2012年09月25日

マヤカンに行って来た(下)

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「お邪魔いたします」と、いちおうお断りせずにはいられない威容に緊張しつつ、いよいよ中へ足を踏み入れます。
建物内はひんやりと涼しく、山登りでかいた滝の汗がすーっと引いていきます。
入口から続く廊下は、ホールのような場所へと続いていますが、両脇の部屋から攻めることにします。床には各種破片などが散らばっているものの、基本的に残留物が少ないため、そう探索の難しい廃墟ではなさそうです。

では、ここからは写真とともに…進む前に、マヤカンの歴史を少しおさらい。
創業は1929年。鉄筋コンクリート造りの外観から当時は「軍艦ホテル」と呼ばれていたそうなので、王=軍艦島、女王=マヤカン(軍艦ホテル)という図式は理にかなっていますね(?)。
第二次世界大戦で営業休止となり、空襲による大損害のため、再開は実に14年後の1959年まで延びました。しかし再び1967年に台風被害による営業休止。74年には「摩耶学生センター」として学生用の保養施設となるものの、それも93年に幕を降ろし、今に至る…と。
こうして見ると、実に波乱万丈の一生を送っていますよね…何だか気の毒になるほどに。伝説的廃墟となる下地は、何十年もかけて作られていたということでしょうか。

maya050 入口左手の部屋。

maya052 その奥に続く部屋。全面窓が優雅。

maya053 壁がずる剥けで痛々しいお…。

maya070 おそらくここがエントランス? 「非常口」のデカいフォントが何とも懐かしい雰囲気。そしてチェックの床が乙女チック。

maya084 レトロな照明の配置が美しい大食堂。

maya087 マヤカンの見どころはやはり、窓と緑のコントラスト!

もう、どこにカメラを向けてもいい顔を見せてくれます。さすがは女王です。というか女優ですね。一時期、“美人すぎる○○(議員とか)”ってのが流行りましたが、マヤカンはまさに“美人すぎる廃墟”。
これほど朽ちていても実に優雅で、圧倒的な存在感。だけど、時折儚げで弱々しい表情を覗かせる…それがまたゾクっとするんだよなあ。過去の美しさの残滓が堆積する時間と奏でるハーモニーの妙…ああ、ワインを女に喩えるおっさんの評論家みたいになってきたわ(汗)。
何だか、時空の歪みにひょっこり建っている館にでも迷い込んだような気分です。天気がよいせいか、陰惨な雰囲気はほとんどありません。ま、これが曇天や夕刻だと、恐ろしいことこの上ないでしょうが…。


美しいとは云え廃墟には違いないので、細部を見ると相当に汚れており、壁紙の剥がれ具合、照明の落ち具合はむごいくらいです。
そして、何よりも残念なのは、○○参上!系の落書き。中には「同○社香里中 3年○組 ○×△□」などと、堂々と校名&本名まで書いていて、オイオイいいのかよ、と。。。
奥多摩ケーブルカーのように思い出ノートを用意して、設置してくればよかった、と後で思いました。そんなに痕跡を残したければ残せばいいけどさ、もうちょっと雰囲気だけでも高尚そうな落書きをしてくれればいいのに。バタイユの言葉を記すとか(←超テキトー)。
極めつけは、ダンスホール(講堂?)の舞台一面に描かれた、グロテスクな色彩のグラフィティ。よくもまあ、こんな巨大なペイントをしたものだわとある意味感心しますが、これをやった人がもし美術を志しているなら、辞めた方がいいんじゃないかと思います…センスが無さすぎるので(泣)。
でも、落書きならまだマシな方なのでしょうか。破壊行為に及ぶ悪人も確実にいるであろうことを思うと、廃墟マニアなぞ羊のように大人しい人種という気がします。なんかさ、老人をいじめているみたいでいたたまれないよ、廃墟の破壊行為ってのは…。

maya121 問題のホール。マヤカンのたおやかな美しさを激しく損ねるラクガキ(怒)。

maya126 舞台側から見るとマヤカンらしさいっぱい。アールデコ全開!

maya186 天空の城の回廊のような(云いすぎか?)廊下。昔むかしの小学校のようでもあります。

maya136 突き当たると、神戸の街の素晴らしい眺望が広がります。

さて、マヤカンと云えばここ!と廃墟マニアなら誰もが知っているであろう撮影スポットが、通称“緑の部屋”です。
アールデコ調の縦長の窓からはこぼれるような緑が覗き、何もない床の上にはぽつねんと鉄脚の椅子が置かれている、有名なカット。荘厳でありながらどこか寂しけな風情を漂わせるそのアングルで、いったい何人の廃墟好きをこの地に誘い込んだことでしょう…。
内部探索はひと通り堪能したつもりでしたが……で、緑の部屋ってどこだったの??
友人も廃墟ビギナーながら、昨夜予習をしていたらしく「あの写真の場所やろ? 確かに見てへんよなあ。」
しかし、目に付く階段という階段はすべて制覇したはず。
ん、待てよ…?

