Dolce Vita

京都で着物関連のお仕事をしているhisaです。さてさて、本日のお話は何にしましょうかね?


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こんばんは~♪
この週末は日本列島大荒れのお天気でしたが、
みなさまのお住まいの地域は大丈夫でしたか?
どうぞ何事もありませんように。

こちら京都は昨日の夜~本日のお昼頃まで
結構な風が吹きまくっておりましたが、
マンションの自転車置き場に停めてあったhisaチャリが
ドミノ倒しの一番下敷きになって、全ての倒れた自転車を
泣く泣く起こしてhisaチャリを救出した以外には
大した事も起こらずに済んだようです^^
あーでもこの春の嵐で完全に桜は散っちゃいましたね。。
今年は結局お花見に行けなかったのが心残りなhisaです。


さてさて。
そんなお花見への未練は、エアお花見で妄想するとして、
本日のお話は、hisaの新たなお勉強グッズのご紹介です♪




$Dolce Vita-テキスト




それがこちら↑
…たぶん…いいトコ2000人中、1~2人位しか興味が沸かないと思いますが
こちらは(社)日本図案家協会から発刊されている日本の文様ⅠとⅡ、
そして文様の描き方というテキストです。
画像の茶色のテキスト(Ⅰ)は以前から持っていて、
(実際はⅠにはもう一冊「日本の色彩」というテキストがあります)
つい先日緑のテキスト(Ⅱ)と白いテキストを購入しました。
これ、大人の事情がありまして中身をお見せする事ができないのですが
きものや帯などに使われる文様を、吉祥や有職、渡来文様などの
分類に分け、それぞれにまつわる謂れなどを詳しくまとめたものです。

Ⅰの方は基本的な割付文様や動植物などの説明が主なのですが
Ⅱは更に深くまで掘り下げ、獅子繍球(しししゅうきゅう)や
琴棋書画(きんきしょが)など、普段あまり耳慣れない文様が
たくさん紹介されているある意味大変レアなテキストなのです。



そして…白い方のテキスト。
ぶっちゃけ、hisaは先のテキストももちろん欲しかったのですが
実は白い方がそれの200倍くらいどーしても欲しかったんです。
と、いうのも。hisaが3回もすべり倒している「きもの文化検定」、
この1級の試験では、毎回文様の図を描く問題が数問出ます。
で、hisaも会社でへっぽこなデザインを描くはしくれとして
普段なら基本的な割付文様などはある程度描けるはずなのですが
毎回試験となると時間が足りず、どこかおかしなものを描く有様。
ええ、以前の「麻の葉」など噴飯モノの出来でした(笑)
なので、この際ちょっとマジで基本中の基本をマスターしようと
このテキストに助けを求めた、という訳なのです。
これもまた大人の事情により、中身をお見せする訳にはいきませんが
中は数十種類の割付文様を中心に、美しくかつスピーディに
それらを描くコツが紹介されています。


どーです、これで「きもの文化検定」の1級合格を目指す方々の
およそ数十%のハートをわしづかみした事うけあいです(タブン)
とはいえ…これで確実に毎回の設問に対応できる保証など
どこにもありませんのであしからず。
どちらかと言えば、hisaの普段の仕事に役立つ方が大きそうですが
どーしても今年こそは合格したいhisa、使えるテキストは
何でも利用しようと密かに企んでます!(←今年も合格できる気はしない)



これらのテキスト、実はこの図案家協会に籍を置かれている
hisaの憧れのおねーさんに頼んで購入させてもらいました。
彼女は、hisaの会社で時々企画モノの図案をお願いしている
図案家さんであり、またフリーのデザイナーでもある方なのですが、
それと同時にライフワークとして、日本の文様講座を大学や
様々なセミナー等で講師として教えておられます。
hisaも会社関係で初歩的な講習をする機会がたまにありますが
そんなへっぽこ講習など足許にも及ばない彼女の活動は
hisaの憧れであると同時に目標の指針でもあります。


hisaは和装関係の仕事でも、デザイン関係の仕事でもなく
全く畑違いの道からこの世界に入り、ただモノ作りが好き、
絵を描いたり色やデザインを考えたりするのが好き、
という単純な動機で無我夢中に走ってきている中で、ふとある時
時々自分の作りたいモノに対して揺らぎが生まれる事もあります。
ちゃんとした大学や専門学校でデザインや色彩学を専攻したり
長年同じ業界に携わる人が当たり前に持つ勘や感性に及ばない事も
よーくよーく身にしみています。
だからこそ時には焦ったり、自信をなくすのも当たり前なのですが
それって実際には口で言うよりもずっと凹むものなんですね。

ある時、そのおねーさんとお喋りしてた時にもhisaは同じような事で
行き詰まりを感じていて、何気なくぽろっとその事を話した時に彼女から、
「最初から業界や学校で育った人が身につけたものは
確かにコツやツボを押さえているだろうけど、自由な発想は誰にでも
得られるものではないし、異業種に就いていた人から見える角度もある。
hisaちゃんの魅力はそこなんじゃないかな」と励まして貰った経験があります。
実際、私の作るモノにそうした魅力はまだ発揮できていないだろうし
今もまだ暗中模索である事は変わりないのですが、その言葉に背中を
押されたのは事実です。
だからこそ、へっぽこはへっぽこなりに私らしく頑張ろうと思うのでしょうね。

私はいつになるかは解りませんが、彼女と約束している事があります。
それは、いつか彼女のライフワークである仕事に何かお手伝いが
できるようになる事。
今はまだ全く色んな意味で足手まといにしかなり得ませんが
きっといつかは…!と思い続けているおかげで、
へこたれずに毎年検定を受験しているhisaなのです。




ちなみに。
日本図案家協会さんでは、日本文様検定という検定も実施されています。
もし興味を持たれた方がいらしたら、こちらをご覧くださいね♪



あ~またこんな時間。。来週からもまた頑張らなきゃ~!!
みなさま、よい一週間を!




hisa



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こんばんは♪
三月最後の週末いかがお過ごしでしょうか~(´∀`)~♪♪
って…早いですなぁ、もう三月も終わり。
今月も…ほぼほぼ記憶が曖昧なまま、
虚しく春の訪れを迎えるhisaです(°д°;)ガビーン

今週はとにかくよく解らないくらい忙しくて
残業の後、お家でもお仕事をしつつ、気付けばもう深夜二時…
そんな連続だったもんで、かなりお疲れモードです。
で、今日もまだ持って帰ったお仕事が残ってますが
今夜はもーやめっ!もー寝るっ!もー疲れたっ!
って具合で、ぽけーっと抜け殻になってます(*´Д`)チカレタ~


今月って…何してたかなぁ??
とりあえず忙しくて、気付けばすっかり桜も満開になってたし
ホントあんまし憶えてないかも。
あーでも何か折につけ、やけにこの曲ばっかり聴いてましたね。↓↓これ








なーんかこの曲好きなんですよ(´∀`)♪
不思議と何回観ても聴いても笑って元気が出ちゃう。
GOLDEN BOMBER自体も結構好きなんですけど、
中でもこの曲、特に大好きです(o^-')b
どんだけ内省的なんだっ!…と思わなくもないですが
(内省的な割には激し過ぎ(笑))
最近の草食系男子って案外こんなカンジなのかしら???
ちなみに。
雑食系女子のhisaは、思いついたら即行動!なので
間違いなく自分から番号渡しちゃいます( ´艸`)
あ…でも、もしかしたら拒否られる可能性もあるのかもね!



