ほぼ日刊ベースボール

野球選手の熱い過去や意外な背景を主な切り口に、野球への熱い想いを綴ります。


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春の選抜も一回戦が終了した。
近年、守備がダメ、バント失敗が多い、そういわれてきたが、今年はピリッとしたゲームが多いように思う。
大型投手が少ないながらも、「ゲームを作る」という本来の使命をしっかりと果たせている投手が多かったのがその理由に挙げられる。

大会4日目の東邦対育英も両投手の息詰まる投手戦により両投手9回完封のまま延長、育英・若竹投手がサヨナラヒットを打たれ敗退したものの、まさに1回戦を象徴する好ゲームだった。

そんな中、筆者が注目したいのは、これまた好投手・上田を擁する八幡商をサヨナラで破った羽黒である。
1対1のスコアのまま延長、羽黒打線は上田投手を打ちあぐんでいたが、ゲームの雰囲気を見ていると不思議と羽黒が負けるという気がしなかった。
そして上田投手のワイルドピッチ(捕手が体で止めるべきだったが…)でサヨナラ。非常に勝負運を感じた。
片山投手も球速はそこそこながら、うまく球を散らしたピッチング。この手の投手は案外打たれない。打線の奮起があれば上位進出も十二分にありえるとふんでいるが、それ以上に、この高校から高校野球というものを考えさせられた。

通称「外人部隊」、県外から選手を野球留学させ甲子園を狙うチームのことを言う。特に激戦区大阪では出場の確率が低くなると、東北地方のチームに行く大阪出身の選手が多かったりするようだ。動機はともかく、ダルビッシュもその一人である。典型は敗退した青森山田であろう。最近はそれほどではないにしろ、昔は「おらが町のチーム」意識が強く、そのような「外人部隊」の学校は毛嫌いされた。今でも賛否両論あるこのテーマだが、羽黒は何とブラジルから選手を連れてきているのである。

もちろん学校として甲子園に行くためという目標はそこにある。私立であれば学校経営の宣伝のためであるとか、その目論見は様々であろう。

ただ、そんな大人の事情はさておいて、そこでプレーする選手の気持ちはどういう気持ちなのだろう。

レベルの高い高校球児は甲子園に行きたい、もしくはそれより高いレベルでプレーするためのステップとして甲子園を一つの通過点に据えるわけで、その目標を達成したいがために越境しても甲子園に近い学校でプレーしたいと考える。
そこには純粋な動機があるだけで、当の本人たちに悪意があるはずがない。
義務教育でない高校へ無為に通い、得るものもなく卒業し、目的もなく社会に出る、そんな若い人間が多い中、例え野球に偏ったとしても、目標のために自分の進路をきちんと決め過ごす高校時代の方が、どれほど有益だろう。

それを考えると、「外人部隊」とか言われる謂れは選手にはないし、一方的に批判されるのもおかしな話だと思う。話を展開させるとメディア論になってしまうのでここでは触れないが、画一的な偏差値教育を受けてきた人間らしい主張が、「外人部隊」なる言葉で純粋な選手を傷つけるかと思うといたたまれなくなる。

羽黒高校はそんな議論がある中で、ブラジルから選手を連れてきている。非常に勇気がある行動だと思う。日系人の多いブラジルで、昔日本で野球をしたであろうお年寄りから野球というスポーツを聞いて、始めたとしても、大々的にプレーできる環境がない。環境が無いというほど辛いことは無い。そんな子どもたちに日本という、野球をするには十分な環境を提供するという行為、筆者は素晴らしいことだと思う。

羽黒高校が八幡商に負けないと感じた雰囲気、それはたくさんの観衆の前で野球をできる喜びを本当に実感している羽黒のブラジル人選手が醸し出していた雰囲気なのかもしれない。気が抜けない延長戦ながらも野球を楽しんだであろう羽黒高校、今大会台風の目になりそうな気がする。
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楽天が26失点という歴史的大敗をした。首脳陣、選手たちは恥ずかしい思いでいっぱいだと思う。正直、この点差は少年野球でもなかなかお目にかかれない。



何人かの投手陣は2軍落ちを言い渡されたそうだ。オープン戦では、投手陣の防御率は2・85の数字だった。それは、必死にチャンスをつかもうと、激しい生存競争に支えられていた部分が大きい。実際、開幕戦勝利で気の緩みが多少なりともあったと思う。ロッテナインも昨日の完敗で必死であった。



