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損害保険料控除の変更

テーマ:保険豆知識
2009年11月16日(月) 12時46分52秒


毎年この時期は年末調整の書類をまとめる時期のようで、
以前書いた記事(保険屋さんのひとりごと「年末調整の効果 」)の
アクセス数が増えてます。

ただ、この記事は平成16年の記事なので内容もかなり古く、
この時とは保険料控除制度が少し変わっているのです。



「えっ!そうなの?」



と今頃気が付いたご主人。
きっと奥様は気が付いているでしょうが、
すでに一昨年の年末調整時から制度が変わっているのです。





当時の記事では「損害保険料控除」について書きましたが、
その制度は今はありません。


正確に言うと、以前に加入した一部の長期損害保険以外は
平成19年支払分から「地震保険料控除」に変わっているのです。

だから、今まで何枚も提出していた火災保険や
その他の証明書はもう使えなくなっているかもしれません。




ちなみに、平成18年支払い分までの保険料控除制度は
大きく分けて「損害保険料控除」と「生命保険料控除」があり、
損害保険料控除には「長期損害保険料」と「短期損害保険料」
生命保険料控除には「一般生命保険料」と

「個人生命保険料」がありました。


そして損害保険料控除の対象となる商品には、
火災保険・傷害保険・個人の賠償責任保険・各種積立保険があり
以前は何枚も証明書を出しても

一枚しか使わなかったのかもしれません。

それは最高で15,000円控除できる長期損害保険料の対象となる
保険期間10年以上の積立保険に入っている人が少なかったため、
短期損害保険料の3,000円しか控除されていなかったのが現状でした。


これではせっかく保険に入っていても複雑で
「無駄に払っている」という印象だけが残りますよね。




それでその後、国民の安全に直接影響する

「地震保険」を普及させるため、今までの損害保険料控除を

ほぼ全廃し「地震保険料控除」のみにしました。




地震保険料控除はその名の通り
損害保険会社が窓口となって販売している地震保険の料金を
そのまま所得税と住民税の控除対象とする制度です。

これは平成19年に支払った地震保険料から対象となり、
地震保険に入っているご家庭では一昨年の年末調整の時から
控除証明書が発行され手続きが行われているはずです。


詳しくは国税庁 のホームページなどをご覧下さい。
ちなみに平成21年分の保険料控除の概要はこちら です。



また、地震保険料控除が創設された際に、
火災保険のみと地震保険に入っている場合の控除額の比較を
保険屋さんのひとりごと「損害保険料控除がなくなる 」で
記事にしているので参考にして下さい。






この記事は平成21年現在の税制に基づいて書いております。

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高度先進医療で安心のがん治療

テーマ:保険豆知識
2008年09月30日(火) 17時49分49秒




現在日本人の約3割はガンで亡くなっています。

恐らく皆さんの家族や知人がガンで亡くなった、または現在治療中だ。
という方も数多くいることでしょう。


先日、ホークスの監督を引退した王監督も「ガン」になりました。
幸い王さんの場合は発見が早く手術により驚異的な回復をしましたが、
ガンというのは知らないうちに進行していることが多いものです。



そもそもガンというのは、体の中に60兆個もあるといわれる
細胞の遺伝子に異常が生じ分裂をする時に
「しこり」が発生することから始まります。


そのしこりのことを『腫瘍』と呼びます。


しこりも臓器の粘膜上にちょこっと乗ってるような状態なら
単なるポリープなので日帰りの内視鏡手術などで簡単に切除できます。

しかしそのちょこっとの状態を超えて粘膜近くまで腫瘍が大きくなると
良性腫瘍と呼ばれる上皮内ガンに発達します。
ここまでくるとお腹を切っての手術が必要になるので
かなりの大事になります。

更にその状態を超えて臓器の壁を越えてリンパの中に入り込むと
悪性腫瘍と呼ばれる本格的な「ガン」に成長します。
ここまでくるとガン細胞が分裂増大を繰り返して
他の臓器に転移している可能性も出てきます。


