それでは、永光寺の最後になりますが、
いちばん奥の部分に足を踏み入れることにします。
法堂の後ろに伝燈院があり、
さらに山の奥へ道は続きます。
ここから私たちの予想外の山登りが始まります。
道の途中、右手に「白山水(はくさんすい)」がありました。
この浄らかな滴りは、この後訪れる
「五老峯の御霊水」と呼ばれています。
数分歩くと、お墓のようなものが見えてきました。
こちらは「開山塔」で、
ここからさらにゆっくり山を数分登ります。
お寺の方が私たちを見て、
私たちなら「5分くらいで行けるでしょう」と言われたとおり、
休憩なしなら5分くらいで「五老峯」に到着しました。
この五老峯は標高145mに位置し、
大きさは南北27m、東西21m、高さ5,5mで
三角錐のような形をしています。
こちらには案内板に書いてあるとおり、
如浄禅師の語録、道元禅師の遺骨、懐奘禅師の血経
義介禅師の嗣書、瑩山禅師の嗣書が納められています。
さて、永光寺の見学はこれで終了だったのですが、
五老峯の脇にこのような立て札がありました。
「是れより峨山道入口」
ここから輪島市門前町にある曹洞宗大本山總持寺祖院に至る
13里の山道を「峨山道(がざんどう)」と言います。
總持寺二祖峨山禅師が永光寺を兼務していた頃、
毎朝、永光寺の朝の務めを終えた後、この道を走り抜け、
總持寺の朝のお務めに駆けつけたと伝えられています。
実際に今、私たちがこの道で行こうとすると丸一日かかるようです。
道の先を見上げると、頂上が近くに見えたので、
とりあえず頂上まで登って見ることにしました。
写真を撮ることも忘れ、汗ビショになりながら、
さらに数分登りましたよ。
頂上はこんな感じの何もない狭い広場でした。
帰り道は写真を撮る余裕がありました・・・。
雨が降ると足下が滑りやすくなるので注意が必要です。
行く時に渡った「こううんばし」は、
「幸運橋」かと思ったら「耕雲橋」でした・・・。
こちらの小綺麗な建物はトイレです。
この橋を渡ると駐車場です。
また、羽咋市内の道に戻り、
昼食が食べられる店を探しながら走りました・・・。
でも、お店がないのよね~。
(つづく)