2013年08月28日

暑苦しいのが好きッ!

テーマ:偏愛
わたしは普段、あまり映画を観ません。家のテレビがブラウン管の14インチというしょぼい環境であったり、レンタル屋が徒歩圏内になかったりするせいもありますが、それ以上に、映画を2時間前後見続ける、つまり画面の前で2時間前後固定される、という行為が苦手なのです。ああ、今から2時間もの間、テレビの前から動けないんだ…と思うと、急に囚人にでもなったように自由を求めてムズムズしてしまい(まあ一時停止すればいいんだけどさ)、やっぱマンガにしとくわ~と諦めてしまい、すっかり映画素人に成り下がっているのですが…。


そんなわたしが先週は、『男たちの挽歌』シリーズを4夜続けて鑑賞し、これは久々に萌え爆弾の予感というか悪寒がしております。
レスリー・チャンの出世作ということで、前々から「死ぬまでに観たい映画リスト」に名を連ねてはいたのですが、今のタイミングで観ることになったのは、Huluという動画サイトの無料お試し期間のおかげです。ホントは別の映画を観るために登録したんだけど、ラインナップを観たら4本も入っているんですもの!
思わぬ拾い物をした気分で見始めたところ……正直、初見は「何つう単純でベタベタの映画!!」という印象でした。何、このお約束に次ぐお約束! メロドラマの激しい応酬! とにかくやりすぎ死にすぎのドンパチ! もっとクールでハードボイルドなものを期待していたせいもあって何度もズッコけてしまいました。
それなのに…見終わってみると、何故でしょう、まるで襲いかかってくるように、余韻がわたしの心にあふれてきたのです。走馬灯よろしく、脳裏にシーンが次々と立ち上ってくる。熱に浮かされたまま、「2」を見、「最終章」を見、「3」を見終わる頃には、すっかり虜になっていました。


今さらこの、すでに名作として全世界に認知されている映画に熱くなるなど、どんだけ素人だよ!という感じでお恥ずかしいのですが、恥ずかしさと紙一重のカッコよさについて、この映画からしかと学んだ身としては、恥や外聞などものともしない姿勢を貫かねばなりません。
シリーズ全編について書くと徹夜しなければいけないので、ここでは「1」についてのみ語ります。
香港マフィアの幹部である主人公ホー(ティ・ロン)と、警察官の弟キット(レスリー・チャン)。そして主人公の義兄弟のような盟友マーク(チョウ・ユンファ)。弟のためにホーは闇社会から足を洗おうとするも、最後の大仕事で裏切りに遭い逮捕、服役することに。ホーの仕事のために兄弟の父親はマフィアに殺され、出所した兄をキットは激しく拒絶する。一方、マークは、ホーの復讐を果たすものの右足に致命傷を受けたことで、かつての舎弟にアゴで使われる身の上になっている。真っ当に生きようともがくホーだが、弟の手柄と、不遇の盟友のために、組織に挑むことに――。
というようなストーリーの中に、裏切り、断絶、復讐、仁義、友情、兄弟愛などがこれでもかとてんこ盛り、さらにはありえないほど凄まじい銃撃戦も随所に織り込まれ、歴代のジャンプ漫画も遠くかすむほどの暑苦しさに仕上がっております。


人情の押し売りがヘビよりも苦手なわたしは、性格的にこのテのテンプレにはビクともしない…はずでした。
しかし、このような浪花節的ダサさ&クサさ&ベタさというマイナス要素など、ものともしないパワーがこの映画にはあります。とにかく、全編にわたって有り余るほどの情熱がみなぎっており、ラストには凄まじい勢いで爆発。それを、過剰なガンアクションがさらに盛り上げて、もはや出玉の止まらないパチンコ状態です。
カッコよさを突き詰めるとカッコ悪くなるのが常ですが(キ●タクを見ると何か笑ってしまうあの感じ)、そのカッコ悪さの壁を破ると、そこにはちゃんとカッコよさがいるのですね。まるで、本当のカッコよさにたどり着くためには、カッコ悪さの関門を一度はくぐらねばならないという掟があるかのように…。
このあたりは、『ロックよ、静かに流れよ』にも通じるところがありますね。見ている方が恥ずかしくなるような直球の熱さっていうんですか。
そおいや、この映画のレスリー・チャンは、この時30歳とは思えないほどあどけなく、ちょっと生意気で拗ねた感じの表情を幾度となく見せるんですが、それが何となく成田昭次くんにだぶって見えるのはわたしだけ? まあ、レスリー・チャンの方が美男子だけど…。
成田くんも俳優活動を続けていれば、レスリーとは云わないまでも、いい役者さんになれたかもしれないのにな…って、それは余談ですね。失礼しました。


「いばりたいわけじゃない! 失ったものを取り戻したいんだ」
香港の夜景を前にして、傷だらけのマークが咆哮する姿には、何かがのり移ったような凄絶な色気があります。ああ、この切なさと激しさ。弱さと強さが背中合わせになった姿。これこそ男の美しさですよ。
演じるチョウ・ユンファは丸顔のどんぐり目で、ニコッと微笑まれたらすべてを許してあげたくなるような愛嬌あふれるルックスなのに、神々しいほどの男らしさを感じます。
今、さらっと“男らしさ”と書きましたが、この映画における、全編を通してしつこく描かれる“男らしさ”、それは、決して性別に限定したことではなくて、生き様であり、人としての矜持とでも云うべきものです。文字にするなら、「男」ではなく「漢」と書いた方がしっくりくるかもしれません。だから、あんまり女性に向けた映画ではないのかもしれないけれど、女でも十分に共鳴できるものがあると思うのです。
「恥じて生きるな、熱く死ね!」というのがこの映画のキャッチフレーズらしいですが、まさにこの言葉が映画の全てを表しています。命よりも生き様。ああ、なんてクサい。だけど、なんてまぶしい。