「あの部屋ちゃう?」

ここまでの探索で思い当たる節があるとすれば、上の写真群から2カット目、最初の方に入った窓の美しい部屋。あれが最も緑の部屋に近いイメージです。
もう一度戻って、件の部屋をくまなく眺め回してみますと、隅の方にプラスチックの椅子が放置されています。
これを、窓辺に置いたらあのカットになるのでは? と早速置いてみます。なお、この部屋の入口は床板が大幅に落ちているため、歩行には十分な注意が必要です。
私「どう?」
友「んー、こんなチャチな椅子やったけ?」
…確かに。破れたプラスチックチェアは部屋の雰囲気にまったくそぐわず、風情もへったくれもありません。
友「!分かったで! 隣の部屋にテーブルの脚みたいなんあったやん? あれじゃないの?」
私「あの有名な写真は、椅子じゃなくてテーブルやったんかあ。ん、でもそしたら天板は?」

再び部屋を舐めるように見回してみると、部屋の端に、白い丸板がひっそりと立てかけられているではないですか!(※2番目の写真の左端に目を凝らして見てください)
なんということでしょう、テーブルが解体されていたみたいです(泣)。
早速、脚を奥の部屋へと運び込んだまではいいのですが、丸板を持ち上げようとして、その異常な重さに思わず呻いてしまいました。
大理石なのでしょうか…あまりの重量感に一瞬諦めの心が芽生えつつも、2人がかりで床に転がして移動させ、指を詰めそうになりながら何とか丸板を脚の上に装着しました。

というわけで、無理やりセッティングした緑の部屋がこちら。
BGMはフォーレの「シシリアーノ」で決まりです(音源を持っていないので脳内再生(涙))。

maya149 うーん、写真が微妙!己の腕前を呪う!


まだまだ、いつまででも探索したい気分でしたが、緑の部屋での記念写真も撮ったし、だいたい見るべきものは見つというところで、ぼちぼち退却にかかることにしました。
あわよくば、目と鼻の先にあるらしいケーブル駅から何食わぬ顔でケーブルカーに乗って悠々と帰りたいところです、が…。
試しに、どれくらい近いのかを探るため、それらしき階段を上ってみました。

maya191 !! 近え !!


どうやら、駅舎の裏手というか横手に出るようで…。そりゃ、ここから入れたらワープ並みに早く着けるって!
上りのハードさを考えると、下りもそれなりのキツさを覚悟せねばなりませんが、ここまで平和に探索を楽しめたのに、最後に見つかってケチがつくというのもいただけないよな…。無事に来られただけでもありがたいのに、帰りはラクしようなんて図々しいよな…。
われわれは大人しく、元来た山の道を帰ることにしました。

maya177 いちいちカッコよすぎるマヤカン様。惚れ惚れします。


下りは、上り以上にロープが役に立ちまして、時々友人と奪い合いになるほどでした(笑)。これがなかったら、滑り落ちる危険が300%増していたでしょう。砂地で傾斜も急なので、無事に下界へと戻って来たときには足が小刻みに震えていました。汗をかきすぎて、汗で顔面が溶けてしまいそうです。バス停の側の自動販売機で買ったコーラで祝杯を上げ、ちょうどやって来たバスに飛び乗ってJR六甲道へと戻りました。

ああ、それにしても今回の訪問はよかったなあ。ドキドキしながら行った甲斐がありました。いや、むしろそのドキドキも含めての素晴らしさでしょうかね。そして、一時にせよ、マヤカンを貸切で堪能できたというのは、宝石のような経験です。
傍から見れば実に大人気ない…というか少々イリーガルだったりしてあんまり大声で云っちゃいけないんだろうけど、わたしにとっては心躍る冒険であり、冒険は人生を確実に活性化してくれる。で、冒険は疑似体験よりも、実体験の方が断然いいわけです。なんていうんでしょう、旅もそうですが、心に粗いやすりをかけて磨くことも時には必要だと思うんですよ。
こういうのを味わってしまうと、先日の軍艦島ツアーはやっぱりちょっと物足りなかったなあと感じてしまいますね。王様のところも自由探索してみたい…!

maya158 このアングルもわりと有名かも?


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2012年09月22日

マヤカンに行って来た(上)

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今月の三連休、従姉妹の結婚式のため帰省することになりました。
3日間のうち土曜日が1日フリーということで、とりあえずいちばん気安く連絡できる地元の友人に「空いてるう?」と声をかけてみました。
いつも間際にならないと連絡しない悪い子のわたしに(スキあらば土日を侵食しようとする仕事のせいさ…)、友人は「空いてるで~。どっか行きたい店とかある?」とやさしく回答してくれました。
うーん、だいたい行きたい店は行ったしなあ、でもその辺でテキトーにごはんってのも味気ないしなあ、最近遠ざかってるけど大坂夏の陣の史跡めぐりにでも付き合ってもらうかなあ…と、あれこれ考えた結果、天啓の如く閃きました。

「そうだ、マヤカンに行こう。」


誰が云ったか知りませんが、軍艦島は廃墟の王で、マヤカンは女王なんだとか。
今年、王たる軍艦島に拝謁した身、女王にもご挨拶をすべきではないでしょうか。
…思いついたのは前日も午後を過ぎてからでした。そもそも神戸のどの辺りにあるのかも把握しておらず、まずは最寄駅を調べるところからスタートという危なかしさ。
超メジャー級廃墟ではありますが、観光地ではないうえ不法侵入になるしってことで、行き方を教えてくれる親切なサイトはほとんどありません。なんとか情報と情報を繋ぎ合わせて、まるでドラクエの如く町の住人たちの声をヒントに次のステップへ進まなければならないのです。
友人は、パチンカー兼ゲーマーという以外は至って常識人なので、さすがに廃墟なんかイヤって云われるかな…と、ややビクつきながら提案しましたが、あにはからんや、「おお楽しそうやん♪ どんなカッコして行けばいいの?」という返事が。友人がマジで神に思えた瞬間でした…。
焼肉屋やカラオケやロシアには1人で行けても、廃墟だけはどうしても躊躇してしまうのです。最も、女2人ってのもどうなのよとは思いつつも、友人がOKを出してくれた時点で賽は投げられた。あとは、より確実なアクセス情報を得るべく努めるのみです。


