特定保健用食品(トクホ)の表示許可を審議している消費者委員会(松本恒雄委員長)は28日、日清ファルマの「グルコバスター カプセル」について「トクホとして認めるのは適当でない」との答申を消費者庁に行った。同製品の粉末(乾燥スープ)は、03年6月にトクホ許可を得ているが、カプセルについては認めない判断を下した。

 同委員会は理由について「健康食品による被害はカプセル状のものが多く、大量に摂取される恐れがある。カプセル形状は医薬品と誤認されることが避けられず、利用者が医療機関に受診するのが遅れる心配もある」と指摘した。

 同カプセルについて食品安全委員会は09年3月「適切に摂取すれば、安全性に問題はない」との評価結果を出していた。今回の消費者委の判断により、今後、カプセルや錠剤の健康食品がトクホとして認められにくくなるとみられ、健康食品業界にも影響が出そうだ。【小島正美】

【関連ニュース】
消費者庁:新手の詐欺的商法で対策チーム 22日に初会合
福島消費者相:橋下知事と激論 ステッカー法的効力で
質問なるほドリ:「消費者ホットライン」どう使うの?=回答・山田泰蔵
消費者関連重大ニュース:09年を振り返る 震えたインフル/消費者庁に期待
消費者庁:詐欺商法対策チーム設置

<鳩山首相>官邸に来ませんか…ブログで国民招待(毎日新聞)
覚せい剤密売で組幹部逮捕=ロッカーやごみ箱に隠す-大阪府警(時事通信)
前原国交相と八ツ場ダム地元住民、初の意見交換(産経新聞)
ガンブラー型ウイルス猛威、サイト改ざん悪質化(読売新聞)
殺人の時効廃止 法制審部会 改正骨子案 進行中事件にも適用(産経新聞)