日吉大社公式ブログ「日々よし」

日吉大社での日常や日々のご奉仕についてご紹介いたします♪


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最終章の第4話。

14日・15日の神事についてご説明させて頂きます。

 

◎東本宮例祭 午前8時 於:東本宮

 

 

14日の午前中は神輿は動くことなく、神職を中心とした神事が行われます。

 

「例祭(れいさい)」とは、神社で1年に1度行う大祭(最も重要な神事)で、意味は違いますが、「お誕生日」のようなものだと感じて頂ければ結構です。

当社では、西本宮・東本宮と二つの本宮がございますので、それぞれ神事を執り行い、まずは東本宮からです。

宮司が神様に祝詞を奏上し、桂の枝を束ねた桂御幣(かつらのごへい)をお供えします。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-桂御幣
ご来賓の方や多くの参列者はこの後の西本宮の例祭に参加されるので、東本宮はほとんど神職のみのご奉仕です。ひっそりとした中厳粛に行われる神事、こちらも是非ご参列ください。

 

◎西本宮例祭 午前10時 於:西本宮

 

 

東本宮に続いて行われる西本宮の例祭。1年間で最も重要な神事ですので、全国の日吉・日枝・山王神社の方々や地元の崇敬者の皆さまなど多くの方にご案内をいたしまして、当日は400名を超えるご参列者の中、神事が執り行われます。

 

内容は東本宮同様、宮司が神様に祝詞を奏上し、桂御幣をお供えしますが、桂は西本宮の神様が奈良からこの地にお越しになられる時に杖として使われていたそうで、お鎮まりの時に地面に挿されたことから、当社では桂を特別なご神木として大切に扱い、この山王祭は別名「桂の祭」ともいわれています。

お昼から神輿を担ぐ駕輿丁の方々も皆さま耳にこの桂の小枝を挿してご奉仕されます。

一般の方にはこの神事後、300円にて「桂守り」としてこの枝をお授け致します。

 

また、西本宮の例祭では天台宗より天台座主猊下、延暦寺執行様など比叡山の高僧の方々がご参列になり、五色の奉幣(ほうべい)や般若心経の読経を行われます。

 

明治時代以後、神仏習合の神事は全国的にも非常に珍しく、これは天台宗開祖の伝教大師が日吉大神様を天台宗の護法神として崇められたことに由来しております。

尚、天台宗の長である天台座主は現在257世森川猊下がお務めなされており、滋賀院より古式さながらに殿上輿(てんじょうごし)にお乗りになられて当社へ進まれます。

殿上輿は古来より宮中に参内する殿上人のみが乗る輿であり、駕輿丁有志の方々がご奉仕で担がれます。

滋賀院の出発が午前9時30分頃。境外表参道の日吉の馬場を行列行進されます。

神(日吉大社)と仏(比叡山延暦寺)との関わりにもご注目ください。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-例祭

また、西本宮では昨晩4基の神輿が大政所からこの西本宮に奉安され、朝からは7基の神輿が勢揃いしてます。

神事が始まるまではご自由にお写真もお撮り頂けます。(拝殿へのご昇殿はご遠慮下さい)

日吉大社公式ブログ「日々よし」-七基神輿

◎御浦(みうら)の神事 午後1時 於:西本宮

 

例祭後お昼から行われるこの神事では神様が唐崎神社までお出ましになるため、神馬に遷られる神事です。

 

神事では生きた馬に御幣を乗せ、神職が神様に和歌を奏上します。

 

◎大榊還御(おおさかきかんぎょ) 午後1時 於:榊宮社→日吉馬場→西本宮

 

 

西本宮で御浦の神事が行われる頃、参道では昼からの神輿渡御の雰囲気が盛り上がってきます。

 

その最初の神事が「大榊還御」。4月3日に大津の天孫神社に渡御をしました大榊が西本宮に戻ってきますが、この日の出発は坂本の鶴喜そばさんの近くにある榊宮社を出発します。

先発で駕輿丁の方々が腕を組み、伊勢音頭を謡いながら参道を練り歩き、その後歴代実行委員長、現役役員、役者の方々が大榊を京阪坂本駅付近の石鳥居でお迎えになり、大榊は参道を進み西本宮へ向かいます。大榊に乗られた神様は11日ぶりに西本宮へお帰りになります。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-大榊還御

