2007年10月29日

引っ越します

テーマ:上京後

誰かーーー!わたしに、家を、住処をーーー!!!


と叫び、号泣したくなるような今の切羽詰った心境。

これから1ヶ月間、わたしはどこへ行っても家の話題しか話さなくなりそうです。とても飲み会などに呼びたくない感じです。


ええ、結局引っ越すことになったのですよ。しかも来月末までに(!)。

同居人が来年結婚を考えていることや、やはりこれまで大家さんがやってくれていたことをわれわれが2人で分担するのは負担が大きい、同居人もわたしもいわゆる“フツーの”一人暮らしをしたことがないので、これを機に一度くらいやってみるのもいいのではないか…など、さまざまな理由からそのようになりました。


しかし、それが決まったからには、一刻も早く家を探さねばならんのですが、今週末は大阪から友達が遊びに来るし、来週末は飲み会だし、紅葉を見に日光あたりに1泊2日旅行でもしようかな、と遊ぶ予定ばっかり立てていたので、なかなかココロがそっちモードに切り替わらないのも事実。

それに、いざ引っ越しと云われても、特に住みたい町が決まっているワケでもないし、家賃は安いに越したことはないけれど設備が今の生活より明らかにショボくなるのは目に見えているしで、何を基準に、どう取捨選択して探していけばいいのか、かなり暗中模索しております。土地勘もないしねえ…。

とりあえず、手当たりしだいネットで物件を見たり、引っ越しに関しては完全に先輩である同僚たちに話を聞いたりはしているんですけどね。


何となく思っているのは、前回も書いたけれど、すっごい都心(の穴場)に住むか、もしくはすっごい下町に住むか、ってことくらいですかねえ。

人気の中央線沿いとか、東横線沿いとか、正直あんまりピンと来ないんですよね…。昔は、中野とか阿佐ヶ谷とか、ちょっとあこがれてたんですけどね。誰もが認めるステキな町より、「そこに住むんかい!」って思われそうな意外な場所に住んでみたいという天邪鬼な気持ちもあったりして。歌舞伎町とか、国会議事堂前が最寄り駅です、とかさ(高えっつの)。

あと、物件的に気になるのは、キッチンと風呂まわりかなぁ。

というのも、現在の家は、共同とは云え、キッチンは広いし風呂は立派で追い炊きはできるしで、どーしても今後その水準が下がることに、深い悲しみを覚えてしまうのです。

でも、予算考えたら、その辺の設備は間違いなくショボショボになるでしょうね…。


ま、こんなもん書いているヒマがあったら探せよって感じなんですが(汗)、これを読まれている方で、引っ越しや住む場所について(ここ意外と穴場でっせ~みたいな)の貴重なご意見がありましたら、ぜひいただけるとうれしいです。また、「友達の友達の家がひと部屋空いてるよ♪」的な下宿情報、「今住んでいるゲストハウスは安くて居心地いいっすよ」的なゲストハウス情報、なんかもお寄せいただけたらなおステキです(他力本願でスマソ;)。今の家も、そんなつながりで運命に導かれるように(?)決まりましたので、またそんなタナボタがないものかと、ひそかに思っているのですが…甘いか。


嗚呼しかし、何という運命の逆流でありましょーや。。。正直、引っ越しなんかしてる場合じゃないんだってば。。。

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2007年10月26日

何て骨体(古いっ)

テーマ:上京後

先日は、またも出張の機会に恵まれ四国に行っておりまして、月曜が出張だったので土日から前のりして、しまなみ海道をチャリンコで走って死にそうになった話でもしようかと思っていたら…。


思いも寄らないことが勃発してしまいました。


なんと、うちの大家さんが急遽、仕事を辞め、この家を引き払うことになったというのです。


いくら何でも急すぎる決断に、つい暗い背景(リコンとか)を想像し、一人勝手に不安な気持ちになっていたのですが、奥さんに聞いたら、単にダンナさんがどーしても田舎に引っ越したい!と熱望したからだそうな。

