12月になると学生たちは「就活」(シュウカツ)で大忙しである。大学内では就職情報企業による、セミナーや講演会などが4月から毎日のように開かれ、特に3年生の後半になると、学生は会社説明会、企業訪問、OB・OG訪問、企業研究、エントリーシートの特訓と、息をつく暇がないのである。そして、ゴールデンウイーク前に早々と内定をかちとった学生は、はや勉強に関心を失ってしまう。
1年生の間は受験戦争の終了でほっとして過ごし、2年生になってやっと勉強をはじめても、3年になったらもうシュウカツである。
しかもサークルもアルバイトもそして学問も「何がシュウカツに有利か」が基準となりつつある。経済産業省肝いりのジョブカフェなどを含め、就職情報企業はマーケットの拡大に余念がなく「就活は早ければ早いほどよい」と、1年生を対象とした「就活メニュー」まで作ってあおり立てるので、学生たちはますます浮足だつのである。
本を読む、旅をする、スポーツに打ち込む、映画を見る、友人と語らう、芝居や音楽に狂う、ボランティアをする…といった時間こそが人間の潜在力を培うのであって、それには落ち着いた日々が必要なのだ。
企業にしてもリクルートスーツの着こなしや、敬語の使い方、はては電話のかけ方までセミナーで特訓された学生を欲しいとは思わないだろう。学生に求められているのは世の中を理解し説明する力を身につけることである。
企業の採用活動は、4年生を対象とすべきであろう。学生・若者がその年齢にふさわしい時間の過ごし方を失った後に、どんな未来があるのだろう。
(2009年12月17日 asahi.com )
【HITO-YAの一言】
まったくその通り。
理想はこうあるべき。
しかし、現実的には難しい。
昔のように就職協定でも作らなければムリでしょう。
しかし、就職協定を作ると就職先が必然的に絞られ、
チャンスの機会が減るという減少も起こります。
どちらが良いとかいう問題は別にして
就活中の学生さんがやらなければいけないことは、
学生時代にしか出来ないことを経験すること。
これが一番就活に役立ちます。
そこで、何を経験し、何を学んだか。
これが就活の基本になります。
就活の塾や有料の支援サービスに頼る必要はまったくありません。
と、いうかそんなものに通っていることが私は学生時代に何もやりませんでしたと
言っているのと同じ。
大学1年、2年、3年は出来るだけいろんな経験をしてください。
もう既に3年、4年に、特に4年で就活中の学生は
今更時間を戻すことは出来ませんので、
そういった支援を受けるののもひとつの選択肢になるかもしれません。
その時は、真剣に取り組まないと何をやってもムダです。
心を入れ替えるぐらいの気持ちが必要です。
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