小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、小沢氏側に04~05年に計1億円を提供したと供述している中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県桑名市)の元幹部が「05年9月の衆院選前にも小沢氏側に資金提供した」と周辺に話していたことが分かった。提供額は少なくとも千数百万円に上り、元幹部は「選挙の陣中見舞いだった」と説明しているという。

 東京地検特捜部もこうした経緯を把握している模様で、水谷建設と小沢氏側の親密ぶりが改めて浮かんだ。

 水谷建設は04年10月に国発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県奥州市)の「堤体盛立工事」の下請け工事を受注。元幹部らは謝礼として同月、東京都内のホテルで、当時陸山会の事務担当者で小沢氏の私設秘書だった同党衆院議員、石川知裕容疑者(36)=政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕=に5000万円を渡したと供述。05年3月には同ダムの「原石山材料採取工事」の下請け工事を受注し、やはり謝礼として小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(48)=同=に5000万円を渡したと供述している。

 このうち石川議員への5000万円は同時期の陸山会による土地購入(代金約3億5200万円)に充てられた疑いがあるとみて特捜部が調べを進めている。

 計1億円の提供を供述した元幹部の一人は、2度の資金提供とは別に「05年9月の衆院選前、小沢氏事務所の関係者に選挙の陣中見舞いを渡した。千数百万円程度だった」と周囲に説明していたことが新たに判明した。この選挙は、郵政民営化関連法案が参院で否決されたことを受け、当時の小泉純一郎首相が衆院を解散し急きょ行われた「郵政選挙」だった。二つの下請け工事の受注後間もないことなどから、その後も小沢氏側と良好な関係を構築しようとする狙いが水谷建設側にあったとみられる。

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