2006年01月30日

旅は変わりばんこに

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帰国してからというもの、それまで読んでいたものを含めて、ほとんど他人の旅行記を読むことはありませんでした。
理由を一言で云えば、まぶしいから。うらやましくなるから。リアルタイム旅行記なんか読んでしまったら、敗北感すら覚えそうだったからです。
たまりにたまっている旅行記を書く上でも、他人の旅行記を読むと、下手に影響を受けそうで怖く、人の旅を追っているヒマがあったら自分の旅(の思い出)を追えということで、なるべく避けていたのです。


旅行記だけでなく、テレビの旅行系番組も、進んで見る気がしませんでした。
「ウルルン滞在記」なんか、帰国してから未だにいっぺんも見たことないし、まあ「あいのり」はつい惰性で見てしまうものの(苦笑)、「世界ふしぎ発見!」とか「世界遺産」「NHKスペシャル」ですらも、自分の行った地域なんか出て来ようものなら、チャンネルを変えてしまいたくなる。そんな時期もありました。


それもすべて、自分が旅人でなくなったことのヒガミ根性ゆえです。
あのときわたしがいたあの場所に、テレビが容赦なく入って全国に流されるなんて、まるで思い出を陵辱されるようだわ…って、被害妄想もいいところですが、大げさに云えばそんな感じだったのです。今さらながら、本当に心が狭い人間だなあと思います。


しかし、ごく最近のこと、旅に出る前に愛読していた「HIT THE ROAD」という旅行HPの作者・のりさんが、昨年末から再び旅に出、HPを作っていることを知りました。
旅に出ていることは知っていましたが、不覚にもHPは知らずにいてしまって…立ち上げることはちらっと聞いていたのに、すっかり忘れていたんですよね。てへ。って、失礼千万だなお前…。


HPのことも含めて、のりさんという人は、わたしにとって旅の先輩というか旅のお兄ちゃんというか、そのような存在でありました(過去形ではなく、今もそうです)。
その人がまた旅に出て、また旅行記を作っているということが、何だか無性にうれしくて、久々に「他人の旅を見守ろう」という気持ちになったんです。


のりさんは昨年結婚されたので、今回の旅は奥様との二人旅行です。
一人旅と二人旅では、旅の様相はかなり変わってくるでしょう。あの長い一人旅をしていた人が、今度は二人になってどんな旅をするんだろうと、純粋に楽しみで、ああ、こうやって旅人は皆変わりばんこに、他の旅人の旅を見守っていくんだなあ…なんて、ちょっとクサいことを思ったりしました。


そうなんですよね。わたしがまだ「ううう旅に出たい…」と懊悩していた頃、のりさんは旅に出ていて、わたしがその旅行記を読んで、わたしが旅に出ていたときは、のりさんは日本で働いていて、わたしのHPも時々読んでくれていて、今度はまた、のりさんが旅に出て…。そして、のりさんの二度目の長い旅が終わったら、わたしが旅に出たりするのかも知れない(笑)。


そういう風に、次々と旅をする人が入れ替わっていくのは、よく考えたら当たり前のことなんですよね。子が親になり、その子がまた親になるように、何でも順番ってあるんだろうなと思います。誰にでも若い頃があったのと同じように…。
今まではきっと、自分が旅人という地位を独占しているようなつもりだったのですね。だから、旅人でなくなることが怖かったし、それを認めたくなかったし、他人の旅に目を向けられなかったのです(今の自分が何者でもないという負い目のせいも大きいでしょう)。


でも、旅人の順番は、またいつかめぐって来る。いや、めぐって来なかったとしても、わたしは十分に、自分の順番を楽しんだのだもの。
そう思えば、もっと心を広く持って、「ウルルン滞在記」でも人の旅行記でも、素直に見られそうな気がします。


のりさんのHPはこちら→「ぴかのり」

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2006年01月24日

酒びたりエロス・その弐

テーマ:帰国後

よく考えたら、ライブの内容なんか書いても、ここの読者の人にはあんまり興味ないだろうなーとは思うんですけども、まあおひまな方、チュートリアル好きの方はどうぞということで、ひとつよろしくお願いいたします。