 

◎神輿神幸(みこししんこう) 午後2時30分 西本宮→日吉馬場→生源寺付近

 

大榊が参道をお渡りになると、つづいて参道では獅子舞があり、「おうぎの手」と呼ばれる役者が参道を進みます。

 

この「おうぎの手」は西本宮で7基の神輿の動きだしを合図する重要な役割で、石鳥居から西本宮に進むまでの間にもいろいろな儀式が行われます。

西本宮に到着すると、大きく扇を振り上げ、その合図をもとに駕輿丁たちが一斉に神輿にかかり、出発となります。

西本宮を出たところで一度飾り付けを行い、整いますと神職が和歌を奏上、その後お渡りにでます。

 

また、この際入り口付近の大宮橋からは神輿の先頭を神馬が進みますが、大津市長が神馬のお供として別の馬に乗馬され参加されます。

 

大津市無形民俗文化財である山王祭の観光PRのためのご参加でもあり、全国に向けて発信されれば幸いです。

 

神輿は神社を出ますと表参道である日吉の馬場を練り歩き、生源寺付近まで進みますとここからは車に乗せ、町内を巡り、その後行われます船渡御のための船着き場まで進んで行きます。

 

 

桜並木を荘厳な神輿がお渡りする様子は絶景です。駕輿丁の方々の勇姿を是非ご覧ください。

 

日吉大社公式ブログ「日々よし」-神輿渡御


◎船渡御(ふなとぎょ)・粟津御供献納祭(あわづのごくけんのうさい) 午後4時出発、神事は午後4時半より 於:琵琶湖上

 

町内を巡った神輿は下阪本の「七本柳」と呼ばれる乗船場に到着、神事の後大きな台船に7基の神輿が一斉に乗せられます。祭のクライマックスである船渡御への出発です。

 

日吉大社公式ブログ「日々よし」-船渡御

また、同じ頃、湖上での神事でお供えをする粟津御供本が唐崎沖で御供船にて準備を整えます。

言いつたえによると、西本宮のご祭神、大己貴神様が奈良から大津の地にお越しの際、船で琵琶湖を渡ってこられたそうで、その時に膳所地方の漁師である田中恒世という方が神様に粟のご飯を差し上げたところ、神様が大変お喜びになられたとの故事を再現するもので、現在は膳所にある石坐神社・若宮八幡神社・篠津神社・膳所神社・和田神社の五社が輪番で御供本(ごくもと)をお務めになり、今年は石坐神社さんのご当番となっています。

 

神輿を乗せた御座船、お供え物を乗せた御供船は午後4時過ぎにそれぞれ船着き場を出発し、午後4時30分頃に唐崎神社沖にて横並びになり神事を執り行います。

 

全国的にも珍しい特殊神饌(しんせん)は祭典後湖上に散供(さんく)され、湖の神様にもお供えされます。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-粟津御供

平安絵巻さながらの雅な湖上での神事、これまでは乗船する人(神職や山王祭実行委員会役員、御供本の方々)しか直接見ることはできませんでしたが、

この神事は琵琶湖汽船(株)様のご厚意により、琵琶湖クルーズにてご覧頂くことができるようになりました。

浜大津にございます大津港を15時30分に出発する「ミシガンクルーズ80」。普段は1時間クルーズですが、祭典見学ツアーとして、特別の2時間クルーズになり、午後4時30分から午後5時まで祭典や神輿を湖上から観覧、大津港への帰港は午後5時30分の予定とのこと。

乗船は有料ですが、この機会に是非湖上の神事をご覧頂ければ幸いです。

詳しくは琵琶湖汽船のホームページをご覧ください。

http://www.biwakokisen.co.jp/

 

祭典が終わると御座船は下阪本の若宮港へ、御供船は唐崎の岸へと向かい、湖上での渡御は結びを迎えます。

 

 

◎神輿還御(みこしかんぎょ) 午後5時30分 於:若宮港→日吉大社

 

 

