ナダルさんは大柄な体とスキンヘッド。
それなのにクリクリの大きな可愛らしい目がギャップの芸人さんです。
声も良いですね。
そしてアメトークでは、今までにあまり無い「いじられキャラ」として人気が出ました。
どんな所が今までに無いのでしょう?


普通の芸人さんは、

ドジを踏んだとか、

失敗したとか、

人に知られたくない恥ずかしい出来事とか、

こんなバカみたいな一面があるとかを、

他の芸人さんが暴露して、暴露された本人も嫌そうな顔をしながらも、

それが笑いのネタになるので実は喜んでいて、みんなでその面白エピソードを笑う、と言うのが一般的かと思います。


ナダルさんの場合、そうした暴露話を本気でされるのが嫌らしく、

人が暴露しようとすると、真剣にその話をすることを阻止しようとしたり、

なんとか対面を保つために事実を否認したり、

言い訳をしたり、

誤魔化そうとしたり、

開き直ったり、

屁理屈をこねたり、

逆ギレしたりして、

「何とか笑われないようにがんばる」姿が、逆に実に面白いという構図になっています。

過去のアメトーク「ひんしゅく体験!ナダル・アンビリーバボー」では、

大阪に新しく出来た吉本の劇場の楽屋で、出待ちの芸人さんたちがノリで相撲をとり始めた、と言う話を今や人気絶頂の女芸人・ゆりあんレトリバァさんが始めました。
ザッと先にネタをバラしてしまうと、調子に乗ったナダルさんが大暴れして楽屋の壁に穴を開けてしまったようです。


そのエピソードを話そうとするゆりあんさんに向かって、ナダルさんは本気で睨み付けながら

「ゆりあん!(止めろ!)」

「壁はやめろ!」

と大声で恫喝します。

特に後輩であるゆりあんさんにいじられるのは屈辱的であるようです。

ナダルさんはプライドが高く、「人に馬鹿にされて笑われたくない」気持ちが強いようです。


漫画「パタリロ!」の主役、パタリロ殿下が秀逸なセリフを言っています。
「僕は、人を笑わせるのは大好きだが、人に笑われるのは大嫌いなんだ!」

一般的にも人をちょっと馬鹿にしてからかったり、周りに知られたくない恥ずかしい話をして、

その場の笑いを取ったりする事は、日常的にも見受けられます。
私も良く「いじられキャラ」と言うのでしょうか、そんな目に合って、

「うわぁ!その話だけは今するのは止めてくれ!」と思ったり、

「俺そんな事してねぇぞ!」と憤慨したり、

「バカにするなぁ」と思ったりする事があります。

「いじり」と「いじめ」の境界線は微妙な線です。
されるほうが、これは「いじり」だから、楽しめば良いと思っていれば、それは「いじり」。
されていて辛い、本当に止めて欲しいと思っていたら、それは「いじめ」になるでしょう。

している方が、ほんの「楽しいいじり」のつもりでやっていて、
されている方がこれは「いじめ」であり、被害に合っていると言う意識があるのか?
笑いのネタにされても、一緒に笑ってくれるようなタイプなのか?
どうかまで合意がされていないことがほとんどでしょう。


人をいじる場合は、相手がそれをどう思うタイプなのか、良く理解できている位、気心が知れている相手でないと危険だと思います。

でも、逆に言えば、人にいじられて、不愉快な気持ちが沸くかも知れませんが、

いじってくる相手が、本当に悪意があって「いじめ」のつもりでやっているのか?

単に笑いを取るつもりであったり、親愛の情から来る「からかい」なのか?

検討して考えてみる必要もあるかも知れません。


いじめに合っていると思って、落ち込んでいないで、一緒に笑っていれば和むのかも知れませんし、

相手はあなたが本気で「止めてくれ!これはいじめだ!」と思っていることを判っていないだけなのかも知れません。
だとしたら、「不愉快に感じるから止めてくれ」と真剣に伝えれば、相手は理解して、もういじるのは止めてくれる可能性もあるのではないでしょうか?
いずれにせよ、お互いのコミュニケーションの不足や、相互理解の不足から発生することのような気がします。

アメトークでのナダルさんのいじりは、ギリギリの線で笑いになっているので、バラエティーとして成り立っているのでしょう。


ただ、ナダルさんのように、自分のプライドが高すぎて、「笑われたくない」気持ちが強すぎると、プライドがさほど高くない人なら笑って済ませることも、笑って済ませられなくなるのだと思います。
そのような場合、そこまでの高いプライドを持つ事の方が、自分自身を辛くさせてしまっていると言えるのではないでしょうか?

ややこしい言い方になってしまいましたが、まとめると
プライドが高すぎる人は、少しプライドを下げたほうが、

自分の感じる苦痛も減るのではないか?
と言うことが言いたかったことです。

ナダルさん本人が、嫌がれば嫌がるほど周りからは余計にいじられ、どんどん面白くなってしまって、笑いも大きくなってしまう傾向になっています。
人に笑われるのも人気があるから、と思えればハッピーかも知れませんね。

ただ、「いじり」にしても、人を貶めて笑いを取って、自分を高く見せようとするような「いじり」もあったりします。
それは「いじめ」とまでは言えないかも知れませんが、非常に見ていて不愉快なものです。
人間としてレベルが低い行為ではないでしょうか?
そのような場面では、周りの人も一緒に笑っているかもしれませんが、実はそんな風に意図が透けて見えていて、不快に思われてしまっているかも知れません。
こうしたことは、職場では上司が自分の優位さをアピールするために、部下をネチネチ説教してしまうような場面でも見受けられます。
パワハラですね。
人をいじる時や、叱る時は、自分を高く見せようとして、逆に低く見られてしまうような安直な行為には気をつけましょうね。

今週2018.2.1のアメトークでは「ひんしゅく体験!ナダル・アンビリーバボー3」で、ナダルさんがまた登場するようです。
ナダルさんが悪あがきをする姿を楽しみたいです。
 

 

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