ライブは夜9時45分からと、かなり遅めのスタート。
韓国鍋屋でだらだらと喋ってしまったわたしと友は、トイレでの着替え(→ロリ服)もあって、開演ギリギリの入場になってしまいました。


何やお正月によく耳にする♪ちゃん、ちゃらららららら~んという琴の音(字にすると分かりにくいな)が流れ出し、幕が開きました。
舞台上には、袴姿のチュートリアルが、いろはかるたを挟んで向かい合って座っています。
うおー、舞台近っ!!!チュートリアルが等身大!!そして…徳井様、めちゃ男前やっ!(笑)


オープニングは、3回勝負のかるた取りで、負けた方が、恥ずかしいVTRを流されるというもの。負けたのは徳井様で、実家にたまっているアダルトビデオを、妹とじいちゃんが手にして、ほのぼのと「おにーちゃん、これどないしよー。おじーちゃんが使うわけにいかへんしなー」とか云うてました。


それから漫才。わたしは見たことのない、冷蔵庫のネタでした。新作かな?
構成的には、M‐1のバーベキューネタに似ていて、新しい冷蔵庫を買った福田くんに、徳井様が気持ち悪いほど興奮するというもの。
「お、お前、その冷蔵庫に一番最初に何を入れるんや!?」(←徳井様の顔、何か憑いてるんちゃうかというくらい本気)
「はあ?そんなん、何でもええんちゃうの」
「(すごい剣幕で)あかーーーん!!!そんなことじゃあかんねん!!!」」
「お前しんどいわ、そのノリ」
忠実な再現ではないけど、こんな感じ。


その後、「マジレンジャー」とかいう戦隊もののオープニングにチュートリアルが混じるというVTRが流れ、そこからフリートークへ突入。
ラジオを聴いていて思うんですが、このコンビはフリートークが上手い。やっぱり幼馴染でコンビ仲がいい、というのは大きいでしょうねえ。安心して聞いていられるんですねえ。


主な内容は、仕事で博多に行ったときの話でした。
2人は仕事後は別行動していたのですが、誰とも話さず一人になりたかった福田くんが、屋台で料理を待つ間一心不乱にPSPをやっていて、地元の客に顰蹙を買ったという話が面白かったな。
「あんた博多に何しに来たと?!」とカラむ客に対し、
「ゲームです」と断言する福田くん。
のみならず、自分はソニーの社員で、全国各地の色んな場所でPSPをやって人の反応をリサーチする仕事をやっていて、明日は沖縄のビーチでやるんですよ!などと、無茶な出まかせをヌケヌケと云うあたり、実は徳井様より頭おかしいかも?と認識を新たにしました(笑)。
また地元の素朴な(笑)人々は、その話をまるっきり信じたというからウケますね。やるな、博多民。


トークが一段落すると、2人して健康診断に行ったときのドキュメンタリーフィルム(んな大げさな)が流れました。
これには伏線があって、福田くんが身体壊しかねないくらいの大酒呑みなんですよ。それで、果たして福田の身体はホンマに大丈夫なんか?というのが、チュートリアルファンの間で大きな論点になっているということで、このVTRなわけですね(少々ムリな解説)。


そして、本人たちも知らない(らしい)診断結果が舞台上で発表され、やっぱり福田くんの身体は危険信号が点滅しかけているということが判明。徳井様は健康体でした。よかったね。
まあでも、まだ若いから、今すぐどうこうなるワケでもなさそうですけどねえ…って、そうなってからでは遅いっちゅーの。


…といったところで、1時間10分少々で、ライブはお開きになりました。


昨日までの気合は何やったんや?と思うくらい、終わってみればあっという間で、その反動か、帰り道はえらく放心してしまって(笑)、友人に「どうしたん?全然喋らへんやん」と訝しがられてしまいました。


