2009年08月26日

屋久島で日食を見よう!(涙)その3

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しつこく屋久島旅行の話題ですが、今回はちょっと毛色を変えて、旅路とはあんまりカンケーない話を。


<女子大生>

宿の部屋(雑魚寝式ドミトリー)が同じだった女子大生2人とは、行きがかり上、日食を一緒に見に行き、屋久杉も途中まで一緒に行ったりしていました。
でも、あらかじめ2人で来ている人たちに対する距離感って、デリケートで難しい。特に、カップルよりも同性2人の組の場合(別に、ゲイ疑惑があるとかではなく)。もちろん、彼女たちはフレンドリーに話しかけてくれるのだけど、一方で、なんか見えない線引きを感じるのも事実でして。
例えばこれが相手も1人だと、「ごはん行きます~?」なんて気軽に誘えたりするところが、2人の場合、向こうが声をかけてきた場合はともかく、こちらからは「きっと2人でご飯食べるんだろうから、邪魔しない方がいいよね……」などとヘンに気を遣ってしまうのです。なんかすみませんネ、2人の世界にお邪魔して、みたいな感じになるっつーか(笑)。
わたしの考えすぎ? とも思ったのですが、実際、日食後にせっかく車を借りたので全員で島内一周して、宿に帰ってから、2人のうちの1人が、相方の子にぼそっと「今日はもう他人と一緒にいたくない」と発したのを耳にして(ていうか……わたしが同じ部屋にいるの気づいてる?)、うーんやっぱそうなのか~、となんともやるせない気持ちになったのでした。
まあ、一人旅だって、しょっちゅう見知らぬ他人といると確かに疲れるので、単にそういう意味だったのかなあ。そういうことにしよう。


えらくネチネチと書きましたが(つくづくいじましい奴だな(笑))、それよりもっと印象に残っているのは、最初の方、お互いのことを紹介がてら軽く話しているなかで、一人で長期旅行していたという話をしたら、目をキラキラさせて「何かを求めて旅されてたんですか?」と云われたこと。
そ、そんな……“何かを求めて”って、J-POPの歌詞じゃあるまいし(笑)……アワアワ。若者の質問はストレートすぎるよ(笑)。
予想外に動揺してしまい、「え、えっとお、やっぱり日常という狭い範囲で生きていると煮詰まって来るので、時々一人になって知らない世界に行きたくなるというか……云々」と、実に薄っぺらい返答をしてしまいました。
ああ、恥ずかしー。今後、このような質問を受けた際は、「友達がいないから」と答えることにしよう。あ、でも、それじゃ“長旅”の方の理由にはならないか?
何故(長い)旅をするのかという質問は、何故生きているのかという質問に匹敵するほど、回答が難しいのです。それに答えられるなら、誰があんなにダラダラと長い旅に出るだろう。なーんて。
「世界を見たいから」とか(単純に)「楽しいから」「好きだから」とか、言葉にしてしまうとそれはあまりにも軽い(よーな気がする)。詰まるところそうなんだろうし、真実には違いないんだけど、それがすべてということにはなりそうにもない。たぶんそっちの方が、回答としてはスマート、かつカッコつけてない感じがして、好感が持てるのではあろうが。
しかし、「楽しい」という言葉にはそれ以上の広がりはなく、従って突っ込みようもなく、「楽しいから」と返されても、はあそうですか、としか反応しようがないので、いつも釈然としないのです。「ま、とりあえず、シアワセならそれでいいじゃん♪」と片づけられているよーな気がするというか(笑)。まーそうなんだけどさ!!!
かと云って、「自分探しの旅(しかしこの自分探しという言葉だけはどうにかならんのか)」などという回答でくくられるのもすごく違和感があるしな……。そっちのいわゆる“重い方”の回答は、単純に恥ずかしい。中田はよくも、何万人と見ているメディアでそんなことが云えるなと思う(笑)。ただし、そのような回答を本気であざ笑う資格は、わたしにはない。何故ならわたしも重たい人間だから(笑)。
明確な理由がないことがかえって(ムダに)重く、いつまでも答えを探させる。よって、未だにわたしの中で、この質問に対する正解はありません。……いや、単にわたしがカッコつけすぎのイキリ野郎なだけなんですが。