湖上渡御を終えた神輿船(御座船)は若宮港へ帰港し、西本宮の神輿は駕輿丁の方々が担いで日吉大社まで、他の6基は車に乗せて町内を巡った後に日吉大社へ帰ります。神輿は山王七社それぞれのお社の横にあります神輿蔵に収められ、神職が神事を行い神輿に乗っていた神様は社にお戻りになります。

 

 

壮大なスケールで繰り広げられた山王祭、神輿の神事は14日で幕を閉じ、15日の結びの神事を迎えます。

 


◎14日のオススメ

 

9時30分:まずは表参道で天台座主猊下が殿上輿にてご参進される様子をご覧頂く

 

→10時:西本宮例祭 祭典後には当日限定の「桂守り」(300円)を是非お受けください。

→坂本界隈で昼食。有名なお蕎麦屋さん、立ち並ぶ屋台でお腹を満たしてはいかがでしょうか。

→13時:大榊還御 表参道で駕輿丁→大榊→甲冑行列の行進をご覧頂く。

→①行進の後をついて行き、西本宮で神輿出御の瞬間に立ち会う。

  ②そのまま表参道で桜を愛で、神輿の渡御を待つ。

→14時30分:表参道にて神馬・大津市長のご参加、そして神輿渡御をご覧頂く。

→①七本柳の船着き場へ移動、船渡御の出発に立ち会う

  ②京阪電車で浜大津まで移動、大津港よりミシガンに乗船、湖上の神事をご覧頂く。

 

以上がオススメのコースです。朝だけでも、昼からだけでも非常に見応えのある14日。

 

是非1日観覧コースのご計画を立てて、熱気溢れるお祭りをご覧ください。

 

4月15日の神事について

◎酉(とり)の神事、船路(ふなじ)の御供献納祭 午前10時 於:東本宮→西本宮

 

前日で結びを迎えた神輿の神事。15日は12日~14日の間無事に祭りが行われたことを感謝をこめて神々にご報告する神事を行います。

 

はじめに東本宮で神事を行い、和歌を奏上しながら境内の各社を巡拝。最後に西本宮に着き、和歌を奏上した後には船路の御供献納祭を行います。

 

今から400年ほど前、織田信長公が比叡山を焼き討ちした際には当社もすべて灰燼に帰しました。

 

その際に当時の神職は現在の大津市八屋戸にある八所神社に仮の御殿を設け、祭典を行っていたそうです。

そうした縁から、15日にはこの八屋戸からお供えを献上頂き、神様にお供えする神事を執り行います。

 

 

この神事を納めると、山王祭全ての神事が結びとなります。神様のご鎮座された物語をたどりながら、若返りを願い、その大きなお力で「天下泰平・五穀豊穣」を願う。

 

 

湖国:滋賀県に春を告げる山王祭がいよいよ明日から始まります。

 

多くの皆さまのご協力を頂きながら無事に納められることを願っております。

 

是非、ご家族やご友人、お近くの方とお誘い合わせの上、皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。


(ご案内)
※山王祭期間中は坂本各所で交通規制が行われますので、 自家用車でのご来場はお控えください。
  公共交通機関を使われるか、京阪「浜大津駅」付近には大きな公共駐車場(1日最大800円など)がたくさんありますので、こちらにお車を停めて、京阪電車で坂本まで(約15分)お越し頂くのもオススメです。

※14日夕刻に行われる船渡御(ふなとぎょ)、粟津御供献納式(あわづのごくけんのうしき)を琵琶湖汽船さまの観光船「ミシガン」からご覧頂くことができます。(大津港15:30発~17:30着)
 詳しくは琵琶湖汽船ホームページ をご確認ください。

  湖上での神事を拝観できる貴重な機会ですので、是非ご利用ください。    
  また、同船には神職も同乗させて頂き、皆様に神事の解説を致します。

 

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第3話では、13日に行われます神事について説明いたします。

 

◎神輿出神事 午前9時 於:西本宮・宇佐宮・白山宮→西本宮拝殿

 

 

昨夜の熱気冷めやらぬ中、翌日も朝から神事が行われます。

 

最初は西本宮・宇佐宮・白山宮三社の神輿を西本宮拝殿に奉安する神事です。

13日は東本宮に関係する神様たちが主役ですので、この三社の神輿は出番は無いのですが、今晩四基の神輿が西本宮に奉安されるにあたり、お迎えの準備を整えます。

 