決めていたのはもう少し前なんだろうけれど、わたしも毎晩帰りが遅いし、先月は実家に帰ったり、今月も出張やら何やらで不在が多かったので、伝えそびれたみたいです。


ちなみに、あと2人の同居人のうち、1人は2週間前にこれまた急きょ引っ越しをしているのです。わたしが週末出歩いている隙に…。ま、これは大家さんの引っ越しとはカンケーなくて、彼氏と同棲するからって理由なんですけども。

その頃、大家さん夫婦も不在にしていたっぽくて、もう1人の同居人の部屋の電気も消えているしで、一時は「この家には実はもう誰もいないのではないか…」と不気味な思いを抱えて帰宅していたものでした。


むーん、それにしても困った。。。

今、仕事もまたじわじわしんどくなりつつあるし、その他個人的に取り組んでいることもあって、それどころじゃないんだよなぁNOぉ~!


下宿だから、ここに永住するとはもちろん考えていなかったし、いずれは引っ越す日も来るだろうと思っていたけれど、こんなに早く決断を迫られることになろーとは…。

だって、今の家を自ら出ることがあるとしたら、彼氏が出来て同棲するときだな、なんて思っていたさ。会社から&都心からちょっと遠いのが難だけど、それ以外はなんの不自由も感じてなかったもんね。あー彼氏より先に引っ越しが来るなんてなぁ。。。


これを機に引っ越すか、今の家をわたしかもう1人の同居人の名前で借りなおし、シェアハウスとしてやっていくか。その話し合いは近々に行われる予定なんですけどね。

出来れば引っ越しはメンドクサイ(1年半住んで、荷物もそこそこ増えてるし)ので避けたいけれど、今の家に住み続けるにも、電気やガス・ネットなどのインフラ整備や、共用の家電はどうするのかという問題があるしで、一長一短なのです。


にしても、引っ越しするとしたらどこがいいのかなぁ。。。

まだ、引っ越しなど具体的に考えていなかったときは、「次に住むなら、郊外じゃなくて都心のど真ん中、新宿とかいいなぁ」なんて思っていました。もちろん、そんな都心でまともに暮らそうと思ったら家賃は相当なことになるでしょうから、ビルとビルの間にひっそりある格安物件に住んで、とか…。

でも、引っ越してった同居人は今の家から徒歩数分のところに住んでいるし、今残っている同居人もやっぱりこの辺りがいいと云うんですよね。

下町というにもけっこう中途半端な住宅エリアで、正直そこまで魅力のある町とも思えないのですが、まー何と云っても勝手知ったる場所ですし、今の職場には電車で1本で行けるし、平均家賃もかなり安いしで、そういう選択肢もナシではない。


昔は、谷根千あたりの下町にすごくすごく憧れがあって、東京に住むことになったらそこら辺で家を借りたいと思っていたものでした。

その気持ちがなくなったわけではないけれど、あの辺って、実際歩いてみると夜の人通りが少なくて、毎晩帰宅の遅いわたしには、ちょっとコワイ気もするんですよね。あとは、下町のわりに意外と家賃が高い!ま、木造風呂ナシアパートとかなら3万円台くらいで住めるみたいですが…。


