『A Little his REDEMPTION.』 趣味映画鑑賞 気づいたら10年目突入

~season 10~
趣味が映画鑑賞の筆者が映画、ゲーム、アメコミなどのエンタメなどのひたすら感想文を書くブログ。
2016年7月10日の時点では778本の映画の感想がありまーす。

「傑作として名高いダークナイトをコミック『ロング・ハロウィン』読了後で更に初IMAX版鑑賞しました。」
ダークナイト [Blu-ray]
アメリカ2008年アメリカイギリス共同制作ユニオンジャック

監督
クリストファー・ノーラン
インセプション

出演
クリスチャン・ベール
ザ・ファイター3時10分、決断のとき
ヒース・レジャー
ブロークバック・マウンテン
アーロン・エッカート
(ブラック・ダリア)
ゲイリー・オールドマン
ザ・ウォーカー
マイケル・ケイン
バットマン・ビギンズ
マギー・ギレンホール
クレイジー・ハート
モーガン・フリーマン
RED/レッド ショーシャンクの空に


IMAX版2011年5月23日鑑賞2011年度27本目
2014年10月26日 自宅ブルーレイ鑑賞 2014年111本目

ジョーカー感想ジョーカー

ここからは2012年に書いた感想です。

アメコミの価値を変えたコミックの「ダークナイト・リターンズ」同様にアメコミ映画のこれからを変えてしまった映画「ダークナイト」をIMAXで再鑑賞しました。
(実際、ここでハリウッド映画のこれまでとこれからが生まれたと思う。)

好きな映画には少なからず縁のある筆者でして、本作は、自分の誕生日に公開となって、ものすっごくテンションが上がったのを公開当時覚えております。
そもそも筆者は「バットマンビギンズ」が大好きでして、前作も映画館で鑑賞して崇高なバットマンの意思に心撃たれ号泣した記憶があります。あの頃は若かった!!

監督は、前作に引き続き「クリストファー・ノーラン」。キャストもレイチェル以外は一緒!

この映画の評価で、一気にインディペンデント界からメジャー界に進出し「インセプション」を作品賞にノミネートまでした稀代の監督になってしまったクリストファー・ノーラン。
これ以前の作品も、それなりの高水準の作品も多く、個人的には、「デヴィッド・フィンチャー」と同じくらい応援したい監督です。(『ダークナイト ライジング』を見てからはその価値観も一変してしまう。)

そもそも本作は、マイベストの映画でもあり、本作が起因で、今ではアメコミを購入するようになってしまったのです。
本作の原作にあたる「ロング・ハロウィン」読了後に本作を鑑賞したのは初めてです。

もともとDVDを持っていたのですが、TVを買い替えてブルーレイをレンタルして、後にブルーレイだとアイマックスシーンで画面サイズが変わることを知り、ブルーレイを購入してDVDとの違いを比べたりもしましたよ。枠がない方が映像綺麗だし、すごいね!!

今回はなんと「IMAX版」での鑑賞の機会を得て、最前列の席に二度も見る機会を得ました。(笑)その日にインセプションも見ましたが、途中寝てしまったので、その感想は書かないことにします。(笑)
まぁーダークナイトの二回目の鑑賞も好きなシーン以外は寝たのですが。(笑)

流石に、本作については紹介がかなり多くなってしまいすね。本作の出演を機に俳優のヒース・レジャーは精神を病んでしまったようで、薬の過剰摂取によりこの映画の後に出演した「Dr.パルナサスの鏡」の撮影中にお亡くなりになられてしまいました。その生涯を懸けた名演のおかげで彼は、本作でアカデミー賞助演男優賞を死後に受賞。これはアメコミ映画としては初の快挙でもあります。
ただ「Dr.パルナサスの鏡」を鑑賞してもわかるようにヒースの演技にはジョーカーを思わせる怪演が見て取れるのです。それは映画的にも価値のあることですが、それ異常にヒースは役に囚われていたのでしょう。ですが、そこを乗り越えることが出来ていれば、彼はもっと素晴らしい功績を残せたのにとても残念です。

先にIMAXについてですが、本作はIMAXで見る価値のある数少ない映画の一つです。
トランスフォーマーリベンジとダークナイトは、IMAXカメラを利用して撮影したという最高の映画です!!
正直、IMAXで公開するほとんどの映画は、別にIMAXカメラで撮影されていないわけで、それをIMAX用にアップコンバートしたわけ。
やっぱIMAXカメラだよ!!最高!!
特にこの二作はIMAXカメラで撮ったシーンは画面が拡大するという驚愕の展開で、迫力がやばい!!
2014年現在だと、だいたい画面サイズは一緒になってしまったかな?そういや最近、IMAXカメラネタチェックしてないな。笑

