卒業証書なんか、いらない | 日本菱十字社

卒業証書なんか、いらない

 私は一応大学は卒業したのですが、卒業証書というのは
とっくの昔に紛失してしまってしまいました。
私の場合は生きていく為には何の役にもたたない証文でした。
それとは別に在籍証明書というのは発行してもらって、
それも紛失してしまったのですが、たぶん頼めば再発行
してもらえるのでしょうが、その証明書にはどの単位を
取ったかがしっかり記録されていました。
 最近高校を卒業するのに単位が足りないとかいう
騒ぎがあるようですが、本当は卒業した証明なんかは
どうでもよいので、どの単位をどういう成績で履修したか
というのが重要だと思います。
 私の行ってた大学だと、中退とか、8年間在籍で
任期満了で卒業証書なしの除籍とかいう人は結構いました。
 結局高校の教育課程を管理する人達が、履修単位の
何たるかを理解していないがゆえの今の騒動なんですが、
生徒の側からすれば、これから履修単位のつじつま合わせ
の為にくだらない授業に拘束されてしまうわけで、結局
日本の社会とはそういうものかと、悪い意味で洗脳されて
しまうわけです。
 意味のない教育、意味のない労働に拘束されてしまうから
そこにストレスが発生し、いじめや不登校の問題が
地雷みたいに仕込まれるわけです。
 大学受験のセンター試験問題を見た限りでは、20年前と
今と大して変わっていないし、ほとんど実社会では役にたたない
詰め込み問題ばかりです。
 新しい政権の課題として教育改革が揚げられているわけですが
幾つかはうまくいくかも知れないですが、根本的に病気の
原因となる体質を改善しないと、たぶんだめなんでしょう。