◆国民へのしっぺ返しが始まった [自民党・公明党]
テーマ:政治自民党と公明党の連立政権が(再議決)方針をすでに決めている。粛々とやらせていただく。
―自民党の二階俊博総務会長。ガソリン税などの暫定税率を復活させる税制改正関連法案について、3分の2以上の多数で再議決すると語って
今さら「暴挙だ」「数の横暴だ」と言っても始まらない。
タネを蒔いたのは、僕ら国民だ。
道路、後期高齢者医療、年金。僕ら国民の多くが賛成しかねる法案が、次々と成立する。
与党に3分の2以上の議席を与えたのは誰か。
もちろん僕ら国民だ。
あのときは、まさかこんなことになるなんて思わなかった。
自分は選挙に行かなかったから関係ない。
自分は民主党に、共産党に投票したから関係ない。
何を今さら。
3年前の衆議院選挙。
いわゆる郵政選挙のときに、小泉首相の口車に乗せられて、みんな自民党に、公明党に投票した。
昨日、安いガソリンを求めてスタンドで列をなした人たちも、後期高齢者医療制度で満足な治療が受けられなくなったと嘆く人たちも、自分の年金の問い合わせで何時間も待たせられた人たちも、なに、みんな自民党に投票した人たちだ。
そうでなければ、3分の2以上の多数の議席を占められるはずがない。
安直でノー天気に僕ら国民へのしっぺ返しが始まったのだ。
今さら、福田首相が悪い、自民党が悪い、公明党が悪いと言ってみたって、どうなるものでもない。
使える権力があれば、たいていは使う。
使わない手はない。当たり前だ。
次の総選挙がいつになるかわからないで、自民党・公明党は3分の2以上の多数を占めているうちに、懸案となっている法案を次々と通すだろう。
そして、もっと国民を酷い目に合わせるだろう。
もちろん、彼ら自民党、公明党の議員の大半は次の選挙に立候補するはずだ。
そして、今回のような「多数による暴挙」の説明を求められて、「福田政権のやったことだ」「自分は個人的には反対だった」と言い訳するだろう。
忘れっぽいことでは世界でも屈指の日本の国民は、次の総選挙まで自民党・公明党政権の理不尽な振る舞いに対する不満を記憶していられるだろうか。
郵政選挙での浮かれた投票行動が今回のような「暴挙」を招いていることを、自ら反省するだろうか。
まあ、次の総選挙が行われるときは、日本の経済もガタガタ、国民の窮状はますます酷い状態になっているはずだから、反自民・公明の機運は高いかもしれない。
なに、自民党にしろ公明党にしろ、次の選挙があれば、もはや3分の2以上の議席が取れるなんて、誰一人考えていない。
だから、今、この時を逃せないと、あわてて法案を通しているのだ。
しかし、次の総選挙では用心してほしい。
たとえば、反自民だからといって民主党に3分の2以上の議席を与えたら、また今回と同じようにしっぺ返しされることになる。
反省すべきは、「暴挙」を可能にする状況をつくり出すべきではないということだ。
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