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■カラダ年齢を若返らせるサプリメントの機能的活用術
サプリメントの持つ機能性を最大限に発揮する為には、それを受け止める心身の状態が
大切です。サプリメントの機能とは、自然治癒力を引き出すことにあると思います。
自然治癒力が正常に働くには、正常な新陳代謝が必要です。その為にはホメオスタシスが
正常に機能していることが重要です。生体は、本来なら自然の恵みの中でホメオスタシス
が正常に働くように造られているのです。
このブログでも、症状・病状とはホメオスタシスがブロックされた結果であることを
お話したと思います。覚えていますか?
そして、ホメオスタシスをブロックしないよう心がけることが大切であること。ですから、
心身両面の生活環境の中で、ホメオスタシスに対するブロック要因を、最大限に取り除く
ことを優先すべきでしょう。
また、ホメオスタシスはやじろべえに例えることが出来ます。というのは、ホメオスタシス
というものの性質は、絶えず変化する内外の環境にあって生体の機能を一定に保とうとする
働きです。つまり、やじろべえが元に戻る機能以上の外力がかかったときには、倒れてしまう
のと同様に、ホメオスタシスも、生体が本来持ち合わせている内外の変化に対する適応能力
以上の変化に出会ったときに、機能が破綻し、トラブルを起こして(病気になって)しまう
のです。
そこで、やじろべえが元に戻る能力を強化してやると、具体的には腕を長くして重心を
下げてやると、復元力が増してなかなか倒れにくくなるように、生体のホメオスタシス
を強化・補強することによって、環境への適応能力と自然治癒力を増強することが出来ます。
この項目では、サプリメントを構成する成分について解説していきますが、あくまでも
ホメオスタシスを正常に維持するために、次のことを重視していきます。
1.自律神経をリラックスさせる
2.不足しがちな新陳代謝を助ける栄養素を補給する
3.腸内環境を改善する
4.血管を丈夫にする
5.血行を促進する
6.解毒を促進する
7.代謝を促進する
これらの項目を順番に説明していきます。
●第1節 自律神経をリラックスさせたい
以前に、自律神経を構成する交感神経と副交感神経が、相反する働きをしながら
ホメオスタシスを維持していること、更に、私達を取り巻く現代社会がストレス社会であり、
とかく交感神経が優位になりやすい環境にあることを述べました。
適度なストレスは生活にメリハリをつけ、健康にも良いことが分かっています。しかし、
過度のストレスはそれに比例してコルチゾールという物質が産生されます。
コルチゾールはストレスホルモンを呼ばれますが、ストレスによって視床下部が興奮すると
副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、その刺激を受けて副腎皮質からコルチゾールが分泌
されます。
慢性化したストレスによってコルチゾールが継続的に分泌されると、交感神経が刺激・緊張
されたままになります。すると、抹消血管の収縮が緩むことなく持続し、血行障害を生む
ことになります。血行障害は、慢性的な「冷え性」「肩こり」「便秘」の原因になると同時
に、気力の低下を招き、「不眠症」、「不安」、「自律神経失調症」などの精神障害も
引き起こす原因になってしまうのです。
更に、交感神経の持続的な緊張は、「高血圧」「高血糖」を起こしやすくもし、免疫力を
低下させて「風邪」や「ガン」などの羅患率も高めてしまいます。
傷ついた組織の再生は、副交感神経が優位な状況で起動します。従って、刺激されて高揚した
交感神経を鎮静して、副交感神経の働きを強めることが、自然治癒力を働かせる上で最優先
にすべきことといえるのです。この意味で、「自律神経をリラックスさせる」働きのある
サプリメントをご紹介します。
★高麗人参
■用途
《神経系》 :うつ、認知症、神経痛、冷え性、自律神経失調症、不眠症
《内分泌系》:更年期障害
《免疫系》 :風邪、アレルギー、喘息、肺炎、気管支炎、肝炎、エイズ、リウマチ
《循環器系》:頭痛、高血圧、高脂血症、動脈硬化、心臓病、貧血
《消化器系》:胃潰瘍、潰瘍性大腸炎
《代謝・解毒・排泄系》:疲労、肩こり、糖尿病、肥満、痛風、肌のトラブル、腎臓病
《腸内環境系》:便秘
■解説
高麗人参は、ウコギ科パナックス属の多年生草木で、学名をパナックスジンセンといい、
日本では「オタネニンジン」と呼ばれてきました。原産は、中国東北部・極東シベリア、
朝鮮半島山間部ですが、日本でも、福島県・長野県・島根県で栽培されています。
「ニンジン」というので、サラダなどに入っている野菜のニンジンと混同されますが、