ガンの進行過程はざっとこんな感じですが、
その段階に応じて様々な治療方法が選択されます。




その大きなものが「手術」「化学療法」「放射線治療」となりますが、
最近は第四の治療と言われる「免疫療法」も発見されています。



ガンの手術とは皆さんご存知の通り、
ガン細胞を取り除いてしまおうとする作業で
かなり昔からメジャーな治療として定着しております。

しかし、ガン細胞というのは本来見に見えないものらしく、
手術したからといって他の場所に転移していれば

完全に治ったとは言えません。


そこで化学療法といわれる抗がん剤治療などで、
増殖するガン細胞を殺したり、ガン細胞そのものを殺す目的もあります。

しかし、抗がん剤はガン細胞を殺す反面、

正常な細胞も殺すことがあります。

それが「副作用」となって表れ、

髪の毛が抜けたり下痢や吐き気がするなど
その影響は大きいため、ガンを根治するというより
延命する目的の場合が多いようです。



更にはX線などを照射する放射線治療も
ガン治療の有効な手段として認められています。

ただ、放射線も抗がん剤同様に副作用もあるため
最近は更に高度な技術が開発されています。



それが「粒子線治療」などを初めとする新しい放射線治療です。


X線などは一定の放射線を体に当てるため副作用がありますが、
最近は陽子や炭素などを加速器を使ってピンポイントでガン細胞に当てる
粒子線治療・重粒子線治療などが可能になったため
副作用が少なく治療できるようになりました。



更に最近注目されているのが自己細胞を強くする「免疫療法」です。


そもそもガンになるということは、
人間の免疫力が低下していることから始まります。

そのため本来の細胞の免疫力が低下して、
ガン細胞が強く増殖してしまいます。

だったら本来ある細胞を増殖・活性化して免疫力を強めて
ガン細胞に勝たせようというのが免疫細胞療法なのです。




以上、素人の解説なので正確な情報でない部分もあるかもしれませんが、
このように紹介していくと、今後のガン治療は
「粒子線治療」と「免疫細胞療法」が主流になるのでは?
と思いがちですが、そう簡単ではありません。

実は粒子線治療も免疫細胞療法も、
現在はほとんどが健康保険を使えません。


正確に言うとこれらの治療は「高度先進医療」と言われ
技術力は認められているものの、まだ最近出来た治療法なので
健康保険を使えるには至っていないのです。

したがって、現在粒子線治療は約280万円、
重粒子線治療は約320万円、免疫細胞療法も約180万円が
相場と言われます。

しかも限られた病院や研究所でしか

やっていないので交通費もかかります。




そうです。

ガンを治すにはいつの時代もお金がかかるのです。




しかし、ガンと診断されれば
ガン保険からガン診断給付金が出る人もいます。

そして、「このままでは余命数ヶ月」と言われれば
リビングニーズ特約で死亡保険金の一部をもらえる人もいます。



更に言うなら、最近の医療保険・ガン保険には
高度先進医療特約なるものがあります。

これは、粒子線治療や免疫細胞療法などの
健康保険対象外の最新治療費や交通費を

民間の保険でお支払しましょう、いう商品なのです。

最近の医療保険は月々100円もしないでこの特約が付けられるので
新しい商品に切り替えることも検討してみてはいかがでしょう。

がん検査室 子宮頸部がん検査セット


繰り返しになりますが、医療知識については素人の管理人が書いています。
また、粒子線治療や免疫細胞療法はがんの種類により
効果が大きい場合と小さい場合があります。
詳しくは専門の病院や医療機関にお問い合わせください。








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火災保険評価の謎 その3

テーマ:保険豆知識
2008年03月15日(土) 14時19分12秒


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前回「その2」をやってから5ヶ月以上経ってたんですね。

随分お待たせというか、もう忘れてましたよね。

ちょっと振り返りたい方は下記よりご覧ください。


火災保険評価の謎 その1

火災保険評価の謎 その2





一応続き物なんでこんな始まりです。



ここからが火災保険の胆というか、最も分り難い部分です。

最初にそんな風に書いてしまうと
読みたくなくなってしまうかもしれませんが、
これを知っているだけであなたは一気に
「火災保険ツウ」になっちゃいますよ。



これまでの話で火災保険には
色んな掛け方があることを解説してきました。





今ある家を新しく建て直すためにかかる金額の

「再調達価格(新価方式)」


今ある家がどのくらいの価値があるかという金額の

「時価方式」がある。





そして新価と時価の違いを簡単に言うとこうなる。


新価方式で火災保険を掛けておけば、
災害に遭った時でも元通りにするための金額がほぼ支払われる


時価方式で火災保険を掛けておくと、
災害に遭った時には元通りにするための金額から減価償却分を差し引かれる



という違いが出てきます。




「減価償却分」とはその家が建ってから
ある程度の年数が経つと建物自体が劣化してきて
その分価値が失われているからその分はお支払いできません、
という意味です。

これは車の車両保険と似たような考えです。

車の車両保険の限度額は毎年下がってきますよね!
これはその車にはそれだけの価値しかなくなっているから
事故に遭った時点での価値の分までしか支払われませんよね。




火災保険も基本的には同じ考えです。

ただ、時価方式で火災保険に入っている場合は
車の保険と違って実際に掛かる修理金額から減価償却分を差し引くので
修理に掛かる金額までは支払われません。

ということは、

時価方式の場合はもらった保険金だけで元通りに直すのは難しいです。




さらに注意しなければならないのが、
時価方式で火災保険に入る時はその時点での時価相当額にしておかないと
保険で支払われる金額が更に減ってしまう恐れがあることです。




