翻訳かけこみ寺

翻訳会社を経営する筆者が翻訳のことを自分の体験も含めよろずや的に語る


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筆者はアメリカ人とお付き合いを始めてから40年を超えますが、いまだにアメリカ人のことでわからないことがあります。それは彼らの結婚観、特に何故簡単に離婚するのということです。

 

例えば配偶者が浮気をしたというのも理由の1つです。ただしここで私がわからないのは浮気が発覚した途端に弁解も理由も聞きたくない、ドア―をバターンと閉めて出ていってしまう (slams the door shut and goes out)、まさに取りつく島もないあの別れ方です。

 

結婚に対してはそれ相応の準備もし、2人で愛を温めあい、時には同棲までしてうまくいくかどうかを確かめ合う、そこまでしてあれほど簡単に離婚できるものなのか、そのように未だに筆者は思います。

このような理由ではなく、結婚したときの情熱がもうわかないとか、思い描いていた結婚と違っていたとかの理由で離婚する人も多いそうです。でも文学少女ではあるまいし、いい加減に甘ったれるなと言いたくなりませんか。

 

英米での結婚式の時に誓いの言葉があります。Promise to love each other forever till death does part us. (死が2人を分かつまで永遠に愛することを誓う)と司祭の質問に答えて、それぞれがYesと言って口づけをする、私は映画なんて見ていて、いつもきついなぁと思っていました。だってこれだと一瞬たりとも他の異性に心を寄せてはいけない、死ぬまで全力投球で愛し続けなければいけない、まさに相手に対してperfect loveを注ぎ続けなければいけない、そんなことが出来るのだろうかと思うからです。

 

若い時の熱情によってのぼせるのはともかく、いろいろなことがあっても苦楽を共にして年齢とともに相手に対する愛をお互いに育んでいく、そのような大人の感覚はアメリカ人にはないのでしょうか。

 

所詮、アメリカ人のほうが日本人より結婚に対する期待が多いのではないかと私は思います。そのためにその理想がくずれたとき、離婚につながってしまうのだと思います。

 

ギリシャの哲学者、ソクラテスは次のように言っているそうです。

By all means marry; if you get a good wife, you’ll be happy. If you get a bad one, you’ll become a philosopher. (とにかく結婚したまえ。良妻を持てば幸せになれるし、悪妻を持てば哲学者になれる) と。

ソクラテスの妻が本当に悪妻だったからソクラテスが今日の哲学の父となったとは思えませんが、アメリカ人には効果のない言葉なのでしょうか。

 

このように思っていたらたまたまあるアメリカ人と話をしたら彼は面白いことを言っていました。アメリカ人のほうが結婚に対して日本人より過度なあこがれ (excessive longing) を持っていると私の言い分を全面的に認めた上、さらに日本人のほうが結婚や離婚については現実的 (practical) だと言うのですね。結婚に対しても過度な期待は持っていないというのです。

そのような意味ではビジネスになったらドライで冷たくなるアメリカ人もプライベートな生活になると純粋ということなのでしょうか。かれらがファミリーというときの感情は特別なものがありますよね。

しかしながら仮面の夫婦が多いのも事実です。すでに愛は消えているのにいつもはしない出勤前の抱擁を他人の前では時間をかけてしたり、反対にいつもはしている口論もしなくなったりします。

それでも日本人に比べるとアメリカ人のほうが家庭の内輪もめを平気で見せます。あるいはお互いに黙っていないだけに自然に見せてしまう結果になってしまうのかも知れません。
そんなとき私たち日本人は困りますよね。このようなシーンにあまり遭遇していませんから、どのような態度を取ったらいいのかわかりません。真ん前で喧嘩しているのですから聞かないフリをするわけにもいきません。
もっと困るのは「君はどう思うか」と私たちに意見を聞いてくることです。それはなしにしてもらいたい、勘弁してもらいたいと言いたくなります。どっちの味方に もなりたくないですよね。
アメリカ人にはそれを見せても恥ずかしくないのかと思うと、やはりそうでもないそうです。その証拠に次のようなスラングがあります。

Don't wash your dirty laundry in public. (皆が見ているところで、汚い下着を洗うな)
ちなみにイギリスでは次のように言うそうです。
Don't wash your dirty linen in public.

つまり家庭の恥部を外に見せるなということです。しかし私はこのような考え方があっても日本のように家の「内部」を見せないという考え方とは根本的に違う と思います。日本ではアメリカ人の友人が来たからといって家に招待する人は少ないと思います。また招待したとしても台所まで案内して冷蔵庫の中まで見せる人はいないと思います。
アメリカ人は招待したらいきなり冷蔵庫の中まで見せますよね。

さてアメリカで面白いのは離婚した場合に、第三者である私たちが、アメリカ人夫婦だったどちらともお付き合いが始まることがあるということです。日本ですと普通は、私にある男性の友人がいてその友人が離婚したら、私はその友人の元の奥様とはお付き合いをしなくなります。
ところがアメリカ人の場合はちがうときがあるんですね。私が行くと連絡を取り合ってカップルで会いにきたり、元奥様からメールが来たりして元の亭主の噂話 をしたりします。
日本ではこのようにオープンにはいかないと思いますよね。アメリカ人のほうが懐が深いのでしょうか。いや、筆者はこれも文化の違いでアメリカ人のほうが自由という考え方が徹底しているのだと思います。
離婚は不幸なことだったが恥でも何でもない、だから相手のことも憎んでもいないし、友人としては今後も付き合っていくということなんでしょうね。

 

ところで近々ブログが移転します。新アドレスはhttp://www.uniconpro.co.jp/honyakukakekomi となります。

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