<記念写真>
記念写真のオノレの顔のヒドさに、今さらですが本気で落ち込んでおります。
まあ、2chではっきりブサイクと書かれたこともあるくらいなので、もともとの顔面が残念なことは百も承知ですが、絶景をバックに撮っても、そこに自分の顔があるだけで、すべてが台無しになるというのは、正直悲しすぎます……。
考えてみれば、前の旅の写真なんて、相当ヒドイのが何枚も何枚もあって(化粧も一切してなかったしなぁ……今思うと相当に神をも恐れぬ無謀行為だわね)、思い出に浸るために見返す気にもなれないんですよね。
もう二度と行けないあんな場所やこんな場所の記念写真の顔がことごとくヒドイというのは、軽く人生の汚点ではないかと……。
先の女子大生2人は、元が可愛らしいのもあるけど、写真映りもたいそうよろしくて、たまに3人で撮ったりすると、年齢+もともとの素材の劣等具合が顕著にあらわれ、思わずごみ箱に捨てたくなるようなことが数回ありました……。
せめて写真を撮る一瞬だけでも、顔面レベルを上げられないものでしょうか(ビーチで歩く際、一時的に腹を引っ込める的なテク)。今後の旅の課題です(笑)。


放浪乙女えくすとら-yakushima096
日本の滝・百選にも選ばれた大川の滝。お口直しにどうぞ……。

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2009年08月24日

屋久島で日食を見よう!(涙)その2

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先日、夢で日食を見ました。
現実よりもはるかに巨大な太陽&月でしたが、わたしはその圧倒的で荘厳な光景にボロボロと涙を流していました。
ああ、よかった、これがずっと見たかったんだよ……とカタルシスに浸っているうちに、どうやら睡眠が浅くなり始めたようで、あれ?なんか……全部ウソ?みたいな気分になってきて、気がついたらいつもの自分の部屋になっていました。
昔からずっとそうなのですが、わたしにとって夢の世界は、リアルの世界と、実感としてはほとんど変わりません。この感覚はいつも不思議で、「いったい誰が、これは夢で、これは現実と決められるのだろうか」と、時折本気で疑念を抱きます。ただ、覚めるときはなんとなくわかるので、あの感じはすごく寂しい…。


前置きが長くなりましたが、屋久島の続きです(って!いつの話だ!)。


<屋久杉>
屋久島と云ったら屋久杉です。日食なんていうのは、所詮ただのオプションですよ。
……はっ、また日食の悔しさを吐露してしまった(苦笑)。


日食の前日とあって、トレッキング客の人数が半端なく多かったです。
新宿駅のエスカレーターかよ!?と思うような渋滞が何度も……まあ長い距離(片道4時間)なので、どこもかしこもそうじゃないですけど。
山に登るなら静かに登りたい、森の声に耳を傾けながら(ウソ)ぽくぽくと歩きたいのですが、森の声より、人の声の方がよーーー聞こえましたわ。子どもがしょーもない冗談を云って母ちゃんに怒られるさまから、おば軍団のおそろしく世俗的なウワサ話まで、バラエティ豊かに聞こえてきて、時々、そっちに呑まれそうになったりして(苦笑)。
たまにふっと1人になれても、ぼんやりしていたらすぐに背後から足音が追いかけて来るので、ペースを乱される。逆に、前が中途半端に空くとつい詰めたくなるしで、自分のペースでぽくぽくランランと歩けないのです。
わたしは最初、宿の女子大生2名と一緒に登り始めたものの、やっぱり2人のペースと微妙に合わなくて(わたしは途中で写真を撮りまくるし)気を遣い、また気を遣わせてしまいました。基本の性格がワガママなので、こういうのは特に、他人のペースに合わせられないんだよ~。
やはりトレッキングは、1人で地味に歩くのが、根暗なわたしの性分には合っているようです。


そんなこんなで、自然満喫度は若干薄かったものの(いや、人間も自然の一部と思えばいいのか?)、1人になって、杉の木を見上げ、その木肌にさわると、生命の絡み合うさまに胸が震えます。
年月を経て、異様な形状になった巨大杉に、さまざまな生物が寄生・共生していて、杉はまるで大きな家のよう。その家々は森の奥深くどこまでも続いていて、まさに“森の営み”を目の当たりにします。
そしてメインの縄文杉は、もはや木という言葉ではくくれない、大きく老成した異相の“生命体”といった感じです。
例によって、記念撮影の観光客でごった返しており風情は薄まっているものの、こんなものが森の奥深く、森の心臓のように鎮座しているというその事実には、云いようもなく興奮します。