マヤカンこと摩耶観光ホテルへのアクセスは、大別して二通りあるようです。
一つは、摩耶ケーブル「虹」駅からの正面突破。「虹」駅とマヤカンはなんと隣り合っており、ここからなら子どもでも迷わず行けるというのです。
…が、廃墟探索はそんなに甘くない。あまりに近いことが逆に災いして、駅員の監視の目にさらされる危険大だというのです。加えて、虹駅の周辺にはこれといった観光スポットもなく、ここで降りてうろつこうものなら、マヤカン探索者の疑いをかけられてしまう…らしい。
ケーブルが動き出す10時前か、運休日に凸すれば成功率は上がるのでしょうが、あいにく今回は日時を選べません。
そこでもう一つのルートです。
いかにもな裏街道臭がプンプンしますが、入口さえ見つかれば、後は多少キツい山登りを30~40分程度するだけでたどり着けてしまうようです。
情報は少なく、各所に落ちているヒントを頼りに行くしかないけれど、まあこのスリリングさこそが廃墟探索の醍醐味ってことで…。

 

思わぬ残業と準備やあれやこれやで結局2時間半ほどしか眠れないまま、朝イチの新幹線で新大阪、そこからJR六甲道へ一気に移動。寝不足で廃墟とか、ちょっと不安だぞ…。
駅で友人と合流し、コンビニで簡単な食料を買い、バスに乗って灘丸山公園を目指します。これ、巡回バスなのでけっこう遠回りになりますが、これから未知の山登りをする身として、体力を温存できるのはありがたい(お急ぎの方は徒歩でどうぞ)。
公園からは、わたしも他のブロガーさんに倣って伏せておこうかしら~;と思いつつも、やんわりと書き記しておきます。公園の脇の道路を進むと、トレッキングルートに突き当たるんですね。さらに3~5分ほど歩いたあたりで、決定的目印となるのが「立入禁止」の看板がぶら下がったゆるいロープ。そこを乗り越えると、少々傾斜はキツイけれどれっきとした登山道が、マヤカンまで1本道で続いているってわけです。
いや、これ何とか迷わずにたどり着けましたが、看板を見つけるまでは「ホントに合ってる?」という不安でいっぱいでした。
その先は、たまに道が分かれているように見えて迷いそうになりますが、トレッカーに優しい補助ロープがあちこちに付いていて、これが目印にもなります。まるでマヤカンの神のお導きのようにありがたい…(軍手があると万全です。われわれは、忘れてしまって手の皮が剥けました)。


maya018 なかなかハードな様相を呈している登山道。


maya017 いろんな意味で命綱のロープ。


三連休だし、物好きの廃墟探索者が他に1~2組くらいはいるのではと予想していましたが、われわれ以外は誰もいませんでした。
休憩を適度に挟みつつ進むも、残暑は厳しく、大量の汗で服が体に張り付きます。また、あまり人が歩かないのか、よく育った蜘蛛の巣が行く手を微妙に遮ります。“見えなかったもの”として突き進むことにします…。
道中の唯一の目標物である鉄塔3つをすべてクリアした時点で、すでに40分は歩いていたでしょうか。500mlのお茶はすでに半分を切っていました。わたしは結婚式用のスーツなど帰省の荷物を一式持参して登るため、少しでも負担を軽くするために500mlにしたのですが…足りるのか、水分。
おかしいな、そろそろ着いてもいい頃なんだけどな…。虫除けスプレーをふったけど、蚊が顔まで噛んできて、痒くてたまらん…。


maya020 数少ない目印のひとつ、鉄塔。


「あっ」

maya028



息を呑みました。それは唐突に頭を覗かせたのです。
近づくにつれ、山中深く眠っている建物があぶり出しのように見えてきます。まず、石の大階段が現れ、その奥に本館らしき建物が佇んでいます。鬱蒼とした草木に絡め取られたその姿は、カンボジアのベンメリアを彷彿とさせました。

maya035 大階段。

maya031


「これ、遺跡やん…」
まあ、遺跡というのは廃墟が熟成した姿に他ならないのですが、マヤカンはすでに遺跡の風格を備え始めているように見えました。
建物や窓枠にかかる蔦は何とも絶妙で艶めかしく、周囲には何の気配もなく、ただ蝉の声だけがやかましく響いていました。
あああ、すげえ…感動で喉が閊えます。入口に差し掛かったところで、わたしの興奮は早くもMAXに達しかけていました。まだ中にも入らないうちから、ここが、全国の廃墟マニアを魅了してやまない超S級廃墟だということがひしひしと分かるこの圧倒的な雰囲気! ここまで来られたという達成感も相まって、あやうく心の汗を流してしまいそうでした。


maya040 宮崎アニメにでも出てきそうです。


maya042 入口からしてワクテカが止まらない!


