保険にはそもそも



「いい保険」「悪い保険」というものはありません。



でも唯一「悪い保険」といえるのは何かあった時、



「こんなはずじゃなかった…」と思う保険です。



逆に言えば、内容さえ理解していれば



「悪い保険」には当たらないわけです。



そのためにも、このコラムが少しでもお役に立てば幸いです。



保険料を払うのも保険金をもらうのも、 



保険会社や営業担当者ではなく“あなた自身”なのですから。

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2011-02-07 13:00:18

わずか250万円しか貰えない保険金

テーマ:あぁ…保険の勘違い

今日は、これを知ったら真っ先に保険を見直したくなる話をします (o^-')b



まずはカンタンな保険クイズです。




Q1:日本における生命保険の世帯加入率は何%でしょうか?



A1:90.3



※生命保険文化センター 平成21年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>より




さすが世界でも有数な保険好き国民といわれるだけあって、年々減少傾向とはいえ、未だ全世帯の9割が生命保険に加入しているんですね。




Q2:では加入している死亡保険金の平均はいくら位でしょう?



A2:2,978万円



※同調査より




なるほど、万一の緊急費用として1千万円、子供の教育費として1人1千万円とすると、子供2人の世帯では確かに約3,000万円に収斂してくるワケですね。




Q3:それでは実際に受け取られている死亡保険金額の平均はいくらでしょう?



平均が約3,000万円ですから…さて、いくらだと思われますか?




A3:答え…約250万円 ( ̄□ ̄;)




え?!…と思われた方も多いのではないでしょうか。



でもこれは、確固としたデータに基づいた数字なのです。



生命保険協会が出している年次資料(平成20年度)によれば、1年間の全保険会社の死亡保険金額支払合計は2兆8386億円。一方で支払件数は113万件なので、これを割り算すると1件250万円となるわけです。



どうしてこんなことになるのか?それは、多くの人が以下のような仕組みの保険に入っているから。


わずか250万円しか貰えない保険金


これは、確かに加入した時には3千万円の保険ですが、60歳を超えるといきなり250万円になる、いわゆる「定期特約付き終身保険」の一例です。


ちなみに、日本人の平均余命は、男性79.29歳、女性86.05



※平成20年簡易生命表(厚生労働省)




万一の時には250万円となるのも道理ですね。



但し、この手の保険が決して悪いということではありません。



こういう内容の保険であることを知っているか、どうか・・・そこが肝心です。



今一度、ご自身の生命保険をチェックして、その内容を確認してみてはいかがですか。


2010-11-08 11:00:00

病気入院とケガ入院

テーマ:保険の基礎知識

入院時に1日5,000円とか、10,000円の給付金が受け取れる医療保険入院保険ともいいます)は、独身世代からリタイア世代まで、幅広く必要とされる保険です。



ところで、給付の条件となる入院に「病気入院」「ケガ入院」があるのをご存知でしょうか?



医療保険の多くのパンフレットには「病気で○日以上入院された場合1日5,000円」「ケガで○日以上入院された場合1日5,000円」と別々に支払要件が明記されているように、同じ入院でも、保険の定義上では全く異なるといってもよい位、違いがあります。



ちなみに皆さんは、病気とケガのどちらが頻度…つまりリスク(危険度)が高いと思いますか?



答えは、圧倒的に病気です。



厚生労働省の調査によれば、死因割合の60%以上がガン・心疾患(心筋梗塞など)・脳血管疾患(脳卒中など)の三大生活習慣病であるのに対し、不慮の事故はわずか3%あまり。三大生活習慣病のほうが20倍のリスクであることがわかります。



また時間に換算すると、不慮の事故で亡くなる人は1349秒に1人、ガンで亡くなる人は132秒に1人。いかに病気入院のほうがケガ入院に比べてリスクが高いか、端的に表された数値といえます。



ここで注意していただきたいのは、保険の中にはケガ入院しか保障されない保険もあるということ。損害保険の分野ではケガのみの保障である商品も多いものです。



単純な良し悪しではないのですが、「保険料が安い!」と飛びついてみたら、病気の保障がなかった…という場合も多いのです。



「入院保険は入っているから大丈夫!」



そう思っている方も、保険証券をもう一度読み返して、病気入院も保障の対象になっているか、チェックしてみてはいかがでしょうか。



もしもの時、「こんなはずじゃなかった。」と思うようでは、保険に入っている意味はないのです。

2010-11-05 11:00:00

ガン治療のコスト

テーマ:保険が必要なワケ

“ガン治療にはお金がかかる”といわれますが、今日は実際にいくら位かかるのか、具体的な金額をみていきたいと思います。



例えば、卵巣ガンにかかった女性のケース。



まずは3週間に1~2回、抗ガン剤の投与から始まるのですが、この抗ガン剤が1回あたり4万~5万円と高額で、さらに新薬の投与には1回あたり7万~8万円を要するともいわれます。



この他、血液検査などの諸費用も含めると、毎月の医療費はかなり高額になります。



ここまでみると、やはりガンの治療費は高額という気がしますが、実際には健康保険が適用になる医療には「高額療養費制度」という制度があるので、月8万100円を上限に後日差額が返還されます。