あとは、チュートリアルの徳井様が住んでいるマンションを調べてそこに(もしくはその近辺に)引っ越すか(笑)。


はあ、いつまでも木の葉のように頼りない我が身でございます…。

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2007年10月12日

9月のかわいいものBEST3

テーマ:かわいいもの

最近、都内を歩いていると気になるのが、坂口憲二の「Roots」のCMポスター

「完全に遅刻なのになぜか奇跡を信じている」というセリフに激しく共感しました。嗚呼社会人。


てことで、恒例のこのコーナーです。今月は淡々と…。


【第1位】

エミリーテンプルキュートのトランプアリス柄スカート


alice-skirt1


毎度おなじみエミキュでございます。

ステキな秋冬ものが続々と登場する中でも、これは5馬身くらいの大差をつけて、わたしのココロに1着ゴールイン!18900円也(相変わらずたけー買い物してんなー…)。

『不思議の国のアリス』ものは、無条件で乙女の関所を通過するものなのです。まあ、アリス柄と云ったら本当は、テニエルのが一等可愛いに決まっていますが…。

生地が完全に秋冬用の分厚めなのが難点と云えば難点だけど(この柄ならオールシーズン着回したい)、上部分のトランプ柄の散らばり具合や、お上品にちょっぴし長め丈であることや、裾に黒のスパンコールがびっしり縫い付けられている手の込みようなど、いちいちツボをついてくるディテールはさすが。

上に黒のベストなんぞ合わせて、秋冬らしくクラシカルに着こなせば、気分はおとぎの国の住人です。もう31さいだけどね☆


alice-skirt2 柄のアップ。


【第2位】

melissaのワンストラップパンプス


pink-pumps

これを買ったお店「Dolls in Hi-Heel」も、そうしょっちゅう行くわけではないのですが、なんか定期的にこのコーナーに登場していますね。

これ、今年流行ったエナメルパンプスのようですが、実はラバー製。バービーとかリカちゃん用の、おもちゃの靴みたいでしょ。

それでいて、ストラップ部分はベロアという、心憎いマッチングです。

中敷にキルティングのクッションが入っていて、試着したとき、ピンヒールのわりには歩きやすそうだったので、即決購入。10185円でした。

アイスクリーム柄のTシャツとか、バレリーナ風のレーススカートとか、ふわふわしたお菓子カラー系の装いにピッタリですね☆


でも、実際にはき始めてみると、意外と足が痛いんだよな~;_;

このテのパンプスって、絶対に、足と靴の境目のところがすんげー痛くなるんですよね。「足が噛まれる」って表現がありますが、まさに、靴が足を噛んでくるのです。そして、噛みついて離さない。ずーっと食いつかれてる。

あー痛いよー痛いよー…(実は今もはいているのでつ;)。


【第3位】

スイマーのお財布


swimmer-saifu


東京に来てからというもの、お財布はずっとスイマーで買っています。

一時期、急にハローキティのお財布に浮気してしまったものの、これでもかと続々発売されるスイマーの新作財布の魅力には抗えず、また出戻り。

スイマーのお財布の魅力はもちろん、爆発的な可愛さですが、もうひとつ、相場が1000円とめちゃ安なこと。そりゃ、グッチやプラダのお財布のように丈夫ではないけれど、1000円のわりには意外と長持ちしてくれるのです。


で、3代目になるこのお財布も、例の如く1050円。

2代目の、金地にいちご柄の財布も相当にかわいかったのですが、これを見たとき、わたしは古女房を捨てる覚悟をしました。

だって、見てくださいよ、この、乙女の夢がてんこもりに詰まったかのようなディテールをっ!

メリーゴーラウンドの合皮アップリケ、留め具部分がジュエルリング(※昔あった指輪型のキャンディ)の如きイミテーションクリスタル、そして中を開けば一面ゴールド。ま、なにぶん安物なので、最近はゴールドも若干ハゲつつありますが。。。


こんなかわゆい外見でありながら、意外と収納力があるのもうれしい限りです。わたくし、ポイントカードの類がすごい量なもので…;

余談ですが、これだけ山盛りポイントカードを持っているのに、目に見えてトクしたなぁ~と思ったことが、ほぼ皆無なのはどうゆうわけなんでしょうかね?