待て、次号!(笑)

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2012年09月15日

愛とときめきのTM NETWORK(and so on)

テーマ:偏愛

はい、またTM熱がぶり返しております。
眼球が擦り切れるほど見まくったはずの映像を飽きもせず再びリピートし、その勢いでTM→渡辺美里→岡村靖幸→大江千里…という80年代エピック・ソニーの旅に出た後(ちょっと寄り道でSING LIKE TALKINGも…)、またTMに帰着しつつある昨今です。
いやー、改めて見るとなんて華やかな顔ぶれ。渡辺美里を媒介にして、奇跡のようにカラフルな天才が集まっていたんですねえ。コラボレーションではなく、コーラスで参加し合っていたりするのもなんとも贅沢です。
当時はシングルなどで断片的にしか聴けなかったけれど、それぞれの黄金期のアルバムを、一から聴き直したいです。ええ、いいんです、現代の流行からは遠く離れていても…。

それにしても、いったいどうしてしまったのでしょう。
ほんの1週間くらい前、「不機嫌な果実」の岡本くんにやられていたわたしはどこに逝ってしまったのですか? 念願の男闘呼組横アリライブDVDも、ライブ写真集も入手できたっていうのに、まだ開封してませんよ?…まあこのへんは、TM熱が落ち着いてからでないと有り難味が半減するのではという懸念から、あえて開封していないのですが…。
再燃のきっかけはもちろん渋谷公会堂だけど、しばらくご無沙汰していた間に動画サイトには未知の映像や音源が上がっていて、そこからあれこれ掘り返しちゃったのがマズかったわ…。
先立っても、ニコ動に大量にアップされているラジオ「Come on FANKS!」の音源を聴きまくるという、実に暗い日曜日(って歌あったね)を送っておりました。我ながら、こんな大人でよいのだろうか、だらうかと悶々としてしまいます。


「Come on FANKS!」は、すごい勢いで上昇気流に乗っている楽しさが伝わってきて、とっても幸せな気持ちになります。
「Dive into your body」発表の少し前にスタートしているんですよね。で、TMNにリニューアルすると同時にラジオは終了(というか、名前を変えてこちらもリニューアル)。個人的にはここがTM絶頂期のイメージということもあり、殊更みなぎるものがありますね。なお、途中のコカコーラのCMで、佐藤竹善さんの歌声が聴けるのもうれしいおまけです。
ここにいる3人は、あんな音楽であんなビジュアルの人たちとは思えないほど普通の兄ちゃん達。この頃って30か31くらいのはずですが、中学生男子(いや、下手すると小学生)がふざけ合っているようにしか聞こえません。パブリックイメージとのギャップが味わえて、ファン的には実に贅沢な番組と云えるでしょう。
3人のラジオドラマでは、小室さんが例のねちっこい声で実に嬉々として殿様や怪人チョコ男(笑)を演じており、後の大プロデューサー時代からは考えられない無邪気さに萌えます。宇都宮さんは喋ってもいい声だし(口数少ないけど)、木根さんはボケもツッコミも絶妙だし、ハガキを読んで3人が爆笑している声など聴くと、あまりに楽しそうで、そこに混ぜてくれー!と身悶えしてしまうわ。
たまのゲストに渡辺美里や岡村靖幸が登場するのも、エピック祭り真っ只中のわたしとしては大きなボーナストラック。小室×岡村の回で、最後に岡村靖幸が「これから小室さんの車に乗って二人でナンパしに行くっていうのはどうですか」と誘って「そういうこと云わないでよ~(ただでさえそういうイメージに見られるんだから)」と小室さんが苦笑している様子にほのぼのしました。


というわけで、改めてTM NETWORK礼賛の毎日なのであります。
いやー、TMはときめきの宝庫だわ。まだまだときめきを汲み上げられるわ。
再結成後の「SPEEDWAY」は、何となく聴くのをためらっているのですが(苦笑)、それ以外はどのアルバムも好きで、日によって自分の中の順位が変動します。
アルバムごとにカラーが変わっても、「これはちょっと違うかも…」って感覚には、不思議となりませんね。ある程度まとめて聴いたからかな?
まあ、どーーーしても1枚だけ選べと云われたら、結局「CAROL」になりそうですが…。


(おまけ)
キラキラ楽しくなるTMベスト☆5(順不同)


「Twinkle Night」
イントロでご飯がお代わりできるほど好きだっ☆ タイトルからしてそうだけど、もうっキラッキラ! 何げにクリスマスソングだというのも胸キュンポイントです。同名のミニアルバムのジャケットもロマンチックで大好き。「Your Song」とかこの辺りのジャケットデザインはキュートですね。

「Dive into your body」
これもイントロ聞くだけでスイッチ入るう! 夏のスパーク感がこれでもかというほど詰め込まれていて、大音量で聴くと脳内麻薬が止まらなくなります。いちばん好きな曲を挙げろと云われたらこれかも。シングル音源が欲しい…。


「8月の長い夜」
Dive~が燃え盛る夏のイメージだとしたら、こちらは夏の海のきらめきのようなイメージ。甘酸っぱくてキュンとするメロディ&歌詞。アルバムでは「永遠のパスポート」から続くのがまたいいんです。自転車に乗って口ずさむととても心地よいのですが、カラオケで歌うとどうも今いちでした…;


「Nervous」
アルバム「ゴリラ」のオープニング「Give You A Beat」からの繋ぎの部分で心臓が早鐘を打ちます(笑)。宇都宮さんのエネルギッシュなパフォーマンスが見られる「FANKS "FANTASY" DYNA-MIX」が、個人的ベストNervous。


