監督:根岸吉太郎
出演:竹内結子、古田新太、松本花奈、ミムラ、鈴木砂羽、トミーズ雅、椎名吉平、樹木希林
「不動産会社に勤める薫は有給休暇を取り自転車でいつもの釣堀にいた。そこで、20年前薫10歳の頃、母が家出をした時に家事を手伝いに来てくれていたヨーコさんとのひと夏を思い出していた」
ものすごい大きな出来事があるわけじゃないのですが、これいいです、とても良かったです。
こういうゆったりとしたストーリー、ものすごく好み!
竹内結子さんのヨーコが何かいいんですよ~とても自然で。
子供との接し方も、媚びず押し付けずすごくサラリとしていて。お母さんが戻ってきて思いがけず対面してしまった時の対応も好きだな~。
若干、ヘアスタイルが微妙だったけれど(違っているともっと素敵だと思ったけれど)でも時代設定としてその時のってことだから仕方ない。
そして、ヨーコと過ごすうちに今まで型にはまっていた、小さかった薫が、段々のびのびと自由になっていく様子もとてもいい。もちろん実の母親と過ごすのが一番いいことなんだろうけど、あのときの薫にはこの時間がとても大切だったんだろうな~。
ゆるゆるとした夏のこの物語、好きです~
大きな展開やドキドキ感がないとダメな人には合わないでしょうが、ゆるやかな作品お好みの方にはオススメです。