 
さらに、一人ひとりの男たちの生き様もさることながら、彼らがさまざまな“情”によって結びつきあっているのですから、もう、男の友情で何杯でもお代わりできるやおいっ子のわたしも怯むほどのコテコテ具合です。
例えばこんなシーン。出所したホーと再会し、「3年間、ずっと待ってた! 3年だぞ! 巻き返そう!」と熱く、うれしそうに語るマーク。でも、断られて、「俺のことはいい。キット(弟)を守ってやれ」と押し殺すように云うのです。あぐぐぐ、何て切ない。。。
このように、熱すぎる友情、熱すぎる兄弟愛、熱すぎる仁義など、男たちの絆がこれでもかと描かれたうえに、製作のツイ・ハークが、台湾で不遇に処されていた監督のジョン・ウーと主演のティ・ロンに「もう一度、一緒にやろう」と声をかけて実現したという制作秘話までもが折り重なって、情の盛り合わせは留まるところを知りません(笑)。
もちろん、肉体関係など介在しませんし、BL的展開もありません(あっても困ります…)が、わたしはやおいというものに愛の純粋性という幻想を抱いているアナクロ腐女子なので、むしろこの男同士の強い絆に、そこらのやおいやBLなど太刀打ちできないほどの濃厚な愛を感じて、クラクラきてしまうのでした。

 
直情的なストーリーに、アクション映画というさして興味のないジャンル。にもかかわらず、この映画にはよく見ると、わたしの好きなものがいっぱいに詰まっていたのでした。男という生き方。男の仁義と友情。敗者復活劇。滅びの美。過剰の美学。そして、「香港」という舞台。
周囲からは、「無表情」「テンションがものすごく低い」「性欲がなさそう」「生命力もなさそう」という評価で定まっているわたしですが、本当はこういう、暑苦しいものが好きなのさっ。ま、自分にないものを求めているのかもしれませんけどね。


邦題のこってり感もいいけれど、「英雄本色」という原題、「A Better Tomorrow」という英題もまたカッコよくてしびれます。本当の英雄、よりよき明日。シンプルなのに、グッとくる。
韓国版の“リウェイク”作品もあるようですが、チョウ・ユンファが出ていないとどうにも安心して観られない(っつうのもヘンですが)ような気がして、ちょっと手を出しかねております。

暑苦しさつながりで、さらに余談。
最近、新シリーズが始まった『最強伝説 黒沢』もまた、ど暑苦しい名作でした。これもずっと積ん読状態だったけど、読まずに死ななくてよかった…。
ここにもまた、生き様としての“男”がしつこく描かれています。表紙の汗臭い雰囲気に、決して怯んではいけません。叩き売りかと思うほどに名言がたくさん詰まっていますので、未読の方はぜひ♪
AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
2013年08月18日

浦塩のたび③

テーマ:

最終日は、半日少々の自由時間なので、ひたすらショッピングに励みました。いいですね、この、団体旅行ならではのスタンダードな行程(笑)。
ウラジオストクは、決してショッピングをメインで楽しめる街とは云えませんが、ウォッカ、マトリョーシカ、グジェリ焼、ホフロマ塗など、ひととおりのロシアみやげは買えます。帰国直前に買うなら海産物もいいですね。
マトリョーシカは、前のロシア旅行でも買わないと決めていたはずが最終日に急に、半ば義務感に駆られて一体買いましたが、ここウラジオでもうっかりお買い上げしそうになりました。何の役に立たないことは分かっているのだけど、やっぱかわいいんだよなあ。でも、家にいるマトリョの扱いを考えると、やっぱ買っちゃいけないんだよなあ(苦笑・たまには開けて、いちばん小さいマトリョさんを空気に触れさせてあげよう…)。


軍ショップ。


RIMG0941 海兵隊のにーさんもフツーに買いに来てます。後ろ姿すら麗しい…。


通訳係のTさんが強力にプッシュするロシア軍グッズの店。某ガイドブックに載せようとしたら、あっさり却下されたらしいです。何でっ!? こういう、“ここにしかない”ショップの情報こそ、読者的にはありがたいんだけどなあ…。
ともかく、スーパーマーケット以上に購買欲をそそる店でした。何気にここの買い物がいちばんテンション上がったかも? 戦争は断固反対でありながら、軍グッズにときめくというのもいかがなものかと思いつつ…。
おすすめは、サイズ豊富なボーダーTシャツ。何故か長袖とタンクトップしかない(半袖は!?)のはご愛嬌として、値段は240ルーブル(約792円)と破格。「オーシバル」や「セントジェームス」の10分の1くらいでしょうか。生地はあんなに丈夫ではなさそうですけどね。
色もネイビー、レッド、グリーン、ブルーから選べますが、女性が着られるサイズのものは、ネイビーしかないですね。グリーンのボーダーとか、珍しくてよかったんだけどなあ。
他にも、いかつめデザインがかっこいいネームプレートや、ロシア軍ライターキーホルダー、ミリタリーウォッチ、ワッペン、バッヂ、軍帽、Tシャツ、アーミージャケット、ピーコート(めちゃ重! でもデザインは無骨ながらレトロでいい感じ)…などなど、サイズと財布が許せばいくらでも散財できそうなラインナップです。
店員のおばちゃんが、ビックリするほど面倒くさそうな接客態度だったのには、イラつきを通り越して、笑ってしまいました。あれ見せて、そっちもお願い、と普通のショッピングのノリで頼むと、舌打ちでもしかねないほどの表情と手ぶりで、のろのろと商品を出すのです。ロシアだからなのか、軍ショップだからか、はたまたおばちゃん固有のキャラがそうなのか…は謎ですが、あまりの殿様商売っぷりに、新鮮さすら覚えたりして。
でも、最後にお金を払うとき、1ルーブルが足りなくて財布をガサゴソ漁っていたら、おばちゃんは、“それはいいよ”というジェスチャーとともにニンマリ笑って、思わずキュンとしてしまったよ(笑)。「ああ、やっとおばちゃんと心が通じ合ったんだわ…」って、それはだいぶ大げさですが…。