◎神輿入神事 午前9時30分 於:東本宮→大政所

 

 

昨日朝に東本宮に奉安された東本宮・樹下宮の神輿、また昨晩山上から遷された牛尾宮・三ノ宮の神輿を境外すぐにございます大政所に遷します。この大政所はこの日の晩に「宵宮落とし神事」が行われる場所であり、御子神ご誕生の儀式を迎える場所。13日はこの大政所を舞台に様々な神事が行われます。

 

 

◎献茶式 午前11時 於:大政所

 

 

大政所に奉安された四基の神輿にお茶をお供えする儀式です。

 

実はあまり知られていませんが、ここ坂本はお茶発祥の地であり、延暦寺を建立された伝教大師が唐より茶実を持ち帰り、初めて日本にお茶を伝えました。

京阪坂本駅横に小さな茶園(日吉茶園)がありますが、この茶園が日本最古の茶園といわれ、その茶園で摘んだ茶葉を抹茶に仕立て、この日神様にお供えします。

お茶は古来より薬としても使われ、夜出産の儀式を迎える神々に安産の祈りをこめてお茶を供えるのです。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-献茶

◎花渡り式 午後1時 於:京阪坂本駅付近の石鳥居→大政所

 

期間中、最も華やかな儀式。夜に出産を迎える神々にお花をお供えする儀式で、この時には小さなお稚児さんが甲冑を身にまとい、お花を曳いて参道を練り歩きます。

 

大政所で神様にお花を供え、神楽を受けます。

桜並木の中、お子様が練り歩く様子はとても可愛らしく、一生懸命曳くお稚児さんの雄姿を是非ご覧ください。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-花渡り

◎未の御供献納式 午後3時 於:大政所、西本宮

 

京都室町仏光寺の日吉神社よりのお供えを奉納する儀式。

 

大政所では、夜ご誕生される若宮へのお供えとして、お人形なども供えられ、

その後西本宮の神様にもお供えがあります。

西本宮の儀式では、八乙女とよばれる小学生女児の御稚児さんがご奉仕されます。


日吉大社公式ブログ「日々よし」-未宵宮場
日吉大社公式ブログ「日々よし」-未 西

 

◎宵宮落とし神事

 

 

13日の最も重要で勇壮な神事。ご夫婦の神様より御子神が誕生する儀式です。

 

この時ご誕生される神様は上賀茂神社のご祭神 賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)であり、古来はこの山王祭(別名:桂祭)と京都賀茂神社の葵祭は一連の神事であったともいわれ、その関係の深さを表す神事でもあります。

 

☆午後5時~ 各駕輿丁の町内練り歩き

 

 前夜同様、この日も各神輿には「鼻」の大役を務める担ぎ手の方がおられ(この日は4基の神輿を4つの駕輿丁が担ぐので、鼻は駕輿丁毎に2名ずつ)、それぞれの鼻を先頭に松明がお供につき、集合場所である生源寺を目指します。

 

☆午後6時半 延暦寺法要 於:生源寺

 

 

☆午後7時 読み上げ式 於:生源寺

 

 こちらも前夜同様生源寺にて読み上げ式が行われます。

 読み上げの順番は①東本宮(下阪本駕輿丁) ②牛尾宮(中部本駕輿丁) ③樹下宮(至誠駕輿丁) ④三ノ宮(広芝駕輿丁)で、読み上げが終わると、大政所に駆けだし、神輿振りを始めます。

 この「神輿振り」は陣痛の苦しみを表しているといわれ、神輿を叩きつける音は坂本中に響き渡り、いよいよ若宮のご誕生をむかえる時が近づき、緊張感が増していく頃でもあります。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-13日読み上げ

読み上げ式
日吉大社公式ブログ「日々よし」-神輿振り
神輿振り

 

☆儀式 午後8時30分頃 於:大政所

 

 

 4つの駕輿丁が大政所に揃い、神輿振りが盛大に行われる頃、甲冑の行列と共に、「とび」と呼ばれる方々が日吉の馬場(表参道)を進み、誰かの合図によって、この「とび」の方々は一斉に神輿へと走り出し、それぞれの神輿に2名のとびが揃うと神輿が大きく振り上げられます。