放浪乙女えくすとら-jomonsugi086 しかし、わたしの写真ではただの巨木にしか見えないかもな~…;


ちなみに、もう一つの目玉、切り株の穴がハート型にくりぬかれているウィルソン株は、絶好の撮影スポットということで順番待ちが甚だしかったです。
これはもう致し方なく、己も観光客である以上、文句は云えないのですが、人の大挙する観光地は、多かれ少なかれ興を殺がれるというか、その場所に対する純粋な感想とは別個の感想を抱いてしまうので、何だかもったいない……。


放浪乙女えくすとら-jomonsugi057 ハートの切り株(※切り株の中から見上げるとこのよーに見えるのです)


あれこれ書きましたが、このトレッキングでいちばん辛かったのは、トロッコの線路道でした。
通常、このトレッキングは同じ道を行って帰って来るのですが、最初(と最後)の2時間が、えんえん同じ風景のトロッコ道なわけですよ。
『スタンド・バイ・ミー』な気分で足取り軽く行けるのは最初だけ。枕木がビミョーに歩きづらいし、最後なんてもう、輪廻か!?と思うくらいどこまでもどこまでも終わらなくて、発狂しそうになったわ(笑)。


放浪乙女えくすとら-jomonsugi041 写真が暗いせいか、黄泉比良坂のよーだ…(苦笑)。


<白谷雲水峡>
縄文杉の後日ということもあり、「まー同じような山登りでしょ」と大して期待していなかった分、かなり楽しめました。ルートも、縄文杉より短くてラクでしたし、そのわりに1人になれる時間も多かったかな。
ひと言で云うと、ここは『もののけ姫』の舞台なのですが、何が素晴らしいって、苔です。苔むす森が、こんなにも美しいものだとは知りませんでした。あの深くやさしい緑。素人写真ではとても表現できる色ではありません(や、ホントに難しい)。雨露に濡れた苔は、さわると指に吸いつくようにやわらかくて、あちこちで何度も何度もナゼナゼしてしまいました(変態?)。
苔と木の織りなす光景は、もう、異様としか云いようがない。木はことごとく巨大なお化けのようだし、カエルや鳥のように見えるものもあって、まるで前衛アートを見ているみたいで飽きません。木の生え具合、伸び具合が普通じゃありえないですもん。こんなものを、何の意匠もなく作ってしまうんですから、森はすごいですね。
とても静謐なんだけど、確実にそこには生命の気がぐんぐん流れており、ああ、この大きな生命体に抱かれて、何だかわかりませんが許しを請いたいような気持ちになりました。


放浪乙女えくすとら-shiratani052 抹茶チョコレートのようだと思って撮った1枚。



放浪乙女えくすとら-shiratani031 生け捕りにされた巨大ガエルのような。


ところで、このトレッキングルートには、「太鼓岩」と呼ばれる絶景スポットがあるのですが、ここではちょっと苦い思い出が……。
このテのスポットは、決まって人が多いものです。先にも書いたように、それはしょうがない。
しかし、誰もが記念写真を撮りたいと思っているその場所で、弁当広げてのそのそ食べているカップルどもや、果てはコーヒーを沸かして居座っているおばちゃん集団、正直ちょっとどいて欲しかったわ。。。
いや、わかるよ。そこで弁当とかコーヒーとか、美味しいに決まってるよね。贅沢だよね。でも、後ろから続々とトレッカーたちがやって来るし、みんなここまで来たら写真を撮りたいわけじゃん。我がワンルームの部屋くらい狭くて足場も悪いから、写真が撮れる場所もすごく限られているのよ。何もそこを、お食事及び喫茶という最低でも15分はかかる行為で占拠しなくても……と思うのは心が狭いですか?
で、美味しそうに手作りサンドイッチなぞ頬張っているカップルが立ち退くのを端の方でじりじり待ちながら、やっとのことで撮れたオノレの記念写真がいつにも増してブサイクだったときは、谷底に転げ落ちたくなりました。。。