さ~明日で今月も終わり。
来月上旬もまだまだ忙しさは続くので頑張らなきゃ(`・ω・´)ゞ

ではでは
Have a nice weekend !!




hisa



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こんにちは~♪
本日の京都は暖かく晴れた昨日とうってかわり、
少し肌寒い雨降りの日曜日です。

…今日は、バレンタインデーに美味しいチョコレートを
たくさん送って頂いたHoneyさんのママと、
Honeyさんが日頃会社でお世話になってる
おねーさま方へのホワイトデーのお返しを買いに
バスで10~15分くらいの百貨店へお出かけするつもりが…
全くもって1mmたりとも動く気が起こりません!!
…いやー、行かなきゃいけない事は分かってるんですよ、
ただね…全く気が乗りません(°д°;)
……だって、雨なんだもんΣ(゚д゚;)
まぁまだ数日あるので、明日にしよっかなぁ。。
スミマセヌ、Honeyママ…hisaハダラダラシタインデスゥ~o(_ _*)o



さてさて。
とはいえ、今週はHoneyさんが出張で一人ぼっちかつヒマなので
(↑しかしながら絶賛出不精中!)
前回の「モノ作りの現場から」その2をお送り致します!
今日はhisaの会社の主力商品について、です~♪



さてさてさて。
みなさまの身の回りの持ち物の中で「刺繍」が施された
モノっておありでしょうか?
フランス刺繍や日本刺繍、手芸をされてる方はもちろんですが
案外刺繍って身近なものの中にひっそりと施されていたりします。
そして、hisaの働く会社はこうした刺繍を専用のミシンを使って
和装小物に施す企画・製造メーカーです。


余談ですが…つい先日、
ちょっとしたバッグ関係の小物に刺繍をしてサンプルを作るべく
BOSSが会社にある図案の中からピックアップしたものを持って
取引先さんに出向いたのですが…大いにダメ出し!!
で、帰ってくるなりhisaに
「今からちょこちょこっと新しい図案描いてくれっ!」
と、いう事で加工先さんにTELをすると、もう先の図案で
縫うスタンバイ万全!の状態。
この時点で午前11時…。
とりあえずストップをかけて、11時30分までに図案をFAXするから
ちょっと待って~!とバタバタしながら、11時10分までに
大慌てでFAXした走り書き図案がこちら。





$Dolce Vita-embroidery1





…まぁ安直かつテキトーな図案だこと。
しかし、結果的にこういうシンプルなものでOKだったのですから
たった10分のやっつけ仕事でも、何がどうなるか解りません(笑)
※本人の名誉のために「あえて」記しますが…
普段はもっと小洒落たものだって描けるんです!!(汗)


ちなみに、ちょっと前置きが長くなっちゃいましたが…。
こうした図案がどうやって刺繍になるのか???
今日はこれがお話の本題です。


まずは。
刺繍には大きく分けて「手刺繍」と「ミシン刺繍」があります。
手刺繍はスワトウや相良などで有名な中国刺繍や、
フランス刺繍などがあり、よく目にするクロスステッチなども
手刺繍の種類の一つです。
一方、ミシン刺繍はどんなものかといいますと
まず最も身近なものの一つに、スーツ等のネーム刺繍があります。
男性の方はほぼ毎日目にされてらっしゃる方も多いでしょうかね。
あの刺繍は「横振りミシン」という足許にあるレバーを操作し
振り幅を調節し、一つずつを手で縫い上げていくものです。
これは小ロットで生産するものにはとても効率的ですが、
文字を線で構成する微妙な技術を身に付けるには、
相応の時間と労力を要するものです。
そうしてもう一つの刺繍の方法に「ジャガードミシン」というものを
使って刺繍を施す「ジャガード刺繍」があります。


ところで、この「ジャガード」という言葉なのですが
以前このブログの中で「織」のお話をさせて頂いた際にも出てきました。


その時は織機についてのお話でしたが、このジャガードという装置は
ミシンにも応用されています。
今はもう使用していませんが、刺繍のミシンも織機と同じくかつては
「紋紙」を用いていたそうです。
そこからこの刺繍をジャガード刺繍と呼ぶそうです。
ですが、うちの会社でもそうですが現在はほとんど「紋紙」は用いられません。
そのかわりにコンピュータ制御されたミシンを使うのですが
呼び方だけは紋紙を使用した当時のままという事なのです。
ちなみに、横振りミシンが小ロットに対応できる一方で
このジャガードミシンは一台のミシンに縫うスペース(頭)が
複数ついているものが多く、4頭・6頭・10頭等の種類があります。



では、次にこれをご覧頂きましょう。





$Dolce Vita-embroidery2





これは先ほどの走り書き図案をデータ化したものです。
ジャガードミシンではコンピュータ制御されたミシンに図案や縫い方、
縫う糸の順番をデータ化したもので指令を与えます。
この作業は、hisaが慌ててFAXを送信した加工先さんで行うのですが
小さな図案を大きく引き伸ばし、そこに針目の振り分けや
色の割り振りをPCを使ってデータに起こすものです。
実はhisa、この作業を覚えたくて会社でもそういう話が出たのですが
この作業は加工屋さんの生命線という、ちょっとした大人の事情もあり
手を出せずにいます。
まぁやはり餅は餅屋で、という事ですな。



と、何だかんだやった後、次に待っているのが「配色」です。
この段階で、hisaのへっぽこな図案は二番目の画像のようになるのですが
よく見ると図案の中に色分けがされているのが分かるかと思います。
これはそれぞれの色の部分が、一色の糸で縫う事を示しています。
図案の中に数字が見られますよね、これが色数です。
この図案は約7~8cmほどの大きさなのですが、その中に5色を使い
柄を色分けしていくという訳です。

例えば二番目の画像の中で、上の花丸に使われている
ピンクの小さな桜がありますよね。そしてそのピンクは
大きな桜の中心と下の半円の大小の梅にも使われています。
この色分けは同じ色糸を使うという意味を持ちますので、
これらは必然的に同じ色で刺繍が施されます。


ところで。
この配色の作業、うちの会社にはそれ専属の社員がいるのですが
ただ色を選ぶだけではない、ものすごく繊細な作業なのです。
hisaも自分で図案を起こしたら、配色も請け負う事が多いのですが
柄が複雑になればなるほど、色の感覚と頭を酷使します。
図案が出来上がった際には、色分けを数十色に分けてあるものが
少なくありません。それをまず大体10色ほどにまとめます。
そうなると、複雑な図案の中で少しずつ同じ色が共通する箇所が増えます。
ちょっと解りづらいお話なので、イメージしやすい譬えを。
塗り絵をする時、複雑な図柄を際限なく何色もの色数を使って塗るのと、
5色なら5色と限定して塗るのとでは、後者の方が圧倒的に大変です。
もし、それがたくさんの種類の花を表わした図案だったとします。
花にはそれぞれ色がありますよね。多くの色を使って
それらを塗り分ける事は、さほど難しくはありません。
でも、少ない色数でそれぞれの花に相応しい色を選ぶというのは
案外骨の折れる作業だったりするんですよね。





$Dolce Vita-embroidery3






で、そうやって配色された図案を元にミシンで縫ったものがこれ。
全体にピンク・赤・白系の三色で縫ったように見えますが、
先の三色に色味が若干違うピンクと金糸を使って五色で縫い上げてます。


例えば自然の中で松の葉っぱは通年緑色を保ちますが、図案の中では
全体の色調を合わせるために、ピンク系にせざるを得ない場合もあります。
人間は目で見た情報を脳に記憶させ、それを近い状態で表現する分には
さほど困難はないのですが、目や脳の記憶や経験を度外視し
新たなもので表現する時には、驚くほどの労力を要するものです。
これが配色の最も難しい点であり、また面白みなんでしょうね。






hisa

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こんばんは♪
みなさま、よい週末をお過ごしでしょうか~(´∀`)
長い事ブログをほったらかしにしている間に、
すっかり暖かくなりましたね~♪
きっと今日の日中はお出かけだった方も多いでしょうね。


さてさて。
2月の半ば頃からhisaは殺人的に忙しく、
お家でPCに向かう時間もあまりなかったのですが
ここにきてようやくそれも少し落ち着いたよう。
まだ来月初旬までは、ちょっとばたばたしそうですが、
一頃のピークを思えばへっちゃら!
とはいえ、正直なところ若干お疲れモードのhisaです(><;)



ところで、お話は全く変わりますが…。
ここ数年よく「低糖質」って言葉をよく耳や目にしますよね。
食品やアルコールのパッケージにも「糖質ゼロ!」と
謳ったものを目にします。
そして、「低糖質ダイエット」これも大流行してますよね。
実はhisa、火曜日の夜からこの「低糖質ダイエット」を始めました!