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2007年10月10日

続・今さら「負け犬」ってか

テーマ:上京後

それにしても、わたしはいつから、普通のしあわせというものにミョーな疑問を抱くようになったのやら…。


わたしはこの先、何者として生きていくべきなんだろう?
妻&母として生きることも想像できませんが、さりとて、独身で年齢不詳で仕事ができる女性というのを目指すほどのモチベーションもない(※昨年働きすぎて、労働が大嫌いになってしまったのです)。
旅から戻ってからというもの、わたしは将来のことを1ミリも計画せずに日々を生きており、どんな人生のモデルケースを見ても、なんかしっくりこないのです。
いちおう今、あんまり数はないけれどやろうと思っていることにボチボチ手をつけてはいますが、それは女子という立場とは何のカンケーもないことで、女子としての今後の身の振り方についてのプランは、完全に闇の中。クサいものにフタ状態。


でも、形にならないあせりだけは絶えず心の内に巣くっているのです。
何十メートルか離れた後ろで、こう、ひたひた、ひたひた…と何かが迫ってきている気配は常に感じている。これって、メスとしての(笑)生物的・本能的な恐怖なんでしょうかね…?


そのあせりを上手く処理しきれないと、思いもよらない、自分のタイプでも何でもない人から云い寄られてついホロっと情にほだされ、なしくずしに結婚→出産、その人の庇護下で何となく平穏に暮らし、でも本当にこれでよかったのかしら?と時々眉間にシワを寄せ、そして子供が幼稚園くらいになったらパートに出て…というコースを歩むのではないかという不安に駆られたりもします(どこまで妄想すんねん)。ま、そんな相手はいないので、完全に杞憂なわけですが…。


でもイヤだなぁ、年齢とかシビアな問題に負け、あんまり愛せそうにない相手に押し切られて結婚とか…。ああ、考えただけで身の気がよだつ。
別に、チュートリアルの徳井がいいとは云わないからさ、どーせなら自分が選んで愛せる相手と結婚して子供を産みたい。どーせならね…。それって傲慢な考え、許されない贅沢なのかしら?
確かに、シワシワのたるんだオバハンが、「やっぱり好きな人と結婚したい」と目を輝かせて云っているさまは、噴飯ものかも知れん。てめーなんか、ヤってくれる男がいるだけでありがたいと思えよ、ってなもんかも知れん。そんなことを考えると、云いようのないほど暗い気分に襲われます。結局人間はナマモノで、賞味期限がしっかりあるってことですか。
世の中にあふれている既婚者たちは、どんな結婚をしているの?みんな"何となく"結婚して子供産んでんの?少なくとも、自分の狭い世間を見渡す限り、そうでもないんですけど…。


また歴史の話で申し訳ないけれど、結局、子孫を残せなかった者が負け、ということになるのかなと。
例えば、豊臣秀吉は天下を取ったけど2代で血が絶えた。でも、前田利家は天下を取らなかったけれど、加賀200万石を250年の間維持し、今もお家は継続中。こうしてみると、利家の方が実は勝ち犬だった?てな見方もあるわけで。
まあ、滅亡の美学に則るなら、負け犬上等!って感じですがねえ…。


アマゾンの『負け犬の遠吠え』レビューの中には、
「同じ子宮から、かたや可愛い笑顔を持つ子供を創造する女性もいれば、同じ子宮から、かたや生理用品の汚物を地球に積み上げるだけで、来世紀を生きる多数の命の可能性を絶ってこの世を去る女性もいるのです。」
というめっちゃ恐ろしい意見もありました。いくらなんでもこれはヒドすぎるだろーが…。分かったよ、もう今後の生理は布ナプキン1本で対処する(え?そーゆうことじゃない?)。
なんかこう、結婚と出産って、個人のしあわせというところには必ずしも帰結しない問題もはらんでいるような気がして(社会的、生物的問題とか)、「いいじゃないですか独身でも。個人的にしあわせなら」っていう話で終われないところが、何とも重いんだよなぁ。しあわせ=正しさではないからさ。そして、正しさの上に立っていないしあわせって、けっこう土台が弱いから…(この際、正しさっていうのも結局、個人がそう思えるかどうかってとこなんだけどね)。