全く別の品種です。天然の人参は希少で、乱獲のためほぼ絶滅したとも言われています。
現在、流通している人参、ほとんどが栽培品となっています。加工の仕方で、いくつか
種類があり、代表的なものに「ニンジン(白参)」と「コウジン(紅参)」があります。
人参の同属植物には、アメリカ人参・ベトナム人参があります。ともに有効成分として
パナックス属植物に特有の配糖体(サポニン)を含んでいます。
■働き
人参が治癒に利用された歴史は数千年に及びます。中国最古の薬物書ともいわれる
「神農本草経」では、効能に従って薬物を、上中下の三品に分類しています。
その中でも人参は上品(上薬:命を養い不老延年を目指して服用する薬物)の筆頭に
あげられ、その薬効については、「五臓を養い、精神を安じ、魂魄を定め、動悸を
止め、邪気を除き、目を明らかにし、心を開き、智を益す」と記載されています。
「五臓を養い、精神を安んじ」とは、全身状態と精神神経状態を改善するという意味
です。その後の臨床経験から、人参には七つの効能を「人参七効説」といいますが、
具体的に解説してみましょう。
1.養心安神(ようしんあんじん)
「養心安神」とは、「イライラを抑え、精神を安定させる」という意味になります。
第1章で解説したカラダのネットワーク図を引用すると、神経系・内分泌系・代謝系
を軸として見た効能といえます。
用途としては、「うつ」・「ストレス」・「不眠」・「不安」・「自律神経失調症」・
などが挙げられます。いずれも交感神経・内分泌系の機能抗進と、代謝系の機能低下
で生じる症状といえます。人参は歪んだ交感神経と副交感神経のバランスを改善し、
気持ちを安定させます。そして、代謝機能を正常に戻し、解毒・排泄作用と促進する
結果、血行も改善されます。
2.益血復脈(えっけつふくみゃく)
「益血復脈」とは、「心臓の働きを良くし、血液を浄化することによって、脈を
正常にする」という意味になります。そして、神経系・循環器系を軸として見た
効能といえます。
用途としては、「血行不良」・「貧血」・「動悸」・「不整脈」などが挙げられます。
いずれも循環器系の機能が低下して生じる症状ですが、循環器系は自律神経の支配を
受けています。すなわち、交感神経が緊張すると血管が縮小し、心臓の鼓動が速く
なります。その逆に、副交感神経が盛んになると血管が拡張して血行は良くなります。
自律神経のバランスが崩れ、交感神経が副交感神経よりも強く働いた状況が長く
続くと、心臓では心筋が収縮して心拍数の増加から「動悸」や、脈のばらつきから
「不整脈」を、また抹消の血管では血管が収縮して「血行不良」を引き起こすことに
なります。更に、血液を造る骨髄造血機能が低下して「貧血」を引き起こします。
人参には自律神経のバランスを調節し、循環器系の機能を正常にする働きがあるのです。
3.托毒合瘡(たくどくがっそう)
「托毒合瘡」とは、「体内の毒を消し、傷を癒す」という意味になります。そして、
神経系・代謝・解毒・排泄系を軸として見た機能といえます。
用途としては、「アレルギー」・「肌荒れ・皮膚病・シミ・ニキビ」などが挙げられ
ます。いずれも代謝系または解毒・排泄系の新陳代謝が低下して生じる症状です。
すなわちこの低下は、副交感神経の機能が低下していることから生じるのです。
副交感神経の機能低下に対して、自律神経のバランスを調節し、低下した代謝・解毒・
再生の機能を正常にする働きに重きを置いた言葉が「托毒合瘡」といえます。
従って、抗ガン剤などのような強い薬剤や皮膚などに溜まった毒素の排出にも
効果を発揮します。
4.補気救脱(ほききゅうだつ)
「補気救脱」とは、「気力を充実させ、生命力を高める」という意味になります。
そして、神経系・内分泌系・代謝系を軸として見た効能といえます。
用途としては、「疲労」・「倦怠感」・「体力低下」・「老化」などが挙げられます。
いずれも交感神経・内分泌系の機能抗進と、代謝系の新陳代謝が低下して生じる
症状です。過労により体内のエネルギーを使い果たすと、疲労が溜まります。
例えば、活動する為に体内でアクセルを踏みます。アクセルを踏むとは、内分泌系
ホルモンを分泌することを意味します。すなわち、副腎皮質のスイッチが入るのです。
バイオリズムから見ると朝の4~5時に体内の血中レベルが上がり始め、時計の役割
をして朝が来たことを教えるのです。そうすると交感神経が刺激され、「起きろ」と
いう指令を出します。つまり、血流が良くなり体温を上昇させ、代謝エネルギーが
向上するのです。しかし、このエネルギーが昻進し過ぎると、代謝系の活動が強く
なり過ぎて疲労が溜まり、体力がなくなってしまいます。
また、倦怠感があるというのは体内の老廃物が溜まって排泄がそれに追いつかない
状態です。それは神経系に影響を与え、更に心理状態にも影響を与える事になります。