ただ、正直、選手層のかなり薄い楽天としてはシーズン通しての投手陣の遣り繰りが大変そうである。長いシーズン、投手は何枚いてもかまわない。田尾監督はずいぶん頭を悩ましそうである。



筆者が思うに今日は大敗して良かったと思う。筆者がパ・リーグの楽天以外の監督であれば、楽天からどれだけ貯金ができるかという思考回路にあると思う。つまりはなめてかかると思う。シーズン序盤戦はそこを返り討ちにする。



楽天がプレーオフにはいるためには、岩隈先発の時に必ず勝たなければならない。それと、基本的に相手チームはエース級の投手はぶつけてこないところで、どれだけ勝ちをもぎ取れるかだと思う。捨てるものは何もないのだから、粘って粘って、どんな勝ち方でもいいから一つ一つ勝ちを増やしていくしかない。イメージでは言えば、強い時の広島のような感じかなと思う。



そういう意味では、本日の負けは、たかだか一敗。首脳陣の本日の数名の選手に対する判断は、一軍選手の気持ちを引き締める意味もあると思う。選手たちも気持ちがある意味スカッとしたのではないか。



投手陣の頼りなさは十二分にあるが、パ・リーグを面白くするには、楽天には頑張ってもらわないといけない。
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楽天が初戦初勝利を飾った。

開幕投手は大エース岩隈久志。岩隈という投手には個人的に思い入れが強い。



日大三高が猛打で夏の甲子園優勝する前年、日大三高属する西東京大会の中継をたまたま観た記憶がある。準決勝の日大三対堀越、ゲームは既に7対0で勝負あったという状態だった。ふーんと思いながらチャンネルを変えようとした次の瞬間、目がテレビに釘付けになった。とてもしなやかで柔らかいフォームから切れのいいストレートを繰り出す、ただ中学生か?と思うような細身の投手が堀越高校のマウンドにいた。



それ以後、近鉄で岩隈といういい投手が出てきたと聞き、彼の姿を見たとき、「まさかあの時の!?」と思いプロフィールを調べると、そう、彼だった。偶然にも高校時代の岩隈を見ることができたのである。

当時はその大会準優勝の国学院久我山、現広島の河内貴哉が注目を浴びた年で、筆者自身岩隈の名は知る由もなかった。



岩隈を一目見たとき、嫉妬の気持ちを覚えた。というのも、彼はまさに投手をするために生まれてきた人間だったからである。長身、そして長い手足、その長い腕を鞭のようにしならせるために必要な肩関節の柔らかさ。そしてそのしなりを一気に爆発させる瞬発力。どれをとっても投手をやるため生まれてきたとしか言いようのない才能の持ち主だった。

木内前常総学院高校監督も言っているように、努力でどうにかなるのが高校野球、しかし裏を返せば努力だけではどうにもならないのがプロの世界な訳で、そのプロの中にもそうはいない資質をもっていたと筆者が思うのが岩隈だった。



楽天が初勝利を挙げた昨日、もちろん完投勝利の岩隈がそこにはいた。

ゆったりとしたフォームから繰り出される145キロ前後のストレート。岩隈のフォームを見ると分かるが、ゆったりともってきた腕を、耳の脇を過ぎるあたりから一気に振り抜く。こうすると球もちもよく、結果としてより打者に近いところからリリースすることができ、球も伸びる。そして同じ腕の振りから投げ分ける、切れ味抜群のスライダーとフォーク。プロの打者でもそうそうは打てないだろう。



紆余曲折を経ての楽天入りで、岩隈の評価はいろいろ分かれたかもしれない。

しかし純粋に野球という視点から見た際、彼の投球は見る者に感動すら与えると思う。

一昨年15勝10敗、昨年が15勝2敗。

多く勝つのでなく、負けないのがエースだとするならば、岩隈こそまさにエース。松坂がメジャー移籍をほのめかし、プレーする今シーズン。岩隈には球界のエースとなるべく、そして球界に風穴を開けた楽天の勢いをさらに加速させるべく、素晴らしい投球を期待したい。
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先程、サッカーに日本代表がアウェー、テヘランでのイラン戦に1-2で敗れた。まだ悲観的になることはない。これで日本はB組3位となり、ドイツW杯最終予選が面白くなってきた。