 

 この「とび」は儀式前の競争で、とびが来ると大政所は一斉に緊張感が走ります。

 その後、小満の儀式の後獅子舞が舞われ、「綾織り」という役による神輿のお祓いなどの儀式を経て、山王祭実行委員長が祭文を奏上、奏上終了と同時に、4基の神輿は一斉に大政所から地面に落とされ、近くの「鼠の社」めがけて4基が先を競います。この、神輿を落とされた瞬間こそが若宮誕生の瞬間でその大きなエネルギーは駕輿丁全員の競争に火をつけ、まさに「興奮のるつぼ」となるのです。

 鼠の社を過ぎると4基態勢を整え、西本宮拝殿に渡り、この夜ついに7基の神輿が西本宮拝殿に揃います。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-宵宮落とし


◎13日のオススメ

11時:献茶式 お昼前に坂本にお越しになり、大政所に揃う神輿を見て、優雅な献茶式をご覧ください。

→13時:花渡り式 山王祭で最も華やかな儀式。参道には屋台も出ていますので、お昼ご飯を食べながら、桜を愛でながらお子様達の可愛い練り歩きを観覧。

→お時間があれば少し坂本界隈を散歩してみたり、延暦寺や西教寺など坂本の名勝を尋ねるのも魅力です。

→18時:まずは生源寺にお越し頂き、法要→読み上げ式を観覧

→大政所に場所を移し、壮大な神輿振りを見学して、儀式をお迎えください。

→神輿が落とされたら後をついて西本宮へ。ライトアップされた西本宮拝殿に並ぶ7基の神輿は絶景です。

 

以上ご満足コースのススメです。

 

宵宮落とし神事では観覧者多数の場合、入場制限を行うことがございますので、ご了承下さい。

次は山王祭のススメ最終話、14日・15日の神事について解説いたします。

 

(ご案内)
※山王祭期間中は坂本各所で交通規制が行われますので、 自家用車でのご来場はお控えください。
  公共交通機関を使われるか、京阪「浜大津駅」付近には大きな公共駐車場(1日最大800円など)がたくさんありますので、こちらにお車を停めて、京阪電車で坂本まで(約15分)お越し頂くのもオススメです。

※14日夕刻に行われる船渡御(ふなとぎょ)、粟津御供献納式(あわづのごくけんのうしき)を琵琶湖汽船さまの観光船「ミシガン」からご覧頂くことができます。(大津港15:30発~17:30着)
 詳しくは琵琶湖汽船ホームページ をご確認ください。

  湖上での神事を拝観できる貴重な機会ですので、是非ご利用ください。    
  また、同船には神職も同乗させて頂き、皆様に神事の解説を致します。

 

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「山王祭のススメ29」

第2話では、4月12日に行われる神事について解説いたします。

 

◎禊(みそぎ) 午前8時 於:大宮川

 

 

大きな祭礼を行う時には心身を清めることから始めます。例外なく、この山王祭においても「清め」の神事が最初にあり、まず神職と駕輿丁の方々が境内を流れる大宮川に入水し、作法にのっとり禊神事を行います。

 

4月とはいえ、比叡山を源流とする大宮川の水はまさに身を「けずる」ほどに冷たく、参加者一同寒さにふるえながらも身の引き締まる思いで執り行います。

禊の後には東本宮→西本宮の順で参拝し、期間中の安全を祈ります。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-禊

 

◎清祓(きよはらい) 午前10時 於:走井祓殿社

 

 

禊に続き、お祓いの儀式第2弾がこの「清祓」。境内の走井祓殿社にて神職・駕輿丁の他、多くの参加者が参列し、お祓いの儀式を行います。一般の皆さまもご参列頂ける儀式ですので、ご都合つく方は是非お越し頂き、ご一緒にお祓いを受けられてはいかがでしょうか。

 

日吉大社公式ブログ「日々よし」-清祓い

◎午の神事(うまのしんじ) 

 

12日のメイン神事がこの「午の神事」です。東本宮のご祭神大山咋神(おおやまくいのかみ)は、今から約2100年前に比叡山より麓に迎えられお祀りされたと伝えられていますが、この古事を再現する神事となっています。

 

 

☆午後5時~各駕輿丁の町内練り歩き

 

