2006-06-08

せつなさの最上級 [映画:Brokeback Mountain]

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
オレ イタリア語に triste という単語がある。
悲しいとか寂しいとか切ないとか、そういう意味の言葉だ。
その最上級、tristissimo というのが一番良く似合う、そういう印象だった。

ブロークバック・マウンテン
ゲイのカウ・ボーイの物語だとか、でも結構いいらしいとか、いい加減な評判だけを覚えていた。
アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞、ベネツィア映画祭での金獅子賞などの受賞でやっぱり見ておこうかな、といいながら忙しい時期が重なったせいでいつしか逃してしまっていた作品。

やっと見たら、ぐっと心をつかまれたように、一番好きだったあの人を思い出したせいか、何かを抱え込んでいるときの息苦しささか、それともずっとひとりだと感じていたガキのころを思い出したせいか、なかなか寝付けずに困った
気休めに音楽かけてみても、なんだか耳障りなばかりで、いろんな事を考えているうちに、電子音に思考を邪魔されたような感覚で、すっきりとしない朝を迎える。

ドコが良かったのかと聞かれると、うまく説明は出来ないけれど、ひさびさに強く何かが残った作品
いまだに心の片隅で、なにか余韻を引いているボクがいる。
今度はなんでこんなに気になっているのか、それも考えてしまっている。

ひとり寝の寂しさが、じわじわ染みていくようで、ちょっぴりこたえた。



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DVD ブロークバック・マウンテン
Bob Glaub, Gary Tallent, Jeffrey Hill, Bob Dylan, Steve Earle, Buddy / Petty, Norman Holly, Roger Miller, Gustavo Santaolalla, Gustavo / Spillman, Jeremy Santaolalla, Gustavo / Taupin, Bernie Santaolalla
Brokeback Mountain [Original Motion Picture Soundtrack]
さすがアカデミー音楽賞を受賞しただけあっていいっすね。
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2005-12-02

コンテンポラリー・アートとミラネーゼ

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
ミラノで展覧会 ベネツィアン・グラスの作家である知人が出展する、展覧会のオープニング・パーティをのぞきに出かける。
普段は人気もなさそうな、路地の一角を入ると、中庭とつながった空間をうまく改装した、普段はデザイン家具店としてのスペースが開ける。
たくさんの人、それもちょっと年齢層も客層も高いのは、ケータリングのサービスで出されているカクテルとおつまみ(というより食事に近かった)からも感じられる。

オープニング・カクテル トウモロコシの粉を練った北イタリアの名物、ポレンタが鍋から美味しそうな湯気を立てて、それに合わせた豆のソースラグー(肉とトマトを煮込んだソース)ゴルゴンゾーラ・チーズとフリウリ地方の名物でもあるタラのペースト
そんな美味しいものを味わう食器もプラチックながら、NY の MOMA美術館 にも保存されたプロダクトフォーク&スプーンと同じデザイングループのお皿。
ちょっと食べにくいこともあるけれど、ボクのお気に入りのデザインのひとつで、パンドラ・デザイン によるもの。

このオープニング・パーティの演出も、イベントの重要なポイントのひとつだから、企画する方も、楽しむ方も、目が離せないのである。
やっぱり今度友達のパーティの企画をまかされている友人の建築家も、このアイデアは素敵だわ、とインスピレーションも膨らんでいたよう。

ミラノ展覧会 そして、メインの展示は「食卓」をテーマにしたもの。
コンテンポラリー・アートとしての展示は、テーブルの向こうにずらりと動物が並び、食器と合わせて双眼鏡と銃のレイアウトされた作品や、一見シンプル・モダンなテーブルセットながら、向かい合わせたその間に、それぞれのテレビが設置された作品など、メッセージ性の強い、でもわかりやすい作品が多くてなかなか楽しめた。

あんまり期待をせずに出かけた、と言うよりは、ここしばらくの慌ただしさに、出かけるのもおっくうに感じていたくらいだったのだけれど、こういうところで刺激を受けるのはとても大切
やっぱり出不精はイケナイ、とちょっと反省をしてみたりもして。