※高額療養費制度は、通常は自己負担限度額を超えた分について後に支給されるのですが、事前に役所で手続きをすれば限度額超過分について医療機関に支払う必要がなくなります。



但し、再発の恐れが常に付きまとうガンの場合、健康保険が効かない先進医療などを受ける場合があるほか、医療費以外にも様々な出費がかかりがちです。



例えば「免疫療法」とよばれる公的保険の適用外である療法は自由診療で、1回約20万円は全て自己負担。数年間続ければ数百万円もの出費を覚悟しなければなりません。



その他にも健康食品やかつらなど、医療費以外の出費も多いうえ、長期療養がもとで仕事ができなくなり、収入が断たれるケースもあるといわれています。



どんなに健康に気を付けている人もガンになるリスクからは逃れられません。



まずは早期発見のためのガン検診を定期的に受診する。そして、民間のガン保険でしっかり対策しておくことが必要です。

2010-11-04 11:00:00

保険で貯蓄

テーマ:保険の基礎知識

保険で貯蓄(資金づくり)というと、「保険よりも効率的な投資商品に回したほうがいい」といった声も聞かれるものです。



でも、固定金利で安全確実に、10年以上の長期間運用するのであれば、保険もなかなか捨てたものではありません。



例えば、子どもが生まれてから高校入学の15年間、あるいは大学入学までの18年間にわたる資金づくりなら、保険を検討する価値はかなりあると思われます。



具体例でご説明しましょう。



30歳の親御さんが、A生命の終身保険(保険金額500万円)に払込期間10年で加入した場合の月払保険料は23220円となります。



終身保険というのは死亡を一生保障する生命保険なのですが、保険料の払い込みについては、一生涯というタイプも選べれば、10年間とか、60歳までとか、短期の払い込みも選べます。



ちなみに一般的には、払込期間が短いほうが早くお金が貯まっていくことになります。



上記事例の場合、仮に15年目でこの保険を解約すると、解約返戻金(かいやくへんれいきん)として3047696円が受け取れることになります。このときの返戻率(払い込んだ保険料に対する返戻金の割合)は109.3%です。



確かにもっと割のいい投資もあります。



でも15年間寝かしたままで着実に増え、しかもその間に親御さんの万一を500万円分保障しているわけですし、さらには保険だと解約し辛いというポイントも見逃せません。



ただし、あまり早くに解約してしまうと元本割れになる可能性があるので、あくまで使途がしばらく先の資金準備に保険を活用するとよいでしょう。

2010-11-03 11:00:00

ガン保険に加入する意味

テーマ:基本編

ガン保険は、保険の見直しの際、特に私と同じき盛りの世代の方には是非とも入っておいて欲しい保険です。



その理由は、平成元年に私が保険会社へ入社した際に、最初に教わった≪ガン保険を販売するときの三段話法≫が今でもわかりやすいく説明だと思うので、こちらを披露しましょう。



その① ガンは決して他人事の病気ではありません。



“ガン家系”という言葉がありますが、家系にガン患者がいなくても、ガンになってしまう例は多く、大気汚染や生活習慣の変化で実際に日本人のガンは増えています。事実、日本人の3人に1人がガンで亡くなっているというデータを見れば、決して他人事などとはいえないのです。



その② でも、ガンは今や不治の病ではありません。



医療技術の進歩により、検診や治療方法も格段に進化した現在、ガンは治る時代になりました。芸能人や著名人がガン罹患をカミングアウトして、復活劇を遂げるのを最近しばしば目にされると思います。早期発見・早期治療によりガンはかなりの確率で治るのです。



その③ しかし、ガン治療は他の病気に比べてお金がかかります。



日本には健康保険という非常に手厚い公的保障があります。入院や手術を受けたとしても自己負担はそれほど高額にはなりません。でもガン治療には健康保険の適用が効かない先進医療が用いられることも多く、また退院後も様々な健康食品を試したり、抗ガン剤の副作用でかつらを購入したり、他の病気ではかからないような、様々な出費が重くのしかかります。



お金の心配をしながらでは療養にも専念できません。この高額な自己負担をカバーするために、通常の医療(入院)保険とは別に、ガン診断時にまとまったお金が出る「ガン保険」が存在するのです。



最近は、ガンにかかった後の収入減をカバーするガン保険も出てきました。保険料はこれまでのガン保険と単純比較すると少々高くなりますが、その内容に納得できれば一考の価値はあるでしょう。



ところで、通常の医療(入院)保険ではガンの保障はないと勘違いされる方がいますが、実際にはガンによる入院でも1日5,000円といった入院保障は受けられます。



ガン保険は早期治療時に必要となるまとまったお金を準備するためのもの。通常の医療保険は差額ベッド等の日々の自己負担をカバーするためのもの。



このようにガン保険と医療保険は、あくまで“併用”することが前提です。



ちなみに、預貯金が十二分にある方は、医療保険は入らなくてもガン保険は入っておいたほうがよいでしょう。



ガン治療で資産がどんどん取り崩されていくのは、どんなに資産がある方でも、経済的にも、精神的にもかなり辛いものなのです。

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