ほみりんのブログ

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「ユノッ!」

体育祭が終わってユナが俺の手を掴み声をかけてくる。
これからあることを想像できないほど俺も鈍くはない。

「今話したいことがあるの。お願いだから聞いて…」

「ユナ…」

「話を…聞いて欲しいの。あんなことしてごめんなさい。だけどね…私、ユノのことが…好きで。あの時からずっと好きで…ユノが他の人を想ってるって分かってるけど、だけど…」

俺の手をギュッと掴み、下を向いて一所懸命に話す。

「ユナ。ごめん。」

申し訳なく思う。
そう、これは、ユナからの好意で。体育祭を盛り上げるためにノリでキスなんてしてくるやつじゃないということくらいは分かっていた。

「一所懸命に伝えてくれてるのにごめん。でも告白は他に、ユナを大切にしてくれるやつのためにとっときな。ユナに俺は勿体無いよ。」

ぽたぽたと泣いている。
綺麗だと思うのに。

この瞬間でさえも、俺の頭を埋めるのはチャンミンで。

「俺、好きな人がいる。」

「それは分かって…」

「初めてなんだ。」

「えっ?」

「初めて、好きだって思ったんだ。
ユナから好きって言ってもらえて嬉しいよ。
だけど、ユナくらい一所懸命に。俺も好きだって伝えたい人がいる、ごめん。」

そう伝えて、そっとユナの手を下ろし、図書室に走り出した。

チャンミンはあのキスをどう思ったんだろう。
もしかして誤解しちゃったかな。
違うんだよ。付き合ってないよ。
俺は、お前のことが気になって気になって、仕方がなくて。特別なんだよ?

お願いだから、来てくれ。
その想いは届かず、電話をかけても繋がらず、日が暮れるまで待ち続けた図書室にチャンミンが来ることはなかった。

それで諦めるほど俺も弱くないけど。
廊下で見かけて掴んだ手を。

「ユノ先輩。お願いだから…僕に、もう関わらないでください…」

泣きそうな目をしたチャンミンにそっと外された時。

この言葉の真意がわからなかった俺は、初恋は実らないものなのかと、ただその場に立ち尽くすしかなかったのだ。



【次回予告】
僕の過去と、ヒョンへの気持ち。
お楽しみに♡





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