本『40翼ふたたび』石田衣良
テーマ:小説【作家あ行】人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が―。
同じ石田さんの作品で以前読んだ「4TEEN」は14歳の少年達の話。
今回は「40」で40歳の中年男性の話。
4という数字が石田さんのキーポイントなのでしょうか~ 「4TEEN」の感想はこちら → ☆
「大手広告代理店の社員だった吉松喜一、先輩の起業に付き合って退職その後フリーで始めたプロデューサー業だったがスケジュールはいつも空っぽ。
そんなある日変わった依頼が舞い込んだ。」
連作短編集になっています、収録作品は・・
真夜中のセーラー服、もどれないふたり、翼ふたたび、ふたつの恋が終わるとき、われら地球防衛軍
はいそれまでよ、日比谷オールスターズ
大手でやりたい放題だった喜一、40歳にして新しく始めた道は険しすぎた。
デザイナーの良平、コピーライターの卓巳二と三人でモリタニADで寄せ集めで仕事をする。事務兼雑用係の佐和子が紅一点。
喜一の悲哀が伝わってきて・・もう最初から痛い。。。。。痛すぎます。
「真夜中のセーラー服」は、職を追われた話題の前IT企業の社長のおもりをする話
これって・・あの人モデル??ってどうしても思っちゃいます。
寂しいんですよね~お金持っていても仕事や夢がなくなってしまった40代の男性って悲哀たっぷりです。
二人で話してるとき・・思わず涙が。。。
でもちゃんとハッピーなラストも用意されていて、最初重かった喜一の周りの空気がすっと上昇したような気がします。
「もどれないふたり」は同級生との再会。
昔とは違ってしまった関係、それぞれの道
これは終わりがスッキリしませんでした。
「翼ふたたび」
裕福ではない老夫婦に40歳になる引きこもりの息子と話をして欲しいと持ちかけられる。
専門家でもダメだったのに、自分になんか何もできないと確信していても断れず訪問する喜一。
ドア越しに話し掛ける喜一の姿・・
ん?これ何か知ってる。この状況見たことある!って思ったら・・
「池袋ウエストゲートパーク」の中でマコトがやっていたじゃないですか~
若くても中年になっても同じような状況があるのね。・・っていうよりも石田さんこのパターン好き??
でも、ベタでもやっぱり感動させられちゃいました。
「・・最初の給料で親に何かプレゼントしてあげたい」
思わず涙です。。。
実際にはこんなに簡単じゃないって思うけど、でもこういう爽やかなラスト大好き!
「ふたつの恋がおわるとき」
以前いた広告代理店の女の子から相談事を持ちかけられた。
会うついでに妻への誕生プレゼントを一緒に選んでもらう喜一。
これはまあこんなのもアリかな~って程度かな。そんなにピンとこない話でした~
「われら地球防衛軍」
幼稚園の送り迎えをする会社を立ち上げそこのパンフレット等の依頼を受けた。アニメの地球防衛軍のようなコスチュームを着る社長井出に腰が引けつつも仕事をする喜一。
これ好きです!!!
オタクで変な擬声語ばかり口にする井出・・気持ち悪いんだけどいい奴じゃないですか~
しかも・・最初気持ち悪すぎたのに、徐々に「ガビーン」「ギョギョギョ」「キラキラリーン」などに笑いそうになっちゃいました。
ラストも爽やか~
明るく楽しい話でした♪
「はい、それまでよ」
最近咳が止まらず体調の悪そうな卓巳を無理矢理病院に連れて行った佐和子。結果は・・
これ・・反則ですよ~
泣けます。泣きました~
ダメです。
「明日は又明るい顔で、おれに冗談言ってくれ。頼むな、キーさん」
卓さん~~~そんなに泣かせないでよ。
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「日比谷オールスターズ」
最後です。
最初暗くて暗くてお先真っ暗だった喜一が・・
たくさんの人の希望を寄せ集めて人を繋いでいった集大成。
号泣です~
出来すぎかもしれないけど、いいんです。こういうの大好き♪
いい話だったな~
40歳、まだまだ捨てたモンじゃない!気持ちの持ち方で、自分の意識でもっともっと素敵に輝ける。
人は人によって変わり、成長していく





1 ■こんにちは。
石田衣良さんて、興味あるのになぜか手をつけられずにいた作家さんなのですが、この本ならいけそう!と思いました。ご紹介ありがとうございます!!
自分もアラフォーと呼ばれる世代になったので、共感してしまうかも・・・。