客層がものすごくミラネーゼ、だったのも印象に残った夜だったのである。



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2005-11-29

薄気味悪いのに暖かい!?、「コープス・ブライド」

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
この木なんの木気になる木 ずっと気になっていたのに、危うく逃すところだった、ティム・バートンの「コープス・ブライド」 をやっと見る。
ジョニー・デップが声の出演である事を、イタリアでも宣伝しているのだけれど、完全にイタリア語吹き替えをされているのに、何か意味があるのか!?と言うところは置いといて、期待を裏切らない、いろんな楽しさが隠れている作品に満足。

CG で作っているんだろうと思っていたら、ちゃんと人形を使ったコマ撮りのアニメーションである事にも驚いた。(もちろん要所にはつかってある)
もういちど見てみたいし、ナイトメア・ビフォア・クリスマス をもう一度見てみたくもなった。
こんなに暗い雰囲気なのに、ユーモアにあふれていて、La sposa cadavere (直訳すれば「死体花嫁」の)タイトルに驚いて、なんでそんな映画が見たいんだよ、と、来なかった友人は損していると思うけどなぁ。

ストーリーには先が読めちゃうところがあっても、それでいいのだ。
またいつか、この系の作品をやってくれるとうれしい。



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ティム・バートンのコープス・ブライド
発売されたら日本語で是非見てみようと思っています
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション
以前ハマったこいつも見てみよう。コレクターズ・エディションも出てるんだ!!

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2005-11-24

ローマに消えた秘宝!?400年の時を超えて

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
ローマの街角、奥にコロッセオ 16世紀に当時のローマ法王に献上した、織田信長の命で描かれた屏風(びょうぶ)絵。
それには築城からわずか3年で炎上して詳細のわからない安土城の天守閣や城下などが詳細に描かれていたとされる。
献上されたことはバチカンの記録にも残っているが、殿内に掲げられたとされるそれも法王の急死と時を同じくして行方不明となった…。
安土城の屏風絵探し、滋賀・安土町長がローマ法王と謁見 (asahi.com)

ボクを興奮させるには十分なこの話題、420年も前に遣欧使節としてローマにやってきた彼らが、どんな言葉でやり取りをしたのか想像もつかなければ、まだイタリアすら存在しなかった時代のローマがどんな雰囲気だったのか、どんなものを食べてもてなされたのか、本当に興味はつきない。
ダ・ヴィンチのピエタやコロッセオやフォロ・ロマーノの遺跡など、それを見たときの感動は同じだっただろうか、それとも只、好奇の視線を浴びて、街を闊歩するのがせいぜいだったのか…。
やはりローマとバチカンが舞台の「天使と悪魔」(ダン・ブラウン著) を読んだ時のような、謎めいたものを感じてワクワクしている。

あの秘密の通路を抜けた先にある、あの部屋を探せばあるかもしれない!なんて、作り話とごっちゃになっていたりもして。
けれど21年ぶりに復活したというこの捜索、「ダ・ヴィンチ・コード 」の前作である「天使と悪魔」を読んで刺激された誰かの力が働いていたら面白い、などと思うのは、行き過ぎた想像だろうか。



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2005-11-04

楽しい夢が見れるかな? チャーリーとチョコレート工場

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
スマイル やっぱり自分の目で見て教えてもらうとチガウなぁ、というのはしょうが焼きの件 でも実感したワケなのだが、今日もおいしさのヒミツを知ってしまった。

ポイントはその材料の混ぜ合わせ方や、クルミを壊してしまわないように丁寧に開けるの職人技、食に対する情熱をもって働く彼らの、コミカルでもある姿には笑みがこぼれる。

こうしてボクもチョコレート工場の秘密 を知る。

おかしいところでは声を上げて笑うイタリア人の中でこういう映画を見るのは本当に楽しい。
隣の席の老夫婦が、あれは男かな女かな、なんて話すのも聞こえてきたりして、それがウォンカ氏の事だったのがおかしかった。