「Just Like Paradise」
プレイリスト再生率が最も高い曲。CLASSIX版が1位で、原曲が2位になってます。どんだけ聴きまくっているんでしょうか…。宇都宮さんの色気が満開で、夜に聴くと魅力倍増。ライブ映像を見るとさらに5倍増。

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2012年09月13日

こくちこく(告知遅刻)

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やべー、すっかり蚊帳の外にいましたけれど、9/21(金)の「第6回 旅人の恩返し」にちょっとだけ出させていただくことになっておりましたっ!(汗)

イベントの表題は『旅のすべらない話~ピンチをしのぐ旅ぢから!~』ですが、わたしはすべらない話ではなく(そもそも無いし…)、冒頭のボランティアの部で少しお話しさせていただくことになっております。
っても、ボランティアだってそんなに行ってるわけじゃないからあんまり堂々と話せる自信もないのですけど…それでも、少しでもなんか役に立てるならと思い、あることないこと喋ります! というのはウソです。あったことだけ喋ります。早くレジュメ作らないとっ;
会社から直行しますので、急な残業的なものがないことを切に祈ります…。


イベントの内容は、以下の告知文をお読み下さい。
片岡恭子さんと森優子さんコンビがしゃべりまくるそうですよ。お二人はコテコテの関西人ですが、名古屋のあんかけスパゲッティのように濃すぎる、ドン引きトークになりそうな悪寒…いえ、予感がします。
森さん、一度も危ない目に遭ったことないんだあ…とちょっと驚いてます。んん、本来はそれが当たり前なのか;

 

毎回あらゆるバリエの旅人や著述者をゲストに招き、トークを繰り広げてきた「旅人の夜」。
さて今回は、無謀にも「ゲストなしで旅話をしゃべりまくる企画」に初チャレンジです!


ずっと司会に徹してきた主催者のプロバックパッカー片岡恭子と、にぎやかし役としてたまに参上の相棒・イラストエッセイスト森優子(自称マスコットガール)の二人が、これまでしゃべりきれなかった自身のエピソード、旅人の夜からこぼれた話の数々をトークしまくります!

 

片岡「なんだかんだいって毎回ゲストに遠慮して、話してないことだらけやもん」
森「へっ? あれで遠慮してたんかいな?」
片岡「そりゃそうや。ゲストの話が主役やもん」
森「たまってるな」
片岡「たまりまくりや」


ターボかかっております。当日はフルスロットル間違いなし。

主軸テーマは「旅のピンチ!」。

 

トラベルの語源はトラブルだそうで。
旅ゆけば、誰だって多かれ少なかれの「ぎゃー!」に直面するのが道理というもの。そして観光や買い物よりも、よっぽどそれらが旅の本質や印象を構成する要素となったりして―――しかも笑える。生きて帰りつきさえすれば。

 

強盗・食中毒・軍隊拘束・遭難など、これまで何度も死にかけた経験を持つ、むしろなぜ生きてるのかが不思議なピンチ吸引体の片岡と、旅の安全対策についての著書もあり一度も危ない目にあったことがない涼しげな森の、コントラストもひとつの見ものと言えるでしょう。

そんな二人が、それぞれ自己流にひねりだした安全対策のノウハウと切り抜け術にも言及。お役所が発行してる「安全のしおり」よりも現実的で、ためになることうけあい(!?)。


ドロボー・食べ物・風呂・トイレ・乗り物・現地人とのやりとりも含め、それらから派生するストレスやピンチを切り抜け、それをむしろおもろい経験やチャンスに転化する能力――旅ぢから―――を、いっそこの機会に笑いながら鍛えようではありませんか。


片岡「あれ? ためになる企画みたいになってる?」
森「いや。最優先は司会者二人がここぞとばかりにしゃべること」


というわけで、お待ちしてます。ぜひお越しください。

チケットと飲食の売り上げに応じたロフトからのペイバックを全額、「旅人の恩返し」は責任を持って日本赤十字に寄付いたします。
楽しい旅の話を肴にみんなで大いに食べて飲むことが、確実に誰かの笑顔につながります。
今後も被災者のみなさんがサポートを必要としなくなるまで 「旅人の恩返し」は定期的に継続するつもりです。
日常生活の中で等身大の自分たちができることを、微力ながらも一緒に長く続けていきましょう!

 

※当日限定、スペシャルフード&ドリンクも登場!!   どうぞおなかを空かせてお越しください。

※どこへ行くにも30リットル級のバックパックひとつと超軽装な片岡、引っ越し並みの大荷物を持参する森、それぞれの旅支度を公開予定。

※人気ブログ『放浪乙女』の作者・フーライ嬢野ぎくちゃんによるボランティア報告もあり。

※「我のピンチこそは!」という方のマイク争奪も大歓迎です!

