◎旦那VS嫁の親切◎

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夕方4時――

その日は朝から暴風雨で
家中の窓という窓が
カタカタと寒さを増幅させる
不規則な音を立てていた。

時折、湿った空気の塊が
どうどうと唸り声を上げ
木々を大きく左右に揺らす。




冬だな(真顔


寒かったのであろう旦那は
珍しく湯船にお湯を張り始めた。




そんな旦那の事なぞ
うっかり忘れていた頃
私は、バスルームのドアが
ガッツリ開いている事に気付いた。

いつの間にか
風呂を終わらせ出ていたのか。

そう思い、
点灯したままの電気を消した。

その途端

浴室から罵声(真顔


まさか、ドア全開で
風呂に入っていたか。

さすがの私も想定外だ。


いや、そもそも――

日没後とは言え
まだ薄っすら明るい浴室の
電気を消されたくらいで
こうも怒鳴るのか。



さては、
怖かったのか(微笑




とりあえず、
軽く謝罪の言葉を述べ
私はバスルームのドアを
静かに閉めた。

しかしドアの向こう側から
ボソボソと何かしら
威嚇に似た鳴き声が聞こえてくる。

私はフッと笑みをこぼし
何事もなかったかのように
踵を返した。




――が、次の瞬間
再び私の背後でドアが開いた。


露出狂なのか?


一瞬、焦ったが
犯人はどうやら風らしい(真顔

隙間風が鍵の閉まらない
バスルームのドアを
しめやかに開放していたようだ。

ははんっ
いたずらな風の妖精め!
などと妄想しながら
私はそのドアをパタリと閉めてみた。

すると、

「さっきカラ何!?
ドアをバンバンと
ウルサイ!!
ワタシのリラックスタイム
邪魔シナイで!!」


と、風の妖精の分まで
怒鳴られた。








$ホリー絵日記





↑ビビり過ぎ(嘲笑












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