RIMG0940  ボーダーはおしゃれじゃない、制服なんだ!…と云っているような気がする本気のボーダーT。


本屋。


本だけでなく、文房具や教科書も売ってます。こういう場所でも、おみやげになるものを探す姿勢が大切ということで、チープでカラフルな定規セットを強引に“かわいいもの”認定して、購入しました。分度器とか、今の暮らしじゃ絶対に使わないけどな…。
お腹を押すと歌うチェブラーシカのぬいぐるみが1個だけ、店の片隅に置いていまして、メンバーの中でも、最もチェブなどに興味のなさそうなKさん(男性)が、じっとぬいぐるみを見つめていたかと思うと、おもむろにレジに直行していました。
その後、旅先に連れ回したり、家でも話しかけたりと、ペットのようにかわいがっているそうです。30半ばのおっさんの心をも蕩けさせるチェブの魅力…。
チェブラーシカは、お話もいいですよね。動物園で働く、お友達のいないワニ(ゲーナ)と、オレンジの箱に詰められて果物屋にやって来た正体不明の生き物(チェブラーシカ)が、友達を募集して、自分たちのように友達がいなくて寂しい人のために、友達の家を作る。たったそれだけなんですが、孤独な心の弱い部分にぐっと刺さってくる何かがあります。
まあ、チェブグッズ自体は日本の方が圧倒的に充実しているのですが、わたしもつい、本場ものが欲しくなって、一文字も読めないロシア語のチェブ絵本を買ってしまいました。


RIMG0930 チェブを抱き上げて思案するKさん(左)。

 

RIMG0939 ロシアの人気アニメ「マーシャと熊」の絵本。チェブよりも圧倒的に種類豊富でした。カメラマンSさんが、フタラヤレーチカ市場に転がっていたマーシャ人形のキモかわいさが忘れられず、市内で探したものの市場より値段が高くて断念していました…。


フードコート(昼食)。

RIMG0947 


一人旅なら間違いなく、ここを真っ先に頼っていたであろう、セルフ式の食堂。
これまでのレストランがどこもハイレベルだったために、どうしても味のグレードが下がった感は否めませんでした。そんなに安いわけでもないので、余計にそう思ってしまいましたが、きっと最初に食べていれば素直に美味しかったのだろうという気もします。
ショッピングセンターの6Fにあり、眼下にシベリア鉄道の線路を見下ろせます。


はちみつ屋「プリモールスキー・ミョード」。


RIMG0952 奥にいるマトリョ風みつばちがかわゆい。。。


ここもTさんおすすめ。一大産地だけあって、はちみつがめちゃくちゃ安いです。だって、350gで86ルーブル(約283円)ですよ! 日本だったら30gも買えないような値段です。オーストラリアも安かったけど、それ以下ですね。
花、菩提樹、そばなどのハチミツがあって、試食もできます。花がいちばんクセがなく、そばは好みが分かれる味でした。
専門店ということで、はちみつだけでなく、養蜂器具や防護服も売られています。見た目はわりとかわいいショップなのに、こういうのもしっかり取り扱っていてちょっとビックリ。プロ向け…なんだよね??

 

チョコレート直売所「プリスティージ」

RIMG0964 


ウラジオストクの地元チョコレートメーカー「プリモールスキー・コンディチェール」のお店兼工場。
ロシアのチョコレートと云えば、赤ちゃんイラストが目印の「アリョンカ」が有名ですが(スーパーでもいろんな形状のチョコレートが売られています)、ここはやはり、ウラジオならではのチョコレートをみやげにしたいではないですか。
バラ売りのチョコレートはパッケージもかわいく、のんびり物色したいところですが、あいにく時間も押していたので、定番らしいマシュマロ?スフレ?入りチョコレートを箱で買いました。缶のみの販売もあり、好きなバラ売りチョコを気に入った缶に入れてプレゼントにすることもできます(ちなみにわたしは、缶のみ購入。。。)。
会社のみやげに持って行ったチョコレートが、わりとしつこく冷蔵庫の中で余っており、悲しいので最後の方は給湯室に行くたびに1つずつつまんでおりました…。けっこう美味しいと思うんですけどねえ、日本のチョコレートに食べなれていると、違和感があるのかもしれませんね。


RIMG1087 東京ばな奈的ウラジオみやげ。パッケージが何だか仰々しいですね(笑)。
 

ポクロフスキー聖堂。


RIMG0989 


…と云えば、モスクワは赤の広場のワシリー寺院を思い出しますが、こちらはもっとオーソドックスなデザインの玉ねぎ教会です。2007年に再建されたとかで、外観もまだまだ新しく、金色の玉ねぎもギラギラ光っています。
ここでも内部に松のじゅうたんがみっしり敷かれていました。これ、ミサのときだけじゃないのかな? だって、ミサのたびにこれを敷き詰めるのはけっこう手間がかかると思うのです。でも、前のロシア旅行で一度も見かけなかったのは、何でだろう? 季節の問題なのか、地域性なのか…?