が…いまのところBMI指数や健康診断でも全く異常もなく
特に痩せなさい!と言われているわけではありません。
まぁモデル体型を目指すのならダイエットも必要でしょうが、
日常生活をごくフツーに送る分には何の支障もありません。
(↑いや、もう少し痩せたい気は大いにありますが(°д°;))
なのですが…我が家には若干一名ダイエットの必要性がある
ぽっちゃりHoneyさんがおりまして、今回のダイエットは
言ってみれば、本格的にHoneyさんに試す前の「人体実験」
てなところです(笑)


低糖質ダイエット…ごく簡単に言えば「糖質」を減らすダイエットです。
では「糖質」って何????
そんな疑問が出てきますよね。
この糖質、ごくごく簡単にいうとブドウ糖や果糖等の甘み成分であり
また内容的には食物繊維ではない炭水化物で、三大栄養素の一つです。
…とはいえ、まだこれでも実感ってわきにくいですよね。

実際私たちが日々口にする代表的なもので言えば、お砂糖や炭水化物。
炭水化物は穀物(米や麦)、イモ類(じゃがいもやサツマイモ、サトイモ)
等に大量に含まれる栄養素です。
この「低糖質ダイエット」は、そうした食品に含まれる糖質を
出来るだけ減らし、そのかわりに積極的にたんぱく質が多めの
食事を摂るというものです。

いまのところ、まだ5日目という事で大した変化はないみたいです。
今朝体重を計ったところ、5日前から較べると-800gでしたが
一日の内で1kgの増減はよくある事ですから真偽の程は分かりません。

ところで。
イモ類や白米、お砂糖に気をつけることは先にも触れましたが
よくよく調べてみると、お野菜の中には100g中の糖質が
案外高いものがあるようです。
とうもろこしやカボチャは結構甘みを感じるせいか納得できますが
意外なところではグリンピースや蓮根も比較的糖質が多いそう。
デンプン質が高いせいなのでしょうかね。
逆に魚介類・肉類・卵・お豆腐などのたんぱく質やチーズ、
そしてこれも意外なところでは蒸留酒(ウィスキーや焼酎など)も
糖質の低い食品とされています。

このダイエットはそうした低糖質のものを組み合わせて摂取する
らしいのですが、いろんな本やネットで調べてみると
糖質に気を付けさえすれば、たんぱく質はどれだけ摂取してもOK、
のような表記が見られます。
まぁもちろん、いくらOKでも常識的な範囲なんでしょうけどね。
いくら低糖質の部分で炭水化物をゼロにしても、油脂でベタベタな
食事や味の濃い料理やお肉ばっかりっていうのも、どうかと思いますもの。
また、いくら糖質が低いとはいえ浴びるくらいに飲酒して
肝臓に負担がかかってもよい、という訳でもないでしょう。
なんでもほどほどに、美味しく健康的にって事なんでしょうね。

糖質制限をなさってらっしゃる方には切実な問題ですが、
ちょっとこれからダイエットしてみようかな~という分には
あんまりガチガチに計算づくめで食事しても、
単なる苦痛でしかないでしょうし、ちょっとした節制で
過剰な糖質を控える事でも少しは効果があるんじゃないかなと
個人的には思っています。
(↑hisaの場合は過剰なおやつ制限!)



ちなみに、こちらは本日のhisaメニューです。



$Dolce Vita-cooking





本日のお一人さまご飯は、麻婆豆腐♪
お砂糖類は使わず、お豆腐とお肉・薬味等で作ってあります。
辛いのが苦手なhisaですが、今日はちと辛目です。

にんにくと生姜のみじん切りを少量の油で炒め香りを出し、
豆板醤を加えて色が少し変わってきたところにお肉を入れて炒め、
中華風のお出しとオイスターソースで味を調えてお豆腐を加え
とろみをつけたらお葱を入れて完成~!
今日はお肉に一工夫(?)、いつもなら豚ミンチを使う所ですが
本日は脂身を切り落とした薄切りロースを刻み、湯通しして使いました。
一度茹でるため、少し食感が固くなりますがお豆腐の歯ごたえが
あまりないので、よく噛むのにhisa的にはこの方がいいかな~と。

ちなみに、糖質の面から見ればお豆腐は優等生。
中でも木綿豆腐は充填豆腐や絹ごしに較べ、固める際に余分な糖質が
抜けるため絹ごし等に較べて低糖質なんだそうです。

そして温野菜とわかめスープ。
わかめスープは一人分なのでインスタントに固めに茹でた豆もやしを。
豆もやしLOVE~のhisaです。


…で、低糖質ダイエットなのに、なぜかご飯。
hisa、実は普段からそれほど白ご飯をたくさん食べなくても
ほんの一口食べて満足できるタチなのですが、
今日は初めてこれを買ったので、早速使ってみました!!




$Dolce Vita-rice




マンナンヒカリ!
これはあんまり低糖質ダイエットの役には立ちそうにないのですが
とりあえず白ご飯がなければ生きていけないHoneyさんが
ほんのちょっとでもカロリー制限できれば…との目論みです。
初めて食べましたが、どうなんだろ????
う~ん。。まずからず、うまからず、ほどほどでしょうかね。
でも甘くて粘りのあるお米がお好きな方にはもの足りないかも。
カロリー重視の場合だと、30%ほどオフになるので
それはそれでいいかもしれませんけれどね。
今夜はダイエットの本分から少しずれましたが、
一度味見をしてみたかったので、まぁよしとしますかね。


と、こんな感じで始めた低糖質ダイエット。
食べ物の糖質を減らす事は思ったよりさほど苦はないので
ゆるゆる~と何となく続くかもしれませんが
大福とアイス断ちは結構苦痛なhisaです。
あ~和菓子(今日は桜餅の気分)が食べたいぞっ!!





hisa



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こんばんは♪

あっという間に…三連休も終わりです
実際には休日出勤、在宅残業アリの結構お仕事三昧の
三連休だったのですが、もうこれで朝寝坊ができないのかと思うと
残念この上ないhisaです。
あ~日常生活に戻りたくないよぉ~!!
…と、まぁそんな事を言っててもあと数時間後には
三連休も終わってしまうため、そろそろ頭を切り替えますか。


さてさて。
本日のお話は、ちょっとお勉強から離れ、お仕事の模様です。
モノを売る営業のお仕事はもちろん大事ですが、
その商材を作るのも大事なお仕事。
そしてそれは、製造メーカーであるhisaの会社の一番の肝です。
本日はそんな制作現場の中身をちょこっとご紹介致します。

今回の連休中のお仕事の大部分をこれにかけていたのですが、
さて、何をしていたかというと…





$Dolce Vita-color





※実際の色見本とは全く関係ありません


先日、少しお話にもしました「五重のかさね衿」の色見本作りです。
もう~この上なく邪魔くさいお仕事でしたね…。
実際の商品は、約4~5mmの幅で5色の色が順に重なるものなのですが
好きな色をランダムに重ねればいいという訳ではなく、
全体の調和を取りつつ、10パターンそれぞれがあまり似た雰囲気に
重ならないように気をつけながら色を決めていくのですが
これが案外、思った以上に気を使う作業だったりします。


