神仏と交わす約束

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母がまだ16歳の時の話です。

 

突然、首の前面に小さなイボがいくつも出来ました。

 

痒いとか痛いとか、そういうことは全くなかったのですが、16歳の乙女ですから見た目が気になります。

 

いろんな薬を塗りましたが、いっこうに良くなりません。

 

それどころか、数が増えていってる気がします。

 

悩んでいたら、お山のお稲荷さんに願掛けをすると、願いを聞いてもらえるという噂を耳にしました。

 

そこで、母はお山のお稲荷さんに行き、願掛けをしました。

 

「明日から1週間、毎日欠かさずお参りします、油揚げもお供えします。だからこのイボを治して下さい」

 

それから毎日、学校から帰ると母は油揚げを持って、お山のお稲荷さんにお参りに行っていました。

 

6日目のことです。

 

母は何故か、お参りのことをすっかり忘れていて、気がつくと夜の9時を回っていました。

 

当然、あたりは真っ暗です。

 

昔の田舎町ですから、外灯などもほとんどありません。

 

母は今日はお参りをお休みして、明日を6日目にすればいいや、と思いました。

 

祖父と祖母にそう言うと、2人は 「それはいかん。今からお参りして来なさい」 と言いました。

 

「神様との約束は破ってはいけない」 と言うのです。

 

母は、 「えー!」 と思ったそうです。

 

こんな時間から行けって・・・普通の親なら、襲われるのを心配するんじゃないの? とちょっと腹が立ちました。

 

しかし、神様との約束を破ってはいけない、と言われたからには行かなくてはなりません。

 

この話を聞いていて、私が親だったとしても ”お稲荷さんと約束したのなら、絶対に行ってきなさい” と言うな~、と思いました。

 

母はさすがに1人では怖いので、すぐ下の妹と一緒に行ってもいいかと祖母に聞きました。

 

すぐ下の妹は14歳でまだ子供だから、一緒に行っても構わないだろう、という返事でした。 (こういう願掛けは、基本、1人で行きます)

 

母は嫌がる妹をムリヤリ一緒に連れて、お山へと向かいました。

 

お山のお稲荷さんは、小学校の裏から低い山を登って、20分も歩けば着きます。

 

ですが、途中、墓地の中をずーっと歩いていくので、夜歩くのはすごく勇気がいります。

 

母と妹は、歌を歌ったりしながらお墓の中を抜け、お稲荷さんに着いてお参りをすると、一目散に走って帰りました。

 

7日目もちゃんとお参りをして、無事結願した翌日のことです。

 

朝、目覚めると、イボが乾燥してカサカサになっていました。

 

触ってみると、不思議なことに、イボがポロポロと次々に取れていきます。

 

そして、全部のイボが取れ、鏡で見ると、何の跡も残らずキレイに治っていました。

 

「奇跡だ!」 と母は思ったそうです。

 

このお稲荷さんは、のちに祖母が勧請して、今は私の実家に祀られています。

 

このように、一旦、神仏と約束をしたら、人間の都合で約束を反故にしてはいけないのです。

 

忘れていたから、夜だから、暗くて危ないから、というのは全部、こちらの都合です。

 

神様の方からしたら何の関係もありません。

 

特に、お稲荷さんは厳しいので、約束を破ってはいけません。

 

怒らせると、あとが怖いからです。

 

お稲荷さんは現実の世界に強力なパワーがある分、付き合い方も難しいです。

 

でも、私の母のように、一生懸命信仰すれば、願いは何でも聞いてくれます。

 

ついでに言えば、お稲荷さんは本当に油揚げが好きです。

 

油揚げがない場合、いなり寿司でも喜んでくれます。

 

もしも、願掛けを考えているのであれば、実行出来るかどうかギリギリなんていう賭けはしない方がいいです。


”神仏との約束” になりますから、そこは慎重にされた方がよいと思います。

 





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