置いておくと凍死してしまう恐れがあるので家の中に入れてあげます。
子ヤギのベッド
  <子ヤギのベッド>・・・むむー、かわいい。一緒に寝たい。

 子ヤギとは反対に子羊は何故か人に寄ってきます。特にエサをあげられるわけでもないんですが、好奇心が強い動物なんでしょうかね?
子羊
  <子羊>・・・あんまり逃げないで、一緒に遊んでくれました。

 子馬は始めは警戒しながらもすぐに懐いてくれました。特にぐーすかがお気に入りだったようで、ぐーすかに可愛がってもらっている時に近づくと蹴られてしまうほどです。ぶーすかもみごとに蹴られました。
子馬
  <子馬ちゃん>・・・飴玉が大好き。お父さんに飴玉をもらっているところ。

 牛は大きくても小さくても特に何にも動じません。ただエサ時になるとやたら張り切って、エサも持っていないのに猛烈な勢いで集まって来るので、すごい勢いで取り囲まれクンクン、ベロベロされるのには、さすがにちょっと恐怖を感じました。怖いことは何もしてこないですが。。
子牛
  <子牛君(?)>・・・みんなちゃんとカメラ目線。

 帰る頃には少し懐いてくれたので、別れる時はちょっと寂しく感じました。次の夏に行くときにはみんな大きくなっているとのこと。覚えていてはくれないだろうなぁ。。

子ヤギのご飯
  <子ヤギの食事>・・・しっぽフリフリ!おしりもかわいい!

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テーマ:内モンゴルの話
2006-02-08

草原の食事2 餃子とお肉

 モンゴルの食事は乳製品だけではありません。前の記事 で紹介した蒙古包子(モンゴルボーズ)というモンゴル風蒸餃子や少し小さ目のモンゴル風水餃子もあります。その中から今回出会った物をいくつかご紹介します。


焼き餃子

  <焼き餃子>・・・炭火焼ならぬ牛糞火焼き

 まずは焼き餃子!最近では中国の餃子店でも焼き餃子(煎餃子)を出す所が増えてきていますが、今回出会った餃子はそのような焼き餃子とは全く違っています。
 焼き上がりはこんがり!香ばしさと表面のサクサク感(中はムチムチ)が今までに無い美味しさを演出してくれます。焼きたてのアツアツを箸なんか使わずに手で食べてしまいます。今回の中身は真っ黒ですが、なんだかわかりますか?ジャガイモに牛の血を加えた餡です。はじゃがいものコクを加えます。普通に牛肉の餡も食べましたが、豚肉はあまり食べないそうです。

 下の写真でもわかるように網焼きの餃子です。これは残り物の水餃子を焼いているわけではありません。焼いて食べるために作ったものです。
焼き餃子焼き餃子
  <焼き焼き>              <餃子の中身>・・・とじゃがいも

 それから食べまくった牛肉!朝昼晩とミルクティー と一緒に食べまくりました。日本の肉よりも肉そのものの味がしっかりしているので味付けはいりません。塩味だけで十分です。お父さんお母さんが一生懸命食べていたのが「骨髄」。脂身とも違った濃厚さとコク。好きな人にはたまらない部分です。
牛肉牛肉
  <牛肉!>・・・写真2枚分が一気に一晩で出てきた。

 山盛りの牛肉をナイフ片手に切り取りながら食べるのがモンゴル風。骨に肉を残さず食べられるようになったら立派なモンゴル人です!こんな時は白酒もちょっと飲みたくなりますね。
牛肉干し肉
  <調理中>・・・茹で過ぎないように  <乾燥牛肉>


ある日の朝食
  <これも朝ごはん>・・・朝からがんばります。

手作り花巻
  <手作り花巻>・・・こんな物もあります。

 いやー、餃子はおいしかった。最近のレストランの餃子は皮が薄くて具沢山っていうのが多くてあんまり好きじゃありません。皮はしっかり厚いのが一番!モンゴルの餃子は肉たっぷりです!一度おためしあれー。

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テーマ:内モンゴルの話
2006-02-06

草原の食事1 ミルクティーと乳製品

草原の朝食
  <朝食>・・・左上ドーナツ、右上ウルムホロード、中央バター
          左下ミルクティー 、右下キビ

 モンゴルの食事と言えば、なんと言ってもミルクティー 。朝昼晩とミルクティー を飲まないことはありません。以前にも紹介しましたが、砂糖を入れてはいけません。塩味です。


 食事の基本はミルクティー で、一緒にチーズや肉を食べることもありますが、ミルクティー を飲まないことはありません。ホームステイ先のお父さんは1回の食事でミルクティー を大きな器で5、6杯飲んでいましたし、咽喉が渇いた時も飲んでいるので、1日に20杯近く飲んでいるかもしれません。1日飲まないと頭痛がすると言っていました。
 
 ミルクティー は何も入れないで飲むこともあれば、手作りのバターホロードウルムといった乳製品やアワキビ牛肉羊肉も入れたりするのでバリエーションも豊富です。とは言え、初めて草原を訪れた時は乳製品と肉の食事に1日で飽きてしまいましたが、今はもう慣れたのか1週間続いても大丈夫です。