5色×10パターン=50色
とはいえ50色全てを別色にしてしまうと、生地を50色染める事になります。
でも、それだと少量の生地を何回も染めて貰わなければなりません。
小物用の生地(特に帯揚など)は引き染めで染める場合も多くありますが、
無地染めの多くは、焚き染めといって染料をといた湯に生地を浸けて
染め上げる方法がとられます。
この焚き染め、ある程度の量があれば一度に染められるのですが
同じ生地を使って少量を何度も染める場合、手間と時間、染料がかかるため
たとえ少しであっても量の割に経費がとてもかかります。
ですから、たとえ一つの商品ラインナップに何色もの色生地を使っても
あまり多くの染め作業を必要とすると、それが製品に価格として
影響してしまうので、多色であればいいという訳ではありません。
今回は出来る限り色数を絞って、14色から10パターン×5色を作りました。


一日目、画像のように見本帳にちまちまと生地をカットして
貼りつけていたのですが、ここで大きな問題が。
実はhisa、普段の行動は大変大雑把なのですが、
必要ない部分でやけに几帳面さを発揮するタイプでして
色見本帳にきっちりと隙間なく色を張らないと気が済みません。
大体がこの色見本は染め屋さんに渡すもので、
これがお客さんのところへ渡ることはないので、それほど神経質に
ならなくてもいいものなのですが、気持ちが悪いんですね。
何か生地がきれいに貼れてないと。

と、いう訳でどーでもいいことなのですが、きっちりと生地を切っていると
そればかりに時間がかかって全く進みません←アタリマエ~
ふと時計を見るともう深夜。もうバカじゃないの~?

二日目。これではいけないっ!と、ようやく思い立ち
hisa一計を案じます。これは文明の利器を使わなければ!!
で、絞った色数の生地を全て写真に撮り、PCで合成する事に。
やってみると、あら簡単♪
実際の生地を手許で色合わせしながら、モニタ上で組み合わせると
記録も同時にできるし、あとで見返すのも楽チン。
何で今までやらなかったのかしら???
そんな感じで二日目からは組み合わせこそは悩むものの
染め屋さんには生地の現品を渡せばそれでOK!
ハサミでちょきちょきする手間から解放されてご満悦のhisaでした。


…でも、きっとここまで読まれた方の中には
だったら、DICやパントンのカラーチップで配色すればいーじゃん、
と仰る方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです。hisaもこの仕事に就いた当初、そう思いました。
私はOEMで取引先さんの商品のラベル等のデザインも担当しているのですが
多くの場合は私のイメージで制作していきますが
中には希望イメージカラーを、カラーチップや16進数のカラーコードで
指定される事もちょくちょくあります。
そんな風に、生地の染色もカラーチップでできないかなぁと
思った時期もありました。
けれど、いくつも染めの作業を見ているうちに、
そう簡単にはいかない事に気付かされたのです。


特に化繊などの生地の染色には、ビーカー染めといって
理科の実験のようにビーカーなどで厳密に染料を計って染めの見本を
作ってから本染めに入る場合もありますが、正絹の生地の場合
職人さんの勘やさじ加減に頼る部分も大きくあります。
それはけして大雑把だからという訳ではなく、その時々の織上がりや
生地の状態で染料の量も染めつけの時間も異なるため、
それを見極めるには、勘と経験が必要だからです。
それに何より、カラーチップのような平面の紙媒体のものと生地の色は
同じように染めたつもりでも、生地には織の凹凸があったり、
金糸の金通しであれば全体に黄味が強くなり派手目になったり、
逆に銀糸の銀通しであれば色味が思ったより落ち着いてしまったりと
カラーチップとは同じようにはいかない訳です。


実際、私がPCで色合わせをしたものと、現実に目の前で生地を持ち
合わせてみたものとは雰囲気が全く異なります。
上手く言えませんが、色味こそ似通っていても、
生地の厚みや凹凸によって合わせる色に微妙な変化が見られます。

アナログな世界です。ほんとに。
これだけ世の中がデジタル化しているのにもかかわらずに。
でも、私はこれはこれでいい気もしています。
確かに効率が悪かったり、時間がかかる事は否めません。
けれど、何もかもがデータ化され、同じ程度のものが大量生産される
中では、飛び抜けて良いものが一つだけ生まれる事はありません。
同じ水準でものを作り続ける事は、とても価値がある事です。
ですが、大量生産が故に小ロットのものに対応できない場合もあります。
きっと、どちらがどうと優劣をつける問題ではなく
デジタルもアナログも一長一短なのでしょうね。

でも、便利なもの・有益なものを知らずして頑なに使わない事が
美徳としてまかり通るのもいかがなものかとも思います。
いまある技術の中に、そうしたものを知って取捨選択する事、
そうしながらモノ作りをしていければ、hisaはそう思っています。



とはいえ。
うちの会社の色の基準は、たぶんメーカーさんの中でも厳しく
染め屋さん泣かせかも。
ちなみに。
うちの染めの業者さんの中に、先日叙勲を受けられた方がおられるのですが
その方の祝賀パーティーの席でのご本人のスピーチで
「長年この仕事に携わり、今回このような叙勲を頂いたのですが、未だに
○○商店さん(hisaの会社)からは毎日のようにダメ出しを頂いております」
と、仰ってました(笑)
…まぁきっと、今回の色出しもhisaのダメ出しが出るのは
かなりの確率で間違いなさそうです(´∀`)ダメ~





hisa


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こんばんは~♪

いきなりですが…寒いですっ!!
こちら京都は先ほどまで雪がちらつき、今も底冷えMAX状態です。
しかも、hisaのお家は全てのお部屋の床という床がフローリング。
もう寒いのなんのって全くお話になりません。
あ~寒いっっ!寒過ぎるっ!!
…明日は朝から休日出勤する事が決定しているのですが、
一度ベッドに潜り込んだら抜け出せる気が120%しないhisaです。



さてさて。
本日は昨日のお話の、ちょっとした番外編です。
と、いうのもhisaのブログをご覧頂き、
度々温かいコメントを残して下さっている
花びらさんより、比翼についてのご質問を頂きましたので、
そのお返事を中心に昨日のお話を少し掘り下げていきたいと思います。
こういうご質問を頂けるのは、ホントに嬉しいです。
花びらさん、ありがとうございました!!

hisa自身が勉強中で、大したお話はまだまだできず
せっかく頂いたご質問にも的外れなお答えをするかもしれません。
けれど、私は自分に分かる事でしたら、どなたにもお答えをしたいと
思っています。
それは一人でも多くの方に着物の事を少しでも知って頂きたいのと同時に
誰かが抱く疑問は、自分自身の視野を広げてくれるきっかけにもなると
そう考えているからです。
ですから、もしhisaのお話の中で疑問やご不審な点などがありましたら
どうぞお気軽にお申し付け下さい。
宜しくお願い致します。



ではでは、頑張ってまいりましょう~!!
まず本日のテーマからまいります。

1:そもそも、比翼仕立てって何?

2:比翼仕立てはどんな着物に使うの?

3:袷以外の留袖ってあるの?

と、いったラインナップです。
それでは、まずは「比翼仕立て」からまいりましょう。


前回のお話で、留袖は本来きものをかさね着していた事から、
現在ではそれを省略した「比翼仕立て」というもので
下襲(したがさね)のかわりをしているとお伝え致しました。
この下襲を用いる場合は「本襲」とよばれ、もともとはきものの下に
同じ形の薄手のきもの=「下着」を重ねて着用しました。
しかし時代の流れもあるのでしょうか、この本襲はだんだんと少なくなり
現在では衿・袖口・振り・裾の部分にかさね着をしているように
見せる「付け比翼」が主流になっています。

付け比翼には、羽二重生地や精華(ごく細かい縮緬地)などの
生地が多く用いられます。
付け比翼の形は、袖はひとまずおいておいて、
袷のきものを裏から見た時にきものの胴裏にあたる部分がない
薄いきものを想像して頂くと分かりやすいかもしれません。
この衿の部分、衽、そして八掛にあたるパーツが
ひとつなぎになったものをきものの裏にくけ付けて仕立てます。
ここまで何となく想像して頂けましたでしょうか?