またクリストファー・ノーラン自身が画面サイズが大きいことにこだわりがある監督なので、そのサイズの最大級であるIMAXに格別なこだわりがあったようです。その後のインセプションではIMAXカメラでの撮影は出来なかったものの、スクリーンサイズの最大級で画面が固定されている。
これはノーラン自身が、スタンリー・キューブリックの映画などを好んでいる所から始まっているようです。
またここでの補足ですが、アバターもIMAXでの鑑賞がすごいと話題になりますが、こちらは決してIMAXでの撮影をしているわけではなく、もともと3Dカメラで撮影をした3D映画というこれもまた数少ないまれな撮影方法で、その他の3D映画がパソコンで3Dに変換しているのに対して、映像そのものを3Dで撮影しているというものなのです。そこで何故IMAXが優れているかと言うとそれはIMAXの映像の明るさや3Dがどの映画方式より自然に浮き上がるからなのです。決してアバターはIMAX撮影はしていないのでこの点は注意を。噂ではコンペで失敗したとか。


さてそろそろ感想です。
本作は、前作「バットマンビギンズ」でバットマンがいかにして街を守るか?その崇高な意思、そして何故彼が強いか?つまり真のヒーローとは?というのを骨太に描いた映画の続編です。(しかも何の特殊能力も無い男が?まぁー金持ちですが。)

ですが、本作には、マフィアではない、悪役というのがついに登場。それはコミック版での一番の敵であるジョーカーです。

前作でのバットマン同様。これまでのイメージを一新した独特なキャラクターとして作られたジョーカー。元ネタはなんとロックスターだったりします。それはジョーカーが悪について語る所でかいま見れます。その台詞がまるっきりロックの概念を語っているのと一緒だからです。(笑)
まぁー原作では精神分裂者なのですが。

そもそも脚本のノーランの弟がノーラン以上に実力者で、前作のバットマンの設定や、物語の展開も彼のおかげです。

また本作の個人的な印象は、映画自体は見ているだけで楽しめる。映像で物語を進めるという映画古来の伝統的手法を体現していて、映画的にも優れています。
また会話シーン自体は相当少ないにも関わらず、全ての台詞が意味深です。

これは面白いことだと思います。

映像を楽しみながら、会話が始まったら二人の会話を理解する為に頭を働かせる必要があるわけです。
これは主に登場人物が概念的な会話を多用するからだと思います。
そもそも主題が「善と悪」だと個人的には思います。
その揺れる天秤としてハービーというキャラクターが出てきて、バットマンと敵対するという優れすぎた脚本となっています。
コミック読んだだけで、ここまで書けるのは凄いです。

結果的にバットマンは全てを包括して、悪であり善であるという善を貫くわけですが。

ただ本作にはその面に問題があります。

バットマンの描きが薄くて、異常者なのです。コミック好きなら補足も心の中でできるし、前作が好きならそれでも補完できる。
これは別の面から言えば、ジョーカーの印象が強過ぎるというのもありますし、ジョーカーの奇行一つ一つが面白いのもあります。
バットマンは、受け身になりすぎている。そのせいで終盤がちょっと弱いのかもしれない。


ただバットマンとジョーカーの関係は映画でも非常に印象的に、深い対比関係であり共存関係であることがわかる。

ジョーカーの台詞であるように、「バットマンがいなければ俺は、ただのこそ泥だった。あいつが世界を変えてしまった。

全てはバットマンビギンズでの描きのおかげで、ここまでダークで常軌を逸した人間が悪役として登場したのです。

それにしてもジョーカーのキャラクターのディテールも完璧でした。
ただの男が、顔に白いパウダーを塗ってピエロのメイクをして髪を緑にして、それでいて紫のスーツを来てとティム・バートンが監督したジョーカーとは違った等身大を感じさせる最大の悪。
これはフリーザ最終形態を感じさせるでは無いでしょうか?
その言動のキレっぷりも見事。あのしゃべり方も見事です。

そのバットマンとの対立を監督は、マイケル・マンの「ヒート」を見習って作ったと言ってますが、これが最高ですね。
監督の映画嗜好センスもなかなかです。
そもそもヒートは犯罪多発地域シカゴでの警察と犯罪グループのリーダーの男の戦いを描いた映画ですが。その舞台のシカゴというのも本作で十分にオマージュが効いていますね。

映像もビル街を上手く多用しています。冒頭の銀行強盗のシーンは映画史でも最高のオープニングの一つでしょう。
強盗シーンの中では一番だと思います。(笑)
ウィリアム・ファクナーも出てくるし!!このシーンだけ!!

