異性との友情。
今まで何度、数多くの人との会話の中で話しただろう。

先日、友人Rと食事をした。
彼女は、ワタシと同じ歳の33歳。
かなりセンスがいい。知的でルックスもいい。
先日も、インテリア誌にRの部屋が掲載された。
ワタシも何度かお呼ばれしているのだが、まだ訪問していない。
インテリア誌に掲載された部屋は、
やはり彼女のセンスで満たされていた。



食事を終えて、2件目はワタシの仕事の打合せも兼ねたお店へ。
アルコールはもちろん充実したお店で、2人ともカフェオレを飲みながら
例の話に・・・。
ワタシから持ちかけてみた。
Rの話には、男性の友人の話はすでに何度か出ているので
<異性との友情肯定派>なのはもうわかっている。

「異性の友人がいない人」の話をしてみる。

ワタシ「異性の友人がいない人って、異性の友人の話をすると
すぐ、“あなたに(ワタシの事)気があるんじゃない?”とか、
“その人とそのうち付き合うんじゃない?”っていうから、
話が前に進まないしとっても不愉快!あの疑うような、さぐるような目
見ながら言う!彼女達って男とは“付き合う”か“食事もしない”か
どっちかしかないのかな?」

と、話しながら言われた時のこと思い出して
つい感情が入ってしまった。

「そういう人達は可愛そうなんだよ。そういう感覚ないんだから。」
ワタシ「とってもいいのにね。」
「いいのにね。・・・私は男性の方が話し易いの。」
ワタシ「わかる!私もそうだから。」


実際、ワタシには同じ歳の33歳と42歳の男友達がいる。
2人とも10年程の付き合いになる。
ワタシの友人の中で信用性は最も高い2人。
2人とも、ワタシがどうしようもなく壊れてしまった時に
忍耐強く励ましてくれた。
これ以上ないというくらい、
惨めで哀れなワタシをさらけ出しても彼らは動じなかった。
33歳と42歳は知人ではない。それぞれにワタシを見ていてくれた。

Rにその話をした。
Rはカフェオレを飲みながら、きっと自分の異性の友人を
重ね合わせて聞いていただろう。


急にさっき、Rが話した
「そういう人達は可愛そうなんだよ。そういう感覚ないんだから。」を思い出した。
ワタシ「ワタシ達って、男の人に聞いて欲しい話がある時とか、
男の人を必要とするときに、友達で解決できてるじゃない?
だから、どうしても彼氏欲しい!!っていう危機感が薄いんじゃないかな?」
「そうかもしれない・・・。」

沈黙・・・。

そう、これって少しマズイのかもしれない。
そんな気がした。
だって、2人とも“いつかは結婚”を考えているのだから
このままではいけないのだ。
でも、きっとしばらくはこのままだろう。



ワタシには今まで、同姓の友人はいることはいるのだが、
同じ趣味や感性の近い人がいないので、同姓の友人と話に夢中になる事は殆んどなかった。
でも、彼女Rとひょんな事から再会して、話すうちにとうとう話の合う
同姓友人を見つけたかも!と最近密かに喜んでいる。

先日会った日の後も、しばらく彼女の事ばかり考えていた。
“彼女、こんな事話していたな・・・”

“彼女ならこの花をどう挿すだろう?”

えっ!

これはちょっと恋の始まりの感覚に似ている。
もしかして?

・・・もしかしない。
ワタシは、ノーマル
恋愛対象は男性、男性。