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2009年08月20日

イライラする営み

テーマ:上京後

朝食を取る。弁当をつくる。風呂に入る。歯磨きをする。洗い物をする。夕食をつくる。食べる。ムダ毛を処理する。化粧をする。掃除をする。
……といった、日々当たり前にやっている日課のような業務が、最近つとに煩わしく、面倒でなりません。これらが時間に侵食してくる度合が尋常じゃない気がするのです。ま、すごくカンタンに云うと、オマエは時間の使い方が下手なんだろ!という話なんですが(苦笑)。共働きの主婦とか、どうやってやりくりしてるんだろ……。
数時間前に磨いたばかりの歯を、また磨く。昨夜掃除したばかりの床には、またもや毛が増殖しておりコロコロをかけねばならぬ。それは、西院の河原で小石を積んでは崩される光景に酷似してはいないでしょうか?
何だかもう、面倒以上に、腹が立ってくるんですよ。汚部屋に住み続ける人間の気持ちは、こんな感じなのかも。だって、やってもやってもまた煩雑になる部屋の掃除なんて、もしかしてムダ?とかさ(笑)。食事にしたってそう。生きるためとは云え、こんなにも食べることに手間暇をかけねばならないのか? アトムみたいに化学燃料で動ければいいのにとか、そんなふうに思うわたしは、人として末期症状でしょうか……(苦笑)。
それにしても、コロコロしてもしても床にはびこり続ける毛髪だけは何とかならんのかい。大体、こんなに毛が頭から逃げ出していて大丈夫なのか???と心配になります。このままでは、気がついたら小杉(ブラマヨ)になっているかも知れぬ……。


イライラすると云えば、毎朝の工事の騒音が今もすごくて、気持ちよく朝を迎えられないのが悩みの種です。
気持ちよく朝が迎えられないということは、その日1日のテンションも自ずと微妙になるわけで、希望よりも絶望に支配されやすくなります。
わたしが工事を止めるということはムリなので、耳栓したり、精神を抹殺したり、果ては起床時間を工事に合わせて早めたりと、涙ぐましい(?)工夫はしているものの、やっぱりどうしても慣れません。耳栓のしすぎであやうく外耳炎になりかけたし……。
しかし、人に話しても「神経質すぎだよ」とか云われて終わりなので、またイライラするのであった。嗚呼、毎朝毎朝毎朝、起床予定時刻より1時間以上も早く、ドリルの音で起こされるシアワセ(爆)を、君タチにも分けてあげたい!!!


いつにも増して駄文ですみません……て、駄文書いてる時間はあるんかい(笑)。

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2009年08月10日

屋久島で日食を見よう!(涙)その1

テーマ:

相変わらず更新が遅くて面目ない。


……と書いてから、実はさらに2週間ほど経過しています。
本当に、どこまでもだらしない人間です。


今回の旅程はこんな感じでした。


7/19(日)東京→鹿児島 鹿児島泊
7/20(月)鹿児島(桜島ちょこっと)→屋久島 屋久島泊
7/21(火)屋久島:縄文杉トレッキング 屋久島泊
7/22(水)屋久島:Xデー(※日食)、屋久島一周ドライブ 屋久島泊
7/23(木)屋久島:白谷雲水峡 屋久島泊
7/24(金)屋久島→鹿児島→東京→会社


短いなりに、あれこれ盛り込んだ旅ではありましたね。日食目的と云いながら、縄文杉も、もののけの森も、ついでに桜島もと、観光的なハイライトはちゃっかり押さえていますし。
しかし、まずは日食。その話をせねば始まりますまいて……。
簡単にまとめると、日食が少しでも見られそうな場所を求めて島内をあちこちさまよったあげく、太陽のかけらすらも拝めなかったというわけなんですが(爆)。
東京や自分の住む場所でふと空を見上げたら部分日食が見られた、というようなケースの人も多々いる中、まあそりゃわざわざ休み取って金かけて何しに行ったのよププ、と思われてもしょうがありません(まだ根に持つわたし(笑))。


まーそんな顛末でも書いてみます。


<屋久島・日食編>

その日は、7時すぎに起床しました。
雨の音で起きたと云ってもいいくらい、窓の外は見事な土砂降りでした。同じ部屋に泊っている女子大生2人組、昨夜一人で来たおねえさんが窓の外を無言で見ているようすが、早くも絶望的な絵づらでした(笑)。
前夜、わたしはウミガメを見に行ったのですが、その帰り、雨がぱらついていて、ちょっと不安はあったのです。でも、屋久島の天候は気まぐれだから、逆に大丈夫だろうと特に気にもしていませんでした。それがまさかのこの天気。
……いや、でも。あきらめるのは早い。日食は11時前。あと4時間もあれば、屋久島の天気ならきっと、変わる可能性もあるだろう……。
しかし、屋久島のベテランガイドさんと友達だというおねえさん情報によると、今日の屋久島の天気はどこもこんな感じとのこと。それでも、風の方向などから考えて「北東(=宮之浦、安房)が有力ではないか」とのことでした。
宿でぼんやり窓の外を眺めていてもしょうがない。天気の回復を信じて出発するしかありません。