映像の色が青で統一されているのも印象的で、そういった面も監督が作家として質の高い仕事をしたのが伺えます。

そういった一つ一つも優れていますが、全体的にも優れているのが本作の特徴。

確かにバットマンファンには楽しめるネタが数多く存在する映画ですが、特に「ハービー・デント」でして登場したアーロン・エッカートが冒頭での裁判のシーンでマフィアの部下に銃を取り出されるシーンはファンなら酸だと思ったと思います。「ロング・ハロウィン」ではあれでハービーはトゥーフェイスになってしまいますし、過去の映画版でもそういう描写があります。
ですが、本作ではその原作設定を打ち破り、映画らしい人間の思惑とシークエンスでハービーをトゥーフェイスに変えてしまったのです。拍手。(笑)

またバットマン、ハービー、ゴードンの三協定の下りは原作である「ロング・ハロウィン」が元ネタだと思います。そういった着想もちゃんといかしているあたりが見事です。

ですが本作はそんなことを考えずにも楽しめるのです。

なぜなら本作は、全シーンが見所だからです。(笑)

今更ですが、シークエンス的にももの凄いです。

冒頭の銀行強盗のシーンは最高だし。
そこからバットマン登場で大暴れ。
そこでハービーの紹介。
三協定成立。
ジョーカーの暗躍
…etc
その全てに映像的にも面白さがあり、名演があり、優れた音楽がありと至れるつくせり。

音楽も何度も見ると効能が高いのが分かります。
ジョーカーのシーンの音楽のあの耳にくる高音や、バットマンの聖戦のテーマなど、全てのシーンにぐっときます。

そして本作は驚きが止まらないわけです。なぜならそれはラストシーンです。
てっきりジョーカーとの戦いがラストシーンかと思いきや、上質な小説のように、バットマンの狂ったとも言える執念を描き、彼こそがダークナイトであることを描いた。到底人間にはたどり着けない境地の人間。

良く作れたよな。

またほとんどのキャストが名演を魅せるのが本作の特徴。

マイケル・ケインの執事は最高だし、モーガン・フリーマンだって、朗らかな人間性ばっか披露してますが、本作では、優しい言葉を懸けながらブルースを守る為に、彼を脅そうとする人物に、優しく良心への促しをしますが、これはモーガン・フリーマンだからこそ出来る名演だなぁーと。

レイチェルは実は映画版オリジナルキャラクターになっていて、違う人が演じることになっていまったけど、見事な死にっぷりだった。(笑)
2014年になって、ようやく気がついたが、レイチェル、ブスなのにビッチだ!!
ブルースとキスしたり、ハービーとキスして、結婚するとか言っているし。
それ前提にハービーとSEXしてブルースとキスとかブルース、ブルースってお前!!!!


ただIMAXで初めて知ったのだが、レイチェルが死んだとき、ブルースって泣いてたんだね。
あのシーンはやたら画面が青いし、暗いし、普通の映画館だったらブルースの声がかすかに震えていることはさすがに気づかなかった。
すっごく驚いたね。さすがIMAXの音響だぜ。

映像、音、演技、脚本、監督全てが非常に優れた映画、全てが満点の映画です!!

さてこれぐらいにしようと思います。読んでいただいた方ありがとうございます。
「ダークナイト」は愛される理由が感じ取れれば幸いです。


ここから2014年10月の再鑑賞の感想
長い。長いよおれの感想。

さて2014年11月にノーラン監督の最新作『インターステラー』が公開の為、日本でもノーラン映画人口が増えてきていると思います。
ちょっとした作業BGMとして、『ダークナイト』再鑑賞。

2008年の映画であることを忘れていた。もう6年前の映画なのか。
正直、2012年に公開した『ダークナイト ライジング』が期待以下過ぎる作品だったのと、バットマンをコミックで読む機会が増えて、『ダークナイト』の価値は自分の中で下がりつつある。

でも自信のベストムービーの5本には入る。

映画業界を変えた作品!!
今でもそう思う。ただ現在だと『アベンジャーズ』という極限まで楽しいアメコミ映画も生まれてしまったので、『ダークナイト ライジング』の期待以下のせいで、なんだかね。
まぁー結果的にノーラン監督に対しての評価も著しく落ちているというか、『インターステラー』も人間ドラマには期待せず、迫力だけを堪能したい。

それでもやはり、『ダークナイト』は素晴らしい。
RPGはぶっ放すは、IMAXカメラはギュンギュン動くは、トレーラーはひっくり返るは、バッドポッドは素晴らしいし、ジョーカーは最高で最凶だし、バットマンはかっこいいし、もう映画的に最高だよ。

これかコミックの映画化ではなく、現実にいるブルース・ウェインの物語なのが、いいね。
バットマンのコミックを読むとやっぱりどこかコミックブック独特の禍々しさとデフォルメがあるけど、このダークナイトはそのコミックブックを如何に現実の世界に落として地続きであるかを表現できている。

2014年イギリスの映画雑誌エンパイアが選ぶ、オールタイムベストで第3位を飾っているのも納得できる。

この映画は、アメコミ映画ではなく、最狂の犯罪映画だよね!!

でも6年前の映画だからか、ちょっと色褪せたかな?

メモ得点メモ

物語と上映時間 10/10
映画の奥深さと世界観 10/10
キャラクターの魅力 9.5/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 10/10
音楽 10/10
俺の趣味 10/10

2014年としてレイチェルを減点対象にしよう!!恋愛要素が謎!!って意味で!!

99

【バットマン】の自ブログの記事をまとめてみた【画像あり】
…その他のバットマンのアメコミやバットマンの筆者の記事をまとめた記事です。どうぞご利用ください。

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