2006年11月26日

泣きたい日もある

テーマ:上京後

今週は結局、土曜日しか休めなかった…(涙)。

今も会社におります。


昨日は、わたしの数少ない外国人の友達、東南アジアで知り合ったイギリス人E君とひさびさに再会しました。何で彼と仲良くなれたかというとそれは、E君のお母さんが日本人で、日本語がペラペラだから。ヘタレですまん。


E君とは、ミャンマーのバガンで会ったあと、バンコクでも再会したのですが、その再会というのが、チャオプラヤー川のそばの公園のベンチで眠っていたところを、E君が偶然通りかかって見つけたという、奇跡的っちゃそうだけど、かなりマヌケなものでした。

確かそのとき、タオ島から夜行バスで帰ってきて、朝3時だか4時だかに着いて、ホテルに泊まるのはもったいないし…と思って公園で寝てたんだよな。で、E君は「日本人らしき女の子が寝てるな…」と近づいたら、例のきったない靴があって、わたしだと確信したそうな(苦笑)。


E君はビジネストリップで2週間日本に来ており、北は青森から南は福岡まで、全国津々浦々を飛び回って昨日が日本最後の夜でした。
上野駅で待ち合わせ、駅の近くのレトロな喫茶店でお茶をしながら、旅の話、帰国後の話、仕事の話、これからやろうとしていること…旅人同士のひさびさの再会で定番のトピックスをひとしきり話しました。
長旅から帰ってきたあと、誰しもが経験するであろうある種の落ち込み、それまで暮らしていた社会への違和感、そういう話をしていると、旅人というのは多かれ少なかれマイノリティな人種なのかなあと思います。


彼はわたしより1ヶ月くらい遅れて帰国し、大学院で勉強するか、日本に来て英語を教えるか…などなど色々迷ったあげく、とりあえずお金を稼ぐために今の会社で働くことにしたそうです。「サラリーマンは向いてないけど、今はお金が必要だから」。
将来はアジアかアフリカのどこかの国で教育の仕事に就きたい。彼は控えめな口調でそう話しました。


フレッシュジュースとコーヒーを1杯ずつ飲んだあと、上野駅に向かって歩きながら、E君は、
「野ぎくの夢は何?」
と尋ねてきました。
わたしはしばらく返答できませんでした。何だろう、何だろうなあ、長い旅をしたいって夢はもう叶っちゃったから、今は次のチャプターに進む準備をしているってとこかなあ…。

そんなことをぽつぽつと話しているうちに、急にボロボロと涙が出てしまいました。


わたしは、今何をしているんだろう?わたしの道はどこに続いているんだろう?毎晩終電まで働いて、休日も働いて、わたしはどこに向かおうとしているんだろう?
お金のために働いている?それにしてはワリに合わない仕事じゃない?一流の編集者になりたい?何か明確につくりたい雑誌でもあるの?本当にわたしのやりたいことは何?わたしの人生の意味って?


「何のために毎日ギリギリまで働いているのか、何のために頑張るのか、分からなくて…」
そんなものは、日々社会人として立派に働いている人たちからすれば、甘ちゃんの世迷言でしかないことでしょう。だから今まで、なるべくそんなことは考えないように、人に云わないように(特に仕事関係にはね)してきたけれど、でも、それは本当の気持ちでもあって…。

そうだ。わたしは帰国してからずっと、羅針盤を失った船みたいだ。編集の仕事に戻るってずっと決めていて、いちおう戻ったけれど、それでよかったのかどうか、まったく分からない。久しぶりに、自由に使えるお金を手にして、浮かれて買い物に狂ったりしているわたしは、いったい何をしているのか?


涙が止まらないわたしを、E君はぎゅうっと抱きしめてくれ「大丈夫、大丈夫」とあやすように云いました。
ああ、欧米人ってこういうときにすぐ抱きしめてくれるからいいな。別に恋人じゃなくても、人に抱きしめてもらうとすごく安心する。そして、人の胸で泣かせてもらうのは何て気持ちがいいのだろう。
欧米のこの文化はつくづく素敵だと思う。友達同士で抱き合える習慣ってのはいいよね。日本人同士だと照れ臭くて出来ないけど(わたしはきっと、外国人の彼氏と涙のお別れをしている女子だと思われていたことであろう…)。


「人生には色んなサインが光ってる。それを出来るだけ見落とさないようにしていれば、多分大丈夫だよ」

E君はそう云って、最後にわたしに「I'll be alrightって云って」と云うので、すっかり下手くそになってしまった発音で「I'll be alright」と云ってみました。