※放送できない内容に及ぶことが予想されますので、今回ユーストリームでの配信はありません。


【出演】

片岡恭子(プロバックパッカー)

http://www.shunjusha.co.jp/web_shunju/

 

森優子(旅行コラムニスト/イラスト・エッセイスト)

http://www.mori-yuko.jp/

 

フーライ嬢野ぎくちゃん(人気サイト『放浪乙女』作者)

http://hourouotome.web.fc2.com/

 

【日時】
9月21日(金)
Open 18:30/Start 19:30(~約2時間)

【料金】
前売1500円/当日1800円(いずれも+1ドリンクオーダー必須)

※前売はネイキッドロフトメール予約と電話予約で受付中。

nakedloft55@gmail.com  (必ずイベントの日付け、イベント名、お名前、ご連絡先、枚数を送信ください)

予約電話番号 03-3205-1556

(予約完売の場合、当日券の方は入場できない場合がございます。お早めのご予約をおすすめします。また、予約後にやむを得ずキャンセルされる場合は、必ずご連絡下さい)

※ご入場順は、ウェブ予約→電話予約→当日券となります。

※出演者の著作を会場で購入または持参の方は100円引

※民族衣装でご来場の方は100円引


【出店】
『旅行人』
http://www.ryokojin.co.jp/

旅の本屋 のまど

http://www.nomad-books.co.jp/


【場所】
Naked Loft
TEL:03-3205-1556
東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル1F
(職安通り沿い、ハローワーク向かい)

西武新宿駅北口徒歩1分、JR新宿駅東口徒歩10分  
http://www.loft-prj.co.jp/naked/


【関連コミュニティ】

旅人の夜 http://mixi.jp/view_community.pl?id=2486457

NAKED LOFT http://mixi.jp/view_community.pl?id=71146

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2012年09月04日

未知との遭遇@渋谷公会堂

テーマ:偏愛

去る4/25、TM NETWORK武道館ライブ2日目の座席に置かれていた(そしてわたしが見事に忘れ去って行った…)小室さんのラクガキの入ったチラシ。
「次はここだろう」と書かれていたグーグルの座標軸は、渋谷公会堂を指していました。そして、その回答は8/26、『Incubation Period』ライブDVD &Blu-rayの発売記念スペシャルイベントという形で提示されました。
…正直なところ、この夏は男闘呼組で手いっぱいでTMのことはすっかり忘れていたのですが、武道館ライブの少し後、TMファン友達のいないわたしを哀れに思った旅友達が、TMファンの元同僚さんを紹介してくれて、今回はその方がこのイベントにわたしを誘ってくれたというわけです。DVDを予約した人の中での抽選イベントらしく、そもそもDVD発売のことも失念していたわたしは本来なら行けるはずもなかったのですが…やはり縁というものは偉大です。

男闘呼組が現れたため、という理由だけではなく、武道館の後、わたしのTM熱はかなり落ち着いていました。
去年唐突に始まった熱は、あの武道館で一気に放出しました。すべてはこの日のために始まったのではないかと思うほど、自分の中では最高の形で一段落していたのです。だって、去年の時点ではあまりにも「何で今さらTM NETWORK!?」だったんですもの。3人揃ったライブがまた見られるなんて、やっぱり今考えてもたいへんな幸運だったと思うし、それが叶えられてしまった後は、炎が収まって、火種だけになったような状態になってしまった…のかもしれません。

とは云え、渋谷公会堂の舞台に3人が登場したときは、さすがに熱い気持ちがフラッシュバックして脳天に雷が落ちました。双眼鏡を持って来なかった己の気合の薄さを激しく後悔…。

ああ、送料込みで9000円くらいする限定販売の「ARENA 37℃ COMPLETE FILE BOOK」をいちおう購入しておいてよかったよ。いつ何どき再燃するか分からないですものね!

イベントは、

・ライブDVD(Blu-ray)映像のスペシャルエディションを上映
・TMの3人が登場し、武道館の解説(ぐだぐだw)
・小室さんが新曲のデモを披露
・プレゼント抽選会(当選者はメンバーとの記念撮影付き)
・3人が会場内を行脚(!)

という流れでした。
文字にするとだいぶあっさりした感じに見えてしまいますが、武道館ライブ実現の経緯を小室さんの絵コンテ(原画)付きで解説したり(今回は“宇宙から来て地球に潜伏しているTMが、3年後の世界から来ている”ってのがコンセプトなのだ)、新曲デモを録音・録画OK、さらにはダメ押しで会場内を練り歩く3人を撮影してもよいというファン鼻血モノのサービスまでついて大満足☆

最も、2階席はそんなにたくさん歩いてもらえず、「立たないでください」という再三の注意にも関わらず前の人が立ちまくって、全然見えないって~!(泣)
3人はとてもリラックスした様子で、観客たちが録音するために次々とスマホを立ち上げる音がピコピコうるさいのも気にせず、逆に舞台から見て星のように瞬く灯りを「もっと光らせて」なんて云って、何とも大らかな雰囲気でした。
往年のラジオを彷彿とさせるダラダラしたおしゃべりを聴いていると、3人の関係性というものがあぶり出しのように浮かび上がってきて、わけもなく楽しくなります。個人的には、TMの3人って、木根さんが小室さんに弱くて、小室さんが宇都宮さんに弱くて、宇都宮さんが木根さんに弱い…っていう、ジャンケンみたいな関係なのかもなあって思います。なんかもう、絶妙すぎるゴールデントライアングルだわ。心技体でいうと、心が木根さんで、技が小室さんで、体が宇都宮さんね、とか、いろんな符号を当てはめたくなりますね。

そして、やっぱ小室さんって天才なんだなーと、だいぶざっくりした(笑)感想を抱いたのでした。
いろんなことがありすぎた人だけど(昔むかしのインタビューで、「僕は後藤次利さんみたいなスキャンダラスな人生を送りたいんです!」って力説してました。思いは叶うんですね;)、なんか大事な部分ではあんまり汚れていないイメージなんですよねえ。