前日、同じ宿に泊っていた若き広告マンKさんがレンタカーを借りたというので、わたしと、女子大生2人組がそれに便乗するかたちでにわか日食パーティが組まれました。
車は予定通り8時に、予定外の雨のなか、安房を出発。まずは北へ向かうか、南へ向かうか。
屋久島は決して小さな島ではないので、どこでもあっという間に行けるわけではありません。この選択によっては、ポイントを外しかねないのです。
全員で悩んだ結果、(トカラに近い)島の南の方が長い時間見られるというので、最初に決めていた尾之間方面に向かいました。
その間にも、Kさんは全員に「宮之浦に電話して天気を聞いてください」「Yahoo!でアメダスを確認してください」「2chで最新情報が見れるはず」などと指示し、実に代理店らしいぬかりない仕事っぷり(笑)を発揮。しかし、どこからも朗報は入ってきませんでした。


むう、もしかしてこれは、わたしが突然屋久島に来たせいではないのだろうか……。
何しろ、地元の人の話では、「7月の頭からほとんど雨が降ってなかったんですよ~。それがどうして急に……」なんですと!?
ひと月に35日雨が降ると云われる島で、それだけ長い間雨が降っていなかったというのに、この大事な日に限って雨が降るというのはやっぱり!!!
……わたしのせいか???長旅の間も、負のオーラに汚染され、数々のイベントを雨で台無しにしてきた、ちょい雨女のわたしのせい!?あまりのネガティブさが屋久島の神サマの怒りにふれたとか!?
しかし、「このイベントを去年からずっと楽しみにしていたんです~」と云う女子大生たちの前では、とても口には出せません……。


尾之間の状況は見るからに絶望的でした。
観測場所に指定されている広場にはほとんど人がおらず、雨に加えて風も強く、ビニール傘の骨が折れるほどでした。とても観測できる雰囲気ではありません。
途方に暮れたわれわれは、いちおう有力とされている安房に、とりあえず戻ることにしました。
何か速報はないかと安房の観光案内所に行くと、宇宙飛行士の毛利衛さんが春田浜にロケに来ているというウワサが。
Kさんのテンションがにわかに上がり、急きょ、安房から目と鼻の先にある春田浜を目指すことになりました。うん、実にミーハーな行動だね(笑)。でも、一向に天気が回復しないこの状況で、そんなイベントでもないとやってられないさ。
果たして春田浜では、フジテレビ「どーも気にナル!」の生中継が、小雨の降るなか行われていました。絶望的な気配の空と海をバックに、けっこうな数のギャラリーが集まっています。
とりあえず毛利さんの写真をミーハー丸出しでバシャバシャ取りまくっていると、近くにいた地元人らしきおっちゃんが、誰かと電話で話している声が耳に入って来ました。
曰く「宮之浦の方が晴れてきた」。
マジっすか~~~!?!
電話を切ったおっちゃんを早速捕まえ、宮之浦が晴れてるんですか? と尋ねると、なんか今の話だとそうらしいよ~、でもここから宮之浦ってけっこうあるからね~とおっちゃん。
毛利さんを見て思わず満足しそうになっていたけれど、本来の目的は日食です。慌ててみんなに報告し、取って返すように車に乗り込んで、一路、宮之浦を目指します。
時刻はすでに10時20分。宮之浦に向かったら、もう他の場所には行けません。これが最後の選択です。


明るい空を求めて右往左往。北へ南へ。まさに天気に“振り回される”。
道中また、雨が降り始めていました。あきらかな晴天になることはもう無理だと、口にはしないけれど、全員わかっていたと思います。
でも、可能性を追いかけて行動することは、それ自体ですでにひとつの物語ではないですか。だから、最後まで求め続けるのです。……なーんて、ちょっと悔し紛れな感傷だな(苦笑)。