いやーしかしあれですね、生で舞台を見るというのは不思議な感じですよね。
2人ともテレビとまったく同じなので、テレビを見ているような気にもなってくるし、でも漫才中にツバが飛んだりするのを見ると「ああ、リアルだ…」とか思うし(笑)。
現実と虚構の間にいるような心持で見ていました。
まあねえ、生で見るとは云え、やっぱりそこは芸能人で、あちら側の世界の人なんやなあ…と思いましたね。舞台上の徳井様と目が合うとか、ぜんっぜんありえへんし(笑)。アホみたいに2人してロリロリで参上したわたしと友って、一体…って感じ(苦笑)。


この頃は規制も厳しくなったのか、出待ちの子というのも見かけなかったなあ…って、もしかしたら、まったく見当違いのところにいるのかも知れませんけど。
今はなき心斎橋2丁目劇場では、芸人さんたちが普っ通~にわれわれと同じ出口から出て来ていたので、ジャリズムの山下とか千原Jrとか見られたもんなあ(Jrチャリンコで帰っとった)。
まあ、繁華街の中ですから周りに迷惑はかかりますけど、あの盛り上がりって何か楽しかったなあ、と、そこはかとなくノスタルジーを覚えます。


舞台の上でも、そらもうめちゃめちゃカッコいいのですが(友達の感想の一言目は「徳井カッコええなー」でした)、いつかは梅田か難波あたりですれ違って、ほんまもんのリアル徳井様にお会いしたいものですねー。そんでサインもらって、二言三言喋って、2ショットの写真撮ってもらったら、2006年度の目標はもう達成やわ(←ちっさい)。


ちなみに、舞台後のアンケートで、「チュートリアルの2人に今後してほしいこと」という欄に、「一緒に鍋して下さい」とヌケヌケと書いた友…いや、意味違うやろ;でもわたしもマネした(笑)。でもさすがにそこにメアドとかは書けない、常識人のわたくしなのでした。ほんまに知り合おうと思ったら、それくらい図々しくないとあかんやろなー…。


しかし次の単独ライブ東京って…それまでに東京で就職すっか?(笑)

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2006年01月19日

酒びたりエロス・その壱

テーマ:帰国後

2006年1月18日。
それは、わたしが待ちに待ちこがれた、あの日……


そう、チュートリアルの単独ライブだっ!!!


単独ライブがあるのを知ったのが、昨11月でした。
当時は、「ううむ…来年の1月か。就職して東京に行っている可能性があるな。就職後いきなり休むワケにはいかんからなあ…とりあえず法事ということにして、あらかじめ入社前に休むことを伝えておいて、前日に夜行バスで大阪に帰るか…」
などと頭を痛めていたのですが、フタを空けてみれば、相変わらずの無職♪18日も無職♪明日も明後日も明々後日も無職♪(何の歌?)
というわけで、悩む必要など1ミリもなかったんですね(汗)。


チケット発売が12月4日(例の授賞式の日)朝10時からだったんですが、わたしは10時ちょうどに駅前のローソンに出向き、ロッピーでチケットを探すという気合の入れ様。
そうしたら何とっ、B列つまり前から2列目が取れてしまったのです!きゃあああっ!
んもう朝からテンション上がりまくり。友人にも早速メールして、この快挙(笑)を喜び合いました。


その日から、ああその日から、指折り数えていったいどれほどこの日を待っていたことでしょうか…。


そう大きくはないうめだ花月の劇場で、前から2列目ということは、生チュートリアルが相当近いということ、それはつまり、チュートリアルからもわたしたちが見える距離にあるということ……。見てるワケないやろ!というツッコミは、この際無視。完璧に無視じゃっ!
わたしと友人は、1週間くらい前から、
「ちょっとー、どんな服装で行くよ?」
「とりあえず何でもいいから目立った方がいいんちゃう?」
と、お前らがライブすんのかい!とツッコみたくなるような、間違った気合の入れ方をしておりました。


で、
①旅で収集した民族衣装(袈裟とかサリーとか…)
②ロリータ
のどっちで行くかを話し合った結果、袈裟はあまりにもナニやろということで、②のロリータに決定。

しかし、本来はこの友は、めったに奇抜な服装などしない、ましてロリでもない、ごくごく普通の29歳女子。
なのでわたしがロリな服を貸し出すことになったのですが、わたしはそこでフト考えるのです。

