第92回全国高校野球:千葉大会 シード2校が敗退 /千葉
テーマ:高校野球 ◇東海大望洋、全試合コールド勝ち
第92回全国高校野球選手権千葉大会(県高野連、朝日新聞社主催)は18日、4回戦8試合があり、Cシードの日大習志野と秀明八千代が姿を消した。浦安と千葉敬愛は、ともにエースが完封。東海大望洋は初戦から4試合連続のコールド勝ちで、5回戦進出を決めた。19日は4回戦残り8試合があり、ベスト16が出そろう。
◇春の借り返し16強
○…千葉学芸は13安打の猛攻で、初の16強入りを決めた。今春の県大会では、16強を懸けた試合で同じ秀明八千代に0-1で敗れ「打てなきゃ勝てない」と部員20人が徹底的にバットを振った。「1日打撃練習させたことも」と中須賀重徳監督は振り返る。エースの小川雄介主将(3年)は先発して先制を許したが、打席では四回に二塁打を放ち、後続の中前打で逆転のホームを踏んだ。「春と違って、今度は気持ちで負けなかった。最高」
◇高校最後ベンチで
○…柏陵の右腕・一條和久投手(3年)はひじ痛で登板できず、高校最後の試合をベンチで終えた。1年秋からエース。昨夏にチームを16強へ導き、今夏も2、3回戦で先発登板。打撃でも中軸の3番を打っていた。小学生のころから慢性的に痛み、常に不安を抱えてプレーしてきたが、3回戦の試合終了後、限界に。痛みでバットすら振れなかった。対戦相手の長友昭憲投手(3年)はプロ注目の右腕。投げ合いたかった。
◇後輩に夢を託す
○…柏日体の先発メンバーは1、2年生中心で、3年は2人だけ。「3年の選手17人で、3年間一緒に頑張ってきた」。川島翔平主将(3年)の最後の打席は八回に回って来たが、センターフライに終わった。「1本も打てなかった。自分がふがいない」。3年間の思い出を胸に「後輩には勝ち進んでほしい」と、甲子園の夢を託した。
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■球詩2010
◇父母に「ありがとう」--土気・大木駿選手(3年)
「全部ダメだった。シード校は威圧感が違った」。試合後、ロッカールームのベンチで頭を抱えて肩を震わせた。2番打者ながら2試合でチーム最多の5打点を稼いだが、この日はコールド負けで3打席目は回って来なかった。
中学時代からずっと控え。自宅近くのランニングコースを走り、下半身を鍛えた。春になって、仲の良い河野琢巳選手(3年)から左翼手のレギュラーを奪った。打力のある河野選手に負けないよう、人一倍素振りした。
六回裏2死満塁。あと1点奪われると試合終了の場面で、鋭い打球が三塁線を襲った。「間に合わない。だけど、もしかしたら届くかもしれない」と目で追い、走ったが、球は転々と転がった。
「こんな形で負けてしまって河野に申し訳ない」と悔やんだが、河野選手から試合後「おまえがレフトで良かった」と声をかけられた。
生まれつき足が不自由な父と、手が不自由な母に育てられた。「泥だらけのユニホームを、母が毎日洗うのは大変だったに違いない」と思いやる。「好きな野球を続けさせてもらった。『ありがとう』と言いたい」
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▽4回戦
船橋 00002000=2
専大松戸 01130031=9
(八回コールド)
学館浦安 1050011=8
日大習志野 0000000=0
(七回コールド)
佐原白楊
000000000=0
00000001×=1
千葉敬愛
木更津総合
002100310=7
000040001=5
東京学館
土気 000000=0
市船橋 330004=10
(六回コールド)
浦安 100011010=4
柏日体 000000000=0
千葉学芸
000203100=6
100000020=3
秀明八千代
柏陵 00000=0
東海大望洋 21322=10
(五回コールド)
毎日新聞 2010年7月19日 地方版

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