私がまだ2歳になる前、両親と住んでいた家でのことです。
その家に引っ越した当日、母は床の間に貼られているおふだを見つけました。 (お札、と漢字で書くとお金のイメージと重なる為、ひらがなにしました)
よく見ると、そのおふだは逆さまに貼ってあります。
母は 「何だろう?」 と一瞬、疑問に思ったそうですが、 「ま、いいか」 と深くは考えず、そのおふだをペリリと剥がしました。
その夜、床の間があるその部屋で、父と母と私の3人が寝ていたら、母だけ夜中に何故かパッチリと目が覚めたそうです。
「あれ? なんで目が覚めたのだろう?」 とキョロキョロしていたら・・・。
白い着物を着た女の人が、奥の部屋からすーっと台所の方へ歩いて行きました。
母に霊感はなく、それまで霊を一度も見たことがなかったので、それが幽霊なのかどうか、暗闇で悩んでいたそうです。
とてもハッキリ見えたので、幽霊とは思えなかったということでした。
しばらくすると、今度は台所の方から、その女の人が来て、奥の部屋にす~っと戻って行ったそうです。
翌朝、あれは何だったのか・・・と祖父母の家に行き、事情を話しました。
さっそく祖母が来て、自分の体に霊を乗り移らせてみると、出てきたのは若い女性の霊でした。
軽い知的障害があったようで、「お父さんが怒った」 ということは言っていたそうですが、死ぬいきさつやその後の事情をうまく話せなかったそうです。
「お水が飲みたかったから台所に行った」 ということと、「それまでは台所に行こうとしても、どうしても行けなかった」 「しょうがないから、ずっと寝ていた」 と話したそうです。
女性は逆さまに貼られたおふだによって、封じ込められていたのですね。
そのおふだを母が剥がしたので、自由に動けるようになったのでしょう。
祖父母の手によって女性は無事、成仏することが出来、もちろんその後は何事も起こりませんでした。
しばらくして、母は多くのご近所さんと仲良くなり、あちこちで話をする知り合いが増えました。
そんなある日、近所で古くからお店を経営しているオジサンと話をしていて、自分たちが引っ越してくる前はどういう人が住んでいたのか、聞いてみたそうです。
オジサンは、 「なんでそんなことを聞くのか?」 と逆に質問をしてきたそうで、母は幽霊の一件を話しました。
すると 「やっぱり出たか・・・」 とオジサンは暗い顔で言ったそうです。
私たち家族が入居する前に、その家に引っ越してきた家族は何組かいたそうですが、みんな短期間で出ていったのだそうです。
白い着物を着た幽霊が出る、という理由でです。
オジサンはおふだの件は知らなかったそうで、幽霊が出ると噂になったから、家主がお坊さんにでも頼んで封じ込めたのではないか、ということでした。
で、その幽霊は誰なのか・・・オジサンによると、その家には昔、両親と娘が住んでいたそうです。
娘には障害があったので、父親はそれを恥ずかしがって、外には出るな、と言っていたらしいです。
ある日、気づくと娘は妊娠していて、父親は激怒しました。
家の恥だから外には絶対に出るな、と今まで以上に厳しくしましたが、娘はよく理解出来ませんから、大きなお腹で外に出ようとしました。
そこで、父親は怒り狂い、娘のお腹を何回も思いっきり蹴ったそうです。
娘のお腹の子供はダメになり、それが元で娘も亡くなった、ということでした。
娘が死んでから、親はどこかへ引っ越して行ったので消息は知らない、とのことでした。
悲しい話だなぁ、と聞いた時に、なんともやるせない気持ちになりました。
でも、無事に成仏出来、成仏すれば障害も何もなくなって真の魂だけになるので、この娘さんはきっと波動の高い位置にいるのではないかと思います。
障害を持って生まれることにチャレンジした魂であり、父親をまったく恨んでいなかったので、心も曇らず透明なままだからです。
母が不用意におふだを剥がして良かった、と思いました。
この話で、私が意外に思ったのは、おふだです。
おふだによって封じ込めると、何やら恐ろしい形相をした仏様が懲らしめて、見張っているのかと思っていました。
でも、実際に封じ込められた方が言うには、 ”何故かそこから動けなかった” なのです。
”動けないから寝ていよう” と考えられるほどのんびりしているわけです。
へえー、と思いました。
”封じ込める” というのはそういう仕組みなのか、と思いました。
見えない世界は不思議です。
もっともっといろんなことを知りたいと思った一件でした。