何故なら友は美人。彼女がロリ服なんぞ着たら、マジでお人形やないけ。日本の伝統・一重まぶたを誇るウォーズマン顔のわたしが、同じ格好をしたら歴然たる差がつくのでは…。というかそもそも、ロリ服が似合う顔じゃないやろお前は…。


…という心の狭さは、別の友人に打ち明けつつ(笑)、でも今さらそんな理由でお互い普通の服で行くというのも悲しい(?)ので、ライブ前日、わが家で衣装合わせすることに。
わたしはロリと云っても、バリバリのロリではなく、小心かつ貧乏なので、なるべく長く着られそうなデザインしか買わないの。そりゃ、平均的29歳女子にしたらブリブリな服ばっかだけど…。友はロリ服というと、もっとメイドちっくなのばっかりかと思っていたらしい。まあお店には、そういうのたくさん置いてますよね。
やっぱりここは、もっともロリっぽい服装に…ということになり、友には「メタモルフォーゼ」(※ロリブランド)の上下を一式貸し出し。わたしも同じくメタモルの、多分手持ちの服の中で一番ロリなスカートとその他で行くことになりました。


それでもつい、「こうなったら、『VISIBLE』あたりのものすっごいフリル満載のワンピースを、とりあえずカードで買って、またバイトするか…」などと、思わずネットでカタログを見てしまうわたしなのでありました…狂ってるな;どんだけ目立ちたいねん;


翌日、つーのはライブ当日ですが、友がロリ服一式をかばんに入れて出勤しようとすると、お母さんに「あんたそのコスプレみたいな服…いったい今日はどこに行くの?」と驚き見咎められたらしい…。
「何で?かわいいやん♪」と云う友に、母上はますます困惑し、
「あんた…もう30前やねんで…」と深くため息をついたそうな…。
しかしそこで友は「○○(わたし)から借りた」と云ったので、わたしは相当イタイ子ちゃんと思われたことだろうな…いや前から思われてるか…?


思えばわたしも、昔は家族に「何やその服!?」とか云われたもんですが、父ちゃんもすっかり見慣れたのか、何にもコメントしなくなりましたね(笑)。


…っと、ライブの話を書くはずが、まだライブまで行ってねー;


ちなみに、今回のブログタイトルが、単独ライブのタイトルです。
酒びたりエロス。酒びたり=福ちゃん、エロス=徳井様、という、お互いの特徴?を表したタイトルなんですが、すごく語呂がいいですよね。何か妙~にそそるし。


てことで、次回に続きます♪

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2006年01月16日

THE GREATEST ROUTINE WORK③

テーマ:帰国後

続く…と云いながらまーた間が開いてしまった…。
トラックバック欄は、しばらく拒否します。本家のBBSに続き、またもエロ系のコメント&トラックバックが増加しておりましたので。
精液が現金に変わります?…って、もうええかげんにしとけや!!!


さて、③と銘打ったものの、何を書こうかなあ。
大体、工場労働は単調なので、書く内容もそんなにあるわけでなく、何も③まで続けなくてもよかったのでは…と思いながら、何となく書き進めていこうと思います。


前回、「職業に貴賎なしってほんまか?」と書きましたが、わたし個人の意見としては、本質的な貴賎はない。でも、好き・嫌い、ラク・しんどい、人気・不人気、向き・不向き…etcはある。そんなところでしょうか。
しかし、社会的には、歴然と貴賎はありますよね。社会的地位という言葉があるくらいだし。
単純に云うと、知的労働>非知的労働っていう構図と、きれい>汚いっていう構図になっているのかしら。つまり、頭を使う仕事かつクリーンな(色んな意味でね)仕事がエライということですかね。


