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第50回きさらぎ賞・G3(14日、京都)に出走するアドマイヤロイヤルは、07年セレクトセール当歳部門で2番目の1億5500万円で落札された。父は現3歳世代が大ブレーク中のキングカメハメハ、姉はG12勝のラインクラフトという超良血馬。デビュー2戦目の初勝利から5か月。休み明け、浅いキャリアを承知の重賞挑戦は、陣営の期待の裏返し。春のクラシックへ、どうつなげるのか、注目の一戦だ。
素質はどの馬にも負けない―。そんな思いがあるからだろう。橋田調教師は、昨夏の札幌で未勝利戦を勝っただけのアドマイヤロイヤルをいきなり重賞にぶつけてきた。指揮官は「テンから流れるようなレースを経験していない」と不安材料を挙げながらも、言葉の節々に期待度が見え隠れする。「この馬は走ると思う」。
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姉は3歳春に桜花賞、NHKマイルCを連勝したラインクラフト。当歳のセレクトセールでは、1億5500万円という高値で落札された。初勝利はデビュー2戦目。2着とは首差。目立つ成績には見えないが、2馬身半突き放した3着は、昨年暮れの阪神JFでアパパネの2着に頑張ったアニメイトバイオだった。
昨年秋に一度は栗東へ入厩した。しかし、ひざにわずかな腫れを確認したことで放牧へ。12月末に再入厩してから約1か月半、焦らずにじっくりと体をつくり上げてきた。3日の1週前追い切りは、坂路で52秒9―12秒6の好時計が出た。手綱を執った安藤勝は「動きはいいし、思ったより反応が良かった。幅が大きくなったかな」と確かな手応えを感じ取った。
デビュー前、橋田師は自分自身へ言い聞かせるように、こう口にしたことがある。「これだけの血統背景を持っている馬。クラシックへいかないと」。その思いを乗せた再スタートが、もうすぐ始まる。「走りや馬体の力強さがいい。期待していたぶんの成長はある」。想像通りの曲線を描き始めた良血馬が、大舞台までノンストップで突っ走る。