【母べえ】

テーマ:

母べえ


監督:山田洋次

出演:吉永小百合、浅野忠信、壇れい、坂東三津五郎、志田未来、佐藤未来、戸田恵子、笑福亭鶴瓶


予想していたよりも良かったです!


「昭和15年野上家、父べえと母べえと娘二人の幸せな暮しがある朝突然奪われた。父の滋はドイツ文学者で治安維持法違反の罪で捕らえられたのだ。佳代は夫を信じ、暗い世の中で不平不満を言わずただ一生懸命二人の娘を育て生き抜いていく。」


予告でてっきり夫が浅野さんだと思っていました!年の差が・・と思っていたら、夫役ではなかったのですね。

浅野さんの山ちゃんがとっても良かったです!!鶴瓶の叔父さんも良かった!二人の子供たちも健気ですごく表情も可愛くて!

そして、主演の吉永小百合さんの美しいこと!

綺麗な着物を着ているわけでもないし、派手なお化粧もしていないのに、凛とした優しさの滲み出る美しさがありました。時折「美しい奥さん」とか「きれいな人」とか言われる場面がありますが、それが素直に納得して頷けける。あの二人の子供を持つにはちょっと年齢がいってるようにも思ったけれど、もしかしたら過去に上の子達がいたのかもしれないし・・まあそのあたりは気にしないでおきましょう。


義妹役の壇れいさんが又綺麗だったな~「武士の一分」とも違ってちょっと元気で可愛い、そして山ちゃんへの好意を持ちつつも全て解って身を引いている姿がとても潔くて素敵だった~。


出兵する浅野さんとのやり取りは、涙なしでは見れませんでした。

二人のたくさんの思いが言葉にならなくて、でもとても伝わってきて・・ここが一番切なかった。


とても好きな映画だったのですが、ちょっと不満が。

一つは、実の父親との会食での場面と恩師のお宅でのやりとり。どちらも、相手の言葉は正論だったのに対し、母べえは感情だけだったこと。夫は正しい!としか言わないで、いや・・この時代確かに相手の言う事も解るよな~とちょっと反感をもってしまったこと。


それと、現代での病院のラストシーン。

戸田さんの「そんな~」の号泣に「何?何?」と思ったら・・あの言葉。

まずそんな長い言葉しゃべってるような時間じゃなかったじゃない?っていうのと、その言葉にそんなに泣く?

あれで一気に醒めてしまったな~

「今までありがとう」「私の方が~」っていうやりとりで終わった方がずっとよかったように思いました。

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