このシリーズの冒頭で
「火災保険の補償金額はお客さんが決められるものではない」

と書きました。


「でもうちでは補償して欲しい金額しか掛けてませんけど…」


という方もいるかもしれません。
まぁそれがたまたま適正な金額の範囲であるケースは多いです。






では、実例で考えましょう。

例えば20年前に1500万円で建てた家があったとします。
今現在建て直す場合の建築価格は1650万円で
時価額(保険価額)は1155万円(1650万×70%)とします。



あなたならこの家にいくら位火災保険を掛けようと思います?


「1500万」ですか?
「1000万」ですか?
「 500万」ですか?


では実際に火事に遭った場合、
火災保険(時価方式)ではいくら支払われるのか計算してみましょう。

寝タバコが原因で寝室全部と外壁の一部が被害に遭い
元通りに戻すための修理金額が300万円掛かるとしましょう。
減額される減価償却費は30%とします。
(都合上端数は切り捨てます)





1500万円の火災保険に入っている場合は
時価額1155万×80%<補償額1500万なので
損害保険金 300万×70%=210万円
臨時費用 210万×30%=63万で
273万円が火災保険金として支払われます


1000万円の火災保険に入っている場合は
時価額1155万×80%<補償額1000万なので
損害保険金 300万×70%=210万円
臨時費用 210万×30%=63万円で
同じく273万円が火災保険金として支払われます


500万円の火災保険に入っている場合は
時価額1155万×80%>補償額500万なので
比例てん補〔500万/(1155万×80%)〕が適用されます。
損害保険金 300万×70%=210万円
比例てん補 210万×54%=113万円
臨時費用 113万×30%=33万で
146万円が火災保険金として支払われます





1500万円と1000万円の場合は
修理金額に近い金額が支払われますが、
500万円の保険に入っている場合は
修理金額の半分以下しかもらえない計算になります。


したがって、


1500万円 → 超過保険(多過ぎ)
1000万円 → ほぼ適正金額
 500万円 → 一部保険(少な過ぎ)



「まぁ掛けてる金額が違うんだからもらえる金額も違うか…」
と思うかもしれませんが、
「500万円の保険に入ってて、
300万円の被害なんだから全部出るんじゃないの?」
と思う人もいますよね。



では500万円の保険の時に出てくる

「比例てん補」とは何でしょうか。



これは火災保険の補償額が一定額(時価額の80%)
に満たない場合は実際に支払われる保険金を
その割合に応じて減額するというものなんです。

「なんで比例てん補なんてものが存在するのか?」
「自分の掛けたい金額を掛ければいいんじゃないの?」
と言われると「そういう決まりだから」としか言いようがないのですが。

これは私の個人的な想像ですが、恐らく同じような物件なのに
掛ける金額が違うのは不公平になるということではないかと思います。




例えば、2軒全く同じ家があったとします。
Aさんは1000万円の保険を掛けて、Bさんは500万円の保険を掛けています。

その2軒とも同じような火事に遭った時、
AさんもBさんも同じだけの保険金をもらったらAさんは不公平だと思いませんか?

ただ多少の違いならしょうがないということで
時価額の80%を基準にしているのでしょう。




いずれにしても、せっかく火災保険に入っていても
上記のように「減価償却」や「比例てん補」が適用されて
思っていたよりもらえる金額が減ってしまってはたまりませんよね。

だから皆さんも火災保険に入る時は、
「時価方式」ではなく「新価方式」
「一部保険」ではなく「適正金額」として火災保険に入るようにしましょう!