その家に引っ越した当日、母は床の間に貼られているおふだを見つけました。 (お札、と漢字で書くとお金のイメージと重なる為、ひらがなにしました)
よく見ると、そのおふだは逆さまに貼ってあります。
母は 「何だろう?」 と一瞬、疑問に思ったそうですが、 「ま、いいか」 と深くは考えず、そのおふだをペリリと剥がしました。
その夜、床の間があるその部屋で、父と母と私の3人が寝ていたら、母だけ夜中に何故かパッチリと目が覚めたそうです。
「あれ? なんで目が覚めたのだろう?」 とキョロキョロしていたら・・・。
白い着物を着た女の人が、奥の部屋からすーっと台所の方へ歩いて行きました。
母に霊感はなく、それまで霊を一度も見たことがなかったので、それが幽霊なのかどうか、暗闇で悩んでいたそうです。
とてもハッキリ見えたので、幽霊とは思えなかったということでした。
しばらくすると、今度は台所の方から、その女の人が来て、奥の部屋にす~っと戻って行ったそうです。
翌朝、あれは何だったのか・・・と祖父母の家に行き、事情を話しました。
さっそく祖母が来て、自分の体に霊を乗り移らせてみると、出てきたのは若い女性の霊でした。
軽い知的障害があったようで、「お父さんが怒った」 ということは言っていたそうですが、死ぬいきさつやその後の事情をうまく話せなかったそうです。
「お水が飲みたかったから台所に行った」 ということと、「それまでは台所に行こうとしても、どうしても行けなかった」 「しょうがないから、ずっと寝ていた」 と話したそうです。
女性は逆さまに貼られたおふだによって、封じ込められていたのですね。
そのおふだを母が剥がしたので、自由に動けるようになったのでしょう。
祖父母の手によって女性は無事、成仏することが出来、もちろんその後は何事も起こりませんでした。
しばらくして、母は多くのご近所さんと仲良くなり、あちこちで話をする知り合いが増えました。
そんなある日、近所で古くからお店を経営しているオジサンと話をしていて、自分たちが引っ越してくる前はどういう人が住んでいたのか、聞いてみたそうです。
オジサンは、 「なんでそんなことを聞くのか?」 と逆に質問をしてきたそうで、母は幽霊の一件を話しました。
すると 「やっぱり出たか・・・」 とオジサンは暗い顔で言ったそうです。
私たち家族が入居する前に、その家に引っ越してきた家族は何組かいたそうですが、みんな短期間で出ていったのだそうです。
白い着物を着た幽霊が出る、という理由でです。
オジサンはおふだの件は知らなかったそうで、幽霊が出ると噂になったから、家主がお坊さんにでも頼んで封じ込めたのではないか、ということでした。
で、その幽霊は誰なのか・・・オジサンによると、その家には昔、両親と娘が住んでいたそうです。
娘には障害があったので、父親はそれを恥ずかしがって、外には出るな、と言っていたらしいです。
ある日、気づくと娘は妊娠していて、父親は激怒しました。
家の恥だから外には絶対に出るな、と今まで以上に厳しくしましたが、娘はよく理解出来ませんから、大きなお腹で外に出ようとしました。
そこで、父親は怒り狂い、娘のお腹を何回も思いっきり蹴ったそうです。
娘のお腹の子供はダメになり、それが元で娘も亡くなった、ということでした。
娘が死んでから、親はどこかへ引っ越して行ったので消息は知らない、とのことでした。
悲しい話だなぁ、と聞いた時に、なんともやるせない気持ちになりました。
でも、無事に成仏出来、成仏すれば障害も何もなくなって真の魂だけになるので、この娘さんはきっと波動の高い位置にいるのではないかと思います。
障害を持って生まれることにチャレンジした魂であり、父親をまったく恨んでいなかったので、心も曇らず透明なままだからです。
母が不用意におふだを剥がして良かった、と思いました。
この話で、私が意外に思ったのは、おふだです。
おふだによって封じ込めると、何やら恐ろしい形相をした仏様が懲らしめて、見張っているのかと思っていました。
でも、実際に封じ込められた方が言うには、 ”何故かそこから動けなかった” なのです。
”動けないから寝ていよう” と考えられるほどのんびりしているわけです。
へえー、と思いました。
”封じ込める” というのはそういう仕組みなのか、と思いました。
見えない世界は不思議です。
もっともっといろんなことを知りたいと思った一件でした。
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