筆者は野球はもちろん好きだが、無類のサッカー好きでもある。フランスW杯のアジア最終予選を国内は全て生で観戦したし、UAE戦では試合終了後、熱狂的なファンがカズに生玉子を投げつけられるのもすぐ側で見た。また、最終予選の一つの転機になったアウェーの韓国戦も現地で観戦したし、ジョホールバルでのアジア第3代表決定戦のイラン戦も現地で歓喜を味わった。本大会の日本×クロアチア戦、フランス×サウジアラビア戦も観戦した。



敗れた日本代表の選手たちは、疲労と緊張をどっと感じていることだと思う。ただ、最終的にはB組2位までに入り、必ずドイツW杯に出場しなければならない。そうでなければ、日本サッカー界に未来は無い。



サッカー日本代表が今回イランに敗れて、思い出したことがある。それは昨年おこなわれたアテネでのオリンピックである。日本選手全体は水泳、柔道などメダルラッシュであった。



プロ選手のみで出場した野球は、結果としては銅メダルで終わった。正直、筆者は落胆した。閉鎖的であり、暗い話題が多かった日本プロ野球を盛り上げるためには金メダルを必ず奪る必要があった。



しかし、そこまではまだよかった。



その球界を代表するプロ野球チームの選手達の大会中のインタビューで「緊張しすぎた」「こんな経験は正直したくない」「予想以上のプレッシャーだ」といったような発言をする選手が何人かいたのである。



「お前らプロか!?」、正直我が耳を疑った。



日本を代表するプロ野球選手達(平均年俸は数億)が平気でそういった発言をしたことに驚いた。それを聞いて金メダルは奪れないなと思う以上に、普通の人生を生きている人たちが一生かけても稼げない収入を得ている、いわば夢を与える職業の人間がすべき発言なのかそれは、と怒りで身が震える思いがした。



今回のサッカー日本代表のJリーグに所属している選手の最高年俸はキーパー楢崎で1億だと記憶する。それがスポーツの種類が違うとは言えど、何倍も収入を得ている同じプロスポーツ選手が発言するには非常に残念な気がしたアテネ五輪日本野球代表。



サッカー日本代表は追い込まれる経験を4年おきにしてきた。ドーハ以後、言い訳など一切通用しない体験をしてきた。それが日本のサッカーのレベルを上げたし、国内での人気も高めたのだと思う。



現在、子供達の野球離れが叫ばれている中、関係者が頭を抱えていると思う。無闇なパフォーマンスに走っている感も否めない昨今のプロ野球、選手たちも自分たちの魅せるべきものは何なのか、真剣に考えなければならない時期であることに間違いない。
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リアルタイムで見ることのできない高校野球。

ブロードバンドの時代、こんな素晴らしいサイトがあった。

選抜 熱戦動画配信!



この恩恵に与り、噂の柳ヶ浦・山口投手を観ることができた。

恥ずかしながら投球を見るのは初めてである。

最速146キロと聞いていたが、この日は最速148キロ、自己記録を更新したようである。



が、残念ながらイメージしていた投手像とは違っていた。

というのも、元力士を父にもち、体格も超高校級、投げるボールはえげつない剛球なのかと思いきや、意外と素直なボールだった。

打撃マシンも充実している現在、あの程度だと残念ながら全国では打たれるだろう、というのが正直感じたところである。

どちらかというと高校時代の寺原タイプか。140キロ台のストレートがおじぎしてしまっている。



投球の際、左膝が開いてしまっている。そのためリリースの際に全体重をボールに乗せることができず、かつ体が開くのが早くなるので、打者からは球が見やすい。

せっかくの体力・体格が半減してしまっているのが惜しいところである。リリースポイントに力を集約させることができれば、例え球速が140キロだったとしても、ものすごい重さのボールを投げられる土壌があるのに…

タイプは違うが、大リーグ・カブスのマダックスの投球フォームは非常に参考になる。体が開かないという点では彼がメジャーNo.1のスキルをもっているといって過言ではない。



西武・松坂の投球を見ているといつも実感するが、彼の球はまさに剛球。TVを通して見ても唸りを上げてミットに飛び込むようなボールである。

上背こそ180cmあるかないかだが、彼のそれは強靭な背筋力が可能にしている。

その松坂もまた高校2年までは渡辺監督・小倉コーチに投球フォームをずっと矯正され続けてきた。その結果が3年次の春夏連覇の投球であろう。



素材としては一級品なだけに、夏までにどのような指導が行われるか、彼の将来を見据えた上でもこれからの3ヶ月は非常に大切な期間になるだろう。

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