更に新陳代謝が低下するので、体力低下を起こし、再生能力が衰えて老化の進行を
早めてしまうことにもなります。人参には自律神経のバランスを調節し、内分泌系
ホルモン(コルチゾール)の分泌を抑えて、代謝系の機能を正常にする働きがあるの
です。すなわち、アクセルの踏みすぎを抑える役割があるのです。
5.生津止渇(せいしんしかつ)
「生津止渇」とは、「津液を生じ、体内の渇きを止める」という意味になります。
そして、神経系・循環器系・代謝系を軸にして見た効能といえます。
用途としては、「乾燥肌」・「口渇」・「声枯れ」・「乾燥咳」・「熱感」などが
挙げられます。「口渇」は「糖尿病」に付随して現れる特徴的な症状の一つです。
いずれも交感神経の緊張が亢進して、血行障害を引き起こし、代謝系、特に臓器・
組織の水分代謝が低下して生じる症状といえます。
人参には自律神経のバランスを調節し、血行障害を改善して臓器・組織の水分代謝を
正常にする働きがあるのです。その結果、「糖尿病」に対しても、膵臓機能を補完して
、その進行を遅延させる役割があるのです。
6.健脾止瀉(けんぴししゃ)
「健脾止瀉」とは、「肺の機能を強め、呼吸器を強化し、呼吸器中の悪いものを
タンとして体外に吐き出す浄化能力を高め、喘息を止める」という意味になります。
そして、神経系・循環器系・免疫系・呼吸器系を軸として見た効能といえます。
用途としては、「喘息」・「風邪咳」・「結核」などが挙げられます。いずれも、
交感神経系の緊張が亢進して、血行障害と免疫抑制を引き起こし、呼吸器系の
機能が低下して生じる症状と言えます。特に「喘息」・「風邪咳」は、副交感神経
の反動・反射として起こるものと考えられます。人参には自律神経のバランスを
調節し、血行障害と免疫抑制を改善して呼吸器系の機能を正常にする働きがあります。
■有効成分
人参配糖体(ジンセノサイド)・多糖体・アミノ酸・核酸・アルカロイド・脂肪酸・
発揮油・植物ステロール・フェノール類・ポリアセチレン・テルペン・ビタミン・
ミネラル
■摂取目安
粉末換算で3~6グラム、エキス換算では1~2グラムが1日の摂取目安量です。
★その他の有効なサプリメント
・セントジョーンズワート
・バレリアン
・ギャバ
他の病気にの解説については下記の著書をご参照下さい。
※資料
「あなたの自然治癒力を引き出す:サプリメント活用バイブル」
日本サプリメント臨床研究会代表理事 薬学博士:長谷川 秀夫著より。
発行:アートビレッジ
- サプリメント活用バイブル―あなたの自然治癒力を引き出す (2005年版)/長谷川 秀夫
- ¥1,575
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■PS
自律神経の働きが乱れると、様々な症状が起こります。
過剰なストレスが自律神経を乱す原因になりますが、
不眠、不安、頭痛、肩こり、便秘など、女性の
更年期障害に似た症状が起こります。
自律神経は、パソコンに例えるならCPUにあたります。
CPUの働きが悪くなれば、パソコンは使えなくなります。
それと同じ状態が人間の体で起こる事になります。
大変な状態であることは、ご理解頂けるのではないでしょうか。
ストレスを避けることはなかなか難しいですが、
ストレスと上手に付き合う方法を見つけることが大切です。
あなたの好きな事に充分な時間を費やすように心がけましょう。
また、何も考えないで「ボーっと」する時間も必要です。
先日も少し触れましたが、たった10分でも良いので
テレビや携帯、パソコンなど、全ての情報が入らない環境を
作って、脳を休ませてあげることも大切です。
仕事で、昼の休憩にもし可能なら10~15分くらいの
仮眠が出来ると一番良いでしょう。
「眠る」ことは、副交感神経が優位に働いている状態なので
体の壊れた組織を再生する時間になりますので、少しでも
そういった時間が取れれば、一番良いです。
最近の研究では、1日の睡眠時間は6~8時間が最適だと
いう研究結果が発表されています。
出来るだけ、これくらいの睡眠時間が確保出来るように
生活を工夫してみましょう。
少しでもお役に立てれば幸いです。
次回は「カラダ年齢を若返らせるサプリメントの機能的活用術:
第2節 細胞から元気になりたい」
についてお話します。
質問があれば、下記のフォームに記入して送信してね。
良ければ、お気軽にこちらのフォームからご相談下さい。
何でもいいですよ~。(病気に関する食養生の方法や、
どんな健康食が良いかなど、また、病状改善の為の生活で
気をつけることなど)
⇒ http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P16247193
それでは、次回をお楽しみに。