…とまあ、どーでもいいことをぐるぐる考えていると、勝ち犬でもなく負け犬でもない、第3の生き方はないものか?と思ってしまいます。
「自分がしあわせと思えるかどうかでしょ」とか「男女とか関係なく人間としてどうか?が大切」「人生は勝ち負けではない」みたいな、有無を云わさない類の正論ではない答えがほしい。恋愛とか性とかそういうもんから、やっぱり愛する人が側にいる人の方がしあわせだよねっていう概念から、カップルになれない人を「選ばれない人」として蔑む概念から、「女として」しあわせか否かという判定基準から(これは、モテの論理にもつながりますね)、自由でいられる生き方。ま、わたし自身がそういう考え方にかなり毒されているのは否めませんが、さりとて「あなたの考え方ひとつですよ」みたいな身もフタもない忠告は別に要りません。
男でも女でもない、アンドロギュノスであれば、やれ結婚が、出産が…なんてこととは自由でいられるのでしょうか。でもオカマとかは生き難いだろうし…。いっそアメーバ(単性生殖)にでもなるか?(笑)
何故結婚できない(恋人ができない)のか?ということに悩むのではなく、そもそも誰かと対になることが是か否か?ということを、一度きちんと、論議の余地ナシな正論抜きで考えてみたいものですね、なーんて。


いや、わかってますよ、何もそんなにものごとを持ってまわったふうに見なくてもいいんじゃないかって…。
もっと単純に、シンプルに、誰もが当たり前に行っている営みに、迎合すればいいのだと思うのです。多少、いやかなり妥協したとしても、そこに自分を当てはめればいいのである、と。幸福そうな夫婦や家庭を見ていると、ほんのり和むし、素直にいいなぁと思う心情くらいは持ち合わせていますよ。ええ…でも。
そう、「でも」って云っちゃうんですよねえ。天邪鬼な性格だから…。


ま、次は小倉千加子の『結婚の条件』でも読んで考察を深めてみたいと思います。え?その前にとりあえずお見合いパーチーにでも行った方がいい?

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2007年10月04日

今さら「負け犬」ってか

テーマ:上京後

ちょっと前の話ですが…先月、31さいになりました。


昨年の29→30の国境越えに比べると、まー大した感慨もなく、それに呼応するかのようにまー大したことない誕生日でした。朝っぱらから免許の更新とかな。。。


さて、そのサツバツとした誕生日の前、わたしは遅い夏休みを取って大阪に帰っておりました(とは云え今回は、半分以上四国で過ごしましたが)。
そんな帰省中のある日、昔なじみの友人の家に遊びに行きまして、そこん家の8歳と5歳になるガキどもと「スーパーマリオ」(今どき?)やったりしていました。
そのガキどものまーかわいいこと。「野ぎくマン(←何故かこう呼ばれている。野ぎくのところは本名だけど)遊ぼ遊ぼ~」となついてくる姿、男子のクセにクリボーのぬいぐるみを赤ちゃんに模して世話する姿など見ていると、たとえあと数年後にヤンキーになっても、今のかわいさで補って余りあるのかなと思います。
わたしは彼女の家に行くたびに(ってまあ、1年に1回くらいなんだけど)、この同い年の友人と自分との、あまりの人生の違いにため息が出ます。わたしだって、世が世なら(?)このようなガキ2人の母親になっていたのかもなぁと、後悔ではないのですが人生のifをふと考えてしまうのです。


その帰りのことでした。
何となく寄ったブックオフで、わたしの旅中にベストセラーになったという『負け犬の遠吠え』が、100円で売られていたのは。
こ、これは…。さっきわたしは、友人のガキを見てもうすぐ31になろうとする自分の人生を少しばかり振り返ったところではないか。そこにまさか、このよーな、妙齢の独身女子にとって鬼門とも云うべき本が目に留まるとは…しかも100円。しかも割引券持っているから5円。
「こんなもん買ったら、まるで自分が30代の未婚女子であることを後ろめたく思っているようではないか…」としばし悶々としたものの、5円というゴミのような値段に負け(ある意味運命を感じ)、レジへ持って行ってしまいました。