そうしたら、少しだけ、本当に大丈夫なような気がしてきました。

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2006年11月22日

気のきいたタイトルを思いつきません;

テーマ:上京後

全然更新しないと思ったら、突然連続で更新したり…。

「アタシってよく猫みたいに気まぐれだって云われるの」ってのたまう女かよ!おええ。


つい2週間前までは、6時過ぎに帰れることもあったくらい、仕事は順調かつゆとりある流れで、心穏やかに暮らしていたのに…まーた、仕事がどっさり増え、津波のように押し寄せており、今にも飲み込まれて溺死してしまいそうです。すぐそこに高さ10メートルの波が見えるもん…。


そうなると、ただでさえ心のキャパシティが極小のわたしは、今日も終電を待ちながら、線路をじっと見つめているうちに「あー何もかも終わりにしたい…」などと思ってしまいました。そーいや、会社の女の子がこないだ人身事故の処理で肉片らしきものを見たそうですが、わたしもある日突然肉片になっているかも知れない…ていうかなればいいんだ。どうせわたしなんて、しゃべるのは下手だし面白い企画なんか一個も思いつかないしスケジュールの管理は下手だし、クライアントにも外注スタッフにも上司にも後輩にも害虫のごとく嫌われてるに違いない。こんな細かくて社交性の必要な仕事なんかそもそも向いてないんだよ。と、卑屈の谷底へ真っ逆さまです。

いいかげん、こういう極端なマイナス思考をやめたいんですが、なかなかやめられません。まあ、一種のショック療法的な効果もないわけではないから、一概にそれが悪いとも云えないんだけど…。でも、メールの返信に唐突に「全部終わりにしたいです」などと書かれる友達はたまったもんじゃないよね…すんません。


ていうか、こんなに時間がなくて心がキリキリと締め付けられている状態で、斬新で画期的で商品がバンバン売れるようなアイデアなんて思いつかないんだよ!!!…いや、追いつめられると何か出てくるのかも知れないけど…。

ああ、締め切り直前に絶望して逃亡する漫画家の気持ちがよく分かる(あだち充とか)。
そんな、おもしろ企画が泉のごとく湧いてくる人間だったら、今頃とっくに金持ち父さんになってるって。


で、こんな余裕のないときに限って、大阪から友達が遊びに来てくれたりするのである。
だから、23日は絶対に休みたいのに、かなり雲行きが怪しい…;_;


おっと、明日も早いのでした…そろそろ寝ます。
眠っていったんすべてを忘れます。

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2006年11月21日

買い物だけが人生だ(嘘)

テーマ:上京後

昔から、「櫛の歯が折れると不吉」と云いますが、今日カバンから櫛(ミャンマー製)を取り出そうとしたら、真ん中からパッキリ折れてました。何が起こるのか楽しみでなりません(泣…いや、亡?)。


またちょっと仕事が立て込んで来まして、ブログの更新が遅れ気味なので、今回はちょー軽い話で逃げさせてくださいまし。。。


最近つとに、買い物が止まりません。
先週は特にひどかった…。月曜日に赤いワンピース、火曜日に銀色のパンプス、水曜日にミルクの豹柄のカーディガン、木曜日に髪留め(この日は大人しかった)、金曜日にうさ耳のキャップとハート型のピアス…と、毎日それなりの額の物を買って、今ざっと計算してみたら、しめて約42000円也。何考えてんだお前!!!
クレジットカードを打ち出の小槌と勘違いしてねーか?しかも、うさ耳キャップに5000円近くも出して、3つも年下の友人に「5000円も出してこの帽子…30歳の買い物とはとても信じられない…」と呆れられる始末。きゃはは☆うさぴょんって呼んで☆


それもこれも、会社の立地が悪すぎるんですよ。
原宿などという店の8割が洋服屋っていう場所に毎日通っていて、買い物を抑制できるわけがないじゃないですか。
だってだって、昼飯を食べに行くついでに、ロリータの聖地である「ラフォーレ原宿」や「ミルク」に寄れてしまうんですもの!ラフォーレの夏バーゲンのときも、期間中は毎日、昼飯を竹下通りの「花まるうどん」のうどん(399円)でさくっと済ませ、若いギャルたちに混じって服を漁っていたっけね。ちゃんと仕事しろって?はーい、すみません…。
いったい、入社してから今まで、どれだけ服に金を費やしたことか。。。恐ろしいので考えたくありません。


