民主、自民の新人同士の一騎打ちとなった伊豆、小笠原諸島からなる東京都議会・島部選挙区(定数1)の補欠選挙(一部除き24日投票、同日開票)が、鳩山政権の支持率低下や小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件といった展開の中、最終盤を迎えた。

 両党とも夏の参院選も見据えた負けられない戦いとして、連日、都議だけでなく国会議員らを応援に投入、有権者数約2万4000人の島々の選挙は異例の様相を見せている。

 「事件については何とも言いようがない。有権者からも質問がなかった」。昨夏の衆院選で初当選した民主の江端貴子衆院議員(東京10区)は、大島町で演説を終えた17日午後、空港でホッとした表情を見せた。

 補選は、自民の現職都議だった川島忠一氏の死去に伴うもの。川島氏が7期24年守った議席を奪うため、民主は著名議員らを入れ替わりで動員する作戦で、これまでに枝野幸男、海江田万里両衆院議員らを投入。今後、菅直人副総理や蓮舫参院議員らも入る予定だ。

 民主側が強調するのは「政権与党、都議会第1党」。同党は8日、島部の主な町村長らを国会内に呼び、小沢幹事長が「皆さんの要望を政府に働きかける」とあいさつした。首長の1人は「選挙目当てだ」と顔をしかめた。

 しかし、下落する内閣支持率、小沢幹事長の資金管理団体の事件を受け、「政権与党」がどこまで通用するかは未知数。八丈町に入った衆院議員秘書は「負けたら検察を勢いづかせるかも」と危機感をにじませた。

 一方の自民は「石原与党」を強調する。「島部に予算を付けるのは都。石原慎太郎都知事の来年の任期までは都が責任を持つ」。島部が自身の選挙区でもある石原宏高前衆院議員は、こう訴えて回る。17日に大島町入りした丸川珠代参院議員は「小沢さんはこの分野(の予算)を削ると言ったら本当にその通りにする」と声を張り上げた。

 八丈町の造園業者(44)は「民主か自民かではなく、どちらの候補が予算を取ってきてくれるかだ」ときっぱり。同町の建設会社役員(44)は「公共事業が減ればやっていけない。島を理解している候補を選ぶ」と話した。

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