2005-08-19 17:10:55

ワイルドスワン

テーマ:人喰い書評

遅くなってしまったけれど
レビュージャパンにて
「カニバリズムの系譜」のプレゼントが始まった。


レビュージャパン
http://www.review-japan.com/
プレゼントコーナー(3名様)
http://www.review-japan.com/culture/present2.html


三名様にプレゼント。
こちらのコーナー作者が献本すれば今まで無料で
プレゼント企画をしてくれたのだけれど
今後は有料となるらしい。

トップページ。書籍に興味のある皆様に見ていただくと
多分効果があるのだろう。
(発売日から大分過ぎてしまったので
 おそらく効果は無いだろうという説もある)


はてさて、本日も風俗史から
人喰い文化を探るという話題を続けたい。

風俗史、の名著といえばまずこれ
ユン・チアンの
ワイルドスワンを外せないだろう


ワイルドスワン
ISBN4-06-263772-3

ユン チアン, Jung Chang, 土屋 京子
ワイルド・スワン〈上〉

学生時代に読んだ時はあまりに濃厚な内容に驚愕したものだけれど
三代にわたる女性の壮絶な記録である。


この中に配給で受ける肉を「脂身が多い部分にして欲しい」と
祖母が言うシーンがある。


つまり当時中国では肉は焼肉にして食べる物では無く
ダシ、にして使うものだったということが想像できるのである

これは中国に限った習慣ではなく
ヨーロッパでも中世の時代庶民は

月に一度黒パンを焼き、毎日はそれを溶かして
食べていたという話が残っている
肉はやはり焼いて食べるのではなく
スープのダシとして使うものであったのだ


実際に人喰い犯が多発してくるのは食生活が変わり

「肉は肉のままで」

食べるようになってからであろうか。


ワイルドスワンにも人喰いシーンがあったと思うが
急に思い出し探してもみつからなかった。
もし近代中国史について勉強したい。
知りたいという人は是非読んでみると思う
結構ブックオフ、百円コーナーに並んでいるのも事実である
名著なので悲しい……しかし一般人からしてみれば
一度読めば必要無い本なのであろうか


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2005-08-19 00:04:29

中華文人食物語

テーマ:人喰い書評

またジュンク堂で一冊売れ、在庫は七冊になった模様。
アマゾンで検索すると
メタ・ブレーンで出ている本の中で
7番目に売れているらしい。
意外と低くてびっくり。いやいや。高くてびっくりであります。


こういうランキングを見ていると
売らねばならんなあ。という気持ちになります


楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/3596477/
アマゾン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4944098685/qid%3D1120649695/249-6334288-5799544

発売元 メタ・ブレーン
    カニバリズムの系譜ーなぜヒトはヒトを喰うのか
    作者 池田智子
    ISBN4-944098-68-5 1500円


次の執筆も決まりまして
中国茶関連の書籍を出す事になりました
ということで販促サイトであります


中国茶★花茶★意境
http://plaza.rakuten.co.jp/mylady/


まずはこちらのサイト同様書評から公開しております。
もし宜しかったら覗いてみて下さい。

新規の本を書くにあたり書店をフラフラしていると
何と私の本よりも二ヶ月早く「人喰い」本が出ていた事を発見した


中華文人食物語 南條竹則

南條 竹則
中華文人食物語

2005/05/22


出版元は集英社!
ファンタジーノベル大賞を受賞した人物である
参考書籍を見ると
日本発売の書籍ではなく本場中国の書籍を参考に書いている


「この人はやるのかもしれない……」


ドキドキ手に本を握りつつ。
最初の数ページを覗いて、大きな誤解に気がついた。

この本は人喰い本ではなく、中国の食文化に関する本

であったのだ。

しかし勘違いをしたのは私だけでは無く書店側もそうだったらしい
本は何度思い出してもカニバリズム関連の
ホラーの棚に置いてあったのだから

やれやれ……と思いきや
そうした勘違い読者を救済すべく?


「憎い敵を食べる話」


が掲載されていた。
内容的には新しい物は無いけれど
作者的には「人肉なんて本当に食べる訳無いでしょ!」という
意思があるのか


口に出して言うからといって、実際に食べるかどうかは別問題
好きだから食べるのではなく、憎いから食べるというのは理解出来ない


と結んでいる。
ふむふむ。なるほどと思うが
皆様はどうだろうか。


文体的にも軽いエッセイにも近く読みやすい。
気になる方は書店でこの部分のみ立ち読みされると良いだろう
間違っても怖すぎて本を閉じてしまう事は無いと思う

すっきりと上品な、かつ勘違いを起こす本でありました

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2005-08-14 22:48:22

女性の値段

テーマ:人喰いコラム

喜久書店では在庫が二冊
http://www.kikuyashoten.co.jp/detail.jsp?ID=0105751714
ジュンク堂の在庫は補充され八冊になりました。


アマゾンではランキング5万台をフラフラ。
新刊コーナーから移動し、
アマゾン等々ネット書店での売上が増えてきているような気がする


最近出版関連の人は

近い将来初版印刷部数は千冊程度となり
書店には「ベストセラー」のみが並び
その他の書籍はネット書店に並ぶだけになる

と予想する。
本当かな? と思うけれど
二千冊も刷れば全国の大きな書店全部には並ぶという話を聞くと
初版の数は今後確かに減って行くのかもしれない


人喰いのネタをどこから拾ってくるのか
何度か聞かれた事がある
最新ニュースについては簡単である。
新聞を読んでネットで調べて、海外サイトを巡回して……
といった手順をおえば良いのだけれど
それ以外の物についてはどうしたら良いのか

