◆聖火リレー、安心できるのは北朝鮮と日本だけ? [中国]
テーマ:国際(抗議が起きた)原因は理解している。自分も走者に加わったからといって、中国を見逃すつもりはない。
―ロンドンでの聖火リレーの走者・女性タレントのコニー・ハクさん。乱入者によって聖火のトーチを奪われそうになって
予想通りの大荒れだ。
パリでは聖火が繰り返し消され、結局、途中からリレーは中止。聖火はバスで運ばれた。
前代未聞だ。
中国政府のイライラも募っている。
彼らにしてみれば、予想以上だったはずだ。
中国国内でなら、すぐにでも警察隊を繰り出し、戦車を送って、いくらでも撃ち殺すことができる。
しかし、ロンドン、パリではそんなわけにもいかない。
歯ぎしりしているだろう。
各国オリンピック委員会連合(ANOC)でも、結局、その宣言に「中国政府が対話と理解を通じてチベット問題を解決するよう努めると確信する」との文言を盛り込んで、採択した。
中国政府の面子は、これでまた1つつぶされた。
ただ、そうかといって中国政府が歩み寄ることはない。
ロンドンの、パリの抗議行動にしたところで、都合の悪いシーンはすべて消して報道された。
「一部チベット族の破壊分子が暴挙に及んだが検挙された」。
聖火が消えたことも、リレーが打ち切られたことも、バスで運ばれたことも報道されない。
情報統制はいつものように続いている。
困っているのは欧米諸国の政府当局だ。
予想以上に国民やメディアの反発が強く、「開会式ボイコット」が現実的な選択になってきたからだ。
国民の反発も恐いが、中国との関係は悪化させたくない。
彼らは、「オリンピックに政治を持ち込むべきではない」などという中国の都合の良い主張を鵜呑みにしたりしない。
日本のノー天気な政府とは違う。
次はサンフランシスコだ。
同市ではすでに「抗議の意識を持って、聖火を迎える」と宣言している。
まだまだ抗議の輪は広がりそうだ。
今回の聖火リレーのコースで中国が安心できるのは、北朝鮮と日本くらいなものだろう。


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