「宇宙からの指令です」なんて、鉛筆で描いた絵コンテを前に、楽しそうに話をしている小室さんは、何だか大きな子どもみたいでした。面白いものや新しいものに目がない、あのキラキラした貪欲さはそのまま彼の生きるエネルギーなんだろうなあ、って、ちょっと感動しちゃったわ。
あれほど金髪と白いスニーカーの似合う50代なんてやっぱり特殊だと思うし、昔に比べたら容姿は確実に老いているはずなのに、抱かせるイメージはほとんど変わっていないのが、ほんとに不思議。天才とはエネルギーの質量のことなのかもしれませんね(←テキトーな意見)。


新曲デモの第一印象は、“あ、昔のTM NETWORKっぽい”でした。それがこれから曲として精錬されていくなかで、いい意味で期待を裏切ってくれたらいいなあって思います。
今回誘ってくれた方が、「武道館で感動したのは、すごく緻密な音の重なりによって、昔の曲がちゃんと今の音にアップデートされてること」って云ってましたが、確かに。昔の曲を昔のままやるような人たちじゃないですもんね~。
しかしこのタイミングで新曲が出るんなら、きっとアルバムも出すよね!?ね? 武道館も含めて今の流れは、小室さんの気合がみなぎっている気がするもの。宇都宮さんと木根さんは、それに対していつでも準備できている感じがするし。
今年は宇都宮さんと木根さんのソロ20周年なので、それが一段落したらいよいよTMの活動がさらにうねり出すのかも!…なんて考えると、フツフツと血が沸いてきます。男闘呼組にもこのような未来があるかしら…(涙)。

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2012年09月02日

夏の思ひ出アルバム

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ひょっとして…もう8月が終わってますね!?
まっ今年は海も山も花火も1回ずつ行ったし、そこそこ夏らしく過ごせたかな~…と思っていたら、久々にfacebookにログインしてみて驚愕しました。ちょ、ちょっと、誰も彼も遊びすぎじゃね? 夏をリア充に過ごしすぎじゃね!?みんな、こんなにも夏を満喫していたの!?
なんかワケもなく意気消沈して、寂しくウインドウを閉じてしまったよ…(笑)。クソ暑い自宅でクソ暑苦しい昔の少女漫画を読み耽り一歩も外に出ない週末を送っている間に、世間は夏の太陽とともに輝いていたのね!?(意味不明)
く、悔しいからわたしも夏らしい思い出を捏造…いや、披露しちゃうぞ!

☆逗子で海水浴&バーベキュー☆
今となってはほのかな黒歴史臭がしないでもない某バイヤーの一件ですが、ひとつ大きな実りもありました。
それは、“野ぎく会”といういささか図々しい名前のついている飲み会および飲み仲間です。元は、一時選考通過の祝賀会として始まったこの会も、何だかんだで今でも年に4、5回くらいは集まっており、会の名前が名前だけに、わたしが唯一、遠慮なく参加しても許される飲み会と云ってもよいでしょう。ま、傀儡政権と云われているくらい、わたしは何もやっていないのですが;
で、この夏は、逗子で「マハリタ」という雑貨屋を営んでいるフクゾウさんのところに集まって、男女7人夏物語in逗子をやることになりました。あ、正確には7人じゃなくてもっといたんですけどね。
日中のいちばん暑い時間帯に雨が降るという、どう考えてもわたしに原因がありそうな事態に見舞われつつも、バーベキューあり、海水浴あり、花火ありとなかなか盛りだくさんでベタすぎるほど夏らしい1日となりました。
元気な男女たちは、海の方でまさに「男女7人夏物語」或いは「あいのり」を繰り広げておりましたが、そういう場面に乗り遅れて参加するのがとにかく苦手なので、肉を焼きながら遠くの方で見守っていたところ、よほどつまらなそうに見えたのか、後で「なんか今日、元気ないね~」なんて云われて恥ずかしいったら!(泣)もともとあんまりはしゃげる性質じゃないんですう!(泣泣)

RIMG0021奥に見えるのは日本のジブラルタルこと江ノ島。

野ぎく会は、一度スタートしたらほぼ必ず日付を跨ぐという悪癖がありまして、この日も10時前にようやく海辺を去ったと思ったら、酒を買い込んで「マハリタ」の2階で大富豪大会がスタート。旅好きは何故か、大富豪とダハブゲーム(とかナポレオンとか)が大好きですよね。
ただのゲームじゃつまらんというので、負けた人がどんな質問にも答えるという、実に夜更けらしい罰ゲームも追加されました。恥をかくのが何よりも苦手なわたしは、こういう条件下では途端に戦闘力が上昇するので、ほぼ負けずに済みました。ほっ…。
さすがに翌朝5時を過ぎると3分の1ほどが帰りましたが、しつこい居残り組(わたしのことだ)は、朝から逗子の別荘街を散歩した後、魚河岸にて海鮮丼を食するというイベントまでこなし、身も心もお腹いっぱいで帰路についたのでした。

