Vol.26 「仕切り玉(6)」
テーマ:ブログで…T岡さんは、同じように机の下にもぐり小さな声で話し始めると、今度は「えっ?声が聞こえない?そうなんです。実は社長にだけお伝えしたかったんで机の下にもぐってお話しているんです。この話まだ他の営業マンは知らないんですぅ~、実はぁ~…」と言ってあること無いこと並べ立て「社長だけに、特別に先に買っておいたんです。来週から(だいたい4~5日先に暴騰が始まると嘘をつくのは、明日からって言ってしまうと、また直ぐにこの客の相手をしないといけないから…)市場で買いまくりますから暴騰間違いなしです!」と…有りもしない嘘を並べ立てると、ダマ転被害者のまだ初期段階では、ほぼこれもいつの間にか正当化されてしまう。
それでも、さすがに何度も同じ事が通用するわけでもなく、ただ、偶然にダマ転の被害者がその株が本当にラッキーにも翌日から値上がりでもしようものなら、「ほら、言ったでしょう!凄いでしょう?!」ってしたり顔のT岡店内主任に完全に騙されてしまう。その後はこの客は何度も何度も売買を繰り返され手数料をがっぽり吸い上げられて、挙句の果てには資産が半分以下になった程度のところで自分がどの程度負けているかに気が付き、野村とは一生取引しないと捨て台詞を吐いて支店から預かり資産を引上げていく。ただこのダマ転の元凶は、はやり「仕切り玉」にあると私は今でも思う。
昨日最初に仕切り玉について書いたが、仕切り玉は、支店の営業成績のノルマ達成のために次長や課長が、勝手に相場観で買ったものだから、値下がりしている時だけ末端の兵隊達の営業に降りてくる。つまり仕切って直ぐ上がっていれば、それは課長の上客の損失補てんのために使われ、我々末端の構成員には回ってこない。
ではY田課長の上客は絶対に儲かっているんだね?って。ところが事実はそんなことは無かった。このスーパー資産家の客は、課長の「私に任せてください!」の口車に乗って全て(ダマ転での売買)を任せて、信用取引も含めて大損している金額が常軌を逸してしまうところまで行き着き、最終的には目の前の霞ヶ関ビルの証券担保金融会社で、数十億円の信用取引の現引き代金の融資を受けさせられ、某一部上場会社の跡取り息子で、個人筆頭株主であったにも係わらず、後に全ての財産を失うことになった。(まだまだ続く)





1 ■いまどき良いブログですね。感心しました。
ちと立ち寄ってみたら・・・。
トラックバックがつらいですが(^^;
とても良い内容をブログにされてますね。
投資家の自己責任と自己のスタイルを持ってもらう為にも是非とも頑張ってください。宜しければ僕のブログにブックマーク晴らせて頂いていいですか?
(って、そんなリスクを僕は取ってよいものか?w)