すると、きものの裏から見てみると、衿、衽、裾の部分が
薄い生地でできたきもので二重がさねになっているかと思います。
裾の部分でいいますと、八掛の上に独立した白いきものの裾が
重なって、裾が二枚がさねになった状態です。
また衿、衽の部分も同様に二枚がさねになります。
そして袖には、袖口と振りの部分に同じように白いきものの
パーツがつけられ、こちらも二重にかさなって見えます。
これが付け比翼のあらましです。

しかし、比翼仕立てには付け比翼より更に簡素化したものもあり
それが衿だけの部分をくけ付ける「衿比翼」と、
上前の衽だけに付け比翼をする場合があります。
これは簡素化されたものとはいえ、よく目につく衿元と、
歩く時などにちらりと上前からのぞく裾部分はちゃんとカバーされ
費用的にもお手軽というメリットがあります。




次にこの「比翼仕立て」を施すきものについてですが、
白い比翼を付ける場合、hisaはまず黒留袖、色留袖以外には
お目にかかった事がありません。
そして「黒留袖」の場合には、必ず白い比翼がつきます。

でも、あえて「黒留袖」と書きましたのには理由があります。
実は色留袖の場合、必ずしも比翼仕立てにするとは限らないからです。
例えば、黒留袖と同じ格の五つ紋の色留袖や三つ紋の色留袖は
第一礼装および準礼装となり、比翼をつけて仕立てる場合が多いのですが、
披露宴や少し格式のあるお茶会などでは三つ紋、一つ紋の色留袖で
通常の訪問着などと同様の袷仕立てにする場合も多いからです。
その場合は前回のお話で触れました「重ね衿」や「伊達衿」で
衿周りを飾るのも一つの方法です。

ここで、少し余談となりますが訪問着の場合はどうでしょう?
結論からいいますと、これも比翼仕立てはほとんど見られません。
もちろん、あえてそうなさる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、hisaの個人的な考えを申しますと
訪問着のように正装というよりはお洒落着の要素が強いきものには
帯や小物の色合いを考えるように、衿周りの色合わせを楽しんで貰いたい、
そう思います。
現在では無地染めの重ね衿だけではなく、箔糸使いの織物のものや
金糸、銀糸を使用した華やかなものなど多くの重ね衿があります。
ですから、ぜひそうした重ね衿を楽しんで頂きたいものです。
ちょっとした事ですが、きっとお召し物の印象が変わりますよ。

そしてもう一つの余談となりますが、色無地はどうでしょう?
これも考えようによってはとても難しい気がします。
というのも、色無地ほど守備範囲の広いきものはないからです。
実は色無地は、五つ紋から無紋まで存在します。
まず五つ紋の色無地。これはあまり耳慣れませんが、
ある意味では黒の喪服がこれにあたります。
ですが、一般的な色無地ではまずこのパターンは見られません。
(一般的には、色無地は黒を除く一色染めという定義があります)
しかし喪服には比翼を付けません。


次に三つ紋、これは一つ紋の訪問着と同格の準礼装にあたります。
準礼装の装いとしましては、披露宴やパーティーなどの華やかな
席に相応しいものです。
(↓さて、ここからはhisaの独断がかなり入ってます)
だったらこの三つ紋で比翼仕立てにしたらどうかしら?
そういった思いはきっとどこかで生まれるものだと思います。
しかしながら、そうした華やかなお席では色無地より訪問着、
または親類だと色留袖をお召しになる場合も多いように感じます。
そうなるとこの三つ紋色無地に比翼仕立ての必要性が低くなります。

そして一つ紋、無紋の色無地でしたら、お食事会や何かの式のため、
ちょっとしたよそゆき着の感覚となりますので、比翼を付ける
必要性がなくなるのかもしれませんね。

ただ、hisaは個人的にこの色無地で上前の衽だけに
鮮やかな色柄を染めた比翼仕立てを施してあるきものを
見た事があります。
またこのきものの持ち主である女性は白ではなく、
色ものをつけての仕立ても何度か依頼をされているそうです。
これはしきたりや格うんぬんではなく、趣味性が高いものでしょうね。
この方はちょっと粋なお仕事をされている方でしたが、
歩くたびにちらりちらりとのぞくその姿はとても素敵でした♪
ただ、なかなか真似ができるものではありませんけどね。



随分長くなってしまいましたが、もう少しお付き合い下さいね。
最後に、留袖の種類について触れてみましょう。

留袖といえば、最も多くの方がお持ちなのは袷の留袖だと思います。
かくいうhisaも、留袖は袷の比翼仕立てしか持っていません。
しかし、きものには袷、単衣、夏物とあるように
留袖にも単衣や夏物の絽があります。
そして、もちろん単衣の留袖にも比翼はつくのですが…

大変申し訳ないのですが、単衣の留袖の比翼は単衣仕立てのものが
つくという事は分かっているのですが、
その付け位置がいま一つ分かりません(泣)
衿と衽だけのものは理解できるのですが、
確かに改めて考えると、単衣の付け比翼って謎です。
またこれは夏物の留袖も同じ事が言えるのですが
あまりに目にする機会が少ないため、hisaも二度ほど目にしたものの
絽の留袖の表面しか見ていませんでした。ゴメンナサイ
ただ、知人に仕立て屋さんがおりますので
こちらはちゃんと調べてまたいつかお話に書きます!
これはhisaも今まで疑問にすら思わなかったので
いい宿題になりました!いましばらくこのお返事はお待ち下さいね。


…hisa本人が仕立てのお話が苦手分野なせいが大いにありますが、
やはり文章で何かを伝えるというのはとても難しいですね。
拙いお話で疑問が解消されたとは到底思えません。
ですが、やはり疑問を持って何かを調べるというのは
とても勉強になります。
なかなか上手くお伝えできず、かえって混乱を招いたかもしれませんが
私自身にもいい課題を与えて下さった花びらさんに
心よりお礼申し上げます。ありがとうございました!





hisa


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こんばんは~♪

今日はHoneyさんが出張のため、
一人で晩ご飯なので、大好きなパスタを作って
途中まで美味しく頂いていたのですが、
明らかに作り過ぎました…まぁ意地で完食しましたけどね…orz
もう最後の方は味とかそんな問題ではなく、ただの修行状態。
何でもやりすぎは頂けません。
「ほどほど」が一番だと、改めて気付いたhisaです。


ところで。
本日のhisa部屋は、もう足の踏み場もないくらい散らかってます。
別に部屋の中で暴れたわけでも、泥棒が入ったわけでもありません。
散らかしつつも、実はこれもお仕事です。
今日は連休明けに提出する「重ね衿」の配色を考えてます。
お部屋は確かに散らかってはいるのですが、あるのは生地の山。
色とりどりの生地を小さくカットし、それらを組み合わせ
実際に使う生地を染める時の色見本を作っています。
その途中でふと気付いたのですが…
そういえばこのブログの中で「重ね衿」についてお話をした事ないなぁと。
と、いうわけで本日は安直ながら「重ね衿」のお話です。


さてさて。
みなさまは「重ね衿」「伊達衿」「比翼衿」という衿の名前を
耳にされた事がおありでしょうか?
どれも「衿」と名前がつきますが、それぞれがどんなものか
ピン!と、名前とモノが結び付きそうでしょうかね。

実は、これらの衿たちは名前こそ違えど、役割としては
ほぼ同じものを指しているのです。
きものを着る際、首周りに最も近い衿が襦袢に付ける「半衿」です。
そしてその襦袢の上からきものを着るのですが、きものの衿と
半衿の間にほんの少しだけ見える衿が「重ね衿」です。
この重ね衿、付属のピンや糸できものの衿部分や
襦袢に取り付けて(縫いつけて)使うものなのですが
実際はどういうものかといいますと…




