◇需要増で農家を応援--道の駅「筆柿の里・幸田」

 愛知県幸田町の道の駅「筆柿の里・幸田」の食事処笑意軒で、特産の筆柿を使った新メニュー、ナスカレーと杏仁(あんにん)豆腐が人気を集めている。笑意軒の長谷輝彦店長(44)は「自分も以前、筆柿を栽培していたので、農家の苦労がよくわかる。おいしくて甘い筆柿を知ってもらい、農家を応援し、まち全体が元気になればうれしい」と話している。【中村宰和】

 筆柿は、とがった細長い形が筆先に似ていて甘く、幸田町と周辺市町で全国の生産量の95%を占める。長谷店長は農家に生まれ、養豚のほか、ミカンと筆柿を栽培していた。当時、甘い柿と渋柿を分別するには手作業で1個ずつ機械にあてる必要があり、秋の収穫期には作業場に寝泊まりする日が続いた。長谷店長は「収益性が乏しい」と、91年に筆柿の栽培をやめた。09年4月の道の駅オープンに合わせ、養豚もやめ、笑意軒で働き始めた。

 長谷店長は「ご当地ならではの筆柿を使ったメニューを食べてほしい。今は渋柿を選別する機械ができ、農家の作業は昔よりも楽になった。農家は高齢化していて、後継者不足で悩んでいる。自分は農業をやめたけれど、筆柿の需要が増えれば農家の応援になる」と言う。09年12月6日にナスカレー(680円)を新発売し、同23日から杏仁豆腐(290円)を提供している。

 筆柿360キロの皮をむき、ミキサーでペースト状にし、火を通して冷凍保存した。ペーストに、カレールーを混ぜて食べるのが「ナスカレー」。幸田町で取れた米や卵、ナスを使い、ルー以外はすべて地元産。筆柿の甘さがカレーをまろやかにし、女性や子供の人気を集め、土日は限定20食を完売する。杏仁豆腐にペーストをかけると、独特の甘みとザラザラした食感になる。

 長谷店長は「飽きられないように、幸田でしか味わえない筆柿の料理をもっと増やしたい」と、筆柿のペーストを混ぜたどて煮やめん類などの新メニューを、月1回の割合で出したいと思っている。

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