監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック、アマンダ・ピート、ダンディ・ニュートン、ダニー・グローヴァー
2012年 マヤの予言通り、世界は終わる―。
「2012年、売れない作家のジャクソンはバイトでリムジンの運転手をしている。
離婚した妻ケイトと暮らす二人の子供を連れてイエローストーン公園にキャンプに行くが、そこには以前なかった立入禁止区域があり中に入ると軍隊に囲まれてしまう。
無事解放されるが、その公園内に住みラジオを放送している男に間もなく世界の終わりがきて金持ちだけが宇宙船に乗れるのだと聞かされる。
相手にしなかったジャクソンだったが、各地で地震が起き地面が割れ始めるとその話を信じ家族を助けるために車を飛ばし、船を目指す」
ものすごい宣伝に期待は膨らんだのですが・・・
なんかイマイチでしたー
迫力はあるんだけど、ストーリーとしてはどうもちぐはぐな感じがありました。
あれだけ街が粉々になっていく中、何故かジャクソンたちの乗る車だけ無事通過できちゃう。
どうもリアリティがなくって・・・
中国に向かうため乗った飛行機もそう。
火の粉が飛んでくる中何故か無事なの~
勿論主人公は助からなくては困るんだけど、何だかあまりにもで興ざめしちゃいました。
そして、ラストも~
10億ユーロという大金を支払った金持たちを一機だけダメになったからと置いていく。
乗せろと押しよせてくる彼らが、押されて下にバンバン落ちていくのは見てみぬフリなのに、ジャクソンが異物を取り除いて戻ってくると手を叩き大声をあげて歓喜。
なんかちぐはくな印象で・・・
勿論大画面での迫力ある映像は楽しめました。
でもそれだけで~
一番好きだったのはあの双子ちゃんたちのお父さん。
嫌なヤツだったけど子供思いのいいパパでーゲイトに手が届かなくて、息子の太ももに両手をかけてむんずと持ち上げ放り投げる姿にはジンとしてしまいました。
予告で流れてたような、こんな状況下でも助け合うことが大事っていうようなものが伝わってきたら良かったのに・・これではアメリカ最後の大統領の思い全然伝わらないような~
スクリーンで見た方がいい映画ではあるのですが、ストーリーはそうパッとぜずで残念でした。