$Dolce Vita-kasane-eri




こんなカンジです。
これはうちの会社で作っている振袖用の重ね衿です。
画像はピンク地のものとグリーン地の二本を写してあります。
この重ね衿、別に一色で作っても構わないのですが、
この商品は三重かさねの衿で、着用した際の衿元には
半衿→三重のかさね衿→振袖、と華やかな色が表れます。

しかし、これと同じようなものであってもお店によっては
「伊達衿」と表示してあったりとあまり一貫していないのが現状です。
ちなみに、うちの会社では社内で商品の区別をするために
この細い状態のものを「重ね衿」とよび、
幅が広く半分に折って使うものを「比翼衿」、
比翼衿と同じ形態ですが、本体の中央部分がほんの少し
細く仕立ててあるものを「伊達衿」と呼んで区別しています。
けれど、これはうちの会社での事で全ての小物を扱うお店で
そう呼ばれているわけではないようです。
こういうアバウトな部分、実は和装関係では結構あったりします。

※今回はとりあえず「重ね衿」で呼び方を統一します。


この重ね衿、使い方の目的としては衿周りや着姿に色を挿し、
全体の調和を取ったり、更に華やかさを加えるものなのですが
もともと本来は「かさね着」を表すものなのです。
そこでちょっと話がそれますが、この「かさね」という言葉、
音の通り「重ねる」という意味なのですが「重ねる」という字の他に、
「襲ね(かさね)」という字を使う場合があります。
この使い分けには諸説あるようですが、「重ね」の場合は
生地を数枚重ねた時に、その表生地と裏生地にあたるそれぞれの
色が上へと重なって表れる色を表すそう。
一方「襲ね」は十二単などの衣服を重ねた時に、袖口など少しずつ長さを変え
そこから見えるそれぞれの色が、一つの袖口のグラデーションを
作るように色の調和を指すともいわれています。
(襲ねと十二単などの装束関連のお話は、回を改めてご紹介致します)


お話を元に戻します。
今でこそきものを着用する際には、肌襦袢、襦袢、きものとなりますが
以前は黒留袖などのきものの下にもう一枚
白いきものをかさね着していました。
このきものを「下襲(したがさね)」といいます。
これは留袖などお祝い事の席で着用する正装のきものには
「お祝い事が重なりますように」という意味が込められていたそうです。
考えてみると、何だか素敵な意味合いですね。

ですが、だんだんとその下襲も着易さや費用の都合などで省略されて
現在では見かける機会が随分と減りました。
その代わりに、本来は下襲に使う羽二重などの別生地で、
衿・袖口・振り・裾の部分に見た目は下襲を着用しているように見せる
「比翼仕立て」という方法が取られるようになりました。
そして、やがて留袖だけではなく訪問着などのきものの衿元にも
重ね着をしているように見せる「重ね衿」や「比翼衿」と
いうものが作られるようになったという事です。


以前は重ね衿と言えば、訪問着などちょっと改まった席でのきもの用と
いわれていたようですが、現在ではおしゃれという観点から見ると
小紋などの洒落着にもよく使われるようになりました。
もちろん、本式の着装などから見れば「それはちょっと…」と
仰る方もおられるかもしれません。でも、hisa個人としては
色を上手く使い、好みに合わせた取り入れ方はアリだと思います。
また逆に訪問着や色無地などをさらりと着こなしたい時には、
重ね衿を使わないのも、もちろん何の問題もありません。

しかしながら、自由に自分好みに装うのがおしゃれの真骨頂としても、
時と場合によっては重ね衿を使えない場合もあります。
さて、何だと思います?
それは、喪服の正装と半喪の色無地です。
先ほど、正装に下襲を使うといいましたが、喪の場合だけは
重なる事を意味する重ね衿は使いません。
またお通夜の席などで、色味を控えた色無地を着用する場合がありますが
その場合ももちろん重ね衿は使いません。
けれど、そうした不祝儀の場合を除いては
着用される方のお好みとセンスで、もっと重ね衿を使って欲しい!
そう願うモノ作り担当のhisaなのです。



ところで…
hisaの今夜~連休中の宿題の色見本作成なのですが、
今回は三重のかさね衿ではなく、五重のかさね衿です。
一本で衿周りに五色の華やかな色が挿せるものなのですが、
色の取り合わせを考えるだけでノイローゼになりそうです(泣)
色展開は10パターンを予定してますが、無限に色を取り合わせると
その分恐ろしくたくさんの色の生地を染めなくてはいけないので
ほどほどにしないと収集がつかなくなってしまう危うさです。
やはり何でもほどほどが…ということなのですが、
もう既に色を見過ぎてお腹いっぱいのhisaです。
↑もっぱら食べ過ぎのせい、ともいう。




hisa


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こんばんは。
うっかりしているうちに、いつのまにか2月です。
早いですね~ついこの間年が明けた気がしていましたが
1月はうっかりしたまま、気付けば終わってましたorz
はて??お誕生日以外に何してたんだろ???
全く記憶がございません←断言!!

…と、うっかりしているhisaですが、2~3月は
あまりうっかりばかりしていられません。
毎年恒例の事なのですが、この時期は春の展示会に向けて
絶望的な忙しさに見舞われます。

ただいま展示会で発表する来年の振袖用の
新作小物の制作に取り掛からないといけないのですが
まだ本日のところ、頭の中のイメージ段階から全く脱してません。
今年は従来のものから少し創作性の強いものを…と考えて、
色々と生地や加工方法に頭を巡らせてはいるのですが
まだまだ考える余地があり、一向に進んでおりません。ドーシヨ
一つの不確かな思惑がイメージとなり、形を成すには
案外多くの時間と労力、体力が必要なものです。
とはいえ、モノ作りが好きでこの仕事をしているおかげか
こうした段階が一番楽しかったりします!
いつかまた、こちらでそうしたモノ作りのお話も
ご紹介できればなぁ~と考えている今日この頃です♪



さてさて、本日の本題にまいりましょ~!
本日は前々回、前回に続き「御召」についての第三回、
そろそろ御召の話題にも事欠いてきましたので
今回でまずは御召の最終話とさせて頂きます。


前回までに御召とはどんな織物なのか、という事を
ざっとご紹介させて頂きましたが、本日は江戸以降の御召の変遷に
ついてさくっと触れてみたいと思います。

前回、御召は徳川11代将軍の家斉が愛用した織物だという事を
ご紹介しましたが、江戸時代、柳条縮緬とよばれた御召が
民間の間で広く用いられるようになったのは
その後、明治期に入ってからだといわれています。
そしてその背景にあるのが、新しい織機の導入です。

明治に入り、それまで使用されていた古いタイプの織機に代わり
ジャガード機という織機がフランスより輸入されました。
この織機はそれまで二人がかりで操作していた機と異なり
パンチカードというものを使用する事で、以前は人力に頼っていた
経糸の上げ下げが動力によって行えるようになったものです。
これにより生産効率は飛躍的にアップし、
また多種多様な模様が開発・生産され、御召は広く民間に
行き渡るようになりました。

それに続き、大正期にはさらに様々な御召が開発されました。
絵緯糸を使った絵画的なもの、膨れ織の技術を用いたものなどが
それに当たります。
また、昭和期に入るとそれまでの意匠の流れを大きく変える
新しい流行の波が訪れます。
それが「モダン」という概念です。
粋や雅とはまた違う、理知的かつ自由な芸術性に富んだその概念は
染織の世界にも大きな流行を生み、様々な意匠として表されました。
そして関東を中心にそれらの普及品が量産されるようになった一方、
西陣などでは高級品としての御召が織られていきます。
そうした二極化は昭和中期に入っても見られたそうです。

