監督:ダニー・ボイル
出演:デーブ・パテール、アニル・カプール、イルファン・カーン、フリーダ・ピント、マドゥル・ミッタル
「インドのムンバイ、人気クイズ番組クイズ$ミリオネアに出演したスラム出身のジャマールはあと1問で2000万ルピーを手に入れられるところまできた!
不正をしているに違いないと疑った司会者は警察に通報、ジャマールは詐欺容疑で逮捕される。厳しい拷問に対して彼は自分の過去を話し始め身の潔白を証明する」
運じゃなく、運命だった。
アカデミー賞作品賞、監督賞をはじめ最多8部門獲得した話題作!
予告では拷問されるシーンがあって腰が引けていましたが・・やっぱり見ちゃいました。
警察署長・・どこかで見たことあると思ったら「その名にちなんで」 のお父さんでした~
インドのパワー溢れる素晴らしい映画でした!
子供達の目がキラキラしていて、生き生きしていて、インドのスラム街に生きる彼らの姿は本当に良かった~
何と言ってもジャマールがとってもいい子なんです。子供には過酷過ぎる現実の中にいても信じる心や希望、優しさを失わずに真っすぐ真実を見抜く目を持ち生きている。
圧倒されます。
私有地に入り込んで野球をする子供達が追われ、逃げる逃げる逃げる。
そこからもうワクワクしちゃうんです。狭い狭い路地を屋根を通路をあちこちと逃げ回る。
そして・・予告でも流れていたスラムの屋根屋根屋根屋根~~~
すっごい迫力!!!!
ジャマールと兄のサリーム、そして暴動で一緒に逃げた少女ラティカ、この三人の人生がその時代時代で垣間見れます。
ジャマールとサリームは基本的に仲の良い兄弟、二人で支えあって犯罪や野宿をしながらでも生きていく二人。でもこの二人助け合って生きるのだけど、兄サリームが何かの折に邪魔をしたりもする。身の危険を省みず弟を守る時もあるというのに・・
出来すぎなところもあります。
この広い土地で、そんな偶然出会えるのは無理では??とか。
ちょっと問題簡単すぎでは?とか・・
あととても見ていられない子供の虐待シーンが・・・
子供の目を!!!
あれはダメだ~
あのシーンがあるだけで私、もう二度とこの映画は見れないって思っちゃいました。
最後、インド映画のようないきなりのダンス!
なんか・・ちょっと興醒めしないでもないのだけれど・・でもインドって感じだからいいか~とも納得。
インドの子供達の姿だけでも一見の価値アリです♪