いやー、3年半、いや、ニート時代を含めれば4年近く、いやいや、貯金時代を含めればそれ以上の間、常に思う存分買い物の出来ない身分だったため、ここに来て物欲が大爆発状態なのです。
帰国してニートだった頃は、「日本ってほーんとくだらない不必要な物であふれているわねー」と物質過剰なわが国の状態を半ば軽蔑すらしていたのに、やっぱり1年と持たなかったね(苦笑)。
でも、いつでもバックパック1個になれるっていう自負はあるつもりなんだけどさ。
やっぱり、旅前~旅中のような金への執着心ってのがだいぶ薄れたんだと思う。今年は100万貯金するってのがいちおう目標ではあるけれど、それだって、昔みたいに確固たる目的のために貯めているわけじゃない。今すぐ旅に出たいわけじゃないし、会社に近いアパートに引っ越すつもりもないし、家具も電化製品もいらないし(プレステとこたつは欲しい)で、んもう財布のひもがゆるいゆるい。給料のほとんどは服と飲み代に消えているという、将来のことを鼻クソほどにも考えていない財務状況。これで部屋の家具がダンボールなのですから、ボロアパートでカップラーメンをすすりながらシャネルのバッグを持っている人たちと何ら変わりありません。ていうか、ちったあ親に仕送りでもしろよなって感じなんですが(ボーナス入ったらしまーす);


でも、買い物がやめられないんだ!

ちょっとでも心が苦しくなると、財布のヒモが緩んじゃう病気なんだよ!

そのうち中村うさぎ化しないように、気をつけます…(そぉいや最近チェックしてないな、うさぎさん)。

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2006年11月14日

また旅をするのですかという質問について

テーマ:

前回は意味ありげな散文を書いてしまいましたが、読み返すとビミョ~に恥ずかしいので削除しました。
コメントを1件いただいていたのに、それごと消しちゃってごめんなさいね;


てことで、気を取り直して、たまには旅ブログっぽい話でも書きます。


「今まで旅した中で一番良かった国はどこですか?」
と聞かれるのは、もはや挨拶というか、一生付きまとうであろう超定番の質問なわけですが、その次くらいに尋ねられるのが
「また旅に出るんですか?」
というやつです。


わたしは、旅の間じゅう、これが人生最初で最後の長い旅だと、半ば決意じみた思いを抱いていました。
帰れない旅人にだけはなりたくない。例えば、いい歳してフリーターを続けながら出たり入ったりをいつまでも繰り返す旅人を、わたしはどこかで、苦々しく思っていたフシすらあります。
わたしはそうじゃない。ちゃんと帰国して、ちゃんと社会復帰して、ちゃんと家庭を持って、人生の基盤を築いて生きていこう。そんな風に、けっこう頑なに思っていました。


でも今は、というか帰国後は、そんな「ちゃんと」へのこだわりは、ほとんどなくなってしまいました。
(無論、普通であることの大切さは分かっているつもりですが…。)


最近、友人から借りた、寺山修司の『旅の詩集』に、こんな一節がありました。


そして人は言うのだ。
「死ぬまで渡りつづけるなんてことは、とてもできないよ。」と。
だが、私は渡りつづけること、旅しつづけることのほかに、何の人生があるものだろうか、と思っている。定住することは、不滅を信じることだ。私は、そんなものを信じない。
(中略)「定住の幸福」は、にんげんの罹る最後の病気である。


わたしはこれを読んで、ひさびさに自分の中の、青臭く、とがった感情に火がつく思いでした。
何も、実際にまた旅に出るかどうかは、この際どちらでもよいのです。
現実問題として、今長い旅に出るお金はないし、そこまでのモチベーションもまだ高まってはいません。

久々の定住生活(っても家は借りてないし、半定住といったところですが)の生ぬるさに、それなりに居心地のよさを感じているのも事実です。
ただ、旅に出るという選択肢を、今後の人生から削除しなくてもいいんじゃないか、また長い旅に出てもいいんじゃないかと思っています。思うようになりました。
まあ、今度長旅に出てしまったら、一般的な幸福(寺山流に云えば”定住の幸福”か)からはまた遠ざかるかも知れませんが、それもまた人生だよねと。
足もとを固めることにこだわりすぎて、いつしか身動きが取れなくならないように、「いざとなったら旅に出よう」という選択肢を、いつも心の支えとして持っていたいなあと思う昨今です。


だから、「また旅に出るんですか?」と訊かれたら、
「機会があればぜひ」と答えることにしています。

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2006年11月04日

実家に帰った話とか今さら

テーマ:上京後

本当ならこの三連休も実家に帰ろうかなんて思っていたわたくし。
昔「なるトモ」で、友近がなるみに「ちょっとでも時間があったらすぐ愛媛に帰ってるらしいやん」と云われていた場面がありましたが、今さらながら、それすっごい共感だわ~。
ま、今回もやっぱり三連休とはいかなくて、日曜日出ることになってるから無理だったんだけどさ;


