Too Good To Be True / 美しすぎる人 #2 | ☆アメ女 BY NATURE☆ - アメリカ男トノ イロイロエロエロ デスガ。。。何カ?

Too Good To Be True / 美しすぎる人 #2

私達は芝生の真ん中で職場の主要人物 みんなの間に挟まれて最初の写真を撮った。何故か私達が真ん中になった。あの私のBig Bossですらちょっと左より。そしてあのおせっかいなSupervisorはお仲人のように彼の右側に立っていた。そして黒人の若い彼氏と同棲しているのに、Nは私のものだと絡んだ子は、写真の中でも彼の弟Mにヘッドロックされている。



と言うのが前回までのお話。。。






あれから2日目くらいだっただろうか。電話が来た



アメリカの休日だったその日に夕方からビーチに行こうと話した。



夕方のビーチなので、私はJeans(ジーンズ)とタンクトップで出かけた。水着は持参せずいつも持っていくバスタオルだけを持っていった。彼もタオルしか持っていなかったので、日が傾いたビーチで、話でもしようと思っていた。



私がタオルを敷いていると、おもむろに彼はシャツを脱いだ。そしてその時彼のChopsticks(箸)で束ねてあった長い髪が解けた。男の人で長髪が似合う人は、はっきり言ってお目にかかったことが無かった。長髪が似合うのは本当に美しい男だけだからだ。でも、彼のそれは黒くて美しく、その時彼は神話に出てくる生き物のように見えた。彼は「泳いでくるね」と照れくさそうに言ったあと、海に向かって歩いていった。190cmの細身だが鍛え抜かれた体がオレンジ色の景色のなかで小さくなっていく。私は暫く頭を空っぽにして、ゆっくりとイルカのように滑らかに水と戯れる彼を見つめていた。



水から上がってきた彼は、なぜかとても凛とした顔をして髪を手早くねじり上げChopsticks(箸)で留めた。そしてふと柔らかな表情に戻って私の方を向いて、微笑んだ。それから彼がゆっくりとSan Franciscoでの話をしてくれた。以前に白人の女の子とお付き合いをしていたが、そのこのお母さんに差別を受けた事。でも、そういうのもあるよ、と彼は言い、人にはそれぞれの考えがあって、偶々そういう考えの人に出会っただけだと淡々と話した彼が、私には少し寂しく見えた。そしてその後中国系の彼女と付き合って居た事、そして彼の友達がいつも、今Single(独身。彼氏、彼女なし)の彼と誰かを引き合わせようとするけど、彼が興味を持てないで居る事。私は年下のこういう話の展開には慣れていた。それは暗に自分は今Singleであることを主張し、しかも同世代の女の子には興味が持てないといい始めたあとは、必ず「ダカラ トシウエノ アナタニ キョウミガ アル」という展開なのだ。この時点では「お願いだから、そういう展開はやめて」という気持ちだった。



もう夕方だったので、そのまま食事をして、お酒を飲んで。。。

22と言われるとお金も遣わせられないし、だからと言って男が誘った場で、男の為にお金を払うような事は、上物の「アメ女」のルールに反する。それに、若い男にお金を出して甘やかすのも良くないと、親友に叩き込まれてもいた。




でも二人はまだ話し足りなかった。



とりあえず、私は彼を乗せて車を出した。



彼の意識の高さには驚かされた。私は彼を22と言うだけで少し見くびっていた事に気づいた。彼の話に私は吸い込まれていった。二人の会話は日本語と英語の半分半分だった。彼の脳みその中は見れないので、彼がどこまで日本語が理解できるのか分らない、だから私が英語で話す。でも、彼は日本に数年に一回帰って来るときは、日本語で話しておきたい、でも、それほど覚えてもいない、だからこういう事になる。だから、二人が一緒に居るとハーフが二人でインチキな日本語と英語で話しているような状態だった(笑)



彼は驚くほどに心の綺麗な人だった。あの年齢で、あの器量。だから私は、大体彼の日常を大まかに推測していた。彼は「今はここに帰って来ているから、一生懸命アメリカンスクール時代の友達と遊びに行くけどSan Franciscoではこうじゃない」と責められても聞かれてもいないのに言い訳をしていた。そこがまた可愛かったが、それは「I'm a pimp」状態のアホで無い限り、大概の男がこういう事をいうので、「Is that so?(そーお?)」とだけ答えた。しかし、彼が自分の好きな芸術の話をする時、彼の心が澄んで居る事は、目を凝らさなくても見えた。




マズイ、ワタシハ アタマノイイオトコニ ヨワイ



話に引きずり込まれるような話ができる男を私は好きである。大体、頭のあまりヨロシクない男は、そういう話し方が出来ない。話のネタが豊富で、話を進めていくのが上手い男は、頭がいい。彼の場合は、一生懸命だった。自分の興味のある話を、すこし時々照れながら、身振り手振り体を動かしながら、私の目を見て話した。



私は、男を簡単には家に入れないタイプである。だから私が男を家に入れるときは、私がその男をもっと知りたいと心底思ったときだ。頭の良さ、心の綺麗さ、誠実さ、そして熱心さ。そして彼自身の美しさ。。。

私はこの時点で、その全てにやられてしまいそうになっていたのだ。



彼と出会う少し前、私は40代のアメリカ人の男と少し一緒に居た。そして、その頃自分には何が本当なのかが分らなくなっていた。若い男は、心が綺麗だが、余りに人生が定まっていなくて不安定である。でも、年が上がった男は、安心を与えてくれるが、どこかで何かを計算しているから、気が抜けないのだ。その中間はあまり居なかったが、数少ない、同い年くらいの男達は皆、離婚したばかりなどで精神的に不安定、などの問題を抱えていた。その頃、私はかつてRandyを愛したようには、もう二度と誰かを愛せないのだと思っていた。いろいろなものを見すぎて、すこし臆病になっていて、もう心など芯から開いて、頭からまっさかさまに恋に落ちていく事など、出来なくなって居るのだと。。。



そんなこんなで、かなり複雑な心境で日々を過ごしていた。



そこへ、Nが目の前に予期せぬ時に現れた。 



そして、車を運転していたその時、何かが私の中で起こっていた。。。








この話は2回くらいで終わると思っていたのに、長くなってしまって自分でもビックリしているの(汗)。引っ張るつもりはないんだけど(笑)、この話は私の中では結構大きな意味を持っているので、書き始めた以上最後まで全部書きたいので、どうやら続きます。(たまに違うの入れながらがいいかな?)

で、また長くなってしまったので、今日は、ココまでにしておきますね♪






お休みなさい。。。zzz



@ 4:32am






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