Tue, March 23, 2010 22:20:18

ピクト図解

テーマ:読書ネタ
先般からつづいている事業プランネタに今一番効いている
書籍があります。といいながらまだ有効活用にまでは
至ってないのですが・・・

この本の秀逸なところはいろんなビジネスを人・金・モノという
マネージメントの基本リソースで簡易的に図解することで
世にあるビジネスを解析しようというところ。

普段何気なく受けているサービスのからくりも、
こうやって考えればいいんだと目から鱗です。

土間土間は合計モデルなんだなとか、「ザ・プロフィット」
読んだことある人には馴染みのある内容ばかり。

加えて新規事業を考える際の発想のポイントも紹介してます。
・足したらどうか
・分けたらどうか
・逆転させたらどうか
・流用したらどうか
・長さ(時間)を変えたらどうか
これらは「オズボーンのチェックリスト」をピクトグラム的に
置き換えたものです。

発想という点で五味一男さんのヒット確率99%の法則にある
「ありそうでなかったもの」を引き合いに出しているのも
読んだことある自分にはなじみやすい内容でした。

今、どこの書店でも平積みで売られていて結構手にしてみた
ことあるひといるのでは?

企画系の仕事をしている人にオススメ。

ビジネスモデルを見える化する ピクト図解/板橋 悟

¥1,575
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Wed, February 24, 2010 08:23:04

あらためてグランズウェル

テーマ:読書ネタ
昨年ネット業界にセンセーションを起こし、年末の宣伝会議の
課題図書?にも推薦のあった本書を読みました。

グランズウェルという顧客同士の相互補助が行われる世界
では起業からの一方的な発信はだんだん意味をなさなくなるという
何年も前から言われていることをまとめあげた書籍といえます。
Wikiやフォーラム、ブログ、ひいてはTwitterなど顧客との接点を
もってそこの運営の仕方、導入にあたっての注意事項などが
いろんな事例をもとに書かれていました。

「顧客からのフィードバックを公開したりすることは危険なんじゃ
 なかろうか」
「導入にあたって上司を説得するのは難しい」
ということに悩む人にとっては良薬になるかも。
あと、これが一瞬で何か革新を生むという幻想はなくて
導入に時間はかかりますよという示唆もあって、紋切り型の
学術書ではないところもちょっと好感が持てます。

グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business Sc.../シャーリーン・リー

¥2,100
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Mon, February 01, 2010 00:17:12

FREEは日本でも受け入れられるか

テーマ:読書ネタ
年始にちょっと読んだのですが、改めて購入して
読んだこの本。WIREDの編集長クリス・アンダーソンの「FREE」。
そこに繰り返し書かれていることはアトム(物理的に存在するもの)
とビット(電子データで提供可能なもの)の相関関係。
アトムなものは限界費用まで下がり、ビットになるものは
無料までに下がってくるという話。
パソコンやプロバイダのようなものはどうしても最低価格として
かかるが、そのうえでやり取りされる情報である音楽とか
電子書籍のようなものは無料になるという考え方です。

中国が海賊版を野放しにしているのは有名な話ですが
これに対してどうこういうのではなく、無断コピーを前提として
いかにマネタイズすべきかをこの本は教えています。

無料でサービス提供して後から値上げという古いマーケ手法
よりも、無料サービスと有料サービスの差別化(フリーミアム)
とか周辺で稼ぐとか(音楽を無料で配布してライブ入場者で
稼ぐというのはまさにこれ)いろいろやりようはあると書かれてます。
価値観の転換にまで踏み込んでいて、この本に書かれていることが
万人に受け入れられるかは?なところもありますが、
遅かれ早かれこの本に出ている通りに商売の根幹は
変わってしまうのかなーという印象を持ちました。

ご丁寧に巻末にFREE時代のマネタイズ手法について事例を
いくつか紹介しているのでこちらも参考になるでしょう。

ビジネスモデルを考えるにあたって外すことのできない一冊です。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略/クリス・アンダーソン

¥1,890
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Wed, November 04, 2009 10:46:04

創刊男

テーマ:読書ネタ
リクルートの人が書いた本はこれで3冊目(リクルートのDNA、HotPepperミラクルストーリー)
になるのだけど、必ず読後感は目の覚めるような感動を覚えます。

この本自体は古いのだけど、なかなか読む機会がなくてライバルメディアXY
の立ち上げストーリーに触れないままここまで来ていました。

倉田さんのような仕事のやり方はなかなか難しいと思うけど
リクルートがいいところは一度任せたら芽が出るまで根気強く
育て上げるところといえるでしょう。

じゃらんも構想から6年。エイビーロードだってとらばーゆだって簡単には
立ち上がっていない。リクルート事件前は事業プランの決裁はすべて社長の
鶴の一声だったために説き伏せるためにあの手この手を使っていたとか。

立ち上げに欠かせないのは「算数」と「国語」。
言い換えると「市場調査」と「マーケティング」だそうですが、倉田さんの定義は
市場調査・・・昨日までの人の行動を数字で知ること
マーケティング・・・明日からの人の気持ちを言葉で知ること
だそうです。特に人の気持ちをするために知り合いから苦手な人・嫌いな人まで
広くヒアリングするそうです。

1.人の気持ちをすること(ヒアリング)
2.それを言葉にすること(市場の課題抽出)
3.言葉をカタチにすること(商品への反映)
4.出来たカタチを再び言葉で人の気持ちに訴えること(営業・流通・宣伝・広報)

2.3.4.は誰でもやることだけど1.は特に重要ということです。
ヒアリングする際にはいくつも「不」という言葉を集めることを徹底する。

「あそこの店はおいしいのだけどサービスが良くない」
「シャンプーとかマッサージいらないから床屋の料金安くしてほしい」
とらばーゆ誕生の発端は
「給料が安い」「大きい仕事は男性に任される」
「課長もひどいことを言う」「事務職は嫌だ」
といった当時のOLの不満から。

もちろん「事実」と「気持ち」は選別しないといけないがここに
重要なヒントが隠されているのだそうです。

当社も年に1度くらいはユーザヒアリングなどやっておりますが、
まだまだ深堀できそうです。自分もユーザの気持ちにもっと近づけるよう
機会を増やさねば。

BookOffで400円で買った本から十分元が取れるくらい知見を吸収しましたよ。

創刊男の仕事術
日本経済新聞社
Tue, September 15, 2009 21:37:31

プロの課題設定力

テーマ:読書ネタ
この1カ月くらい読んだ中では1番の本ではないかと思います。
それだけ今の自分に必要なエッセンスがつまっていました。

会社でも「課題は何だ?」とうんざりするぐらい聞かれます。
普段から現状についてどう考えるのか常に考えていないと
回答できない。ときどきこの繰り返しが嫌になって逃げたくなりますが
もう少し物事の本質が見えていれば、そんなに悩まなくて済みます。

この本では
「課題」=現状とのあるべき姿のギャップから、なすべきこと
「問題」=課題の達成を阻む要因
と定義づけています。

そして正しく課題設定できるかがホワイトカラーの優劣とまで言い切ってます。

どうやれば課題を見つけることができるのかは「視座」「視点」「視野」
が重要でこれらをブラッシュアップすることが必要となります。

そしてフレームワークも重要なのですが、ロジカルシンキングと
ラテラルシンキングの使い方についても解説してあって、
非常に納得できる内容となっていました。

ビジネスで一段上にあがっていこうと思ったら、まずここが考え方の
起点なんだと実感できると思います。

何度も読んで使える本物の「実用書」です。

プロの課題設定力/清水 久三子
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