土方歳三資料館日記 (Toshizo Hijikata Museum Blog)

土方歳三の生家跡に設けられた資料館にて運営に携わる子孫の綴る日記。


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今年は明治8年の碧血碑建碑より140年目の節目ですキラキラ

昨年から函館碧血会事務局より、
「140周年の慰霊祭は節目の年でもあるので
なるべく多くの関係者で集って供養を行いたい。」
とご連絡をいただいておりました。

朝一番の飛行機で函館に到着晴れ
行きの飛行場

某所にて、榎本武揚ご子孫榎本様、中島三郎助ご子孫中島様、小杉雅之進ご子孫小杉様、
柳川熊吉ご子孫柳川様とご一緒しました。作家の合田様のコーディネートのもと
座談会が行われ、各人物についての本当に興味深いお話が伺えたのですが、
その模様は後日発表されるかと存じます。
(お知らせできるようになったらお伝えしますね^^)

昼食後は、碧血碑慰霊祭へと移動し、程なく読経が始まりました。

碧血碑入口

碧血碑

伊庭八郎のご子孫様、荒井郁之助のご子孫様、開陽丸引き揚げの功労者である石橋様、
箱館史の権威である須藤様、近江様…などなど碧血碑や箱館の歴史に関わる方たちの他にも、
一般参加された方も多く、参列者は200名ほどだったそうです。

昭和後期より毎年参列を続けている谷地頭保育園の園児たちに
碧血会より感謝状が贈られましたブーケ1

ちいさな子供たちの心の中に
きっと碧血碑で慰霊祭が行われていたことが刻まれると思います。
こうして歴史が繋がっていくのは素晴らしいことだと思います虹


碧血碑は旧幕臣である榎本武揚、大鳥圭介、荒井郁之助などが中心となって旧幕軍兵士の御霊の鎮魂のため建碑されましたが、それを守ってきたのは、柳川熊吉、和田唯一、実行寺など函館地元の方々でした。

当家に伝わる加藤福太郎書簡は、明治25年に多摩出身の加藤警官が、柳川熊吉翁から土方歳三の遺体の行方について聞き取った事柄を記した報告の手紙です。


その中に、明治25年当時に行われていた碧血碑慰霊祭のことが綴られています。
「函館区船場町実業(行)寺と申す法華寺にて読経等世話致し居り、毎年6月の日曜日には奉経これ有り候由にて、本年は6月2日に経を奉することなりと云う」


四、五世代にわたり140年もの間かかさず慰霊を続けてきたのです。
言葉にすると軽々しくなりますが、続けることは本当に大変なことです。

この加藤福太郎書簡には、先祖の遺体が柳川熊吉によって明治12年に碧血碑に改葬されたことや碧血碑の入り口に碑の番人小屋があったこと、など様々なことが綴られていますが、一番心に残るのは、柳川熊吉が榎本武揚に歳三の改葬の件を報告した時の記述。

「丁度その時榎本君露国より帰りて、函館に寄りたる時にて、土方君の屍の分明したること聞き、大いに喜ばれたりと云う、且つ碧血碑は 数の戦死者ある中にて、尤も土方君に重きを置き、早くいわば土方君の為に建てたる者と云うも差支えなしと云う」

きっと「土方君の為に~」土方家の関係者へ向けて、多少誇張があったかと思います。
(眠っている御霊は等しく大切に供養されていますので…)

でも、上記の記述からは、明治2年から23年たっても、
建碑側の榎本武揚、碑の管理や慰霊に携わってきた柳川熊吉それぞれが歳三さんのことを大切に慮ってくれていることが伝わってきて、胸がいっぱいになります。
(全文は土方歳三資料館図録に掲載されています)


140年を経てなお、子孫や関係者が集まって供養を行えたことに
心から感謝して手を合わせました。


大石
(慰霊祭が終わって人がいなくなったあと手を合わせた大石。
土方家にとっては特別な場所です。)





慰霊祭のあとは、碧血会の総会。
総会と式典案内版


そして、総会終了後は直会(なおらい)まで1時間くらい時間が空きました。




そこで、大好きな箱館奉行所を訪ねることにしましたキラキラ

箱館奉行所

何度訪れても飽きない箱館奉行所。

恐れ多くも田原所長様自らご案内下さり、
箱館奉行杉浦さんの箱館戦争に関わる歴史的役割のことや、
明治2年5月11日直前に撮影された箱館港の古写真の話など
最新研究のお話を伺い、目から鱗を何度も何度も落としつつキラキラ
わくわくしながらお話を伺いました星キラキラ星キラキラ星

田原所長様からは、箱館古写真に関するご著書をいただきました。
「函館の建物と街並みの変遷」(五稜郭タワー株式会社発行)
田原様の本
最新研究が詰まっていて、ページをめくって終わりになるのが惜しいような素敵な1冊。
田原様、ありがとうございましたキラキラ



あっという間に時が過ぎ、急いで会場に戻ると、直会が始まりました。

たくさんの方と交流させていただきましたが、
特に5月11日の決戦直前に期間に定宿として歳三さんが滞在した
「丁サ佐野」のご子孫佐野様に初めてお会いすることができ、

「当時は先祖が大変お世話になり、ありがとうございました。」

と御礼を伝えることができたのが、本当に良かったですブーケ1

丁さご子孫


佐野様からは家系調査の結果をまとめられたご著書をいただきました。
ありがとうございました。

佐野様の本


会場には、時を忘れる珠玉の古写真パネル展示も…虹


最後の新選組屯所となった称妙寺古写真
称妙寺

称妙寺説明


旧幕軍幹部たちが5月11日の新政府軍総攻撃の前夜に杯を酌み交わした「武蔵野楼」古写真
武蔵野楼

武蔵野楼説明

回天
回天

回天説明

明治2年5月11日直前に撮影された箱館港パノラマ写真(5枚の写真をつなぎ合わせてあります。)
パノラマ写真展示

歳三さんが最後にみていた箱館の風景ですよね…キラキラ



翌日は、午前中少しだけ時間があったので、
歳三さんと新選組隊士たちが5月11日までの最後の期間を過ごした場所を訪ねてみました。

その弐につづくベル

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10年前の130周年の際には、
主人と5歳の長男と一緒に慰霊祭に参列したのですが、その息子ももう中学校3年生あせる
時が経つのは早いものですね…あせる
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