 

RIMG0997 木々の上に顔を出す玉ねぎがメルヘンチック☆


浦潮本願寺跡。

RIMG1018 手前は、日露友好を求める通りすがりのおじさん。
 

かつて――1920年頃のウラジオストクには約6000人の日本人が住んでおり、何と、本願寺までが設立されていました。現在は跡地になっており、記念碑が極東大学の敷地内に建っています。場所は違いますが、やはり大学敷地に、与謝野晶子の歌碑や、鳥取県が寄贈した仏像などもあり、今の日本とウラジオストクの心理的遠さを思うと、にわかには認識できない歴史を垣間見る瞬間です。
でも、日本の企業にとってのウラジオストクは、われわれ一般人よりもはるかに身近な存在なのでしょう。走っている車の9割近くが右ハンドルですし、Dydoの自動販売機もやたら目につきますし、日本語パッケージのお菓子もあれば、日本食レストランの数もこの規模の街にしては多い。そして、詳しくは知りませんが“夜の街”としてのウラジオも一部の日本人男性にとっては有名であるようです(だって、googleで「ウラジオストク」と検索したら、真っ先に「女」って言葉がくっついてくるのよ!)。
そういえば、1日目の北朝鮮レストランの帰り、終バスがなくなったことに気づかずバス停でたむろっていたら、在住の日本人がたまたま車で通りかかって、親切にも全員を街まで送ってくれました。ウラジオで、プロのカメラマンとして仕事をしているそうです。
色んなかたちでウラジオの中にある“日本”に出会うと、辺境のように見えていたウラジオが、意外と身近に感じられて不思議な気持ちになりますね。

  

そして再びの「グートフ」。


RIMG1033 


最後は、メンバーのお気に入り「グートフ」にて、地ビールで祝杯。みなさんお疲れさまでした!

 

……と思ったら、列車のタイムテーブルの都合で早く着いてしまった空港にて、またも酒盛りが!
海鮮ショップの試食カップをおちょこ代わりに、カメラマンSさんがみやげとして買ったはずのウォッカを空け、幹事Hさんがうっかり食べ損ねてしまった生イクラを、通訳Tさんの「じゃがりこ」をスプーン代わりにしてつまむという、バックパッカー的かつ手作り感あふれる宴会が行われたのでありました。
み、みんなの酒宴に対する執念が凄まじすぎるよ!((((;゚Д゚))))

 

RIMG1063 セコいながらも楽しい酒盛り。

 

…はい、これでウラジオの旅は終わりです。
終わってみれば、ただただ楽しかった。夢の中でひたすら遊んでいるような3日間。
弾丸の海外旅行も、団体旅行も、またいつもとは違った旅の形として、素直に新鮮でした。
特に、団体の旅というのは、何となく己のスタイルに反するようでもあり、うっすらとした抵抗感もあったわけですよ、最初はね。でも、そんなわたしが云うのもホントにおこがましいけど、たった3日の旅なのに、最後には1つのチームになったような感覚があって、最後、空港で一人、また一人と別れていく様子に、けっこうな寂寥感を覚えてしまった(笑)。
団体ってことで心配していた窮屈さは全然なかったのは、全員が一人旅をする人たちってこともあるだろうけど、これくらいの大人数だから、かえって気分的には自由になれたのかもしれません。二人、三人だと、どうしても関係性の方に引っ張られがちなので…。
この話が持ち上がったとき、3日間という短さでしかも一度行った国に行くのかあ…と、正直なところそんなに諸手を上げて乗り気というわけではなかったのですが、買わなくてもよかった服、というのはあっても、行かなくてもよかった旅、はないんですよね。
次はサハリンツアーやりましょう、なんて話が実現するかどうか分からないけれど、またみんなと一緒にロシアを、お気楽に旅したいものです。


【おまけ】めんばー紹介
人数が多くて旅行記にうまく混ぜ込めなかったので、巻末にまとめさせていただきました。まあこれは、わたしの覚書ということで、読み流していただければ…;


幹事Kさん(♂)
今回の旅の元締め。彼なくしてこの旅はなかった。至れり尽せりでありながら決して締め付けない、素晴らしい幹事ぶりは、メンバー全員も認めるところ。ロシア関係の仕事をしており、これまでのロシア渡航回数はゆうに数十回…なのにロシア語はまったく喋れないという点も、なかなかお茶目である。


通訳Tさん(♀)
誰もロシア語を話せない状況下、孤軍奮闘してくれた彼女。元々ロシアが大好きで、ロシアのガイドブックを作る今の仕事に就いたというだけあって、細い体にロシアへの愛をいっぱいに秘めている。そのせいか、外見も心なしかロシア人っぽく見えてくる(色白だから?)。おみやげのツボがわたしと合う(気がする)。


Iさん(♂)
今回の旅が発案されたお花見の主催者。今はなき西荻窪のカフェ「旅茶箱」で会い、そこで開催されていたスペイン語教室に、ともに生徒として参加していたという間柄。わたしにとっては、花見に呼んでもらったことでこの旅に繋がったわけであり、個人的には、彼なくしてもこの旅はなかったと云える。感謝感謝☆


Mさん(♂)
「野ぎく会」にもよく来てくれていた旅好き男子。普通のサラリーマンなのに、年間の海外旅行回数は6~7回、週末は日本の温泉めぐりという、アグレッシブな旅スタイルを貫く。今回も、ベトナム帰りからのウラジオストクという超強行スケジュールで参加し、メンバーより1日早く切り上げて帰国。リーマンパッカーの鏡!


Tさん(♀)
実年齢より10歳は若く見える可憐な外見と、大の酒好きというギャップが凄まじい乙女。ご本人は「そんなに飲んでない」と、まるで他人事のように申告しているが、酒盛りの際は常に先頭を切っていたような…? でも、そんな酒好きでハイなキャラクターが、チームの盛り上がりには大いにプラスになっていたと思う☆


ここからは初対面のみなさん。


Kさん(♂)
Iさんの山登り友達であり、IさんとのBL疑惑も囁かれる謎男子。メンバー一空気を読まない人として、みんなから総ツッコミを受けること数知れず(笑)。本屋で購入したチェブラーシカのぬいぐるみを帰国後、溺愛する様子は、微笑ましくも少し不気味である。でも、時折FBにアップされる、旅の風景をバックにしたチェブたんの写真はかわいい。