工場労働を長くやっている人って、ある意味ほんとすげーなあって思うんですが、社会では決してそういう扱いは受けてないですよね。給料だって安いし。
その一方で、バカなテレビのプロデューサーなんかが威張りちらして高給もらってたりするわけでしょ。何だかなーと思いますよね。ほとんどサギというか(笑)。
だからと云って、じゃあわたしが、工場のおかき詰めかプロデューサーか、どっちかを一生続けなければならないとなると…やっぱ後者を選んでしまうだろうなあ(笑)。
平等を喫して、前者の給料を高くするというなら、どうだろう…どっちを選ぶかな…。


まあ熟練工クラスになると、一秒でも早く作業を進めるための工夫とかを考え出すのでしょうが、たかが派遣やバイトに、そこまで考える必要なんてないわけで、ただ云われたことを文句云わずにこなしていればいいんですから、確かに頭は使いませんわな、ほとんど…。でも、頭使わないから給料も安い、っていうのは、何となく腑に落ちないよな…。だって、種類は違えど、ハードだと思うもん…。いや、給料というのは結局、どれだけの利潤を生み出すかにかかっているのか…。

『経済ってそういうことだったのか会議』でも読んで、もうちょっと経済のしくみを学ぶとしよう♪


さて、工場のない日は割烹でも働いていまして、社会復帰(仮)第一号はこの割烹での配膳でした。
これまでの人生で、配膳とかウェイトレスをしたことがないので、かーなーり不安でしたね。いや、ちょっとあったな…高校のとき、結婚式場の喫茶店でやってたな。それは親に内緒でやっていて、あるときバレて辞めさされたんだっけ…苦い思い出…。


話が脱線しましたが、つまりそれくらいこのテの仕事に慣れていないんです。
それで初日、何が何やら分からんままに云われたとおり働いて、特に大きなミスもなく終わったんですが、寒い帰り道を歩きながら、「あー向いてねーなー…」としみじみ思ったものでした。そもそも向いていないという自覚があるから、これまでもそこを通らずに来たとも云えるワケですからねえ。


まあでも、3日目くらいになると要領もつかんで、それなりにやれるんじゃないかという気もしてきましたけどね。
居酒屋やレストランと違って、料理や飲み物のオーダーは取らなくていいからラクですし。
しかし、社員だかバイトの長?だかの女の人が(ちなみに配膳をするのは、女将、その女性、アルバイト1人、派遣1人)、わたしが幼稚園児に見えるのか、いちいち何でも先回りして「~やってね」とねちっこく云うのがだんだん腹立ってきて…ははは、どこに行っても文句が多い(笑)。


例えばこんな感じ。
蓋つきの小さな食器があるんです。それを洗っていたときのこと…。
女「その器、蓋をしておいてくれる?」
私「はい。(と云って器を手に取り、逆さにして中に溜まった水を出すと)」
女「ちゃんと(タオルで)拭いてよー!」
…って、分かっとるわボケー!!!水を切ってから拭くんやないかい!!!見て分からんのけ!?!


お茶を出すために、云われた場所(2階)に湯呑みを探しに行ったわたし。しかし、いつも使っている種類の湯呑みの数が足りない。それで、1階にある湯呑みを持って行こうとしたら…。
女「ちょっと、何してるの?」
私「湯呑みが足りないんです」
女「どこ見てんのよー!?」←青木さやかかてめーは!
私「2階の端の棚ですけど…」
で、その人が見に行ったらやっぱり足りなかったんだよ!バーロー!結局、違う種類の湯呑みを出すことになりましたが、入って3日目のわたしが、そこまで知るかいっ!


…まあ結局、久々にバイトをして思ったことは、職業選択は、ある程度は慎重にやらないといかんなということです。
世の中に星の数ほど職業があるけれど、一人の人間が、どれにでも対応しているわけではないですよね。適性、給料、自分の興味とやりがい、職場の雰囲気、もちろんその時々のその人の環境なんかも総合して、1つの職業を選ぶわけで(2つ3つとやっている人もいますが)。
例えば今が戦時下で、明日をも知れぬ状態ならばそんな贅沢は云えませんが、今は幸いそういう社会ではないし、わたしも幸か不幸か生活だけなら困っていないし…。だから、多少なりともワガママに職業を選んでもいいんではないかと思うんです。美輪明宏あたりに怒られそうですけど。


