東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告(27)の第2回公判が1日、東京地裁(村山浩昭裁判長)で開かれ、証人尋問が始まった。事件を目撃した男性が「現場は血の海で、戦場そのものだった」と語った。

 男性は当時、交差点を横断中で、すぐ後ろを加藤被告の運転するトラックが横切ったと説明。「ごう音で振り向いたら、前輪と後輪の間とフロントガラスの前に、はねられた人がいた」と語った。

 その後、加藤被告が目前に迫り「まばたき一つせず、ナイフを持った右手を自分の腹部めがけて突き出してきたと思ったら、すぐ右隣にいた人が刺された」と話した。現場では「あいつ危ない」「布はないか」などの悲鳴が飛び交い、事件後も様子を思い出して仕事中に取り乱し、通院もしたと述べた。

 証人尋問に先立ち、検察側は透明の箱に入れた凶器のダガーナイフを証拠として示した。「あなたが使った物に間違いないか」と問われた加藤被告は、小さな声で「はい」と返事した。【安高晋】

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