 午の神事では、神輿の先頭を務める「鼻」という役があり、この役は一生に一度しかできない大役です。

 鼻は1基の神輿につき2人いますが、午の神事では山上から2基の神輿を麓に担ぎ降ろすため、4つの駕輿丁が2つのグループにわかれ、「鼻」は各駕輿丁より1人ずつの選出となります。

 神事に先がけては、この鼻を務める方が大松明と共に町内を練り歩き、集合場所である生源寺を目指し、他の担ぎ手のみなさんはその脇を固めます。

 

☆午後6時半 延暦寺法要

 

 4つの駕輿丁が集合する場所が生源寺というお寺です(京阪坂本駅横)。

 ここで読み上げ式という点呼式を行いますが、それに先がけて延暦寺の僧侶の方々が安全祈願の法要を行います。


日吉大社公式ブログ「日々よし」-12日法要

☆午後7時 読み上げ式 於:生源寺

 法要の後、各駕輿丁が集い、点呼式である読み上げ式が行われます。

 この山王祭では、神輿は誰でも担げるわけではなく、決められた担ぎ手が決められた場所に入り神輿を担ぐというのが原則となっています。

 ですので、決められた人が参加できているかを確認する重要な儀式で、読み上げ人が場所と名前を読み上げ、呼ばれた人は「よっしゃー」の掛け声で応答します。

 12日の午の神事では牛尾宮・三ノ宮の神輿を担ぐので、まず牛尾宮担当の2つの駕輿丁が読み上げされ、次ぎに三ノ宮担当の2つの駕輿丁が読み上げられます。

 本年は牛尾宮=下阪本・広芝駕輿丁、三ノ宮=中部・至誠駕輿丁が担当します。

 読み上げが終わると一斉に駆けだし、日吉大社境内に、そして八王子山を上がり山上の奥宮に向います。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-12日読み上げ

☆午後8時半 神輿出御 於:牛尾宮・三ノ宮(八王子山上)

 駕輿丁達が山上に着くと神事を行い、神職が祝詞を奏上して神様に神輿にお遷り頂きます。

 その後、実行委員長他、甲冑を身にまとった方々が最後に到着、「鈴振り」と呼ばれる所役の方が鈴を鳴らし、その合図で神輿が社から出御し、麓まで担ぎ降ろされます。社を出た瞬間に最大傾斜45度もある急な石段が待ち受け、勢いよく駕輿丁は神輿を担ぎます。麓の石段では3000人ほどの多くの方々が神輿の出現を出迎え、すさまじい熱気の中、神輿は東本宮拝殿へと向います。

日吉大社公式ブログ「日々よし」-午の神事

☆午後9時15分頃

 2基の神輿が東本宮拝殿に奉安されます。

 12日午前中には東本宮・樹下宮の神輿を拝殿に奉安されており、夜に山上から神輿が降りてくると、拝殿に4基の神輿が揃い、神事が行われることとなります。

 一説には神輿のお尻とお尻を繋ぐことから「尻繋ぎの神事」と呼ばれ、夫婦の神様であることから、結婚の儀式を再現しているともいわれています。

 神輿が麓に降りてくる様子を「動」とすれば、麓での神事は「静」かがり火の中、厳粛な神事が行われ、12日の行事は結びを迎えます。

 日吉大社公式ブログ「日々よし」-12日神事

 

(ご案内)
※山王祭期間中は坂本各所で交通規制が行われますので、 自家用車でのご来場はお控えください。
  公共交通機関を使われるか、京阪「浜大津駅」付近には大きな公共駐車場(1日最大800円など)がたくさんありますので、こちらにお車を停めて、京阪電車で坂本まで(約15分)お越し頂くのもオススメです。

※14日夕刻に行われる船渡御(ふなとぎょ)、粟津御供献納式(あわづのごくけんのうしき)を琵琶湖汽船さまの観光船「ミシガン」からご覧頂くことができます。(大津港15:30発~17:30着)
 詳しくは琵琶湖汽船ホームページ をご確認ください。

  湖上での神事を拝観できる貴重な機会ですので、是非ご利用ください。    
  また、同船には神職も同乗させて頂き、皆様に神事の解説を致します。

 

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