急いで荷物をまとめる。
置いていかないで。
私達も連れて行って。
せめてアオさんだけでも…
お兄ちゃんは仙台やそこらで仕事をして、その帰りに拾ってくれる。だから会社の車だからチャイルドシートをつけられないし、荷物も最小限って言われた。持っていけないのは自分の車に残して出発。
途中、見るも無惨な街並み
全てなくなってこんな所まで船が上がってる。
絶句…
そして、このあたりじゃ唯一の生命線とも言える国道○号線が、浸水したり、隆起したり、寸断されてたりと、とんでもないイバラの道になっていました。
高速も閉鎖されててなかなか乗り口にたどり着けない。
国道を回避しながら進んでいたので、モチロン、第一原発の横を通った。
第二原発の下も通った。
あぁ今、命がけで逃げてるんだって感じた。
出来るだけアオさんにアウターや、毛布をかけた。
怖くて怖くて仕方ない。
勝手に立ち入り禁止区域を走ってるのだから。
高速へのったら一安心。
叔父の住む街へと来ました。
取りあえず回想はココまでにします☆長々と読んでくれてありがとうございます☆