旅行4日目、12月31日(水)の朝を迎えました。

大晦日の朝ですが、中国では普通の平日の朝でした。


いつものようにホテルのレストランで朝食。


woaimaoの気ままなお話


あれっ、今日は少ないんじゃない?
前日買った茶玉子と豆腐干も残っていたので、

控えめにしておきました。


今回の初登場は、右の方にある黄色い物。

これ一見かぼちゃのようなんですが、さつまいもです。

あと、問題なのはオレンジジュース。

色が薄いでしょ。絶対、水を足して薄めたんだよ!


さて、この日は午後から友達と会う予定だったので、

午前中は前日に引き続き、一人で散策に出かけました。


前日夕方、またまた道を間違えて

目的地「艺圃(yipu)」に行けなかった私。

ホテルから目と鼻の先にある世界遺産。

私が蘇州庭園の中でいちぱん気に入っていた所。

絶対行きたくて、再び艺圃を目指しました。


前日、道を間違えたのには訳があります。

確かに、98年に下の弟に案内してもらった艺圃は、

自転車じゃないと行けないような狭い路地にありました。

そういう静かな環境、隠れ家的な感じが大好きでした。


でも、「世界遺産に指定された」と聞いていたので、

きっと、他の観光地同様、観光パスが入れるように、

周囲の道路を整備したんだろう・・・と勝手に想像してしまったのです。


ですから、前日、大通りから最初の道を右折するということで、

確かに細い道があるのを確認していましたが、

まさかこんな道じゃないだろうとスルーしてしまったのでした。

その道がこちらです。ここはまだ広い方・・・。


woaimaoの気ままなお話


最初の交差点はそのまま直進だったはず・・・。

あれっ、道はあるのかなあ?


woaimaoの気ままなお話


右斜め前方にこんな工事中の狭い道があったけど、

ここは通っていいのかなあ・・・。

困ってしまって、近くにいたお母さんにお聞きしました。

「艺圃はどこにありますか?」

「この道をまっすぐに行きなさい・・・」

とお母さんは優しく背中を押してくれました。


woaimaoの気ままなお話


というわけで、少しかがみながら前進。

今度はこんな道です。


woaimaoの気ままなお話


いかにも蘇州らしい感じ・・・。大好きです!

洗濯物なんかも普通に干してありますよ。

この日もお天気はよかったのでね。


woaimaoの気ままなお話


と狭い路地を楽しく散策している間に艺圃に到着。

切符売り場が見えてきました。


woaimaoの気ままなお話


早速入場券を買いに行ったのですが、

窓口は開いていたけど誰もいませんでした。

「すみません!」と2~3度声をかけたり、

入口を覗いたりしたのですが、人の姿がないんです。


開園時間は7:30だけど、私が訪れたのは8:30。

確かに、団体ツアー客は来られない所だし、

どう見ても観光客がいるような雰囲気もなく、

そこがまた私が好きになった部分でもあるのですけど~。


ウロウロしていると、近所のお母さんが出て来られたので、

「切符を買いたいのですが、誰もいないんですけど・・・」と言うと、

私に代わってスタスタと服務員の部屋に入って行って、

受付の若い女の子を呼んで来てくれました。


先ほど道を教えてくれたお母さんもそうでしたが、

この辺のお母さんは本当にやさしい・・・。

一昨年亡くなり、私も大変お世話になった

親友Sさんのお母さんの姿と重なって見えました。


ということで、なかなかツアーでは行けない世界遺産、

私が大好きな艺圃をこれからご案内していきますね。


(つづく)