◆北京は燃えている! [中国人・北京オリンピック]
私も泣いた。寸鉄も帯びない障害者がなぜ殴られなければならない? どこに人道主義がある。
―パリでの聖火リレーで、車いすに乗った中国人少女走者が襲われ、トーチを奪われそうになったシーンを目撃したという中国人が、ネット掲示板に書き込んだ文。この少女は一躍「英雄」に祭り上げられた
不穏だ。
少なくても、中国当局が喜んでいられる兆候ではない。
火をつけたのは当局で、煽ったのも当局だが、燃え上がり過ぎて、手に負えないことにならないか。
僕らは、オリンピアでの採火式での抗議行動からロンドン、パリ、そしてサンランシスコと、聖火リレーに対する抗議行動を見ている。
中国国内でも、各地の聖火リレーのシーンがトップニュースで報じられている。
ただし、当然、国内向けに編集された映像だ。
「チベット族の一部の破壊分子が暴挙に出た」。
「偏向した一部の西側メディアが嘘八百を並べて我が国を貶めようとしている」。
「我々の悲願である北京オリンピックをぶち壊そうとしている」。
中国の国民はずっと都合よく編集された報道を見せられている。
車いすの中国人少女が殴られるシーンは何度も何度も流されたはずだ。
結果は見えている。
チベット人は皆殺しだ。
CNNは抹殺だ。西側メディアは全部追っ払え。
敵国をオリンピックから排除しろ。
中国の国民はみんなそう叫ぶ。
中国に対する抗議行動が西側諸国でヒートアップするのと軌を一にして、その何倍も何十倍もの勢いで中国国内の反感、憎悪、敵愾心が膨張している。
それでなくても人一倍プライドの高い民族だ。
中国5千年、中華思想、世界は中国を中心に回っていると信じている。
アブナイ!
もちろん、日常的に鬱積した不満がある。
格差は広がる一方だし、ほとんどは成長の分け前にあずかれない人々だ。
北京オリンピックに当たっては、やれツバを吐くな、タバコを吸うな、風呂に入れ、身だしなみをきちんとしろ、大声を出すな、事細かく当局から指導を受けている。
逆に言えば、中国国民は大半がそうした指導が必要なレベルの人々だ。
そんな彼らに、「中国と中国人が理不尽な攻撃にさらされている、はずかしめを受けている」などと告げたら、その先は見えている。
怒りの炎は瞬く間に燃え上がり、燃え広がる。
ただ、その怒りの炎が当局の制御できる範囲に止まる保証はない。
天安門事件を見ても、反日抗議事件を見ても、彼らの暴走は歯止めがきかなくなる。
今回は何しろオリンピックだ。ほとんどの国民が燃えている。
いったん暴走が始まれば、いかに屈強な中国軍でも制御できないだろう。
今の時点でこれだ。
本番の8月までまだ何か月もある。
国内の少数民族ではなく、多数民族=漢族が大暴走を始めたら危険だ。
もはや北京オリンピックどころではなくなる。





1 ■hoelerさん
FTBへのご参加、どうもありがとうございました。
こうしてブロガーさんがひとりずつ増えて、チベット支援の声が少しずつでも大きくなれば、中国へ弾圧ストップの圧力をかける、ひとつのネット世論になり得ると信じております。
FTBの方は昨日「聖火リレーの記事リレー」を提案しましたので、hoelerさんのエントリーの中から関連記事を掲載させて頂きたいと思います。FTBに新しく参加した方、中国の少数民族ジェノサイドを長年糾弾してこられたブロガーさんを優先的に紹介しますので、hoelerさんの記事は12日か13日に掲載予定です。
(最近臨時ニュースが途中で入ることが多いので、予定がずれこみがちです)
記事掲載になりましたらお知らせに上がりますので、今後ともよろしく連載をつづけられますよう。
F R E E T I B E T !