ちょうどバイトを始める前くらいに、ある友人と話していたんですよ、その辺のことを。
彼女は新卒後、本来なら大勢が羨む仕事についたにもかかわらず、あまりにも仕事と職場の空気が合わなくて、鬱病に罹り、精神科に通院するようになりました。
わたしはそれで、旅に出ている間、「知らないうちに自殺とかしてたらどうしよう;」なんて心配していました。今はその職場は辞めてアルバイトで塾の講師をしています。賃金も社会的地位も低くなったでしょうが、鬱病は治ったそうです。完治しているのかどうかはともかく、もう通院はしていないとのこと。
だから、「やりたい仕事があるんだったらそれをやった方がいいよ~」と彼女に云われると、他の人の言葉より何割増かで重いんだよな(笑)。


適性と希望が違うことはままあるでしょうが、わたしは、なるべくなら何パーセントかでも自分の興味の向く分野、その仕事を金のためだけでなく頑張れる分野でやっていきたいなあ、そうじゃないと持たないよなあ…と、このバイトでの日々を通して、強く甘く思ったのでありました。


ちなみに、これを書いている1月現在は、バイトは終わってまたニートの毎日です☆

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2006年01月11日

THE GREATEST ROUTINE WORK②

テーマ:帰国後

おかきおかきおかきオカキオカキお描きお書きokaki……。

あああっ、もう気が狂いそうだ!okakiばっかり!okakiてんごく!いやじごく!


わたしは神様に問いたい。「この世に、あれほど大量のokakiが必要なのですか?」と…。


さっぶいさっぶい朝、こたつから身を剥がすように起きると、しみじみとつらい気分に襲われます。
「ああ、今日もまた1日、おかき(orビール)を詰めて詰めて詰めまくるんだね……」
機械であるわたしに、お化粧も、着ていく服を悩む必要もありません。顔だけちょろりと洗って、髪の毛もテキトーにひっくくって、セーターを5枚くらい重ね着して、ジーンズの下にスパッツ、スパッツの下にハイソックスを履いて、完全防寒で家を出ます。


工場って、めっちゃ寒いんです。
暖房はなくて、屋根があるだけの半屋外状態ですから、気温もほぼ外と同じ。風がないだけ外よりはマシですが…。
一応、希望者にはカイロが配られるので、それを背中に貼るのがMAXの暖房設備…足裏とか、相当ヤバいです。小指がちぎれそう。
あちこち動き回る仕事なら、自然に暖まるわけですが、何しろ同じ姿勢で立ちっぱなしで、動きといったら右のものを左に動かしているだけですからねえ。それに寒さが加わるので、5分も作業していたら身体は見事に硬直します。折を見て、作業中に足を上げ下げしたりして、筋肉をほぐさないと、休憩に行くときマリオネットみたいな動きになってしまいます。


身体、間違いなくいわしますよねえ。これ続けてたら。常勤の従業員のみなさんは、大丈夫なんでしょうか…?
わたしも、普段は腰痛なんかまったくならないのに、初日の次の日、腰が曲がらなかったですからねえ。朝起きて、「な、何やこれは!?」と驚愕しましたよ(苦笑)。
腰以外だと、ビニール袋をひたすら開けまくる作業につかされたとき、手に無数の擦り傷が出来て、小学校以来の皸(アカギレ。今変換したらこんな漢字が出て来て驚いた)になってしまいました。今どきアカギレって、昭和前半の子供かいな…。


