ゆくとしくるとし

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2006年もそろそろ暮れようとしています。

来年はどんな映画がくるのかなー。


今年は去年よりもたくさん映画が見られました。

来年はもっと見られるといいなぁ。


そんな感じでまた、ふらふらと更新してまいります。

みなさま、良いお年をお迎えください。

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http://www.hkfilmart.com/newsread.asp?newsid=1898&lang=cn


わが愛する『東邪西毒』の、それも王家衛自ら手をいれて再びディレクターズカットが出るなぞという噂になると、ちょっと黙ってはいられません。てか、本当に出るのか?出るなら、もう、嬉しいんですけど……。


まぁ、香港だけでなく日本でもあまり評価されていない『楽園の瑕』こと『東邪西毒』ですので、賛同者があまりいるとは思えないんですが、それでもこの映画をこよなく愛する人たちが、複数はいるらしい(^_^;)。

わたしも熱烈愛しております。とにかく、大好きな香港映画の五本の指にはいる。というか、この映画ほど深入りしてみた映画ってほかにあまりないかも……(ほかはやっぱり、ダニー・リーの、未公開作品が多いですねぇ)。


なんでこんなにこの作品に嵌まったのか、結局、名優揃いだからってことなのかなぁ。スタントは多いし、そんなに演技の多い作品ではないのに、場面場面での名優のほんの一シーンにも、ぐわっとやられてしまう。そういうシーンが盛り沢山なのですよ。


あと、まだ香港映画に嵌まるより前に見ていて、それ以前に私がわりと系統だてて見ていたのは、どちらかというとフランス文芸映画だったってことも影響あるかも。

似てるんですよ、雰囲気が。

だから違和感がなかったので、いまみたいに香港映画にまみれて(^_^;)いたら、やっぱり違和感が先立って、受け入れられなかったかも~。


とはいえ、なんせ香港映画なので、本当に出るのか分かりませんが。

が。

でたら絶対欲しい~~。誰がなんといおうと。


あぁ、でも王祖賢がでていたあの、全然違うストーリーの(林青霞と王祖賢が姉妹で~、梁家輝が王様で~、東邪はレスリー、西毒はトニーという、そうそう、あの『大英雄』のキャラクター・ラインに沿って撮ったフィルムがお蔵入りしてるらしいんですよ~)やつをぜひともみたいものです。

……お蔵入りしたまま、終わってしまうのか……?(; ;)

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『フラ・ガール』

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昭和40年、かつては「黒いダイヤ」と呼ばれ、日本の戦後復興をになった常磐炭鉱の石炭も、石油ブームに追われて合理化が必要となり、2000人におよぶ人員削減必至とみなされていた。

そんななか、採掘にはひたすら邪魔な温泉を転用して、一大リゾートランドを作るという構想が会社の側から提案される。

常磐にハワイを作るのだ。

すなわちこれ、常磐ハワイアン・センターの発足……とはいえ、ここで賄える雇用はわずかに500人、残った1500人は離山の憂き目をみることになる。

合理化反対、雇用存続を叫ぶ炭鉱村のなかで、ハワイアン・ダンサー募集の広告を手にした娘の姿があった。


実在するスパ・リゾートのさきがけ、常磐ハワイアン・センター発足にまつわる秘話ということで、実際に炭鉱出身の娘たちをハワイアン・ダンサーにすべく奔走した女性(映画の上では、平山まどか=松雪泰子)と、彼女を迎える排他的な炭鉱村の住人たち(富司純子・豊川悦司ら)、ハワイアン・センター設立に賭ける支配人(岸部一徳)、ダンサー志望の娘たち(蒼井優・南海キャンディーズのしずちゃんら)などなど、それぞれの立場から、炭鉱にハワイを作る物語が展開していきます。


なんといっても圧巻は、東京から炭鉱まで流れてきた、もとSKDダンサーを演じる松雪泰子。まったくダンスの経験がないという彼女の、鬼気せまるダンス・シーンだけで見応えたっぷり。

この気の強い東京女と、同じように気の強い母親(富司)、妹(蒼井)のなかで三すくみになる炭鉱夫を演じるトヨエツが、いかにもトヨエツらしいといいますか。

山出しの娘たちが立派なハワイアン・ダンサーになるラストも感動的で、ダンス・シーンもみどころあります。


欲を言えば、娘たちにプロのダンサーとしての心得をたたき込むシーンが欲しかったなぁ、というか、そこらへんが曖昧な気がしたので。

でも、みていて自然に泣いちゃうぐらい感動的でした。(私が涙もろいというのもあるかもしれませんが)


『フラ・ガール』公式ページ


監督・脚本 李相日

脚本 羽原大介

制作 李鳳宇

企画・プロデュース 石原仁美

撮影監督 山本英夫

美術監督 種田陽平

音楽 ジェイク・シマブクロ


平山まどか 松雪泰子

谷川洋二朗 豊川悦司

谷川紀美子 蒼井優

熊野小百合 山崎静代(南海キャンディーズのしずちゃん)

吉本紀夫 岸部一徳

谷川千代 富司純子


事前に、松雪泰子のダンス・シーンが圧巻ということと、蒼井優ちゃんのダンス・シーンがエロかわいいという評判を聞いた上でみてきました(^_^;)その通りだと思いました。

それ以外に、「このキャストでは、もしかして浮くんでないの?」と思っていた富司純子が、あっぱれというか、立派に炭鉱のおばちゃんをやってました。……ちょいとキレイすぎるけど、それはまぁ、映画だしね。

身長182センチの山崎静代嬢演じる泣き虫で引っ込み思案な小百合は、当然のことながらすごくいい味を出していまして、どうもこの小百合がらみでもう少しいろいろ撮られているようなのだけど、尺の関係か切られてしまったらしいのは残念。

ほかに紀美子をダンサーズに引っ張る親友の早苗役徳永えりが、大変にいい演技だったと思います。

蒼井優はいま勢いのある役者さんなので、吸引力抜群で、「がんばってる」が「感動」につながる得難い存在ですね。

とにかく全編「がんばる」が主役で、それがいい意味で元気を与えてくれる作品です。

いや~、泣かされるって分かってたんだけど、やっぱり見て泣かされて、感動しました。

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