Sさん(♀)
バリバリの女性カメラマン。メンバーはみんな写真好きだけど、彼女は撮る枚数から姿勢からまるで違っていて、言葉ができなくても、どんどん人の中に入って行き、一瞬のいい表情を逃さない。プロカメラマンのコミュ力の高さに唸りっぱなしだった。ちなみに、旅の終わりには「野ぎく」と呼んでくれるようになりました(笑)。


Mさん(♂)
中国語・韓国語を話せる金融系エリートにして、世界の北朝鮮レストランを巡るのが趣味というマニアックな旅人。北朝鮮レストランにて御年●歳を迎え、美女にお祝いの歌を歌ってもらって、「この世をば わが世とぞ思う 望月の……」と詠んだ際の藤原道長のように満面の笑みを湛えていたのが忘れられない(笑)。

AD
いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
2013年08月13日

浦塩のたび②

テーマ:
フォートラベル形式の旅行記も、けっこう大変ですね…;でも、今回はこのスタイルで押し通すことにします。



1日目で、ウラジオの主要観光地はほとんど訪れたと云っても云いすぎではなく、2日目のルートは、要塞博物館→魚市場→グルジア料理(昼食)→フタラヤレーチカの市場→生活雑貨屋→スーパーマーケット→ロシア料理(夕食)という、1日目よりはゆるめのスケジュール……のはずだけど、ホテルに戻ってきたのが夜中の12時ってのは、どういうわけなんだろ(汗)。
なんというか、疲労がミルフィーユのように積み重なっている感はありますが、旅先ではヤクでも打ったかのように休みなく動けるんですよねえ、これが…。
加えて、今回は優秀すぎるガイド係さんが2名もいらっしゃるので、一人旅のときとは違って、ほとんど無駄足がない。まるでゲームのように、着々とウラジオを制覇している感覚です。



さらに街歩き。

RIMG0562


ウラジオストクを歩いていて思うのは、ここは旅行というより散歩を楽しむ街だなということです。
街として面白いかどうかと問われると、なんとも微妙な返事になりそうですが、例えば、海へと延びる目抜き通り(フォーキナ通り)~海沿いの遊歩道なんかは、天気のいい週末ということもあって、ほどよい幸福感に満ちており、写真を撮りながらのんびり歩いているだけでも楽しい。
初めてロシアに来る人には、ウラジオストクそのものというよりもロシアを味わえる街としての魅力もここに加味されると思います。お店でもホテルでもことごとく英語の通じない状態や、相変わらず読みづらくてしょうがないキリル文字など、ロシアという、心情的にはとても遠い国が眼前に迫ってくる興奮は、初回特典的楽しみではないかと。



要塞博物館。


RIMG0630 戦車を操る通訳係のTさん。


金角湾を臨む丘の上に建てられたかつての要塞。現在は博物館として開放されています。
ウラジオストクは、世界最高峰の要塞都市とも云われ、この要塞と対岸・ルースキー島の要塞はロシアの要塞技術の粋が集められている、のだそうです。
しかし、そこらへんはド素人の目にはよく分からず、もう引退した戦車や大砲が、廃墟のような風情を醸し出しているのをただただ味わうのみでした。やはりウラジオは、軍オタの方々が旅してこそ、その真価を堪能できるのではないでしょうか。元・軍港ですから、おそらくこうした見どころは、探せば随所に存在するのでしょう。そういうバックグラウンドの知識があると、ウラジオはまた違った様相を見せてくれるのかもしれません。
生い茂る草に飲まれそうになっている戦車を見て、昔、アフガニスタンのバーミヤンで見た、花畑の中に佇む戦車を思い出しました。戦車と植物は、何故かよく似合いますね。


RIMG0591 要塞から金角湾を臨む。


魚市場。

函館の朝市みたいな賑わいを想像するとややガッカリしますが……その場で買って、海辺の食堂スペースで食べられるのはうれしいですね。
昼食前なので、軽くつまむ程度にクマエビを1kg買って、みんなでシェア。クマエビって、食べたことないような気がするのですが、レモンを絞って、ビールとともに味わうとたいへん美味しかったです。

RIMG0654


教会。

RIMG0682


名前を失念してしまいました。水族館の近くにある新しめの教会です。
日曜日でミサがあったのか、床には松の枝?が一面に敷き詰められており、建物内には独特の香りが充満していました。
金縁のイコン祭壇と緑のナチュラルじゅうたんのコントラストが何とも美しく、夢中で写真を撮りまくりました。どうしてこう、キリスト教の意匠にはときめきのツボが埋まっているのでしょうか。



グルジア料理「ドゥバ・グルジア」(昼食)。


RIMG0716


グルジア料理、これまた初めて食べますが、どれもこれもいちいち美味で、唸ってしまいました。
ともに国境を接するトルコとロシアは、どちらも料理のレベルが高めなので、挟まれているグルジアの料理がマズいわけはないですね。世界最古のワイン生産地でもありますし。
料理は、「ハチャプリ」と呼ばれるチーズピザや、スパイシーで酸味のあるスープ「ハルチョー」、名前を失念しましたがチーズグラタンのようなもの、など。チーズが使われているだけでもう美味しく感じられる安易なわたしですが、料理を通して遥かグルジアの空気が伝わってくるような気にさえなりました。