しかし、朝から夕方まで、ずーっとおかきと触れ合っていると(涙)、あれこれとりとめもないことを考えてしまいますね。


「職業に貴賎なしっていうけども、ほんまにそうなんか?」

「結局、資本主義社会とゆうのは、消費する人間が一番エライことになるんや」

「そら、低賃金でこんな労働しとったら、マリー・アントワネットをギロチンにかけたくもなるわなあ」

「今後の人生の時間の8割がおかき詰めっていう運命やったら、何を生きがいにするべきやろうか」

「華やかな物質社会を支えているのは、こういう、華やかさのカケラもない殺伐とした労働なんやわ」

「そう考えると、100円ショップで買い物するのがいたたまれなくなるわ(←と云いつつ、あると吸い込まれて行く)」


そんなひとりごとが、頭をよぎっては去っていきます。


…なんて考えていると、レーンの作業がどこぞで追われ出し、監督のオバハンの銅鑼声が。
「もっと早くやってよ!」「何で出けへんのよ!」
まーこのオバハンは、1日中こんな調子です。気心の知れた?従業員ならともかく、昨日今日やって来た派遣やバイトからすると、何やこのオバハン、としか思えないわけで。
はっきり云ってテンパりすぎなんですよ、この人は。例えば、わたしがレーンの一番最初の”箱折り”をやっていたとき、「まだ流さんといてね」と云われたので流さずに折った箱を手元にためていると、1分後くらいに急に「ちょっとあんた!!何で流さへんの!!」「……(怒)」


なんというかもう、”プロレタリアートの真髄を見るような職場”ですね。朝の強制ラジオ体操とか…。
一見裕福な国である日本でも、まだまだこういう職場ってあるんですねえ。特に同年代の友人知人たちは、ほとんどが第三次産業に就いているので、「こういう世界もあるのね」と、しみじみ思わずにはおれません。
途上国の工場労働(特に先進国資本の)なんか、もっと凄まじいんだろうなあ…。それこそ人権とかカンケーなく働かされてそう。ほんまもんの”女工哀史”が繰り広げられていそう。
それに比べたらここは、相当恵まれているのかな。そういえばこの工場には、中国人の労働者もけっこういました。いくらもらっているんだろう?


ちなみに、わたしがこの労働で1日にもらえるお金は、6000円弱です。
午前中に5分、昼食時が60分、午後に15分の休憩があって、その分きっちり給料引かれてまして、さらには交通費も出ない…ああ、あの派遣会社はやっぱダメだ!だって、ほかの派遣の人は、交通費も出てるし、昼休憩以外は勤務時間に含まれてるもんね!

工場もけっこうセコくて、例えば4時58分に終わるでしょ。そしたら、55分でタイムシートをつけるんですよ。で、派遣の方が10分毎の計算をするから、50分までしか勤務してないことになるわけ!二重搾取!(←大げさ)
いっぺん、59分のときに、事務の女の人がめちゃめちゃ渋い顔をして、「5時でつけといてあげますね」とか云ってたな…。反射的に、ありがとうございますと云ってしまった自分が、マジでしょーもない存在と思ったな…。そらまあ、雇う側としたら、1円でも安く(こき)使いたいというのが偽りなき心情でしょうけどねえ。


とりあえず、なんとなく、次回に続く。

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2006年01月10日

THE GREATEST ROUTINE WORK①

テーマ:帰国後

新年あけましておめでとうございます。
なんか今年は、お正月が終わったらすぐに三連休もやって来て、なかなかステキな暦になっておるようですが、残念ながらわたしには関係ないんですねーこの喜びが。だって、毎日がお正月なんだもんっ(はぁと)。


(咳払い)…えーさて、こんだけ更新が開くと、何から書いていいのか悩みますね…。

まずは昨年末のバイトの話でも書きましょうかね。

割烹と工場を掛け持ちしていたことは前に書きましたが、まああれですね、何の仕事でも一応はやれるもんですね。ここ4年くらい働いてないんで、どうなることかと心配しておりましたけれども。
ただし、これは短期だからできた話であって、半年とか1年になったら、多分無理でした。


しかしまあ、いろんな意味で新鮮な体験でございました。
前にもわたしは、自動車の部品工場で働いたことがありましたが、前回のは、勤務先は工場でしたけども、仕事はパソコンのデータ入力だったんです。まあ、ヒマになると内職風に部品の組み立てはやらされましたけどね。