その辺は保険の代理店をやっている人は詳しいはずなので
きちんと聞いて納得した上で契約するのが一番ですよね。










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火災保険評価額の謎 その2

テーマ:保険豆知識
2007年10月12日(金) 00時08分32秒

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さて、前回は「再調達価格」とか「新価方式」という
全く聞きなれない言葉が出てきましたよね。

この言葉があるとないでは
火災等に遭い保険金をもらうときに大きな違いとなります。

どういうことかと言うと、基本的に火災保険の支払いは

「比例てん補」が採用されるからです





おっと!また訳のわからない言葉が出てきましたね。


「比例てん補」とは…の前に

「再調達価格」「新価方式」についておさらいしておきますね。




ところで

再調達価格とか新価方式と反対の言葉

はなんだと思います?



簡単に言うと「時価方式」になります。

何となく解ってきましたか?






「時価」というのは、ある物の現在の価値を表しますよね。


ではその逆の「新価」というは、
簡単に言うと新品での価格
と考えていいでしょう。


そこで火災保険では燃えてしまった建物を

今、新たに建て直すとしたらいくら掛かるのか?
という金額を「再調達価格」という面倒な言葉に置き換えているわけです。





では、もしあなたの家が燃えてしまったら
時価評価での金額をもらうのと、
新価評価での金額をもらうのとどちらがいいですか?

当然「新価評価」の方が良いに決まってますよね。
新品価格なんだからその方が多くもらえますからね。


その新価評価で火災保険に入ることが出来るんです


知ってました?


これ以上話すと面倒なことになるのでこの辺にしておきますが、
その新価評価(正式には価格協定保険特約・新価用という)で
保険に入っておけば火事にあっても限度額の範囲内で
自分の納得した保険金がもらえると思っていいでしょう。



よく昔は

「燃えても柱1本残ればほとんど保険金はもらえない」



なんて言われていたそうですが、
この新価(再調達価格)方式で入っていればそんな心配は要りません。
(っていうかその「柱1本」ということ自体が勘違いなのですが…)

だってちょっとしたぼやでも業者が出した見積額と
そんなに変わらない修理するための金額がもらえるんですから。


仮に本当に柱1本残っていたとしても、
その柱が使えれば使った場合の修理代を出すし
その柱が使えないと判断すれば元から建て直す金額を出すでしょう


まぁ柱1本だけ残った状態で、誰もその柱が使えるとは思えませんので
新たに建て直す金額を出すことになるでしょう。




ただし、限度額(保険金額)を一定金額に留めておく契約も可能なので
必ず修理代を全額出してもらえるとは限りませんからね。

えっ?

「限度額?」「一定金額?」

またまた話を混乱させてしまいましたね。





そもそも新価方式の再調達価格で火災保険に入るということは、

「あなたの家を全く同じように建てるなら、今現在このくらい掛かります」

という金額で保険を掛けるということです。



だからあなたの家が30坪で、

今なら一坪45万円掛かるとすれば


1350万円の保険を掛けなければならない


ということです。



と言うと皆さんは

「そんなに掛けなくてもいいよ」と言いたくありませんか?

「じゃあその8割分でいいよ」

ということで1080万円で掛けることが出来るのです。


すると、
「あなたの家を建て直すなら1350万円するのですが、
とりあえず1080万円を限度とした火災保険に入っておきますか」

という契約も可能なのです。
もちろん商品によっては、
6割とか5割という契約も出来るかもしれません。

燃えたときにしっかり払ってもらうためには新価方式がいいが、
満額は払えないから限度額を設定しておく…という方法ですね。


あっ?


肝心な保険金の支払方法を話してなかったですね。
これなら新価方式の必要性が薄いですね。
と言うわけで次回は「火災保険評価の謎」最終回として
保険金の支払方法について書いてみます。

















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火災保険評価の謎 その1

テーマ:保険豆知識
2007年09月24日(月) 20時09分10秒



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今回はちょっと長くなりそうだったので
2回に分けてお送りしようと思います。












********************************





今年の4月から損害保険会社では

段階的に契約時の確認を強化している。

これは、火災保険の料金を取り過ぎていた契約が
存在していることが発覚したことがそもそもの発端であるが、
この「契約確認」はお客さん達にとってどう理解されているのだろうか。



もちろん私も代理店業務をしているので
お客さんとの契約時には

「この部分は○○ですが御希望通りでしょうか?」

というように一つ一つの質問を確認してチェックした上で契約手続きをしている。



しかし、代理店の私が言うのもおかしな話だが、
火災保険と言うのは本当に難しい商品である

いや商品自体はそんなに難しいわけではないのだが、


一番難しいのが契約時の「物件の評価」
事故に遭った時に貰える「支払金額の計算」であろう。

と言うわけで今回は火災保険における「物件の評価」についてお話します。




私が保険の仕事を始めた時、
最も苦労したのが「火災保険」である。

先ほども言ったように「商品」自体はさほど難しくは無い。

「火災・落雷・破裂・爆発・風水害」などを支払う『住宅火災・普通火災』と
上記の他に「飛来・落下・衝突・水濡れ・盗難・水害」
などを支払う『住宅総合・店舗総合』の二通りある。