RIMG0712 チーズたっぷり♪


フタラヤレーチカ市場。


RIMG0755 魅惑の海鮮売り場。


午後は、ウラジオストクから約10km離れたフタラヤレーチカ市場へ。行きはバス、帰りはシベリア鉄道で移動です。
市場ということもあるでしょうが、風景が、ウラジオストク中心部とは比較にならないほど雑然としており、ロシア的クラシックさは削ぎ落とされ、アジアの一角にでも紛れ込んで来たかのよう。
それもそのはずで、広大な市場で働く人々のざっと7割近くがアジア系移民です。中国系よりも朝鮮系が多そうでした。まあ、北朝鮮と近いしね…。
食料品、日用品、衣料品などがひととおり売られていますが、おみやげになるようなものはそんなにないです。わたしが買ったのは、イクラの缶詰(そんなものがあるのだ!1週間くらいは何とか持つ、らしい)と、ロシア製トランプのみ。
ちなみにこのロシアトランプ、レトロな絵柄とチープさが気に入って買ったのですが、数えると36枚しか入っていません。「不良品じゃないの~??」とみんなに冷やかされ、「で、でも箱には隙間がないし、ぴったり入ってるっぽいですよ…?」と弱々しく反論したものの、内心では、100%失敗したと落ち込んでおりました…って、まあ、250円くらいのものですけどね。
ところが、帰国して調べたところ、ロシアのトランプは36枚が標準なのだそうです。イタリアでは40枚、ドイツでは32枚などと、トランプにも種類があるんですね~。今回、このトランプをうっかり買っていなければ、そんな情報を得ることなく一生を終えたかもしれません。ただ、ロシア式トランプの遊び方を覚えないと、このトランプは使えないガラクタになってしまうので、誰か一緒に遊んでください。


RIMG0800 市場の一角には床屋エリアも。タトゥー屋がセットになっているのが特徴。



RIMG0803 靴の並べ方がアートの域。



ここで、2名のメンバーがひと足先に帰国。フタラヤレーチカ駅から「アエロエクスプレス」に乗って空港へと向かう彼らを見送ります。
2日も3日もそんなに変わらないかもしれないけれど、ロシア2日間なんて、めちゃくちゃ弾丸! でも、世の旅好きサラリーマンは、みんなこうやって、少ない時間でも頑張って旅しているんだなあ、としみじみ。

RIMG0783 みんなでお見送り。団体旅行ならではの光景。



生活雑貨店。


通訳係の編集者Tさんの記憶では、ホテルから徒歩10分くらいのところに、かわいいおみやげ屋があるということでしたが、残念ながら潰れていました。。。グム百貨店といい、ウラジオのおみやげ屋はどうやら縮小傾向にあるようです。これまでのところ、最も充実していたのは港のみやげ物エリアでした。
手ぶらで帰るのは悔しいので、近くにあった生活雑貨店に入ってみました。食器、花瓶、調理器具など、キッチン&リビング周りのものがメインで、みやげ的な要素はほとんどないのですが、こういう場所から無理やりおみやげを見つけるのが、かわいいものハンターの使命です。
Tさんはグジェリ焼きのマグカップを、わたしはグジェリ柄のエプロン&鍋つかみセットを買いました。エプロンや鍋つかみは、わりとフォークロアなものが揃っていて、そんなに高くもないので、おみやげに困ったらぜひ。


RIMG1079 しっかりロシア語が入っているところもポイント。



スーパーマーケット。


待ってました! 海外に来たら、やっぱスーパーマーケットを一度はのぞかないと落ち着きません。市場もいいんですが、スーパーは品揃えや値段表示が分かりやすいですからね。安価なみやげを買うにも絶好の場所ということで、スーパーの嫌いな旅人はいないのではないでしょうか。わがグループも、全員心なしかテンション高めでした。
特徴的だと感じたのは、ウォッカ、ピクルスの瓶詰め、それに各種海鮮系の缶詰の品数が多いこと。わたしは、人工キャビアなるものを買いました。150gくらいでしょうか、それで70R(約230円)なので本物のはずはないですね。帰国してから食べましたが、プリプリ感が、どうにもまがい物っぽい感触ではありました。でもまあ、キャビアではなく、魚の卵のゼリーとでも思えばそこそこイケるかな…?

RIMG0847 呆れるほどのウォッカの品揃え(※写真は一部です)。



ロシア料理「ポルトフランコ」(夕食)。


RIMG0856


何故、ロシア料理なのに店名がスペイン語(Portofranko)なのかという謎はさておき、ここも、またもやヒット! こうも毎日、食を楽しんでいるという旅路が、何やら信じがたい贅沢のように思えてきます。だって、一人旅だったら、食を真っ先に削っちゃうもんね…。あとはやっぱり、大人数でシェアしているっていうのが大きい。食べられる品数が、×人数分+αだもの。
ここでは、イクラのブリュヌイ(クレープ)や、シーフード盛り合わせ、カニのトースト添え(?)などを食べました。港町、さすがにシーフードが充実していますね。
ただ、これまでの3軒に比べると、お値段は少々張りました。ここまではいずれも、お腹いっぱい食べてお酒も飲んで1500~2000円くらいでしたが、4000円弱かかって、全員が一瞬ビビっていました。
ウラジオストクでこの高レベルなのですから、首都モスクワはもっと美味しいんでしょうねえ…わたしはモスクワでいったい何をしていたんでしょうねえ(泣)。


RIMG0884 イカ墨ごはんとエビのクリーム煮(何か名前あるのかな?)


なんだかんだ、今回も長い1日でしたね。
次は、最終日+総括ということで、たぶん最終回です。

RIMG0906 この日、日本ではスーパームーンだったんですね。

AD
いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
2013年08月09日

浦塩のたび①

テーマ:
毎日毎日、部屋の片付けに忙しくて(たかだか20平米の部屋で、そんなに片付ける場所あるのかよ?と思われそうですが、いくらでもあるんですねこれが…。人生ごと片付けたいですわホントに)、ブログも放置気味ですみません。
そろそろウラジオの話をしようかな…(汗)。