ありきたりなネタは一般的な「ホラー本」を当たれば良い。

が、個人的には「風俗史」の中からホラーを見つけ掘り下げて行く事が好きである

上記のような理由よりノンフィンクション本は良く読む。
生々しい現場の証言は何よりもホラーであり
価値が高いと思うからである


先だって話題にした「人の値段」であるが
ここに一冊の本がある


チャイナタウンの女
デニス・チョン
IS

デニス チョン, Denise Chong, 山田 耕介
チャイナタウンの女

広東省よりバンクーバーに「身売り」された女性の話である
*作者は子孫


日本では話題にならなかったけれど
名著である。

主人公は 童養娘(トンヤンシー 但し娘の部分は女へんに息と書きます)
↑子供の時に労働力として買われ、将来買い手の息子の嫁となる)


子供の結婚を決めるのは親。
逆らう事は許されず
儒教思想は「女は言われるままに行動すべし」と教える。
それ以外は自殺以外選択の余地が無い。

女性の金額に着いて詳細の記載は無いが

読み砕いてみると大体の金額が分かってくる


十年前の渡航費用は七百ドルだったが、現地妻一人手に入れるにはその三倍以上の
経費を必要とした。花嫁の身請け料に加え、出生証明書の入手代と
バンクーバー・香港・中国の斡旋料が大半を占めた~


*1909年頃バンクーバーに渡ったらしい
 ちなみに渡航費用は北京茶館で二年働く費用とされている
 週給は25ドルであったとあるから 2607ドルが渡航費用
 つまり見請け代は あれれ? 計算が合わない???


そこまで細かく設定を考えられていないのであろうが
丁寧に読んでいるとそうした事情で売られていった女性の
心情等々が分かってくる


最終的にこの主人公の女性は
買い手の主人を捨てて? 別の男性と結婚? するのだけれど

まあこうした本を読んでいるとつくづく


「買ったから食べてよい」


という考えには到底行き着かない
本日は人喰いとあまり関係無い話でしたが
是非次回ご期待を
ではまた


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2005-08-02 09:29:52

色の黒い小太りの女が旨い

テーマ:人喰いコラム

記録としてはアマゾンランキング八万番台が最高であります
ということは十冊~二十冊の範囲で
アマゾンでは売れているという事になるかと思います
とはいえ「カニバリズム」で検索すると一番に出てきます
どうぞ宜しく


楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/3596477/
アマゾン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4944098685/qid%3D1120649695/249-6334288-5799544

発売元 メタ・ブレーン
    カニバリズムの系譜ーなぜヒトはヒトを喰うのか
    作者 池田智子
    ISBN4-944098-68-5 1500円


本日も気になったシリーズ。ではないけれど
2005/07/18の日記
http://ameblo.jp/horror/day-20050718.html

地方に行くと200元も払えば買える


と掲示板に書かれていたのはガセだと書いたけれど
二百元というと日本人にはなじみの薄い通貨であるけれど
大体これは日本円換算約二千六百円程度にあたる
流石にこの金額では


「食べてもオッケー」


という値段にはならない。
大体向こうの月収が五千円から一万円だから
それにも満たない金額では
まずそうした邪な想像は止めた方が良いだろう


過去・日本の人買い? 女衒? もそうだったろうけれど
売り渡す親は売った先で少なくとも幸せに暮らす事を
祈る訳でありまして
それは中国でも変わらない発想であるようだ


特に女の子は「トンヤンシー」という制度があり
その家の主人の嫁になる為買われるという事が珍しくは無かったようだ
今でも一人っ子政策の余波から
戸籍の無い女の子がそうした家に買われて行くというのは
あるような、ないような話として聞いた事がある
(別に追加で税金を払えば、二人目を産んでも良い)


つまりはそうした事情なので


「極端に値段が安い」


のである。
人間の数を日本人のように「人」ではなく「口」で数える中国人。
とにかく値段が安くても
食い扶持が減れば家庭の負担は減ると
そうした意味合いが強いのでは無いだろうか


他に関連する話として
安く売られて怒る人の話も存在する

実話ではないが
中国古代のエロ小説として名高い
金瓶梅。
最初の方のシーンであったと思うけれど、
こちらの主人公の一人金蓮が
最初の家族から徐々に高値で売られて行き
結婚した相手に「無料で渡された」と怒っている文章があるのである


高値で売れる→自分自身に高い評価がつく
値段がつかない→自分自身を馬鹿にしている


という判断なのだろうか?

であるからして高く買ったからといって「食べてよい」
とは全く限らない。
この金瓶梅。今現代人が読んでも「どこがエロ?」という内容である
しかし過去中国の風俗等々を知るには
非常に役に立つ書籍であると思う。


長々と前置きを書いたが
ではそんな「売買」は本当に無かったのだろうか?


ある無いで答えるのであれば
それは勿論あった。


人喰い本にも書いたけれど
過去中国には「餓賊」というものが存在し
「そうした売買専門」に
人を集める集団が存在した。
そうした人たちは町で市を立て
希望者を買い集める事もしたようだ


過去の例? 美談としてこのような物を読んだ事がある
旅費も尽きて、故郷に戻るお金が無くなった夫が


「もう駄目だ。私の身体を餓賊に売るから、その金で故郷に戻りなさい」


と足を踏み出した所その妻が


「あなたは長男として故郷に戻る義務があります
 色が黒くて小太りの女は男よりも高く売れると聞きます
 私の身体を売って、あなたは故郷に戻って下さい」


夫があれよあれよとしている間に
妻は餓賊の市へ立ち去り
夫が駆け寄った時には既に血の滴る樽の上に
妻の首が転が転がっていたという


値段的に「故郷に戻れるだけの旅費」とあるばかりなので
具体的な金額は分からない
が、ただ二百元以上である事は間違いないだろう。

という上記の理由により
前記した掲示板の記事は「ガセ」だろうと思う訳であります
ではまた


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