安房から宮之浦までは意外と遠く、このまま宮之浦を目指すと肝心の時間に間に合わなそうだったので、西小瀬田のふれあいパークで降りました。観測者らしき人だかりが見えたからです。日食まで、あと10分弱。
そこにいたおにーさんに聞くと、「さっき一瞬、三日月みたいなのが見えたけどね、そっからは全然」とのこと。
宮之浦の空が明るく見えたのはあながち間違いでもなかったようだけど、われわれはその恩恵には預かれなかったってわけね……。
目をこらして雲の切れ間に太陽を探すと、一瞬、ぼんやりと白い三日月のようなものが見えた……ように思ったけれど、気のせいか。
バカみたいに口を開けて空を見上げていたら、辺りが何となく薄暗くなってきました。曇りのせいでもともと薄暗かったので(苦笑)、最初は、「気のせい?」くらいの気持ちでしたが、虫の声が激しくなり、やがて、血の気が引くようにすうーっと闇が降りてきました。本当に、“すうーっ”という感じで。
曇りの暗さじゃない、明らかに別の暗さがどんどん侵食してきている。思わず体がぞわっとしました。実際気温も少し下がったようでした。少なくとも、長袖をはおらないと肌寒さを感じる程度には。
試しに周りの写真を撮ってみると、完全に夜景です。ホントだ……ホントに、すごいスピードで夜が来ているんだ……。興奮と闇雲な恐ろしさで胸が無性にざわざわします。
太陽を神と崇め、信仰していた数々の古代文明のことが、ふと脳裏に浮かびました。
古代の人たちにとって皆既日食とは神の怒りだったのだろうか。それとも……。
そう云えば、マヤ文明を舞台にした映画『アポカリプト』でも、生贄の儀式の際に皆既日食が起こるというシーンがあったっけ。天文学が発達していたマヤ文明では、皆既日食はどのような意味を持っていたのだろう。



放浪乙女えくすとら-nisshoku016 曇天から


放浪乙女えくすとら-nisshoku019 夕方……


放浪乙女えくすとら-nisshoku023 そして夜。

……なんてことを考えているうちに、空はまた、すうーっと明るくなり、間もなく何事もなかったように元の、鉛色の曇天になりました。
たった数分もしないのに、アレは本当にあったことなのだろうか……と、すべてが幻のように思えました。
ま、肝心の太陽が見えなかったので、いつから始まっていつ終わったのかは、はっきりとは分かりませんでしたけどね。あと、地平線のキワの辺りは光が残っていて、完全に闇にはならなかったような気がする……わたしが見逃しただけ?


ああ、終わった……。


何とも云えない脱力感に襲われながら、全員、このイベントに名残惜しさを感じたのか、毛利さんのいる春田浜に再び車を走らせることにしました。
すでに中継は終わっており、毛利さんだけが単独のインタビューに答えていたのですが、「人間がすべてをコントロールしているのではないことを知って、自然の神秘を感じてもらえたら」というようなことを話していて、なんだか涙が出そうになりました。
ああ、そうだね……。日食を片鱗たりとも見られなくて、ぶつけようのない悔しさを感じていたけれども、なんか、この物腰のやわらかな宇宙飛行士のおじさんにそう云われると、不思議に謙虚な気持ちになるよ(笑)。
チケットも宿も取れて、うまい具合に休めて、日食メガネもフィルターも手に入れて。怖いくらいにピースが揃うなあと思ってた。そしたら、最後の最後で、自然というピースが揃わないなんて。そこ、いちばん大事じゃん!!!(笑)そういうオチかよ!
って、なんとも悔しさが拭えなかったけど、振り回されっぱなしだったけど、なんつーか、負けて納得、みたいな感じか(笑。何の勝負だ)。
だから決して、今回の雨はわたしの負のオーラのせいではない(笑。ってことにしといて)。


しかし翌日、入ったお店に居合わせたカップルとちょっと話したところ、「わたしたち、栗生で一瞬だけダイヤモンドリング見れましたよ」……マジかっ!?
どうやら、永田でも見られたらしい。
つーことは結局、当たりは島の西側だったってことですか!!!
永田も栗生も電話したときは大雨って云ってたから、とっくにノーマークになってたもんなぁ。。。
そこら辺は、オノレの負のオーラがちょっと関係しているよーな気がする……orz。


ところで、来年は南半球で見られるようで。
イースター島はいちばん注目されそうな場所ですよね。確かに皆既日食withモアイという響きにはゾクゾクしますが、わたしはすでに訪問済みなので、行くなら未訪問のパタゴニアか、クック諸島だなあ。
しかしパタゴニアは、仕事辞めないと行けないレベルの日数が必要そうですね。どうせだから、ペリトモレノ氷河も見たいし、トレッキングもしたいもの……。日食のために仕事辞めるか?(笑)

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