普通、9連休もの休みを取れたら、忙しい社会人としては海外旅行に出たりするべきなのですが、わたしは迷うことなく実家でダラダラコースを選びました。
普通に考えたら「もったいねー!」ってなるんだろうけど、やはり3年半も旅した後では、たかだか1週間くらいで海外に出る方がもったいなく感じたりして…。出るからには最低1ヶ月、最高∞!(←無理だって)
わたしにとって旅とは、もはやそのようなものなのです。ま、友達に「韓国焼き肉ツアー」とか「ハワイ買い物ツアー」とかに誘われたら行くんだろうけど。。。


てことで、やっぱ実家しかないわけよ。
ま、今回は母ちゃんの法事があったから、っていうのも大きな理由なんですけど、実家帰りも、今のわたしにとっては立派なイベントなのです。
とは云え、休み明けに、色んな人に「大阪で何やってたのー?」と聞かれると、「ん~?」と答えにつまってしまうんですけど。実際、答えるほど大したことは何~もやっていないっす。昼まで寝て~、「ちちんぷいぷい」とか見て~、夕方から飲みに出かけて~、みたいな毎日(汗)。HPもまったくやんなかったし、そもそもネットをほとんどやってない。外界との接触をなるたけ断ちたかったんだもの。
ほぼ毎日出かけていたとは云え、ほとんどは家族や旧知の友人と一緒という、超保守的な行動パターン。


ほんとねー、家でゴロゴロしていると、何でわざわざ東京まで行ってアホみたいに働く必要があんのかなーって自分で自分を不思議に思う。
抗いがたい親和性を感じる大阪で、この世で唯一わたしを大事にしてくれる父ちゃんの元で、ずっと暮らせばいいのにとか思う。

父ちゃんと伯母さんと一緒に「チャングムの誓い」なんかを観ていると、別に何を話すわけでもなく黙って観ているだけなんだけど、平和だなー、幸せってこういうもんじゃないのかなー、なんて思う。


そんなぐうたらな9日間の中、唯一、特筆すべきことがあるとすれば、関西の数少ない旅友めいよーさんに誘われ「オレンジハウス」 という天王寺にあるゲストハウスに遊びに行ったことでした。最近、東京ではちょこちょこ見かける外人向けのゲストハウスですが、大阪にもあったんですねー。
そこで、オーナーさん夫婦、管理人さん夫婦、めいよーさん、わたし、そしてあの「人生は旅なのだ」 のムギさんと、鍋を囲んで楽しい夜を過ごしました。
ムギさんと会えたのは思わぬラッキーでしたね(彼女はここの系列の別のゲストハウスに住んでいる)。
わたしが旅後に読んでいた数少ない旅行記で、ぶっちゃけ、女性の旅行記ではいちばん面白い旅行記じゃね?と思っていて、内心まあまあ悔しかったんだよな(笑)。
で、どんな人なんだろーと興味しんしんだったのですが、HPのキャラそのまんまというか、むしろそれ以上に圧倒的なパワーを放つおねーさんでした。人生の年輪の差を見せつけられたというか何と云うか、わたしなんてまだまだひよっ子ですわ(-.-;)。
世界のどこかの日本人宿よろしく、夜遅くまで、酒を片手に旅の話は尽きませんでした。旅の中で幾度となくあったこういう時間って、今のこの生活の中では宝石のように希少でこの上ない贅沢に思えます。


翌日は、オーナーさん夫婦に連れられ、日本橋と島之内にある、系列のアパートにも遊びに行きました。
島之内は外国人率が高く、中国スーパーやハングルの看板がそこここに見られ、夜の商売の人たちが利用する美容室などが立ち並ぶ不思議な空間でした。わたしはこの辺りに特に馴染みがあるわけではないけれど、何故かしっくり来ます。都会のエアポケットといったような場所が、妙に落ち着くのです。
屋上でぼんやりしていると、飛行船が空を横切っていくのが見えて、まるで旅のさなかの、やはりエアポケットのような時間にいるような気持ちになりました。


shimanouchi 「大阪メロン」の屋上から見る、飛行船。


ま、そんな感じで、ゆるゆるの休暇でしたが、おかげで何とか冬のボーナスまでは頑張れそうな気がします。

年末にはまた実家に帰って、だらだらと寝正月をやりたいと思います。

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