奇抜な色使いも、気の利いたジョーク&パロディも、耳にこびりつく歌も、いろんな仕掛けがあって、楽しい気分で劇場を後にする。
先の老夫婦、ハイカラな奥様が歌いながら踊ってみせていたのが、本当に微笑ましく、そういう気持ちにさせてくれる作品なのだ。

また、不思議な夢でも見れるかもしれない。



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ワーナー・ホーム・ビデオ
夢のチョコレート工場
コレが70年代に作られた方。こちらも見ると、今回のリメイクにもいろんなパロディが仕掛けられているのだとか。
 
DVD チャーリーとチョコレート工場
もう一度見たいと思っているよ!

ダニー・エルフマン, サントラ
チャーリーとチョコレート工場 オリジナル・サウンドトラック
音楽も、特にある歌が、こびりついて離れない!
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2005-10-09

ミラノで出会った日本画、サンゴや牡蠣から生まれる色

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
親子、ジェラートをほおばる 友人の誘いで日本人アーティストの展覧会へ。

色使いからすると日本画かなぁ、でも金の使い方はテンペラっぽいのもあるなぁ、なんて言いながら、会場にいた作者と話すと、手法は完全に日本画で、でもイタリアでテンペラを学んだ事もあるのだとか。
ふふ~ん、やるじゃん俺

Toyomi Nara さん、ヴィチェンツァという街で、活動している。

日本画については全然知らなかったけれど、大理石の床がホンモノみたいなのは、白色に使うのが牡蠣の貝殻の粉末なので光沢のある、しかも数段階に分かれた粒の大きさのせいで実際に凹凸が出来てくる事、ボクの一番のお気に入りだったサクラがテーマの3連作の淡いピンクはサンゴの粉末だから高価であるなど、興味深い話も聞かせてもらった。

渋い色使いが、イタリア人やその他の外国人に好まれるかどうかも興味深いところ。
がんばって活躍してほしい。



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2005-09-08

ミラノの空を飛び交うコウモリ、バットマン ビギンズ

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
ミラノ・ドゥオモ(大聖堂)天井 えぇ!この陽気にわざわざ外で見なくたって!
(だって劇場はもう終わってるし…)

趣味じゃないのよねぇ…。
(そういう人も多いっすね)

今日は仕事を抜けられないのよ。
(抜けてでも行きます)

と、実際ちょっと遅れてたどり着いたのだが、今年最後のオープン・シネマになるだろうバットマン ビギンズへ。
これまでの作品もそれほどちゃんと把握しているワケではないし、それほど期待をしていなかったのだけれど、これがなかなか悪くない
しっかり楽しめたのでした。
そりゃぁ、途中で雨も降ったりしたけど、傘をさしてみてたらスグやんだけど、面白かったからいいも~ん。

そういえば、この映画のポスターで面白かったのが、どデカイ夕焼け空の下の方がミラノの街並み、そして空一面にコウモリが飛び交っているものがあった。
ミラノ専用だったのか、実はイタリア他のモニュメントもあったのを見逃しているのか定かではないけれど、バットマンのキャラクターもなかったように記憶している。
なかなかやるなぁ、とずいぶん感心したのだが、もういちど見てみたかったぞ。



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ワーナー・ホーム・ビデオ
バットマン ビギンズ 特別版

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2005-06-21

伝えられなかった想い、映画「メッセージ・イン・ア・ボトル」

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
Guidoの海 Cara Catherine (Dear Catherine) ,
伝えられない思いを、ガラス瓶に託して送ったメッセージはこうはじまる。

主演のケビン・コスナー、父親役のポール・ニューマンが魅せてくれる。
海に生きる男と、都会でキャリアの道を進む女性大人の恋の物語。
それはせつなく、悲しい結末が待っている。