前回、プロローグ的に書きましたとおり、今回は、団体・手配・ド短期旅行という、いつもの自分の旅とは、正反対とも云える旅でした。
まあ手配旅行はブータンのときもそうでしたので、どちらかというと、“団体で海外旅行”というのが、新鮮でもあり、旅前は不安でもありまして…。
今回のメンバーは9名で、半分近くは初対面の人です。共通しているのは、全員が旅好きということだけ。たった3日とはいえ、団体の中で気疲れしないだろうか。みんなと仲よくできるだろうか。ハブられないだろうか。
そんな心配にカラシでも塗るかのように、空港での自己紹介の際、メンバーの一人である年上の女性カメラマンさんからカウンターパンチを喰らいました。
主催者のKさんがそう呼んでいるので「野ぎくです、あ、本名はホニャララなんですけどお…」と中途半端に名乗ったところ、「え。。。野ぎくって。。。ちょっと呼ぶのが恥ずかしいね」と苦笑され、いきなり冷や汗をかくことに!! 昔、旅先で「“エース”とか名乗ってる人を見ると笑っちゃうよね~」なんて話をした覚えがあるけれど、今のわたしってば、“エース”さん並みに小っ恥ずかしいってことですよね!?
いっそのこと、最初っから本名=野ぎく、で開き直っていればよかった! 自分でも心のどこかでやっぱり「野ぎく」と名乗ることにどっか後ろめたさがあるから、こんなに動揺(笑)するんだよ!


そんなことがありつつも、飛行機は無事に成田を出発しました(そりゃそうだ)。
成田を21時すぎに出発して、ウラジオストク着は現地時間の夜中1時半前。向こうは日本より2時間ほど時計が進んでいるので、移動は2時間少々ということになりますね。
いや、ウラジオストクってこんな近いのね~…。昔の紀行文学のイメージで、ウラジオストクは新潟から船でひと晩かけて行く場所とばかり思っていたけれど、飛行機ならソウル並みに近いなんて…これってけっこう盲点だったわ。だって、とりあえず2~3日の休みなら韓国か、香港か、台湾か…てな選択になりそうじゃないですか。ところが、ウラジオストクなら充分、この選択肢に入れられる。週末アジアならぬ、週末ロシアが可能なわけです。
わたしにとっては、“シベリア鉄道の始発駅”がある街、という以上の思いはなく、ロシアは2年前に行ったので、シベリア鉄道に乗る旅でもしない限り、自らの意思で来ることはなかったでしょう。そういう意味でも、今回は自分にとって新しい旅だったと云えるかもしれません。


ウラジオストク空港は、昨年までは小屋のようなみすぼらしさだったそうですが、APEC開催のおかげでえらく近代的で立派な建物になっています。
何せ手配旅行、ちゃんと送迎の車が来てくれています。
深夜、ほとんど車も走っていない真新しい高速道路の車窓は、異国とも自国ともつかぬ、浮遊感漂う風景です。送迎の車内は、こんな時間でも元気なメンバーたちのおしゃべりがあふれ、耳は3番組を同時に聞いているような状態。一人旅の静かな移動に慣れすぎているわたしにとっては、何とも不思議な旅の始まりでした。
今回の旅の宿は、「アジムート」という中級ホテル。6階の看板が9階にひっくり返っていたり、シャワーのHotとColdが逆表示になっていて5分近くも冷水を手に浴びることになったりと、期待を裏切らないロシアンクオリティに苦笑いしつつも、前のロシアではYHを泊り歩いていたことを思えば、充分に快適です。

RIMG0021 真新しいウラジオストクの玄関口。


さて、今回の旅程は、幹事のKさんと、ロシアのガイドブックの編集者・Tさんが事前に決めてくれたらしく、観光ルートからレストランのチョイスまで、スキがないほど完璧でした。
それでは、初日の行程を、写真とともにお送りしましょう(フォートラベル風ですね)。


街歩き。


RIMG0076


ウラジオの街は、ベースはヨーロッパ風ですが、モスクワやサンクトほどのクラシック感はなく、何となく全体を旧共産圏的ヴェールが覆っていて、しかしそれは中国の地方都市のような泥臭い無機質さであったりする、何ともまとめにくい印象です。


レーニン像。

RIMG0117


ウラジオストクは、「東方を征服せよ」という意味。日本にとっては穏やかならぬネーミングですが…というわけで、このレーニン像も東を指しています。
レーニン像は、ソ連崩壊後だいぶ打ち倒されたと聞きましたが、ここではしっかり、駅前のレーニン広場に建っていました。モスクワでも、中心部よりちょっと離れたところには建っていましたっけ。
レーニンを見ると、ああ、ここはロシアなんだな…という奇妙な安心感が湧いてきます(笑)。


ウラジオストク駅と、シベリア鉄道。

RIMG0162


云わずと知れた、世界一長い鉄道。旅人なら誰しも、一度は乗りたいと思ったことがあるはず(異論は認めません)。
ウラジオ2泊3日のツアーだと、ウラジオ→ハバロフスク間を乗って1泊するプランが人気だそうですが、やっぱ乗るからには、ぜひ全線踏破したいですよね!
始発駅にしかない、双頭の鷲を戴く記念碑に刻まれた“9288”(km)の文字、その向こうに遥か延びる線路を見ると、ロカ岬の“ここに地終わり、海始まる”碑にも似た感慨が湧いてきます。
待合室を見ては、ここで1人、ロシア号を待っている自分の姿を想像して、にわかにこみ上げる旅欲に身悶えしたりして…。

と、ナルシスティックに旅情に浸りたいところですが、現場では中国からの団体さんがはしゃぎまくっており、そちらに気を取られっぱなしでした;
彼らの記念写真に賭ける意気込みは凄まじく、幼少の頃から特別教育を受けているのかと思うほど、誰しもモデル立ち、決めポーズは当たり前。最初はドン引きしますが、わたしを含む日本人のナチュラル志向が、やる気のない態度に思えて注意したくなるほどです。
加えて、服装の華やかさ(と云うより派手さだけど…)においても、完全に日本人は負けていました。まあ、別に勝負はしていないとは思うのですが、少なくともわたしは、MILKの地味めなワンピースなんか着てきた自分の臆病者加減を少々恥じました(笑)。