 ホロードはいわゆるナチュラルチーズでちょっとポソポソしています。そのまま食べてもおいしいのですが、お茶に入れて暖め、水分を含ませると食感がムチムチしてモツァレラチーズのようになりおいしさが増します。
モンゴルチーズ(ホロード)

 ウルムは生の牛乳を加熱して作ったもので、濃厚な牛乳の味わいがあります。これもそのまま食べてもおいしいですが、お茶に入れるとお茶にも一味加わり美味しくなります。
ウルム
  <ウルム>・・・砂糖を加えると牛乳のお菓子のような味
ウルム作り1ウルム作り2
  <ウルム作り>・・・加熱しながら泡立てる。泡立てたものを自然に冷ますと
         脂肪分が固まる。これを何度も繰り返すと厚いものができあがる。

 牛肉は煮たり焼いたりしたものではなく、低温で乾燥させたものです。乾燥肉は旨みが肉に詰まっているので、お茶にいれると旨み味がお茶にしみ出て美味しくなります。肉そのものも柔らかくて美味しいです。

肉入りミルクティー
  <牛肉入りミルクティー >・・・肉の上の粒はアワかな。

 草原の食事はこんな感じですが行けそうですか?
 きっと野菜やご飯が恋しくなりますよ!!

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テーマ:内モンゴルの話
2006-02-05

草原の年始まわり

モンゴル服で拝年
  <モンゴル服で挨拶回り>・・・バイクで挨拶に行く人たち。真ん中は友だち。

 モンゴルの習慣で新年の挨拶は早ければ早いほど良いということで、旧暦の1月1日の早朝3時から挨拶まわり開始!まずはホームステイ先のご両親に、そして親戚や親しい人のところへ行きます。

 ご両親への挨拶は同じ家に住んでいるので、それこそ早ければ早いほど良く、1時になったら挨拶するように言われました。「どうして0時じゃないの?」と思いつつも、年越しの乾杯の嵐でぶーすかは撃沈。予定を変更してご両親にも3時に新年の挨拶をしました。
ハタグで挨拶
  <ハタを持って挨拶>

 挨拶は年少者から年長者へ、ハタという尊敬を意味する青い布を両手に持って行います。年長者は座っって、年少者は立って挨拶します。訪問先の人々へ挨拶がすんだら、次は写真のような白い食べ物を1つまみし、それを放って神様に捧げてから自分も口にします。モンゴルでは新年を白い月として、白い食べ物(乳製品)を重要視しているところから来ているようです。
白い食べ物 正月の食べ物
  <正月の食べ物>・・・左はチーズ、右は月餅のようなもの。基本的に飾り。

 そうこうしているとミルクティー が出てきます。ミルクティー を飲みきるとついに恐怖の時間がやってきます。乾杯タイム・・・。飲むお酒は白酒。アルコール度数は42℃のものがほとんどでしたが、もっと強烈なお酒がありました・・・。
その名も「草原白酒」!!60℃!!!

草原白酒
  <草原白酒>
  <燃える・・>
 こちらでの乾杯は本文字通り飲み干さなければいけませんが、乾杯用の酒杯は小さい物なので、60℃と言ってもそれほど問題はありません。でも、問題なのは挨拶周りが1軒や2軒じゃないことです。滞在先の集落は全員顔見知りで仲良くやっているので、全部の家に挨拶に行きます。つまり20件回ることになりました・・・。

 大晦日にたっぷりお酒を飲んだのに、今度はまた朝の3時から飲み続けなければいけません。一軒に時間をかけたら時間がなくなるので、どんどん回ります。早く回れば回るほど酔いも回ってきてたいへん。全然お酒が飲めないぐー&ぶーにとっては苦行そのもの。
 普通は1杯飲めばいいところでも、「はじめてのお客さんだから」とか、「外国人のお客さんは貴重だから」という理由で、そういうお客さんはモンゴルの習慣で3杯飲まなければいけないと迫ってきます。まさに酒地獄。


 集落なので家はだいたい近くにありますが、中には離れている家もあり、雪降る真っ暗な草原を歩いていきます。酔っ払って暑いのか寒いのかわからない状態で、ふらふらと雪道を歩いて行きます。これも苦行?
拝年の道
  <年始回りの道>・・・真っ暗な草原を歩いて行く。酔っても写真は撮る!

 お酒は家の若い人が勧めてくれるのですが、これが上手に飲む理由をつけてきます。どうしてこんなにお酒を飲ませるのが上手なのかと思っていたら、子どもの頃から練習しているんです。小さい子どもが大人相手に一生懸命飲ませようとします。歌を歌ったり、何かの暗唱をしたり一生懸命。大人より強敵です。
子どもがお酒を勧める
  <お酒を勧める子ども>・・・年少者は帽子をかぶる

草原の日の出
  <草原の日の出>

 気がつけば日は昇り、9時半なっていました。ぐったり。


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