最初、飛行機の中で見た時は、涙ぐんでしまったのを隣の人にバレないようにするので必死。
2度目と、今晩3度目は、それはもう遠慮なく…。
ラストには立ち直った一人の女性の姿に励まされもする。

LE PAROLE CHE NON TI HO DETTO伝えられなかった想い
イタリア語のこのタイトルも、なかなか素敵で、響くフレーズではないか。

ボクの、かなり気に入っている映画のひとつである。



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タイトル: メッセージ・イン・ア・ボトル DVD
著者: ニコラス スパークス, Nicholas Sparks, 大野 晶子
タイトル: メッセージインアボトル 書籍
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2005-06-09

ダース・ベーダーはいなかった

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
しょんべん小僧なワインオープナー SFXのハシリの作品が、俺が本家だぜ!と言ってるような映画。

友達がそう言ったのが、まさにその通りだ。
なんだか、演技とかそういうのは置いておいて、無理矢理つぎの話へつながるようにもっていっているような…。

ダース・ベーダーという呼び方まで変わっていて、ダルク・フェネル
化粧品かと思っちまったよ。
いくらイタリアで名前が言い変わるといっても、ダース・ベーダーは世界共通のような気がするんだけどな。

コレまでの話を理解していても、そういう特殊な単語のせいでなかなかつかめなかった内容だったけれど、映画館で見ておきたい作品ではあると思った。
嫌いじゃないスよ



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2005-03-15

ひさびさに一眼レフを持ちたくなる

テーマ:見た映画・読んだ本・展覧会
ポカポカ陽気の日曜日、それでも日陰に入るとちょっと肌寒くも感じるのだけれど、ジャケットの前を開けて颯爽と歩くのが本当にキモチいい。
フォトグラファーの友人の誘いにのって、写真展をハシゴする。

Rene' Burri(ルネ・ブリ) 、フォトジャーナリスト集団「マグナム」の一員。
マグナムは発案者のロバート・キャパの名前を聞くとわかる人も多いだろうか。

これまで名前を聞いた事はなかったけれど、あまりにも有名な葉巻をくわえたチェ・ゲバラやピカソのポートレートには見覚えもある。
戦争や闘争の生々しい瞬間とその爪痕からは、ジャーナリストの顔も印象に残るが、彼の作品では血や死傷者の姿が見られず、戦争の中の虚しい美しさを表現するのもならではなのだとか。

屋根の一部の、あれ、と思わせたコルビュジエのロンシャンの教会の写真があったのは、「夢の構築家」コルビュジエ自身を被写体として好んで撮ったというエピソードからもよくわかる。

ショップで売られていた、マグナムをフューチャーしたコレクション雑誌の第一号を手に入れて、袋がなくてごめんね、とそのまま持ち歩いていたら、探していたのにどこにもないのよ!と大注目。
友人も探していたけれど見つからなかったというコレ、第一号だけ安くて後は結構なお値段だから、見つけたら買うけれど注文するほどではないんだろうな。

Lo sguardo italiano (Italian Eyes)、と題された、モード系フォトの展覧会では、その展示の仕方も斬新だ。
引き出しを開けたり、ページをめくるようにしたり、小窓を開けたり、スライドさせたり。
雑誌をめくるように、閲覧していくスタイルの、これがなかなか面白い。

どうしても見たい写真が見つからないからと、係の人に案内してもらった年配の女性。
あぁ、よかった、とため息ともつかない声が漏れたのは、なんとその女性がモデル本人だったのだ。
本当に美しい、ちょっとはにかんでいるようにも見えるその微笑みと、彼女の間にそれまでの人生が駆け巡っていただろうか。

ミラノ中央駅まで見送りにいくと、ホーム21番でも写真展をやっていて、昼近くまで寝たわりに、充実した一日だったね、と笑う。

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著者: Rene Burri, Jose Luis Lanuza, 永井 健三, ルネ ブリ, ホゼ・ルイス ラヌーザ
タイトル: ガウチョ 草原の疾風?ルネ・ブリ写真集

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