RIMG0152 最も派手だったおねえさま方。花柄のジャージだなんて、センスぶっとびすぎです(褒めてます)。


ウラジオストク港。

RIMG0179


日本の地方の港にも似た、ひなびた雰囲気のウラジオストク港。薄暗い港内に、あらゆるおみやげが陳列されたガラスケースなど、何やら昭和を感じさせる懐かしさです。
外に出れば、金角湾を見渡せます。金角湾って、確かイスタンブールにもありましたよね。

中央広場。

RIMG0210


さすが広大なるロシア…土地がいっぱいあっていいですね…。そう云いたくなるような広場です。広すぎて、全貌が映りません。この画角に入りきらない場所で、ゴーカートや、野外ライブをやっていたりします。
中央にそびえる像は、革命戦士の像と云って、ウラジオのシンボルだそうです。そう云えば、ロシアと云えば巨像、らしい…ということを、前回のロシア旅行の後で知りました。ロシアには、度肝を抜かれるほどの巨像が、あちこちにあるそうです。まあこの像は、巨像と云えるほど巨大ではありませんでしたが。



ロシア料理「ノスタルジア」(昼食)。

RIMG0287


“ウラジオストクでいちばん美味しいロシア料理店”との呼び声高いお店。どこの貴族の屋敷かと思うような、帝政ロシア感満載のインテリアも素敵です。
前回のロシアの旅では、あまりロシア料理を満喫したとは云い難かったのですが、改めて食べてみると、ロシア料理は美味しいですね~。それも、日本の洋食のような、素朴で親しみやすい美味しさ。
特にスープはヘルシーかつ食べごたえ抜群で、編集者Tさんは、いつも一人で取材に来るので、「スープとパンだけでお腹いっぱいになって、メインにたどり着けないんですよ」とのこと。確かに、このボリュームはもはやスープではなく、立派にメインディッシュです。


RIMG0307 前も載せましたが、たいそう美味しかったので再び。冷たいスープ・オクリョーシカ。この他、有名なボルシチや、トマトベースのサリャンカなどがあります。


中央郵便局。

RIMG0330


観光地じゃないけど、郵便局とかスーパーマーケットとか、楽しいですよね♪
ロシアでは何故か、極彩色でラメラメのこってりメッセージカードがたくさん売られています。かわいいのか、かわいくないのか、かなり微妙なセンスではありますが、とりあえずめでたい感じは伝わります(笑)。
日本人(の乙女)は、ロシアのフォークロアな雰囲気を「かわいい」と認識しますが、ロシアではどうも、そういう感覚はなさそう。。。


グム百貨店。

RIMG0375


ロシアと云えば、やっぱぐむぐむ! 豪奢なモスクワのそれに比べると見劣りはするし、百貨店というには少々安っぽい雰囲気のテナントもありますが、クラシックな雰囲気は健在です。
以前は、フロアぶち抜きのおみやげ売り場があったらしいのですが、残念なことに、大幅に縮小していました。
その代わりと云ってはなんですが、ロシア正教ショップの宗教グッズがかわいくて、キリスト教徒でもないのに、家に小さな祭壇を作りたくなってしまいました。


潜水艦C-56博物館。

RIMG0412


ウラジオストクは、元々軍港であり、ソ連時代は閉鎖都市指定されていました。
あまり観光の目玉となるスポットがないウラジオストクにおいて、軍関係のモニュメントはひとつの売りと云えるかもしれません。最も、わたしはあまり軍艦や兵器にあまり興味がないため(でも軍服は好き)、潜水艦の内部の狭さに驚いたくらいで、あとは適当に記念撮影して終了ですた。


鷲の巣展望台。

RIMG0473


街外れにある、ウラジオの街を一望できる展望台。ケーブルカーに乗って行きます(歩いて登ることもできます)。
場所自体は、郊外特有のちょっぴりうらぶれた雰囲気ですが、週末とあってか、観光客だか地元人だかでそれなりににぎわっていました。
上から見るウラジオストクは、あちこちで工事が行われており、これからの街なんだなあ…というエネルギッシュな雰囲気を感じます。


RIMG0470 ロシアにも、カップルが錠前を取りつけて愛を約束する愛の鍵信仰が根づいていました。


北朝鮮レストラン「平壌」(夕食)。

RIMG0516


ロシアと北朝鮮はわりと活発に交流しており、またウラジオストクから北朝鮮は目と鼻の先ということもあり、北朝鮮料理のレストランが存在しています。
そして、広い趣味の世界には、世界の北朝鮮レストラン、略して“北レス”マニアという人々も存在するらしく、今回のメンバーであるMさんもその1人。しかも、この日は偶然にもお誕生日ということで、幹事Kさんの計らいで、従業員の美女に「ハッピーバースデー」を歌ってもらっていました。
美女達がカラオケに合わせて歌って踊るというスペシャリティ以外は、料理も美味しくリーズナブルで、普通にいいレストランだと思います。メニューは、北朝鮮名物・冷麺やサムギョプサル、海苔巻きなど…そして、何気に犬のスープもありました。。。


ビアレストラン「グートフ」。

RIMG0535


ロクに睡眠も取っていないのに、夕食後、飲み直そうという元気すぎるメンバーのみなさん。夕食後、すでに10時半を回っていましたが、2軒目に突入しました。
オープンテラスもある雰囲気のいいお店で、ウラジオの地ビールが飲めます。地ビールはさっぱりした飲み口で、ビール音痴のわたしにも美味しく飲めました。


いやー、どこのJ●Bかというような充実ぶりですね。さらにこの後、コンビニで酒を買って部屋で宴会が行われたというね。。。揃いも揃って、サイボーグ並みの強靭さです。
解説するだけで息切れしてしまったので(笑)、続きは次回(や~、長かったですね、すみません;)。
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。