当時はこの違いが解れば充分だった。




しかし本当に難しいのは

「どのくらいの金額を掛ければいいのか?」

という『評価』の問題だ。




基本的に火災保険の金額はお客さんが決められるものではない。
もちろん建てたばかりの建物ならその建築価格で掛ければいいのだが、
何年も経ってくるとそのままの金額では問題も生じてくる。

どんなものでも何年も経てば劣化してくるためその物の評価額は下がる
当然、火災保険の金額も毎年下げる…というのが理想だか、それは現実的ではない。

手間が掛かるということもあるが、
実は建物の火災保険のほとんどは『長期契約』になっていることに原因がある。


ようは建物を建てる時は金融機関からお金を借りて建てることが多いために
金融機関は万が一燃えてしまっては大変だということで
火災保険にも抵当権を付けるのだ。

それを「質権」と呼ぶが、
その質権が付く契約のほとんどは25年とか35年分の保険代を一括で支払う


「長期一括払い契約」になるため

何十年も同じ評価額で保険を掛けていることになる

これは明らかに矛盾してますよね。

このような契約がそもそも「火災保険料の取り過ぎ」と言われる契約に多いのです。



それで私は昔、
保険会社に火災保険の契約方法について提案をしました。

この「長期契約の保険金額(評価額)を毎年減っていく契約に出来ないのか?」と。
しかしいろんな問題からこの契約方法はいまだに商品化されていません。
恐らく物価の変動などを考慮しきれないからなのでしょう。



でもお客さんにしてみれば納得いきませんよね。

金融機関に言われるまま火災保険に入ったら
実は超過保険(実際の評価額より大きい金額で保険を掛ける)になっているなんて…



もちろん全ての契約が超過保険になっているわけではないです。

最近は評価額を「再調達価格」と言って


今新たに建て直したらいくら掛かるのか?

という設定で契約(新価方式)することが増えているので
このような問題は少ないと思われます。



ただ昔はそんな契約なんか一般的ではなかったし
長期契約で新価方式が使えるようになったのも最近の話ですから
保険代の取り過ぎになりやすいのは事実です。
実際に私のお客さんの長期契約を途中で減額した例もあります。






どうもこの話は長くなりそうなのでこの続きは次回ということで。












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リビングニーズで生き延びる

テーマ:保険豆知識
2006年06月16日(金) 23時41分15秒


一般的に死亡を対象とする生命保険には、「リビングニーズ特約」を付けて案内することが多い。
というより最近は付けるのが当たり前になってきている。

なんとなく聞いたことはあると思うが、


「余命○ヶ月以内の人が生きているうちに貰える保険」



くらいの知識を持っている人はさすがである。

そう。上記の通り一般的には、
「余命6ヶ月以内と判断された場合に死亡保険金の一部又は全部をお支払します」となっている。


もう少し詳しく説明すると、
ほとんどの病気やケガが対象で大体3000万円以内というのが各社の限度額の相場である。
しかも、受け取る保険金は完全に非課税となる。



だから一般的なイメージとしては、
この保険金を受け取ったら

「借金を返す」とか「好きなことをする」「旅行に行く」などに使うことを想像するでしょう。


昔、とある生保レディーの方から聞いた話ですが、

ある人がガンにかかり、このリビングニーズを受け取り借金を返済したら、
今まで心配だった自分の中のストレスが全く無くなり病状が改善したため、
余命6ヶ月のはずがその後5年も長生きした…
というウソのような本当の話があるほど意外と影響力のある特約なのです。


では「余命6ヶ月」というのは

世界中のどんな最新の医療技術を使っても治らない病気のことを言うのだろうか?



実は、この特約の注意書きには


「日本で一般的に認められた医療による治療を行なっても

余命が6ヶ月以内であること」となっています。






と言うことは、



健康保険が使えないような、何百万~何千万円もかかる高度先進医療などは対象外となる。




と言うことは、


一般的に保険の範囲内で治療して治らない病気に対して、
リビングニーズ特約でもらった保険金を使い、
本来保険が効かない高度先進医療などに高額のの技術料を払って大手術を受ける。


それで、もし治ったりしたら…




まさにこれは生き延びるための保険会社からの贈り物になるのかもしれない。




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