本『海の底』有川浩

日々のつぶやき-海の底


有川さんの自衛隊三部作、これで全部読破です。

「塩の街」の感想はこちら → ☆   「空の中」の感想はこちら → 


「4月、桜祭で一般解放された横須賀米軍基地は賑わっていた。

そんな中、停泊中の潜水艦きりしおに突如異例の緊急命令が下された。

海中も陸も赤い巨大なザリガニのような生物が押し寄せていた。一般人の非難援助に当る隊員たち、逃げ遅れたものは喰われてしまうのだ。

夏木大和三尉、冬原春臣三尉は川邊艦長と共に逃げ遅れた子供達の救助に当たったが、逃げ場を失い、きりしおに逃げ込んだ・・しかし子供を護る為に艦長は・・

夏木、冬原の二人は13人の子供を守りきれるのか」


面白かった~!!

さすが有川さん、一気読みです。


三部作の中で一番好き~

だって一番リアリティあるのです。

最初は「は?巨大ザリガニ?へ?」って感じだったのですが、徐々に入り込みましたよ。


きりしお内と、警察側の対応、どちらも面白い。

ちょっと出来すぎかな~という部分もあるけれど、夢中で読んでしまいました。


13人の子供達がイマイチ把握しきれませんでしたが・・

望&翔と憎っくき圭介が特に際立っています。

圭介って中学生にしてはかなり幼いよね~読んでいるとつい小学6年生くらいのイメージに変わっちゃう。
望は反対に高校生にしては大人っぽい印象。


夏木&冬原ペアも良かったですし、警察も良かったです~明石&烏丸を中心にこれだけの緊急時なのにも関わらず様々な軋轢で救助や防衛が出来ない状況を頭脳戦で打破する様子に打たれました。

倒せないことが解っているのに、仲間に犠牲者を出しながらも進まなければならない警察機動隊。そして最後の作戦は・・これちょっと涙ものでした。

おまけの「前夜祭」も面白かったです。

でもそれよりもラストがいいですね~出来すぎですが、ハッピーエンドは嬉しいです♪


有川作品にしては甘甘じゃないのが読みやすいかもしれません。

自衛隊三部作の中では一番入り込みやすかったですが、やっぱりマイベスト1は「阪急電車」です♪




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