今回は、完全に工場労働です。ベルトコンベアー作業。主にお歳暮の袋詰作業で、ビールとかジュースとかカニ缶とかチョコレートとかおかきを、朝の9時から夕方5時まで、ひったすら詰めまくるんです…と、文章にしてしまえば何てことない内容ですけども、本っっっ当にこれ、休むことなくずーーーーーっと何かを詰めているんですよ。

①商品の入ったダンボールから商品を取り出す→②化粧箱に入れる

の繰り返しが、えんえんえんえんえんえん…と続くわけです。


”社会の歯車”って云いますが、まさに歯車の歯になった気分。
歯車というか、機械ですね。機械的作業とかいう比喩のレベルではなく、機械そのもの。人間=機械なんですよ。だから、機械と同じ正確さとスピードを要求されるワケです。
それでも、考え事をしたり、頭の中で音楽を奏でられるくらいのスピードのときは、まだいいんですけども、ありえないくらいベルトコンベアーのスピードが速いときは、死にます。死なないまでも、発狂しそうになります。一瞬でもミスったら、あっという間に作業が追われて、最悪ベルトが止まりますからね。そしたらもれなく、「何でもっと早くでけへんのっ!!!」とかって監督のオバハンの罵声が飛んで来ます。


一番多かったのは、おかき詰めでした。
これもねえ、”おかきを詰める”って書くと、あっそうと流されそうですが、一口におかきを詰めると云っても、それはそれは壮大なるドラマがあるわけですよ…っていうのはウソです。一口に云って、おかきを詰めているだけです。


まあ、しおりを入れるとか、箱を折るとか、あられを3袋ずつ入れるとか、えびせんを4枚入れるとか、それくらいのバリエはあります。これも、文面上では極めてビミョーな差しか出ませんが、例えばえびせん4枚と6枚ではかなり作業難易度が変わって来るんですね~。ミクロの世界の話ですけど。
おかきを入れる場所によっても、かなりの違いがあります。正方形の箱を4等分しておかきを詰めるパターンのとき、4箇所にそれぞれおかきが入ったあと、そのスキマ部分に丹波黒豆入りのおかきを2枚詰め込む(それも、袋の表と裏をきっちり見て)という作業についたんですが、あのときは追われまくって死にかけました。この詰め方考えたやつ殺す!と思いました。


わたしがついた作業でもっとも難易度の高かったのは、おかき盛り合わせの袋詰めでした。
縦25センチ、横15センチくらいのビニール袋に、色んな種類の小さいおかきを詰めるんですが、わたしの担当は、またもや丹波黒豆入りの丸いおかき(先述したのとは別)。それも、「黒豆が抜けていたりすることがあるので、最低でも2つは黒豆が入っているかどうか見て、入っていない分は不良品として避けて下さい」という但しつきで、各袋に5つずつ入れるんです。


これがねー…信じがたいほどしんどかったんですよー…。この文面からは、ピンと来ないかも知れませんが…。
ある派遣の女性が、「(この作業をやって)ゲロ吐きそうになったので交代してもらった」という話をしているのを小耳に挟んだことがありましたが、いやあこれは!確かにゲロのひとつやふたつ、吐きたくなるよね!


どのベルトでもそうなんですが、時間が経つにつれてどんどんベルトのスピードが速くなっていくんです。なのでもう、いつの間にか袋がどんどん遠ざかって行って、不良品なんぞより分けているヒマなんか0.1秒もありゃしません。5つのおかきを手でつかんで詰める…ただそれだけ。それだけのことなのに、わたしの心と身体はいっぱいいっぱいだ!!!今この一瞬一瞬、わたしのすべてが、おかきを詰めることだけに捧げられているんだ!
また悪いことに、このレーンについているのは熟練工のおばさんがほとんどで、当然ながらわたしのところだけ作業が追われるんです。こういうときって、時計の針の進むのが遅いこと遅いこと!終わったときはほとんど放心状態でした。。。


しかし、この辺の話は、実際に身振り手振りを交えて直接お話しした方が、はるかに伝わりますよねえ…(と、文章の技術不足を棚に上げる)。

長くなりそうなので、続きは次回に~。

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