RIMG0043名物しらす丼。わたしの向かいの子が食べているなかおち丼がすごいボリュームでびびった。。。


☆尾瀬でトレッキング☆
現地の山小屋で働いている友人…いや、特殊な関係にある男性に誘われまして、半ば義理で出かけて行きました。
…が、これは誘ってくれてホントに感謝! 尾瀬がこんなに素晴らしい場所だとは! 東京から夜行バスで、朝の3時半(真っ暗)に着いたときは涙が出そうになったけど、来てよかった!
特に、尾瀬ヶ原には圧倒されました。日本の自然観光地を正直ちょっとナメているようなところがあるわたしですが(生意気ですみません)、ここはもう、ただただ恐れ入り、平伏しました。
尾瀬沼方面からアクセスすると、眼前に至仏山、背中に燧ヶ岳というサンドイッチ状態で尾瀬ヶ原を歩くことになります。
中継ポイントの見晴(※地名)から歩き出してしばらく、前にも後ろにも誰もいない時間が続き、360度独り占め状態になったときは、興奮が体の奥から無限に湧いてきて、ああ、至福感ってこういうことなのかもしれない…と思ったくらい、それはそれは圧巻の大パノラマでした。
湿原に目を凝らせば、草のすき間にキラキラと水が光って、まるで星空のよう。池沼にはかわいい形のひつじ草が模様のように浮き、虫の声が絶え間なく響き、遠い山の緑を見ていると目が洗われ視力までよくなりそうな勢いです。

RIMG0223振り返れば燧ケ岳。

RIMG0140尾瀬沼から燧ケ岳を見るとこんな感じ。


尾瀬ヶ原に対して尾瀬沼の方は、山がちで起伏に富んだルート&光景です。
森の中を歩く時間が長く、こちらは始終、さまざまな種類の鳥の声が、とてもよく聞こえてきます。
普段、路傍の花にゃ目もくれないような殺伐とした人間ですが、こういう大自然での中で見る花は、何故かとても好奇心をそそり、水芭蕉の巨大な葉、名も分からない赤い実、変な形のキノコ、繊細な野の花…などを見つけてはいちいち写真を撮っていました。…まあ、単に構成要素の少ない風景の中では嫌でも目を引きつけられるってことなのかもしれません。だって、しばらく緑ばっかりが続くと、ぶっちゃけ退屈してきますからねえ。ちょっとでも特殊な何かを見つけようという欲のアンテナが敏感になってくるんでしょうか。
色んな花を見ましたが、トリカブトを生で見たときは、妖しい感動に包まれました。いかにも毒を持っていそうな爛れた形状と艶やかな紫色に、なんだか被虐心をそそられます。こういう女の人、いそうだよな…(笑)。

RIMG0115気になるキノコ。

RIMG0243悪い女のようなトリカブト。

いやーそれにしてもよく歩きました。特に2日目は、20キロくらい歩いたのではないでしょうか。
しかしこうやって黙々と歩いていると、だんだん頭が空っぽになり、明日の仕事や将来の心配などどうでもよくなってくるのがいいですね。
途中、山小屋でコーヒーを飲んだり、食事をしたりするのも楽しい。そして異常に美味しく感じられます。山歩きには麻薬のような効果があるのでしょうか。
見晴の山小屋集落は、尾瀬沼からひとつ峠を越えたところに位置するせいか、ドラクエで次の町が現れたときのような感動があります。まさに山のオアシスですね。

DSC_0166ひつじ草の群れ。


☆金沢八景でアジ釣り&花火☆
もう夏も終わりか…としみじみしていたところに駆け込みで、旅行作家の吉田夫婦からお誘いをいただきました。
前の晩、遅くまで飲む気配が濃厚だったため断ろうか悩んだのですが、「もう1つくらい夏らしい思い出を作らねば死ねない!」という妙な気概が湧いてきたため、老体にムチ打って早起きしました。

八景島シーパラダイスを臨む港から、釣り船は出ます。
普段、ほぼ100%乗り物酔いをしないので、他の人たちが酔い止めを飲むのをぼんやり見ていましたら、これが後に重大な災禍となってわたしに降りかかってきました。
睡眠不足と直射日光、そして船の激しい揺れが交響曲の如く入り混ざり、釣り糸を垂らしてから程なく、さっき食べたばかりのあれやこれやが胃から逆流してきました。
と云って、すぐに吐けるほどの猛烈な嘔吐感ではなく、酒に酔って気分が悪いんだけど吐いてラクになれないあの状態に近い。釣竿を放棄して、「すみません…気分が悪いので寝かしてください…」という事態にまではギリギリ至っていないことが、かえってつらい。
船酔いに意識を集中させないために、時々釣り糸を引き上げては餌を詰めて、また糸を垂らす…をルーティーンワークのように行っていましたら、ふと気を抜いた瞬間に、かぶっていたアラレちゃんの帽子が海に落ちてしまいました。黒い海の上に、鮮やかに浮かぶ羽根つきの赤い帽子は、恐ろしく間が抜けていました…(その後、釣り船のおじさんが網で救出してくれました。おじさん曰く「羽根が付いてるから飛んでったんだね~。」そ、そうかも知れませんっ;)。
結局この日の釣果は、1匹も釣れていないわたしを見かねたおじさんのアシストによるアジ1匹のみでした…。

RIMG0160激しい水しぶきから揺れをご想像ください。。。


夜は船上で花火鑑賞し、東京の吉田家に戻りアジを分けて解散…かと思いきや、エリさんが釣ったアジを捌き、夕飯をたらふく作ってくれて、思わぬご馳走にありつくことができました。昔、居候していたときからしみじみ思っていたけれど、エリさんの料理はいつも手早く豪勢で美味しいのです。よくもこんなにいろいろ出てくるなと毎度感心しきりなのですが、わたしも見習おう!とはならず、こんな嫁さんだったら最高だな…と他人事のように思ってしまうのは何故でしょうか。
土鍋で炊いたごはんがあんまりにも食欲をそそる味だったので、めったにしないお代わりまでしました。土鍋買おうかなあ…。

RIMG0215今年は滑り込みで花火が見られてよかったです。

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