現在の御召にも、気軽なお洒落着としてのものもあれば、
絵羽御召や高級な訪問着まで多様なタイプがあるものの、
中でも西陣御召といえば、高級品のイメージがあるのは
その当時の流れがあるからなのかもしれませんね。
和装産業の衰退化が著しいといわれて久しい現代、
西陣でも生産量こそ相当数激減しているものの、
今でも高度な技術を持つ職人さんたちが伝統の技を守り続けています。



…ところで、前回までに「縮緬」と「御召」について
文字だけで説明をさせて頂いたのですが、
やはり少しでも画像を見て頂くのが一番てっとり早いかも!
と、言う事で、今回は最後にこちらをご覧頂こうと思います。



$Dolce Vita-mikoshi




まず一枚目。
こちらは「三越縮緬」の半衿の画像です。
「越」というのは、縮緬の緯糸に左右交互に右撚り、左撚りの糸を
用いる際に、それが一本や数本おきであるかを示す言葉で、
「一越縮緬」ならば一本おき、「三越縮緬」であるなら三本おきで、
越の数が増えるにつれて縮緬のシボが大きくなるものです。
画像の赤い丸で囲んだ部分なのですが、うっすらと生地の表面に
凹凸が浮かんでいるのがお分かりでしょうか。
これがシボとよばれるものです。
これが一越縮緬になると、凹凸がもっとなめらかになるという事です。




次に二枚目です。


$Dolce Vita-omeshi




こちらは立沸柄の「絣御召」の表面です。
一見するとプリントのように見えるかもしれませんね。
ですが、これは前回のお話でご紹介しましたように、
予め糸を染めて柄になるように織られたものです。
柄の部分をよく見ますと、黒い部分の先がかすれたように見えませんか?
これがいわゆる「絣足」とよばれるものです。
このかすれたように見えるものが、絣織物の特徴であり
同時に最も特徴的な味わいだといわれています。
またこちらも赤い丸をつけた部分に見える凹凸がシボです。



ちなみに、この御召はhisaの袷の着物なのですが、
6~7年前、仕事の一環で大阪のとある百貨店に着物を着用して
人前に出る機会がありまして、そちらでお会いした年配の女性に
「御召は強撚糸を使う分、水分を含むと恐ろしく縮むので
水気を嫌いますよ」というお話をうかがい
その時に初めて御召とはそういう織物だと知りました。
…まぁ普段から大変所作が雑なhisa、うっかりと水濡れしなかったのが
奇跡と言えば奇跡です。
なんたって少々の雨では、ちょっとくらい濡れてもへっちゃらだい!
てな具合ですもの。


それからというもの、この着物を着る時はその教えを
心しているhisa。
偶然の出会いの中で、たった一度お会いした方でしたが
御親切に教えて頂き、今でもとても感謝しています。





hisa


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こんばんは♪
本日はこっそりとお昼間に一つ記事をUPし、
続きはまた明日にでも~と思ってたのですが
明日はお家に帰るのがかなり遅そうなので、
覚えているうちに続きの一部をやっつけちゃいます!
…このやる気がいつまで続くのか…できれば秋の検定まで
保ってくれればちょっとは可能性も見えるのかもしれませんが
何と言っても移り気なhisa、150%自信ナッシングです



さてさて。
前回は「御召」と「縮緬」って何??というお話でしたが
今回は更に御召の背景についてお勉強したいと思います。
さっそくまいりましょー!!

前回、御召の正式名称「御召縮緬」というのをご紹介しましたが、
で結局「御召」って??と、思われた方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんです。何しろ、前回のお話はまだとっかかりですもの
今回はもう少し深くお話を進めたいと思います。


ではまず初めに。
この「御召」という名称、こちらから紐解いてまいりましょう。
これは「御召料(御召し物)」が「御召」と呼ばれる元となったそうです。
本来「御」という文字は、神仏や帝、貴人などの人々に属するものの
頭につけられました。
そしてこの「御召」もそうした位の高い人物に愛用され
「御」の字をいただいているものの一つです。
その人物が徳川家11代将軍の「徳川家斉」です。
…この家斉、歴史マニアのうちのHoneyさんに語ってもらうと
三日三晩くらいかかって詳しく聞けそうですが
そんな余談はおいておいて、さくっと「御召」に関してだけ
今日はお話致します。

家斉が徳川家の11代征夷大将軍に就いたのは1700年代後半です。
その家斉が好んで愛用したといわれる織物が御召縮緬です。
そして、そこから遡る事およそ200年ほど前、
この織物は中国から堺(大阪)へ渡来した
職工によって伝わり、国内で生産されていたそうです。
言ってみれば、この織物は家斉が使うために開発されたのではなく、
もとあったものを時の将軍家斉が愛用したが結果、
それが御召と呼ばれるようになったのです。


当時、その織物は「柳条縮緬」と呼ばれるものでした。
これは、縞縮緬とも呼ばれるもので、毛万筋(ごく細い縞柄)を
数本並べ、そこから二分ほど間隔をおいたところに格子柄を
組み合わせたものだとされ、絹布重宝記(けんぷちょうほうき)
(当時の絹織物の記録本のようなもの)
にもその様子が残されているそうです。
この柳条縮緬はよほど家斉の気に入ったのでしょうね、
家斉はこれを留柄にし愛用したそうです。
この留柄(とめがら)は、江戸時代各藩の大名家に伝わる柄で、
定められた藩以外では使用が禁止された柄の事を指し、
例えば加賀の前田家では菊菱、佐賀藩の鍋島家では胡麻柄が
それに当たります。

これが御召が御召と呼ばれる所以なのですが、
ちゃんと伝わっているでしょうか???
とりあえず伝わっていると過信して、次に進みます!


では次に、お話を現代に戻し御召の種類について見てみましょう。
縮緬の生地には、三越縮緬、古代縮緬、うずら縮緬など
様々な種類がありますが、御召縮緬もその中の一つであり、
また御召にも色々な種類があります。
まずは無地御召。これは無地の御召で色無地と同じように使われます。
他に地紋のある紋御召、生地を織る時に別の糸を織り込んで模様を表す
縫取り御召や絵緯御召、縞柄を表した縞御召、表と裏の組織が二重になり
表裏で柄の色が逆転する風通御召、縫糸に御召糸と紬糸を織り込んだ
交織の上代御召など多くの種類があります。
また御召はその技法だけでなく、産地によっても名称が変わります。
京都の西陣で織られる西陣御召、群馬県の桐生で織られる桐生御召、
山形県の白鷹地方で織られる白鷹御召などは有名ですね。
そして、もう一つ御召の種類として特に記しておきたいものがあります。

それは「絣御召」です。
「絣」という言葉を耳にされた事はみなさま多いかと思います。
矢絣や絣模様、絵絣といったものかもしれません。
この絣は、絣柄という柄を指す場合もありますが、
織物の技法でもあります。
絣は日本でも古くから用いられてきた技法ですが、
世界各国でも使われており、その共通語としてインドネシア語の
「ikat・イカット」(結ぶという動詞)という言葉が
が使われています。
これは生地を織る前段階として、糸を束ね図案に照らし合わせ
染めたくない部分の別の糸などできつく縛り染料が染みないようにして
織糸を染め上げるものです。
縛った部分の糸を外して並べてみると、防染された部分で図案が
表れる仕組みです。
これを柄が織り出されるように糸を織り進めていくと絣柄の完成です。
無地や風通の御召ももちろんそうなのですが、
この絣柄も前回のお話でお伝えした「先染め」といわれる方法の一つです。


…ところで、先の説明の中で絣柄を糸で作るとお伝えしたのですが、
絣御召の糸染めは糸ばかりとは限りません。
たとえば上に書きました「白鷹御召」これは糸ではなく柄付けしたい部分を
予め木の板に彫って平らな板と合わせ、その間に糸を挟み浸け染めします。
すると溝のある部分には染料が入り込んで染まり、板で挟んだ部分は
染まらずに防染されるという仕組みです。
ちなみに、この白鷹御召の絣づくりは「板締め」といい、
浸け染めするための台を「染め舟」、そして染める作業を
「ぶっかけ染め」といいます。