さてこの本、ベストセラーだけあって、さくさくと歯切れのよい文章&構成に、あっという間に読めてしまったのですが…これが、まるで『ノストラダムスの大予言』でも読んだのでは?と思うような重たい読後感。
いやーこれ、かなり切実なテーマだなおい…(滝汗)。
知らない方のために簡単に説明すると、「どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです」という、挑発的なコピーがこの本のすべてを物語っています。つまり、上記条件にあてはまる女性を負け犬、それと正反対の女性を勝ち犬と定義して、それぞれの生態を中心に話が展開していきます。


もしこの内容で“勝ち犬”の立場から書いた本だったら、ものすごく嫌味な本になったことでしょうが、作者が負け犬代表ということなので、共感を覚える部分が多々ある。でも、それは暗い共感です。
例えば、こんな部分。
純粋な負け犬達が、ちょっと寂しい気分になった時にポツリと口にしがちなのは、
「私はただ、普通に幸せになりたいだけなのに…」
という言葉。
で、この後、

「まぁこれは自慰行為のようなもの。泣きながら、“こんな可憐な私を、誰か素敵な人がどこかで見つめてはいないかしら”などとムシのいいことも、思っている」と続き、「負け犬にとって純粋さは、決してプラスにはなりません」「シワと純粋さのカップリングは、傍から見ていると、どうにもすさまじいものなのだから」とトドメを指されるのです。
うわーーーーこれ!わたしのことかもっ!?「普通に幸せになりたい(涙)」とかゆってるかも!?“誰か素敵な人が…”とかも思ってるかも!?
とまあ、すこぶる恥ずかしい気持ちにさせられるワケです。


あとは、歌舞伎鑑賞など和系の趣味に走る人、フラメンコやベリーダンスなど踊り系に走る人が多いという話や、歳を取ればとるほど、マトモな男を探そうと思ったら不倫というブラックマーケットに手をだすしかない、といったあたりも、自分が今にもハマリそうな恐怖感をあおられます。
他にも、例を挙げればキリがないほど、「それあるある!」って、ちょっとしたあるある探検隊になってしまうのです。


負け犬である作者は、「負け犬には負け犬の幸せがある」ということで結論づけたかったのでしょうが、負け犬例がどーにも救いようのない悲哀に満ち溢れていて、やっぱ結婚して子供産んだ方がええのかいな…と作者の意図とは別の思いを抱かざるをえません。
それに、“美人で仕事が出来る”負け犬なんてまだ幸せな方で、ブスで仕事も(出来)なくて貧乏で未婚で子ナシ彼氏ナシの30代以上って、どないすんねん!?とさらに暗澹たる気持ちになるワケで(苦笑)。


まあ、「“勝ち犬(組)”“負け犬(組)”って分けることがそもそもナンセンスでは?」っていう意見も多々あろうかと思うけれど、その批判は、それはそれでナンセンスな気がするんだよな。その2分割がナンセンスなことくらい、作者も重々承知で書いているだろーよ。
実際、別の友達にこの本のことを話したら、「勝ちとか負けとかは、その人がシアワセと思うかどうかの問題でしょ」と、200%な正論を云われまして、ま、そーなんだけどさ、そんな彼女はわたしと同い年の教師で一児の母、、ダンナは公務員で超いい人でお前ら愛し合ってんじゃん?みたいなね(苦笑)。いや、そういうまっすぐな性格だからこそ、そういうまともな環境にいると納得すべきか…。
現実に「女性は産む機械」とか云われるワケだし、子供を産んだ友人たちの中で、子の存在を賛美しない人はいない(いたらいたで引くけど…)。

それに極めつけは、この本で最後に、輝ける負け犬代表のようにちらっと登場するサーヤも、しっかり結婚したもうたという事実!(爆)
結局のところ、何で勝ち犬が“勝ち”なのかというと、“生物としてあるべき姿である”ってところに尽きるんだと思います。生物とか本能なんか持ち出されたら、そう云われたら、ぐうの音も出ないさ。“人間は本能の壊れた動物である”という岸田秀先生のお言葉もあるがね。


うーむ、長くなりそうなので次回に続く、と。

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