ちょっとお話があちらこちらに飛んでしまい、
解りづらかったかもしれませんね。
けれど、多少でも御召の「先染め」という意味がお伝えできれば嬉しく思います。
前回のお話の最後に、御召は織物を理解するための技法が多くあるというのは
こうした点が所以でもあります。
絣御召にも使われる絣の技法は、また後にできるだけご紹介していきたいと
考えている様々な織物でもたくさん使われています。
今回はそうした予定(あくまで未定)のとっかかり、というところですね。


ちなみに私自身もそうなのですが、何か一つを知る時に
そこに内包される事柄をまた違う角度で関連付けて知る事で、
知識の網の目はより密度を増す気がします。
…ただ、私の場合は若干もの覚えが悪いのが難点で、
なかなかお勉強がはかどらないのが現状なんですけどね~。
今年こそ…合格率3%の難関を突破するため頑張るぞっ!!!



hisa



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おはようございます♪
本日も絶賛お仕事中のhisaですが、ただいま来客待ちでして
昨日UPしようとしてできなかった記事があったのを思い出し
こっそりと投稿しようとしております!
いえね、けして仕事をサボってる訳じゃないんですよ。
あくまで待機中、臨戦態勢ばっちりです!


さて。戯言はおいといて…。
昨年、きもの文化検定の試験が終わってからは一気に気が抜け、
なんちゃって解答をUPしてからというもの、サボリ続けていたhisaですが
2月を目前に、気持ち新たにお勉強を再開させたいと思います!

実は…
日々のこのブログの検索ワード等を見ますと、着物関連のワードで
ご覧頂いております方が、思った以上に多いのが現状です。
ありがとうございます。

見事1級をすべり続けているhisaですが、着物に興味を持って頂ける方々に
ほんの少しでもその興味を温め続けるお手伝いができればと思い、
きもの関係のあれこれをぼちぼちご紹介しております。

色んな物事の背景には、多かれ少なかれ「成り立ち」や「歴史」と
いうものが存在するものだと私は常々思っています。
そして何かに興味を抱いた時、人はそうした背景へも目を向けたくなるとも。
私はそれらをできるだけ解りやすい言葉で、それを必要とされる方、
興味のとっかかりを見つけられた方へとお伝えできればと思います。
こうした文化系のお話は、統べての方が興味を持てる分野のお話では
けしてありませんし、着て・見てというファッション観点から見れば
ともすれば固すぎるお話かもしれません。
「装う」という目的だけでしたら、こうした背景的な事は知らずとも
全くもって困ることなどありませんもの。
けれど、そうした背景に少しでも興味を持って頂けた方々に対し
ほんのちょっぴりでもそのお役に立てれば何より嬉しく思っています。



さてさてさて。
本日から再開いたしました「きものあれこれ」ですが、
何のお話にしようかなぁ~と思ってたところ、ちょいと仕事関係で
御召(おめし)」を話題にしておりましたので、
今回はこれをキーワードに、そしてそこからつながる物事を、
数回に分けてご紹介したいと思います。


ではまず…御召って何??って事なのですが…
これは紬や綴れなどと同じく生地の分類の名称です。
何となく耳だけは覚えがあっても、解りづらいと仰る方も
多いようなのですが、簡単に理解するにはこれが一番!
実は御召の正式名称は「御召縮緬」といいます。
名前の通り、「御召」は「縮緬」の仲間です。
これだけで約半分はクリアできました~パチパチ!
って…いやいや、ふざけてるんじゃないんですよ。
「御召縮緬」という名前であると知って頂く事により
その構造がだんだんと理解しやすくなるんです。コレマジデ!


でも、それではまた新たに素朴な疑問が残りますよね、
じゃー「縮緬」って何なのよ??って具合に。
この「縮緬」も織物の名称の一つです。
ちょっと余談になりますが…みなさま「クレープ」はお好きですか?
薄く焼かれた生地にクリームやフルーツを包む洋菓子、美味しいですよね~。
あのクレープ、焼かれた生地の表面をよーく見ると、ちりちりと焼かれた
生地には細かい凹凸ができています。
そしてこの焼き菓子は、「crêpe」という織物生地から
名前がつけられたといわれています。
それが生地の表面に凹凸のある生地・クレープ織、すなわち「縮緬」です。
ついでに文字からも見てみると、縮=ちぢむ・緬=ほそく長い糸
ほそく長い糸が縮んで組み合わさったもの=縮緬という訳ですから
なんとなーくただの平坦なものではなく、きゅっと縮んでしわが
寄ったものなのかな??と想像して頂けるかもしれませんね。


ところで。
縮緬生地の特徴でもある凹凸は、織り方によって表れる訳ではありません。
これは、糸を捩じって「より」をかけた糸=撚糸の作用によるものです。
※糸についてのお話は→こちらをご覧ください 
縮緬は経糸にほぼ無撚りの糸を使い、緯糸に強撚糸を使って平織にします。
(この強撚糸は右撚りと左撚りのものを一本ずつ交互に織り込みます)
そして織り上がった生地に、精錬という整理加工を施すと
撚りをかけた糸が戻ろうとして、表面に凸凹がしわのように表れます。
この凹凸のある生地を「縮緬」といい、凹凸を「シボ」といいます。

では、御召縮緬はどうなのかといいますと…。
これも強撚糸を使って織られる平織の生地なのですが、
縮緬は経糸に無撚り糸を使うのに対し
御召は強い撚りをかけた「八丁撚糸」と呼ばれる糸を経糸に使います。
緯糸にはこれも強い撚りをかけた「御召緯(ぬき)」を使って織られます。

また御召の生地の表面にも、縮緬と同じく「シボ」が表れており
このシボは強い撚りをかけた糸の効果と言えます。
しかし、実は御召は縮緬と比較し、使う糸に根本的な違いがあります。

先程、製織後の縮緬生地には精錬という加工を施すと言いましたが、
御召の場合は織り上がった生地ではなく、糸の段階で精錬を施し
なおかつ、その精錬した糸を染色してから生地を織り上げます。

※精錬についてのお話は→こちらをご覧ください 

こうして織り上がった御召生地は精錬こそ済ませてありますが
生地の表面には御召の特徴であるシボが表れていません。
そのシボを生む作業はお湯の中で生地を揉む事によって糸の撚りが
戻ろうとして生まれるもの
なのです。

ちなみに、御召は「先練(さきねり)先染生地」とも呼ばれます。
これは文字の通りなのですが、練=精錬を先に行い
染=染色も先に行う生地という意味になります。
これに対して縮緬はどうかといいますと「後練後染生地」となり
製織→精錬→友禅などの加工で染色が施されます。

少しややこしくなっちゃいましたかね^^;
しかし縮緬と御召の違いは、織物を理解する上で必要な事柄が
幾つも含まれます。
ですから、きもの文化検定の初級をお勉強される方々はもちろん、
上級に挑戦される方には改めて知識の整理をするにあたり
必要ではないかと勝手にhisaは思っております。
実際、過去問題にもありましたしね!

ちなみにちなみに…ざっくりですが、まとめてみるとこうなります。



●糸①

縮緬→経糸にほぼ無撚りの糸・緯糸に強撚糸
御召→経糸に八丁撚糸・緯糸に強撚糸(御召緯)


●糸②

縮緬→生糸(精錬、染色していない糸)
御召→先練先染糸(精錬して染色した糸)


●織り方

縮緬・御召ともに平織


●シボとり

縮緬→精錬によりシボをとる
御召→湯もみ


●織り上がった生地の違い

縮緬に比べ御召はシボが高く、手触りもしゃきっとしている。
御召は湿気に弱く、縮みやすい。



※次回は「御召の由来と種類・御召糸の染色」についての予定です。






hisa




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